3年で留学は遅すぎ?就活に与える影響と留学経験の活かし方
2023年3月9日
就活生 Aさん
将来を考えて、大学生のうちに留学をしたいと思っているんですけど、留学は就活にどのような影響があるんですか?
将来設計がしっかりできてますね!留学が就活に与える影響は、いいものも悪いものもあるんです。具体的には、何年生に留学するかによって変わってきます。このことを知っていましたか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんですか?知らないです!さすがに3年生の秋から留学するのは遅すぎて就活に影響しちゃいますよね?休学もしないといけないし……
メリットとデメリットをしっかり理解していれば、3年生秋の留学でも遅すぎないですよ。就活に影響がある学年・条件や、休学は就活に不利なのかを紹介します。留学を楽しむために理解を深めましょう。
キャリアプランナー 岡田
目次
2年秋から留学するメリット
帰国してから就活に余裕を持つことが出来るという点です。2年生のうちに留学をすると就活までに余裕があるので、留学の勉強に集中することが出来ます。
また、早い段階からの留学によって、休学をする必要がないということが大きいメリットではないでしょうか。
2年秋から留学するデメリット
では早い時期に留学をするデメリットとしては、3年生にゼミ選考がある場合、その選考と被ってしまうということが挙げられます。
また学生生活の醍醐味でもある、大学の友人たちとの思い出作りなどができないといったことがあります。就活が始まってしまうとイベントや催し物などの参加もできないというデメリットがあります。
せっかく留学したのに、あとから後悔するのはもったいないですよね。キャリchでは、就活に関する相談会を開催しています。留学するベストな時期の相談もできるので、大学生のうちに留学を考えている人はぜひ「就活相談サポート」を利用してください。
3年秋から留学するメリット
休学をして3年秋から留学するメリットとして考えられるのは、日本でしっかりと大学である程度単位が取れているので、選択科目が広がる点です。
また、就活を見据えての留学生活になるので意識を高く保つことが出来る。という点も挙げられます。
海外での経験を活かして、海外でインターンシップを行うなど視野を広げて就活に向けての準備を行うことが出来ます。
- 休学をする際に休学費がかかる
- 同期より卒業が遅れてしまう
- 一応留年扱いになってしまう
同期と一緒に卒業できなくなってしまうものの、先輩からではなく仲の良い同期から情報を収集しやすいという点はメリットに挙げられます。
3年秋から休学しないで留学するメリット
- ゼミ選考を終えてからなので、ゼミ選考の心配をする必要がない
- 留年理由に留学を使うことが出来るので、就活に納得が出来なかった場合、選択肢が広がる
上記のメリットが考えられます。
3年秋から休学しないで留学するデメリット
- 国内選考で間に合わない企業が出てくる
- 学業と就活の両立が難しい
- 留学前に必要な単位を取得していないと卒業に響く
卒業に必要な残りの単位数なども踏まえながら1・2年のうちから勤勉に学業に専念する必要があります。
事前準備をしっかり行ったり、就活についての情報をいち早く集めたり、長期的なプランを見据えることが必須です。
大学生のうちに留学するなら、あとで焦らないためにも早めの準備が大切。キャリchでは、就活に関する悩みを相談できる「就活相談サポート」を開催しています。留学の相談もできるので、就活にどんな影響があるのか先に聞いておくと安心して留学ができますよ。
就活に備えて留学前にやっておくべきこと3選
特に3年の後期に休学をしないで行く人はこれらに準備が必要になります。しっかりと確認をしながら、就活に対する不安を解消していきましょう。
1:インターンシップやOBOG訪問など企業研究
国内でしっかりと行うことのできることは事前に済ませておきましょう。
インターンシップやOBOG訪問がそれにあたります。インターンシップは1日から行えるものもあるので、情報取集に抜かりのないようにしっかりと気を払いましょう。
海外で情報を収集するとなるとインターネット上で情報を集めることがメインになります。実際に国内で企業に出向いたり、働いたりなど経験できることには挑戦しておきましょう。
2:留学に行く予定の就活仲間をつくる
同じ状況にある学生の友達をつくっておくといいでしょう。
他の学生が就活に向けて今何を行っているのかしっかりと把握するように心がけると、自己を奮起するきっかけになります。
また同じ悩みや不安を共有できるという点も大きなメリットです。
3:海外で手に入りにくいものを用意しておく
海外で手に入りにくいものは事前に準備をしておく可能性があります。
例えばスーツ、印鑑、証明写真などが挙げられます。また履歴書も予備の分も含めて準備をしておくと良いでしょう。
また帰国子女や交換留学生向けの大きなイベントであるボスキャリに参加する場合は、その費用も保護者と話し合っておくとよいでしょう。
留学経験を就活に活かすには
留学経験を実際に就活に活かしていくにはどうしたらよいのでしょうか。
留学経験を無駄にしないためのポイントをご紹介します。
留学動機を就活前に明確にしておく
留学の目的を明確にして、その目標に対して何をどれだけ達成することが出来たのか、目標達成のために何を行ったのかしっかりと話せるようにすることが大切です。
グローバル化が進む現代社会で、留学は決してレアな経験とは言えません。その留学を通してどれだけ成長することが出来たかという点が重視されます。
異文化との交流や、いろいろな国籍の人とのコミュニケーションなど留学でしか経験できない自分の経験をしっかりと、留学後に書き記しておくと良いかもしれません。
留学経験を履歴書に書く方法
「履歴書にどのように留学経験について書けばいいの?」という疑問の声にお答えします。
学歴欄
正規の留学経験は学歴欄に書いても大丈夫です。
正規留学とはある一定の長期期間、海外の高校や大学といった正規の教育機関に通学し、語学向上の目的だけでなく、現地で専門的な知識を学ぶという目的の留学を指します。
期間や留学時期、国名と学校名などの基本情報を記載するようにしましょう。
免許・資格・特技欄
正規留学以外の語学留学や交換留学などは、具体的な英語能力とともに、ここの欄に記入すると良いでしょう。
どのくらいのレベルで英会話が行えるのかなどしっかりと書きましょう。
自己PR欄
この欄には留学を通して身につけることのできた能力など、留学経験に基づいて記載すると良いでしょう。
留学経験をアピールするだけでなく、自分の強みも同時にアピールすることが出来ます。
おわりに
今回は留学が就活に与える影響についてまとめました。留学にベストな時期をメリットとデメリットを踏まえてしっかりと考えたうえで、留学に臨みましょう。
また、その留学経験を就活に活かすために、はっきりとした目標とそれを達成するための努力を持つようにしましょう。
留学経験が就活に有利になるかどうかはあなた次第です。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。