7月からでも就活は間に合う！納得内定で逆転する方法

7月に内定がゼロの人の就活事情

近年は就活が早期化されており、7月初旬の段階でも既に多くの学生が内定を獲得しています。しかしその中で内定がゼロの状態になってしまうのには、何かしらの原因があるはずです。コロナから思うように就活ができない人、就活は早期化されていても部活動は通常通りであることから必然的に出遅れている人などもいます。

しかしどのような事情であれ、早期化されている以上7月に内定がゼロというのは焦るべきことです。では実際、7月に内定がないのはどれほどまずいのでしょうか。コラムの初めに7月に内定がない状況がどれほどマズいのかと、23卒の就活事情について説明します。

7月に内定がないのはどれほどまずいのか？

コロナの影響から思うような就活ができなかったり、早期化されていても通常通りの部活動などの学校生活によって出遅れたりしている人が多くいますが、残念ながらたとえどんな事情があれ7月時点で内定ゼロは、かなりマズい状況です。

就職みらい研究所によると23卒の6月12日時点の内定率は、76.5%だったそうです（就職プロセス調査2023年卒）。7月どころか6月の半ばですでに、23卒生の4人に3人以上が内定を持っていたことになります。つまり7月に入っても内定ゼロという状況は明らかに少数派であり、他の就活生に比べて大幅に遅れを取っているわけです。

他の就活生に遅れを取ってしまってマズいのは、友人知人に引け目を感じて恥ずかしいといったことが問題なのではありません。他の就活生がすでに内定を獲得しているということは、それだけ企業の採用枠が埋まり、募集中の採用枠が減っているということです。要するに7月時点で内定がゼロということは、すでに今後の就活で自分が応募できる企業の選択肢が少なく、自分の希望するような企業を見つけにくくなるということを意味します。

他の就活生より出遅れた分、7月以降の就活ではすでにどこでも好きな企業・業界を選べる状況にはなく、限られた選択肢の中から選ばざるを得ないということが問題なのです。7月まで内定ゼロの就活生はそのことを踏まえたうえで、今後の就活に向け現実的な企業選びをする必要があります。

もはや「コロナ」を言い訳には全然できない

厳しいことを言うようですが、23卒の場合「コロナ」は7月になっても内定がゼロであることの言い訳には全くなりません。なぜなら混乱の真っ只中にあった21卒やコロナ不況のあおりを受けた22卒と違い、23卒の就活時にはすでに世間がコロナの存在に慣れ、落ち着きを取り戻していたからです。それは就活市場の動向にも明確に表れています。

リクルートワークス研究所によれば、4月の時点で23卒に対する求人倍率は1.58倍だったそうです（大卒求人倍率調査）。つまり今年4月の時点では、23卒の就活生一人あたりに、1.58社の求人がありました。これはパンデミック後のコロナ不況で求人倍率が底を打った22卒だけでなく、コロナの混乱が始まったばかりの21卒よりも高い数字です。しかも業界大分類別に求人総数や求人倍率を見てみると、軒並みどの業界も前年・前前年より増えています。要するに23卒において就活市場はすでに回復期に入っており、売り手市場とまではいかないものの、決して企業探しに苦労するような状況にはなかったわけです。

確かにもっと細かく見れば、コロナ禍が直撃した航空・宿泊・飲食・旅行・観光といった業界は23卒でもほとんど募集がなく、求人数の回復にはまだまだ時間がかかるでしょう。しかしそれは23卒の就活が始まる前から、とっくに分かっていたことです。そのため23卒の場合、そうした極端に選考倍率が高くなっている業界・企業ばかりを選ぶような「ないものねだり」をせず、きちんと選考対策も行っていれば、十分に内定を獲得できる状況でした。

そのうえコロナ流行下での就活のやり方についても、23卒ではすでに21卒・22卒の前例があったので、そのノウハウを学び十分な対策が可能だったはずです。23卒の場合、決してコロナ禍の就活方法に戸惑う状況にはありませんでした。そうした中にあっても1つの内定も取れず7月まで内定ゼロという危機を招いたのは、明らかにコロナのせいではなく、就活生自身のせいだと言えます。

そしてその認識は、7月以降に新卒の募集を行う企業においても同じです。今後の就活で内定ゼロの理由を聞かれた時、もしもコロナを言い訳にすれば、たちまち白い目で見られてしまうでしょう。7月まで内定ゼロの就活生は、企業側から厳しい目を向けられていることを認識し、言い訳をやめて現実を認める必要があります。

「7月まで何もしていなかった」が一番マズい！

7月まで内定ゼロの就活生の中でも、一番マズい状況といえるのが、これまで就活に手を付けず“何もしていなかった人”です。7月まで何もしていなかった人は、他の就活生より出遅れている内定ゼロの人たちの中でも、最も出遅れている状態にあります。何しろ、7月まで何もしていなかった人はこれから選考対策を行い、就活にも慣れていかなければならないのですから、その出遅れ幅は非常に大きいです。

周りの就活生が7月時点で内定を得ているということは、自分が就活を始めた時にライバルとなる人たちは、すでに企業側から高い評価を得られるほど就活力が高くなっています。そもそも、早い人では3年のサマーインターン頃から1年も就活を続けているわけですから、その就活力の差は歴然です。

7月から就活を始める学生がまだ就活そのものに慣れておらず、面接の場でオドオドし、定番の質問にもまともに答えられない一方で、周りのライバルたちは堂々とした態度で面接に挑み、難しい質問にも迷いなくスラスラと答えられます。それを客観的に見比べれば、大人と子供ほどの差があるように見えるでしょう。そのどちらが企業にとって魅力的に見えるか、どちらに安心して仕事を任せられると思うかは、説明の必要もありません。

そのため7月まで就活に手を付けてこなかった人の場合は、選考を受けても内定の獲得が困難となり、輪をかけて今後の就活が難しくなります。これまでどんな事情があったにせよ、自己分析や企業研究も行っていないなど、「就活に手を付けていない人」は全く別問題であり、最もマズい状況だと言わざるを得ません。7月まで何もしていなかった人は、その危機感を持って選考対策に取り組み、早急に就活力を上げる必要があります。

7月に内定なしの原因と理由

ここまで7月に内定ゼロというのがどれほどマズいのか、内定ゼロの23卒が置かれている厳しさについてお話してきました。しかし一口に「内定ゼロ」と言っても、正直なところ前述のような人ばかりではありません。

何らかの理由でこれまでは就活できず、7月から就活を始めるという人もいるはずです。そうした7月スタート組も含め、7月まで内定ゼロの人の具体的な特徴と原因について解説します。自分の現状を理解し、ライバルとなる人たちの特徴を把握しておきましょう。

部活動などで忙しく、就活がまだできていない

7月まで内定ゼロの人には、これまで部活や研究で忙しく就活に時間を充てられなかった、体育会系や理系の学生が多いです。7月から就活を始めるため他の学生より出遅れていますが、体育会系や理系の学生は往々にして一つのことに継続して情熱を注ぐ人が多く、粘り強い傾向があります。

そうした人材は企業に好まれるうえ絶対数が少なく、新卒採用市場において重宝されているので、ライバルとしては強敵です。ただし自分がこのような理由から7月に就活をスタートする場合、人気があるからと甘く考えていてはいけません。

部活動や研究は学校側の都合ですので、早期化されている就活市場に必然的に出遅れてしまうのは仕方ないとはいえ、7月まで就活していないのですから周りの学生よりも出遅れているのは確かですし、特に自己分析も何もしていなかったとしたら、相当出遅れてしまっています。

ですので、7月まで内定ゼロの体育会系や理系の学生は、「出遅れている」ということを頭に入れて行動していきましょう。

就活をしていたものの、対策不足によって内定なし

就活はしていたものの、対策不足によって内定がもらえない人もいます。いくら早くから就活を行っていてもやり方を間違えればうまくいきませんし、対策が不十分だと内定には結び付きません。

コロナによる就活への影響がゼロとまでは言えないものの、それでも7月まで1つの内定ももらえないのは、基本的に“自分”が原因です。厳しい環境でも条件はみんな同じですし、その中で内定をもらえている人がいるということは環境ではなく、自分自身の問題ということになります。

ES・面接対策から、企業選び、企業・業界研究、自己分析、正しい言葉使いなどの基本的なマナーなど、就活における対策など、コロナ禍で難しい環境だからこそ十分な対策が必要になってきますので、内定がない場合には就活の見直しが必要でしょう。

公務員やプロを目指していた

7月まで内定ゼロの人には、公務員やスポーツなどのプロを目指していたという人もいます。公務員試験やプロテストの結果に自信がなく7月から民間企業狙いに切り替える、万一落ちた時の保険として7月から民間企業を受ける、といった理由で今は内定がゼロなのです。

特に23卒の場合は、就職への意識が高まってくる大学2～3年の時にコロナによる経済の混乱を目にしてきたため、例年より就職先に”安定”を求める人が多くなりました。その影響で公務員を志望する学生も多かったため、必然的に公務員の選考倍率が上がり、そこから民間企業へと切り替える人・保険を掛ける人も多くなっているのです。

公務員を目指していた人は早くから自分の将来を見据え、就活に向けて準備を重ねてきているので、優秀な学生として民間企業からも人気があります。スポーツなどのプロを目指していた人も、前述の体育会系の学生同様粘り強く努力する傾向があり、企業に高い人気があるのでライバルとしては強敵です。

自分がこのような理由から内定ゼロとなっている場合、7月からはこれまでと全く違うジャンルに挑戦することになります。民間企業の選考では、公務員やプロの世界ではさほど重視されなかった学力や運動能力以外の部分が問われ、面接などで戸惑いやすいので注意が必要です。

コロナ禍における就活の変化に対応できていない

説明会や面接のやり方、採用枠の減少、採用活動を行う業界の偏りなど、コロナによる影響から変化した就活に対応しきれていない場合にも7月に内定がもらえません。コロナ禍における就活はコロナ流行前と違うのはもちろん、23卒の場合は21卒や22卒の時と比べても変化があります。

たとえば、コロナの脅威に世界中が怯えていた21卒や22卒の時には、ほとんど全面的に就活がオンライン化されました。しかし今年に入ってコロナの重症化率も下がり、警戒感が緩んできたことから、23卒においては対面による採用活動が復活しつつあります。全面的に対面方式に切り替える企業は少ないものの、選考ステップの後半になるほど対面面接の割合が増えるのです。全体としてみれば23卒ではすでに、オンラインと対面式の説明会・面接が半々くらいの割合になっています。

それらを理解できずに間違った形から就活を行っていると、たとえ対策が十分でもコロナ禍における就活に馴染めず、良い結果も招くことができません。前年・前前年の状況から自分もオンライン就活だろうと高をくくり、対面面接への対策を怠った人、あるいはまさか両方対策が必要になるとは予想せず、時間切れでどちらも対策が間に合わなかった人もいます。

これは情報不足が招いた結果です。常に今の就活を把握できていない人は、コロコロと変化しやすいコロナ禍の就活に適応できず、内定へと結びつけられません。基本的にはこれも情報収集を怠った“自分のせい”になりますので、今一度就活全体の状況を把握し直しましょう。

コロナ禍における企業選びに失敗した

7月まで内定ゼロの23卒生には、コロナ禍で募集が激減している業界ばかり受けていた、あるいは安定を求めて大手企業ばかり受けていたといった企業選びの偏りで、内定をもらえなかった人が多くいます。もともと選考の競争率が高すぎるため、本人の就活力に関係なく落ちる確率の方が高い企業ばかりを受けてしまっていたわけです。

前述のように23卒においては、大まかに見ればどの業界も募集が増えていますが、その中でも細かく見ればコロナ禍から立ち直れていない業界が一部あります。航空・宿泊・飲食・旅行・観光といった一部の業界は、採用活動を再開したとしても募集しているのはほんの一握りの人数です。そんな「ないものねだり」の企業選びをしていたのでは、7月まで内定がゼロでも仕方がありません。

また23卒においては、就職を意識するころからコロナによる経済の混乱を目の当たりにしてきたので、安定志向の人が多いです。そのため23卒に限っては、安定しているイメージのある大手企業へ例年にも増して志願者が殺到し、こちらも極端に高い選考倍率となっていました。そのため7月まで大手企業ばかり受けていた人は、例年以上に激しい過当競争にさらされ、例年なら受かるところも受からない状況になっていたのです。

こうした場合は7月に内定ゼロでも、すでに十分就活を経験していますから、今後のライバルとしては強敵となります。しかし自分がこれに当てはまる場合も、注意が必要です。これまでの方針を見直さず、7月以降もそのまま就活を続ければ、内定がゼロのまま卒業を迎えてしまう恐れがあります。現実を受け入れず、自分が7月まで内定ゼロとなってしまった原因を「コロナのせいで思うように就活できなかった」と思っているようでは、今後の就活もうまくいきません。

7月に内定なしの人が覚悟すべきこと

ここまでは7月を前にして内定ゼロという現状についてお話してきましたが、ここからは7月から行う就活のことに目を向けていきます。

例年ならば7月は多くの企業が内定を出し終わり、就活が厳しくなる時期ですが、23卒ではどうなのでしょうか。7月から就活を再スタートするにあたり意識してほしいことと、今後の就活事情について解説します。

夏採用を行う企業の少なさと業界の偏り

23卒においては前述のような求人総数の増加に加え、最近コロナへの警戒感が薄れて明るい兆しが見えてきたこともあり、22卒の時よりは7月以降も募集を行う企業が多い見込みです。これまで全面的に採用活動を中止していた企業の中にも、夏ごろから徐々に採用活動を再開するところがある可能性はあります。

しかし23卒においても例年同様、7月は募集を行う企業数が春より大幅に減り、人気企業の募集がほとんどない状況には変わりがありません。どんな経済状況であったにせよ、23卒でも結局例年と同じく新卒採用のピークはやっぱり春なのです。

7月からはピーク時の春より募集を行う企業数が大幅に減りますし、大手企業や有名企業など、学生に人気の高い企業の募集はすでに終了しています。そのため7月からの就活ではエントリーを受け付けている企業が限られており、どこでも好きな企業を受けられる状況ではありません。特に23卒においては春採用の段階で大手企業に学生が集中しましたから、夏以降も募集を続ける大手企業はほとんどないでしょう。

また、今年はコロナへの警戒感が薄れて夏から採用活動を再開する企業もあるとはいえ、その企業数も採用枠もほんの一部に過ぎません。コロナ禍が直撃した企業がこれまでに失われた企業体力を取り戻し、パンデミック以前のような採用活動をおこなえるようになるまでには、まだまだ長い回復期間が必要です。

そのため7月からスタートする就活においては、すでに募集企業が限られていて、自分が志望するような企業を受けられない可能性もあるということを覚えておいてください。

コロナの影響を受けた就活はまだまだ続く

残念ながら7月以降も、コロナの影響を受けた状態での就活が続くと予測されます。具体的な影響は、業界の偏り、採用枠の減少、就活の長期化、就活を続ける学生の多さです。

航空・宿泊・飲食・旅行・観光などの業界では、コロナ禍が直撃したことからパンデミック以来採用活動そのものを取りやめている企業が多く、23卒の夏採用にも参入しない企業がほとんどです。ここへきてコロナへの警戒感が薄れてきたことで、夏から採用活動を再開する企業も一部はあると思われますが、その数はまだまだ限られたものでしょう。あまり期待し過ぎてそれらの業界に固執すると、7月以降も内定ゼロのまま過ぎていってしまう恐れがあるので注意してください。

また前述のように、23卒においてはコロナによる重症化のリスクが下がったことを受け、対面による説明会や面接を再開する企業が増えています。しかし一方で、オンライン就活には会場を用意する必要がなく手間やコストを省ける、遠隔地の就活生も集めやすいといったメリットがあるので、オンライン就活もなくなりはしません。つまり23卒においては、7月以降もオンラインと対面式を並行した就活が続くということです。今後も、オンラインと対面どちらも十分な対策が必要となります。

それに加えて、就活の長期化にも要注意です。ここへきてようやく学生と直接的な接触を再開した企業も増えてきましたが、まだまだオンラインのみの採用活動を続けている企業もあります。しかも23卒の場合は3年次までのインターンで、直に業界・企業の雰囲気を見たり、仕事の体験をしたりといった経験ができていない人が多いです。そのため内定を得ても本当にこの業界・企業で間違いないのか確信できず、就活が長引いてしまう傾向があります。あまり就活が長引くと選択肢が少なくなってしまったり、モチベーションにも影響を及ぼしますので、夏採用でバッチリ内定を獲得できるようにしておきましょう。

そして最後に、コロナの影響から夏採用に参戦する学生が多いことも覚えておいてください。それでなくても部活動や研究が落ち着くのが夏ごろなので、夏採用では一気に学生数が増えます。そこへきて23卒ではコロナの影響で安定志向が高まり、公務員試験に挑戦したけれど失敗して夏から民間を受け始める人、大手企業ばかり受けていて7月まで内定がゼロの人、内定はあるけど確信が得られないため就活を続ける人も多いです。それに加え、コロナの影響で納得のいかないまま就活を終えた22卒の人たちが、夏ごろから再び就活に戻ってくる動きもあります。そのため23卒の夏採用では、少ない椅子（採用枠）を大人数で取り合うことになり、それを勝ち取るためには相当な対策が必要です。

プロが伝授！内定ゼロから大逆転する方法

その理由が何にせよ、7月まで内定がゼロというのは明らかに出遅れています。これまで就活を行っていなかったのか、就活していたけど内定がもらえなかったのか分かりませんが、どちらにしても今のあなたは内定をもらえる状態ではないのです。

やみくもに就活を始める（続ける）のではなく、内定もらえるようにするための対策を練りましょう。ここからは内定ゼロを逆転し、内定獲得を目指すための方法について解説します。

「内定がない原因」を明確にし、改善する

内定ゼロから逆転するには、まず7月を前にして内定がない原因を解明し、それを改善しなければなりません。しつこいようですが、7月の時点で内定がゼロなのはコロナのせいではなく自分のせいです。

その理由が何にせよ、現状ではあなた自身が内定をもらえる状態にないので、それを改善する必要があります。

徹底した自己分析に基づき、自分に合った企業・業界を探すことが、内定ゼロから逆転するカギとなります。「自己分析はもうやってある」「出遅れているから時間がない」という人もいると思いますが、この部分はしっかりと時間をかけて取り組んでください。

夏採用を行う企業を把握し、積極的にエントリーする

7月から就活を行ううえで、夏採用を行う企業について知っておきましょう。具体的には下記の通りとなります。

上の説明からも分かるように、7月からの就活では大手・有名企業の募集はほとんどなく、中小・ベンチャー企業が中心となります。しかし規模は小さくても安定した成長を続けている企業はありますので、知名度にこだわらなければ、自分に合った優良企業を見つけられるでしょう。

現実を見ながら企業選びの基準を考え直す

7月から就活を（再）スタートして逆転を目指す人は、現実を見ながら企業選びの基準を考え直しましょう。たとえどんな事情があったとしても7月に内定がゼロという時点で、すでに出遅れているという事実を受け入れる必要があります。

そして7月からの就活では企業数が減っていますから、エントリーできる企業自体が限られていて、自分が志望するような企業に巡り合えない可能性があるのが現実です。自分のやりたい職種や会社の規模などにこだわる人がいますが、そんなことを言い続けていたら、あっという間に内定ゼロのまま卒業を迎えてしまいます。

7月からはもう自分の理想や憧れだけで就活している場合ではないということを理解してください。それに、そもそも就活は「自分のやりたいこと」よりも「自分にできること」で選んだ方がよいです。

社会人として働いた経験のない新卒の学生にとって、今自分がやりたいと思っている仕事や職場環境は実感ではなく単なる想像ですから、それが実際自分に向いているかどうかは分かりません。

長年憧れていた職業に就いたものの、理想と現実のギャップを感じたり、自分には向いていないと気付いたりして辞めていく人はたくさんいます。少なくとも7月までそれを目指して内定がゼロならば、多くの企業があなたはその仕事や職場に向いていないと判断したわけですから、企業選びの基準を考え直すべきです。

初めから自分にできることを仕事にした方が活躍できますし、仕事に対する苦痛が少ないので長続きします。これまで就活していた人もしていなかった人も、現実を見ながら企業選びの基準を考え直しましょう。

場数を踏んで実践から力をつける

7月から逆転を狙うためにはエントリー数を増やし、場数を踏むことで就活に慣れる必要があります。これまで就活していた人もしていなかった人も、7月まで内定をもらえないということは、就活力・就活の経験値が絶対的に足りていません。

積極的にエントリーをして、どんどん選考に参加してください。たくさん就活に接することで様々な知識を得られるので、企業選びの参考になりますし、偏ったこだわりを捨てて視野を広げるきっかけにもなります。

面接の経験を積めば自己成長へとつながり、緊張した中でも上手に自分をアピールできるようになって、後の本命企業の面接にも活きてくるはずです。ただし、自分が真剣に考えて行ったアクションの結果を振り返ってこそ、就活力の向上につながります。何も考えずにぼんやり選考に参加していても、何も得られるものはないでしょう。

ただでさえ出遅れているのに、得られるもののない選考を受けるなんて時間の無駄です。選考を通して自己成長するためには、たとえ本命企業でなくても気を抜かず、真剣に取り組む必要があります。

この時期ならではの質問対策をする

7月から内定を目指す人は、この時期ならではの質問に答えられるよう対策しておかなければなりません。夏採用の面接では、必ずと言っていいほど以下のような質問をされます。

プロによるサポートを受ける

7月まで内定ゼロという状況から大逆転を狙うための秘策は、何と言っても就活エージェントに頼ることです。就活エージェントを利用すれば、7月以降も採用活動を行っている優良企業を紹介してくれますし、日程調整も含めた内定獲得までのサポートをしてもらえます。

ESの添削や面接練習といった内定獲得のための対策も頼めるので、出遅れてしまっているあなたの就活力を、短期間で効率的にアップすることが可能です。

キャリchでも「出遅れている人」「やり直す人」に特化したイベント「出遅れ&やり直し就活」を開催していますので、ぜひ参加してください。キャリchを運営する就活エージェントのキャリアプランナーが1対1で面談し、内定ゼロからあなたの就活を立て直す方法をレクチャーする無料イベントです。

もちろん面談の結果を踏まえ、あなたに合った優良企業の紹介と、納得のいく内定を得られるまでのサポートも行います。7月以降、企業の採用活動は予定の人数を確保でき次第どんどん打ち切られていきますし、少ない椅子を取り合う厳しい戦いですから、のんきに構えている余裕はありません。就活のプロと共に、内定ゼロから即効・確実な大逆転を目指しましょう！

おわりに

7月に内定ゼロという状況は確かに出遅れていますが、それより本当にマズいのは7月まで何も就活していないことです。23卒においては、就活市場がすでにコロナからの回復期に入っていますので、コロナは7月まで内定がゼロであることの言い訳にはなりません。

7月以降は春より圧倒的に採用活動を行っている企業数が減り、少ない椅子を取り合う厳しい戦いとなりますから、内定獲得のためには万全の対策が必要です。7月まで内定がゼロとなった原因を明確にし、現実的な企業選びをしてください。

少ない企業の中から優良企業を探し出し、厳しい戦いに打ち勝つためには、就活のプロの力を借りるのがオススメです。

出遅れ&やり直し就活イベントに参加しよう！