【23卒必見!】今からエントリーできる企業の特徴と優良企業の見つけ方
2023年3月23日
もう季節も秋になりますが、就活の進捗はどうですか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Bさん
希望するような企業がまったくなくて、正直今年は諦めかけています。今からエントリーできる優良企業はないんじゃないかと焦ってしまって…。
なかなか就活がうまくいかなかったり、部活で就活が遅れたりして秋になってしまうのはしょうがないです。それに、春に比べると企業の数も減り、就活も難しくなっています。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Bさん
そりゃそうですよね。もう次の就活シーズンまで待つしかないのかなあ。
まだ大丈夫ですよ!企業探しの視点を工夫すれば、きっと希望に近い企業が見つかるはず。 今回は、どんな企業が残っているのか・内定をもらうためにはどうすればいいのかについて見ていきましょう。
キャリアプランナー 岡田
23卒が今からでもエントリーできる企業の特徴
「部活が忙しかった」「これまでの就活がうまくいかなかった」など、様々な理由で“今からエントリーする”という学生のために、ここでは23卒が今からでもエントリーできる企業の特徴を紹介します。
この時期は就活初期に比べて、約3割企業数が減るといわれています。そんな数少ない企業にはどのような企業が含まれているのか、初めに確認しておきましょう。
業種・企業数は例年より豊富だが、大手企業は少ない
23卒の場合、例年に比べて今の時期でも幅広い業界の企業が残っています。エントリー可能な企業数に関しても、例年より多い見込みです。その背景には、コロナ禍にあっても少子化による新卒の集めにくさには変わりがないことと、コロナ経済に対する不安から23卒生の大手志向(安定志向)が強かったことがあります。
23卒の場合、就職への意識が芽生え始める時期にここ数年のコロナ禍による不安定な経済状態を見てきたため、企業選びに際して「経営の安定性」を重視する就活生が非常に多くいました。その結果、春採用では大手企業や有名企業、比較的コロナに強いと言われている業界などにエントリーが集中し、それ以外の企業・業界は十分な応募者を集められなかったのです。
そのため23卒が今からエントリーできる企業には、安定志向の学生を集めにくかった知名度の低い企業が多いです。逆に比較的安定していると思われ、春に応募者が集中した大手企業などは、すでに十分採用枠が埋まっていますから、秋採用を行う企業はほとんどないと思われます。
しかし23卒の場合、コロナ禍で新卒採用を中止していた航空・観光・飲食などの業界で、今から採用活動を再開する可能性があります。コロナの重症化リスクが下がり、政府が規制を緩和したこともあって、営業を再開し始めているからです。それらの業界を志望していた23卒生には、千載一遇チャンスかもしれません。ただし営業を再開したと言っても、経営状態の回復には時間がかかりますので、エントリー可能な企業数・採用数はごく限られたものでしょう。選考倍率はかなり高いと思われますので、極端に視野を狭めてしまうことなく、他の業界も含めてエントリーしてください。
今からエントリーできる企業の目的
秋採用を行う企業は、そもそもどのような目的で今から採用活動を行うのでしょうか。無駄のない企業選びと効果的なアピールをするためには、企業の意図を把握しておく必要がありますので、ここで確認しておきましょう。
コロナ禍で採用活動を中止していた企業については前述の通りですが、その他の企業には下記のような理由があります。
- 春夏採用で集めきれなかった採用枠の穴埋め
- 内定辞退分の穴埋め
- 新規学生の確保
もっとも多い理由は、「春夏採用で集めきれなかった採用枠の穴埋め」です。これまでの就活で採用枠を満たすことができなかった企業が秋まで採用活動を延長することで、穴埋めをしようとしています。
そして同じような理由から、「内定辞退分の穴埋め」も目的としている企業もあります。内定辞退者が出た企業がその分の穴埋めとして秋採用を行います。
また中には、あえて採用枠を残しておき、秋採用を行う企業もあります。秋採用には「部活で忙しかった人」「公務員から民間に切り替えた人」など、新規学生が多く参入してくるため、新しい人材を確保しようとあえて秋採用を行うのです。
このように今からエントリーできる企業にはそれぞれ目的があることを覚えておきましょう。次項より、具体的な企業の特徴について解説していきます。
〈特徴1〉BtoB企業
今からエントリーできる企業として「BtoB企業」が挙げられます。BtoB企業が今からエントリーできる理由は、私たちの生活にあまり馴染みがないことで知名度が低くなっているからです。そのため、春夏採用で予定の人材を確保できず、秋も採用活動を続けています。
しかしそんなBtoB企業は、知名度が低いだけで実は優良企業が多いとされている穴場物件です。なぜならBtoB企業は一般消費者に認識されていないものの、業界内で有名であったり、大手企業と取引している企業が多いため、業績が安定している企業が多いからです。
たとえば自動車を例に見てみましょう。自動車会社と聞いて、まず思いつくのは「日産」や「トヨタ」だと思います。多くの自動車には製造した企業の社名が入っているため、日産やトヨタといった社名は私たちにも馴染みがあり、誰もが大企業だと知っているわけです。そのように知名度が高いことで、就活生からも人気が高くなります。
しかしそれらの大企業が自動車業界で名を残せているのは、自動車を作るために必要な部品を提供してくれる企業のおかげです。部品を提供してくれるBtoB企業があってこそ、自動車を作ることができます。部品を供給している企業の社名は、完成品の外から見えないため消費者の知名度が低いですが、実際は日産やトヨタにとっては必要不可欠な存在ですし、とても重要性の高い企業です。
このようにBtoB企業には、消費者でなく法人を相手にビジネスをしているため私たちには馴染みがないだけで、実は大手企業と取引している、業界内では有名な企業がたくさんあります。そのことから知名度が高くなくても、業績が安定しており、優良企業とされる企業も多いのです。
〈特徴2〉ベンチャー企業
ベンチャー企業も今からエントリーできる企業として挙げられます。ベンチャー企業は知名度の問題ではなく、「常に優秀な人材の確保」を目的として採用活動を行っているケースが多いです。
ベンチャー企業は創立年数が浅く、新しいサービスを展開していることから、「スキル」を重視して採用活動を行う傾向があります。そのため“即戦力として働ける優秀な学生”を常に求めているのです。
つまり、学歴などは関係なしに、企業に必要なスキルを持ち合わせた学生がいればどんな時でも欲しいと考え、時期を問わずに採用活動を行っていることから、今からでもエントリーできるというわけです。
通常であればスキルを見極めるためにインターンシップを通して採用活動を行うケースが多いですが、コロナ禍では感染リスクを減らすために対面によるインターンシップを実施しない企業も多いため、今年は今も多くのベンチャー企業が残っています。
〈特徴3〉大手企業のグループ会社
大手企業のグループ会社も知名度の低さから、今からでもエントリーできる企業として挙げられます。しかし大手企業のグループ会社も知名度が低いだけで、大手企業さながらの待遇や条件を持ち合わせていることも多いため、優良企業が多いです。
大手企業の陰に隠れていますが、大手企業と同じ労働組合に所属していることから安定性もありますし、条件面もいいので、この機会に探してみましょう。
〈特徴4〉通年採用している企業
時期を限定せず通年で採用活動を行っている企業も今からエントリーできる企業として挙げられます。具体的に新卒採用で通年採用を行っている企業は下記のとおりです。
- ソフトバンク
- チームラボ
- メタップス
- ユニクロ
- ヤフー
- コロプラ
- ネスレ
- ユニリーバ
- ユーグレナ
- じげん
- メルカリ
- ボーダレス・ジャパン
- リクルート
- ガイアックス
- ファインデックス
- サイバーエージェント
- ソニー
- クックパッド
- スカイライトコンサルティング
- ビービット
- SMS
- GMO TECH
- PwCアドバイザリー
- PwCコンサルティング
- 富士通
- KDDI
- TDK
- 日立製作所
通年採用している企業であればどの時期でもエントリーが可能なので、一つの候補として通年採用している企業をマークしておくと良いです。
ただし、上記を見てもわかるように通年採用を行っている企業の多くは誰もが知る大手企業ばかりですので、倍率が高くなります。ライバルの質も高いので、通年採用だけを頼るのではなく、ほかの企業も合わせてエントリーするようにしましょう。
今からでもエントリーできる優良企業の探し方
通常であれば企業を探す際に使う手段として「ナビサイト」や「合同説明会」を利用すると思いますが、ナビサイトから優良企業だけを探し出すのは難しいですし、感染防止対策として23卒では合同説明会もあまり開催されていないため、ほかの手段を取るべきです。
では具体的に、どのような手段を使えば今からでもエントリーできる“優良企業”を見つけ出せるのか気になりますよね。そこで、ここからは今からでもエントリーできる企業の中から優良企業を探すための手段を紹介します。
就活エージェントの利用
もっとも効率的に優良企業を探す手段は「就活エージェント」の利用です。就活エージェントは企業数が限られているこの時期でもあなたと企業とを引き合わせてくれますし、あなたの望む企業を探し出してきてくれます。
限られた企業の中からあなたが望む企業をピックアップしてくれるため、自分で探すよりも圧倒的に効率的ですし、確実に自分にとっての優良企業に出会えるのは大きなメリットだといます。
また、広告費削減のためにナビサイトへ求人を掲載していないような企業の情報も就活エージェントは持っていますし、そのような企業の紹介も受けることができます。時期も時期ですし、今年は合同説明会などもあまりありませんから、一人の人からたくさんの情報を得られるのは貴重です。
それに今からエントリーということで時間も限られていますから、企業探しを就活エージェントに任せることで他に時間を費やせすというのも、効率的に就活を行うための有効な手段と言えます。
秋になっても就活が終わっていない人は、焦りや不安でいっぱいだと思います。しかし、まだまだチャンスはありますよ!
キャリchの「出遅れ就活サポートイベント」では、秋ならではの就活のコツを伝授しています。一人で抱え込まずに、ぜひ相談してくださいね。
秋採用に特化したイベント参加
秋採用に特化したイベントに参加するのもよいでしょう。秋採用を行っている企業を効率的に見ていくことができますし、ナビサイトとは違い、自分の目で見て企業を見極められため、優良企業を探しやすいです。
イベントの中には合同説明会のように企業の話を聞けるものもありますし、「内定」を目的としたマッチングイベントのようなものもあります。自分に合ったイベントを探して参加しましょう。
まだまだ対面によるイベントは少ないですが、中には感染予防を徹底したうえで開催している企業も増えてきました。また、オンラインも学生が利用しやすいように工夫されていますので、ぜひ積極的に利用してみてください。
キャリchでもあなたに合った企業の紹介をするイベント「就活相談サポート」や、家から相談できるサービス「Web面接サービス」を行っていますので、ぜひ参加してみてください。
エントリーした企業に受かるために必要な対策
今からエントリーできる企業は企業数や採用枠が限られており、それに対して新型コロナの影響もあって活動する学生が多いです。つまり、少ない椅子を大人数で取り合う形となるため、厳しいものとなります。
せっかく優良企業を見つけてもライバルに取られてしまっては意味がありませんので、しっかりと対策もしておきましょう。ここではそんなエントリーした企業に受かるための秘訣についてご紹介していきます。
自己分析・企業研究を行い、就活軸をしっかり定める
まずは自己分析を改めて行い、自分の強みが何なのかを明確にして、それに合った企業を探せるような就活軸を定めます。企業は自社で活躍できる資質を持った人材を探しているため、どんなにすごい強みを持っていても、その強みが企業にとって必要のないものであれば採用されることはありません。そのため自分の強みを明確にしたうえで、それを活かせる企業を見つけられるような就活軸を定めることが大事なのです。
就活軸は企業探しだけでなく、実際にESや面接でアピールすべき軸でもあります。就活は企業に自分を売り込む場なので、企業側が欲しいと思うような自分を積極的にアピールする必要があるのは当然です。ただし単純に自分の入りたい企業を選んで漠然と自分の強みを述べるのではなく、自分の持っている強みを求めている企業を選び、選考ではその企業が求めている強みを持っていることをアピールします。それこそが、内定獲得への道なのです。
ですから、そんな企業が求めている強みを知るためにもしっかりと企業研究を行ってください。企業がどんな人材を求めており、どんな強みをアピールすれば興味を引けるのかを意識しながら自分のアピールすべき強みを明確にしていきましょう。
企業研究が深く行えていないと、面接で何をアピールすればいいのかわからないだけでなく、企業に対する熱意や志望度も疑われてしまいますので、徹底して研究を行ってください。今からエントリーということで時間が限られてはいますが、このベース部分がぶれてしまうと面接はうまくいきませんので、ここにはしっかりと時間をかけましょう。
同業他社にエントリーし、実践で力をつける
エントリーした企業に受かるためにも、事前に同業他社を受けておいてください。今からエントリーということで時間も限られていますから、面接練習などに時間を充てることは厳しいので、実践を通して力をつけるのです。
同業他社なら質問の傾向なども掴みやすいですし、本番を想定した緊張感のもと面接に挑めるため本番でも力を発揮しやすくなります。
面接練習も大切ですが、今からエントリーということで時間も限られていますので、場数を踏んで実践で力をつけた方が効率的です。それに秋採用では選考フローが短い分、面接時間は長い傾向にあるため、面接でいかに自分をアピールできるかがとても重要になってきますので、実践で本番に慣れるために多めにエントリーするのがポイントです。
また、多めにエントリーすればその分力がつくだけでなく、内定がもらえる確率も上げることができます。
秋の就活で重要なのは、自己分析と企業研究です。時間はかかるかもしれませんがこれが一番の近道。とはいっても何をすべきかわからない人は、ぜひプロにご相談ください。
キャリchの「出遅れ就活サポートイベント」では、マンツーマンで丁寧にアドバイスが可能です。一人で抱え込まずに、気軽に参加してください。
今からエントリーということで時間が限られているため、早め早めの行動が必要になりますが、焦りは禁物です。「時間がないから」と、スケジュールを詰め詰めにしてしまうと1つ1つの質が落ちてしまうため、かえって非効率です。 多めにエントリーすることも大切ですが、自分の手に負えないほど選考を受けてしまうと対策が不十分になるのはもちろん、面接で話す内容などがごちゃごちゃになってしまう可能性もあります。言い間違いや明らかに他の企業について語っているとバレれば当然内定は遠のくでしょう。 また、焦る気持ちは面接などでもミスを誘発しやすく、焦っている姿に対して面接官は悪い印象を抱くため、合否にも影響が出てしまいます。せっかく万全に準備しても、焦った気持ちがあるだけで内定が遠のいてしまうのはさみしいですよね。 ですから、焦る気持ちもわかりますし、早め早めの行動が必要ではありますが、1つ1つの質を落とすことのない範囲でスピーディーに行動するように心がけてください。どれぐらい早くできるのかは人によって許容範囲が異なりますので、周りと比べることなく自分にできるペースで就活に取り組みましょう。 エントリーした企業に確実に受かるためには就活のプロの手を借りると良いでしょう。就活のプロである就活エージェントなら、あなたの良さを存分に引き出すためのアドバイスから企業研究のお手伝いなどもしてくれますし、その企業がどんな人材を求めてくれるのかなども教えてくれます。 そして限られた時間の中で確実に力をつけるための面接練習や、実践を積むための意味のある選考を受けるための企業紹介などもしてくれるため、時間が限られた今の時期にとっても心強い存在となります。 また先ほどもお話ししたように、企業数が限られている今の時期に優良企業を探す手段としても就活エージェントは有効的ですので、企業探しの段階からぜひ就活エージェントを頼ってみてください。 キャリchでも、今からエントリーできる企業の紹介から内定獲得のためのお手伝いをするイベント「再就活サポート」を開催しています。限られた企業数の中で必ず納得のいく企業からの内定獲得を目指したイベントです。 一対一で1時間みっちりとヒアリングし、あなたが進みたい道へと導くためのお手伝いやサポートを行います。「満足のいく企業から内定が欲しい」「今からでもエントリーできる企業を知りたい」そんな人にぜひ参加してほしいイベントです。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください!早めの行動が必要だが、焦りは禁物
プロの手を借りて効率的に就活しよう!
おわりに
23卒でも今からエントリーできる優良企業はあります。しかし春に比べればずっと企業数が少ないですし、エントリー期間も短いため、企業探しがやりにくく、優良企業を見つけ出すのが大変です。
ですからまずは今からエントリーできる企業にはどのような特徴があるのかを把握し、どんな企業を受けるのかの目星を考えていきましょう。そこから秋採用に特化したイベントの参加や就活エージェントを利用し、効率的に優良企業を探します。
そして、エントリーした企業に受かるための対策も万全に行いましょう。秋採用では春と違って一斉エントリー、一斉選考ではないため、エントリーした人から選考が進んで、採用枠が埋まり次第エントリーが締め切られてしまいます。エントリーできる時間は限られていますから、スピーディーかつ的確に対策を行っていくことが大切です。
そしてここでもぜひとも就活エージェントを利用しましょう。優良企業探しの手伝いはもちろん、限られた時間の中で確実に成果が残せるよう、全力でサポートしてくれるため心強いです。
キャリchでも様々なイベントを開催していますので、ぜひ気楽にご参加ください!
再就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。