2月から就活を始める3年生がすべきこととスケジュールを解説
2023年2月14日
1月いっぱいは勉強の方が忙しいので、就活は2月から始める予定なんですね?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんです。でも周りの友人がもっと早くから就活していると聞いて、ちょっと焦り始めています。採用情報の解禁は3月からなのに、2月から就活を始めたんじゃ遅いんですか?
そうですね。採用情報の解禁前にもやるべきことがたくさんあるので、2月まで何も取りかかっていないとしたら、正直なところ少々出遅れ気味になってしまいます。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんだ!てっきり就活は3月からだと思って、これまで何もしていませんでした。
3年の2月から就活を成功させるためには、どうしたらいいですか?
ちょっと出遅れ気味ではありますが、まだ慌てる段階ではありませんから安心してください。
このコラムでは3年2月から始める就活スケジュールやそのための準備、2月中にやるべき対策、2月中にできる就活の動きなどについて解説します。就活のポイントを押さえて、効率よく取り組んでいきましょう。
キャリアプランナー 岡田
目次
3年2月から始める就活スケジュールと就活事情
皆さんも知っているように、3年2月と言わず、もっと早くから就活を始めている人もいます。「就活は3月からじゃないの?」と混乱している人もいるかもしれません。
効率よく就活していくためには、今後のスケジュールと正確な現状把握が不可欠です。コラムの初めに3年2月から始める就活スケジュールや2月の就活事情について解説しますので、しっかり押さえておいてください。
就活スケジュールにおける2月の位置づけ
就活スケジュールにおいて2月は、一言でいうと「3月から本格化する就活に向けた準備期間」です。経団連の就活ルールは廃止されたものの、以前と同じく以下のような就活スケジュールが政府主導で引き継がれています。
3年3月:広報活動解禁
4年6月:採用選考開始
4年10月:内定式
ただし、だからといって「就活は3月から」と考えるのは誤りです。確かに採用情報が公開されるピークは3月ですが、エントリー前にもやるべきことが山ほどあります。以下に上記のスケジュールに則った就活の事例を掲載しますので、参照してください。
3月のエントリーを可能にするためには、その前に少なくとも自己分析や業界・企業研究、インターンなどを一通り済ませ、エントリー先の目星をつけておかなければなりません。しかも近年はエントリーの受付開始と同時に書類選考が始まる企業も多いので、3月になったらスタートダッシュを切れるよう、2月中にしっかり準備と対策を進める必要があります。
実は2月の時点でも就活はとっくに始まっている!
実をいうと広報活動解禁前の3年2月の時点で、就活はもうとっくに始まっています。政府主導のルールに則った就活においても、2月は3月スタートに向けた重要な時期ですが、それだけではないのです。
現在は政府主導で就活のルールが定められているとはいえ、それはもともと経団連が定めていたローカルルールでした。経団連に所属しない企業には無関係だったので、経団連以外の企業は政府主導のルールとなった今も、それよりもっと早い時期から採用活動を行っています。
それに加えて、経団連の縛りがなくなったことやコロナの影響などから、経団連の企業も全体的に就活の早期化・自由化が進んでいるのが現状です。実際、近年は経団連の企業もそうでない企業も含め、世の中の半数以上の企業が3月より前に採用活動をスタートしていますし、3月前に内定を獲得している就活生も2割くらいいます。
内定を得られるくらいの就活力を身に付けるためには、準備や対策はもちろん、実際の就活への慣れも必要です。つまり「2月になったら、3月の就活に向けてボチボチ準備を始めようかな」という意識では遅すぎます。3月の時点で、早めに就活を始めている人たちと比較されても引けを取らないようにするには、2月からと言わず1日も早く動き出すべきです。
3年2月まで何もしていなかった就活生は出遅れ気味
具体的な就活準備や対策については後ほど説明しますが、そのうちの何1つ2月まで手を付けていないとしたら、残念ながら3月の時点ではすっかり出遅れてしまう恐れがあります。前述のようにエントリー先を選ぶにも様々な準備がありますし、実際に選考が始まったとき、早くから就活を始めた人たちに引けを取らないようにするには選考対策や実践経験も必要だからです。
3月の時点で他の就活生と肩を並べるには、就活に必要な準備や対策を2月中に行うだけでは不十分。もっと就活スケジュールを早めて、2月中には具体的に動き出し、少しでも実践経験を積むところまで持って行きたいです。
しかし、決して手遅れの状態ではないので安心してください。3年2月からでも、効率的に取り組めばまだ間に合います。これまで就活に手を付けてこなかった人は、そのつもりで準備と対策を急ぎ、巻き返しをはかりましょう。
もしも自力での巻き返しに不安を感じる場合は、就活エージェントの利用がオススメです。時間をかけて企業選びをしなくても、就活エージェントに頼れば希望に合った企業をあっという間に見つけてくれますし、内定を獲得するためのノウハウも伝授してくれます。
キャリchでも、就活の初めから終わりまで二人三脚で支援する無料イベント「24卒就活サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。
3年2月から就活を始めるための準備
3年2月から具体的に動き出すためには、今すぐ準備に取りかからなければなりません。前述のように、エントリー先を決めるには事前の情報収集が不可欠です。それには、以下のような準備が必要になります。
就活情報サイトに登録する
2月から就活に動き出すための準備段階としてまず必要なことは、就活情報サイトに登録することです。近年は3月より前に広報活動を開始する企業も多数あるので、2月頃から求人広告が出始めます。
また、就活情報サイトには求人広告以外にも、インターン情報や就活ノウハウに関する情報がたくさん掲載されています。サイトに登録することで、自己分析ツールなどの便利なアプリを利用可能になったり、対策資料を閲覧できるようになったりするサイトも多いです。
就活を成功させるためには、情報収集が不可欠です。エントリーの手段として利用するだけでなく、今後の就活のやり方を学び、業界・企業の情報収集と対策を充実させるためにも、就活情報サイトは有用な情報源になります。何らかの事情でまだ具体的に動き出すことができない人も、とりあえず就活情報サイトへは今すぐ登録しておきましょう。
自己分析
2月から就活するための準備段階として、次に取りかかりたいのは自己分析です。エントリー先を決めるには、まず自分のことをよく知る必要があります。
就職は今後の長い人生を左右することですから、一時の「やってみたい」という感情だけで決めてはいけません。そもそも自分はどういう人間で、どんな仕事や職場が向いているのか、将来的にはどんな風に働いていきたいのかを考慮したうえで、自分と相性の良い企業を選ぶべきです。そうすれば、飽きることなく長く働いていけますし、入社後の活躍も期待でき、選考でも企業側から求められる人材になれます。
そのためには、まず自己分析で自分のことをよく理解しましょう。「自分のことは自分がよく知っている」と思う人もいるかもしれませんが、人間には主観があるので、必ずしも正しく自己認識しているとは限りません。自分のことをもっと深く掘り下げ、客観的に評価し直す作業が自己分析です。
また、自己分析はエントリー先を選ぶ際に必要なだけではなく、選考時のアピール材料を見つけるためにも重要になります。2月からの就活の基盤となる部分なので、しっかり取り組んでいきましょう。
自己分析のやり方には、様々な方法があります。詳しくは下記のコラムで解説していますので、参照してください。
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【完全版】自己分析のやり方12選と深掘り質問100問を大公開!
業界研究
2月に就活を始める準備として自己分析を行ったら、次は業界研究にも取りかかりましょう。エントリー先を選ぼうにも、世の中には無数の企業が存在します。ある程度は範囲を絞らないと選びきれません。
そこで、志望先を探す範囲を絞るのに役立つのが「業界」というくくりです。「こんな仕事をしたい」という希望を持っている就活生は多いものの、新卒の場合、職種を限定して募集している企業はそれほど多くありません。同じ業界に属する企業には共通点が多く、同じような職種が存在するので、それを企業選びの際の目安にするわけです。
ですから、まずは世の中にどんな業界があるのかを大まかに把握し、自分に合いそうな業界はどこなのか考える必要があります。しかし全ての業界について詳しく調べていると、時間がいくらあっても足りないです。2月前どころか、2月いっぱいかけても終わらないでしょう。
そこで、初めは広く浅く全体像を把握し、志望の可能性がある業界を徐々に絞りながら、段階的により深く調べていくというやり方をオススメします。各業界の特徴などは就活情報サイトでも調べられますが、キャリchでも業界についてまとめた対策資料を用意していますので、下記のページからダウンロードしてください。
【就活対策資料】業界説明&動向まとめ
就活軸と志望業界を考える
2月に就活を始める準備として自己分析と業界研究を行ったら、その結果を踏まえて自分の就活軸と志望業界を考えていきます。
就活軸とは、どのような企業への就職を目指すのか、自分が仕事選びや企業選びをする際の基準となるものです。たとえば「モノづくりに関わる仕事がしたい」「自己成長が促されるような環境で働きたい」といった風に、自分が就職先を選ぶうえで欠かせないと思う要素を盛り込みます。企業選びでは、それに合う企業を探していくわけです。
ただし前述のように志望先選びは、「こんな仕事が面白そう」「こんな職場に憧れる」といった感情だけで判断してはいけません。自分の適性に合った企業を探せるように、自分の持っている資質を考慮に入れた就活軸を定めてください。
とはいえ、この時点ではまだ自分についても業界についても理解が浅いので、暫定的なもので構いません。どちらも、2月中に行う就活を通してもっと理解を深めてから、就活軸を確定させていきます。
同様に、志望業界についても、この時点ではまだ絞り込み過ぎないでください。複数の候補を残した状態で、2月の就活を迎えましょう。
就活に必要なアイテムをそろえる
2月から就活を始めるにあたっては、事前に以下のアイテムを準備する必要があります。
- リクルートスーツ…紺、黒、ダークグレーなど無難な色のもの
- シャツ…白がオススメ
- ネクタイ(男性)…無地、ストライプまたは細かな柄物
- 革靴…スーツに合う靴も必要
- カバン…A4の書類が余裕で入るサイズがよい
- 腕時計…スーツに合うシックな色とデザインのもの
- 手帳…面接中に取り出すこともあるので無難なものを
- クリアファイル…もらったり提出したりする書類が折れないように
説明会やインターンシップへ参加するのにも、上記の就活アイテムは必須となります。就活を始めたとたんに企業と直接的な接触を図るケースも考えられるので、いつでも企業の人と会えるようにしておくわけです。具体的に動き始める前に、まずは装備を整えましょう。
就活アイテムについてもっと詳しく知りたい人は、下記の対策資料をダウンロードして下さい。
【就活対策資料】就活グッズ&持ち物リスト
就活用の写真を準備する
2月からの就活を可能にするために、就活用の写真も準備しておく必要があります。エントリーと同時に書類選考が始まる企業も多いので、今のうちに提出用の写真を準備しておくべきです。
ただし就活用の写真は、単純にリクルートスーツを着用して撮影すればよいというものではありません。候補者同士を差別化できるような仕事の実績を持たない新卒の就活では、第一印象の良し悪しが採用選考の合否を大きく左右します。それを踏まえて、面接の際には「企業ウケ」しそうな身だしなみを整える就活生が多いです。
しかし本当の第一印象は一次面接の際ではなく、書類審査の段階から始まっています。2月に入る前に就活に適した身だしなみを整え、印象の良い就活写真を準備しておきましょう。
印象の良い就活写真の撮り方が分からない人は、下記のコラムを参照してください。
就活の上で3年2月中にやるべき対策
近年はエントリーの受付開始とともに選考が始まる企業もありますし、3月の本格的なエントリーシーズン前に実践経験を積んでおくためにも、2月中は選考対策に注力すべきです。ここからは、就活の上で3年2月中にやるべき選考対策について説明しますので、できるところからどんどん取りかかってください。
Webテスト・筆記試験対策
2月中にやるべき選考対策の第一は、Webテスト・筆記試験対策です。Webテスト・筆記試験への対策は非常に時間がかかるので、真っ先に取りかかることをオススメします。
Webテスト・筆記試験の種類は企業ごとに異なるものの、SPI対策だけでも平均30~60時間くらい必要だと言われています。1日1~2時間勉強したとしても、1ヶ月くらいかかるわけです。もしもSPI以外のテスト対策もするなら、もっと多くの時間が必要になります。
近年は就活の自由化で、エントリー後すぐに受験するよう求める企業もあることから、それに間に合わせるなら今すぐにでも対策に取りかかりたいところです。まずは最も広く普及し、最も受験する可能性の高い、SPIから対策を始めましょう。
キャリchでも、SPI対策の問題集を用意していますので、下記のページからダウンロードしてください。
【就活対策資料】SPI解説付き問題集
ES対策
2月中にやっておきたい選考対策の2番目は、ES(エントリーシート)対策です。書類選考で落とされると面接にすら進むことができないので、「この就活生に会ってみたい」と思わせる魅力的なESを書く必要があります。
ところが近年の就活では、エントリー後すぐにESの提出を求める企業も結構あります。3月エントリーの場合、以前ならESの提出期限は大抵4月でしたが、そのつもりで対策したのでは間に合わない可能性があるわけです。
ですからES対策も、2月のなるべく早い段階で取りかかり始めましょう。まずは志望動機や自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)など、ESでよく聞かれる質問への回答から練習するとよいです。
ただし自分で書いたものを自分で読み返しても、魅力的な文章が書けているかどうか判断が付きません。また、同じ質問でもどんな回答が好まれるかは業界・企業ごとに異なります。ESを書いたら就活エージェントなどのプロの添削を受け、客観的なアドバイスをもらってブラッシュアップを図ることが重要です。
キャリchの「24卒就活サポート」でも、プロのキャリアプランナーによるESの添削が可能なので、ぜひ活用してください。
面接対策
実際に面接が本格化するのはまだ先ですが、面接対策も2月中には徐々に取りかかり始めましょう。近年は就活の自由化が進み、エントリーから面接が始まるまでのインターバルが短い企業もあるので、面接対策も早めに早めに始めておきたいところです。
コロナ禍ではWeb面接と対面面接が混在しているため、どちらを指定されても困らないよう、両方の面接対策が必要です。ただしWeb面接と対面面接の確率は、五分五分ではありません。初期の面接はどちらかというとWeb面接が主流で、最終面接に近づくほど対面面接が多くなります。
そのため、まずはWeb面接への対策を優先するのがオススメです。安定したネット環境を整え、面接で頻出する定番質問への回答を考えながら、質疑応答に慣れていきましょう。
キャリchでも、面接に慣れていない就活生の面接対策をマンツーマンでお手伝いするオンラインサービス「面接サポート」を開催しています。面談にはWeb面接でよく使われるzoomを使用しますので、予行演習にもピッタリです。利用は無料ですので、気軽に活用してください。
ただし、Web面接対策ばかりに気を取られ、対面面接への対策もおろそかにしてはいけません。対面面接は独特なマナーや面接官が目の前にいることへの緊張感で、本当は実力があっても、上手く話せなくなってしまうことがあります。Web面接への対策がある程度できたら、対面面接の練習も徐々に始めていきましょう。本番に近い緊張感を再現できるよう、自分の知人ではない他人を相手に練習するのが対面面接対策のコツです。
3年2月中にできる具体的な就活の動き
ここまでは3月に向けた就活準備と選考対策について説明してきましたが、それだけでは3月の時点で早くから就活を始めている人の就活力に追いつけません。それにネットから得られる情報だけでは、志望企業の絞り込みにも不十分です。
現時点でも就活はとっくに始まっていますから、できれば2月中に企業と直接的な接触を図りましょう。ここからは3年2月中にできる具体的な就活の動きについて説明しますので、ぜひ実践してください。
説明会やセミナーへの参加
2月中にぜひともやっておきたいのは、企業説明会やセミナーへの参加です。説明会やセミナーではネットなどよりずっと具体的な情報を得られるので、その業界・企業・仕事への理解を深められます。
3月に採用情報を公開する企業の説明会はまだですが、2月の時点でもすでに採用活動を始めており、説明会を行っている企業は多数あります。3月に募集開始の企業でも、セミナーという形で情報を得られる機会を設けているかもしれません。エントリー先の絞り込みには情報が不可欠なので、3月を待たず2月中から情報収集に励みましょう。
2月の時点でとくにオススメなのは、合同説明会への参加です。合同説明会であれば、一度に多数の業界・企業に関する情報を集められます。また、それぞれを比較することによって違いが浮き彫りになり、理解を深めやすいのもメリットです。
それを基にそこで働くイメージを膨らませ、自分にはどんな仕事や業界・企業が合いそうなのか検討してください。先に考えておいた就活軸と志望業界を確定させるのに役立ちます。
インターンへの参加
2月と言えば採用情報解禁日の直前ではあるものの、できればインターンにも参加しておきたいところです。インターンに参加すれば、説明会よりもっと仕事や業界・企業への理解を深められます。
インターンにもいろいろな種類がありますが、直に職場を見たり仕事の体験ができたりするものが多く、それを自分がどう感じるのか考えることによって自分の適性を見極めることができます。入社してしまってからミスマッチに気づいて後悔することのないよう、2月のうちに自分と業界・企業との相性を確認し、就活の方向性を定めたいのです。
本来であればインターンへは、夏~秋の間に参加しておきたいところでした。しかし2月の時点でも、まだ手遅れではありません。インターンは大学の長期休みに合わせて開催されることが多いので、2月に実施している企業も結構あります。これまで一度もインターンに参加したことがない就活生は特に、最低でも1つは参加しておくべきです。
就活軸と志望業界を確定し、企業探しを始める
2月中の説明会やインターンで感じたことを踏まえ、改めて自己分析を深め、就活軸と志望業界を確定しましょう。就活軸や志望業界が曖昧だと就活が迷走してしまうので、自分の適性や将来的な展望も考えて、明確にしておくことが大事です。特に就活軸に関しては面接で聞かれることもありますから、2月中には漠然としたイメージではなく、他人に説明できるくらい明文化しておいてください。
しかし志望業界に関しては、1つきりに固執すべきではありません。なぜなら、実際に働いたことがない状態で判断した希望や適性は、誤っている場合もあるからです。実際に就活を始めてみると、イメージと違ったと感じることもありますし、適性がなくてなかなか内定がもらえないこともあり得ます。そうした事態に陥って持ち駒が全滅するリスクを回避するために、2月の時点では第一志望だけでなく、第二志望・第三志望の業界も考えておくべきです。
就活軸と志望業界が定まったら、就活情報サイトや就活エージェントを活用して、具体的なエントリー先探しを始めましょう。2月の時点ではまだ採用情報を公開していない企業も多数ありますが、前年の実績などを基に、目星くらいはつけられるはずです。第一志望の業界を中心に、第二志望・第三志望の業界からも何社か見繕っておくことをオススメします。
2月の段階ですでにプレエントリー可能な企業があれば、積極的に行っていきましょう。プレエントリーは、企業説明会や選考の情報を集めるために行う資料請求のようなものです。プレエントリーしたからといって、必ずしも選考にエントリーしなければならないわけではありません。逆にプレエントリーしておかないと必要な情報が得られず、エントリーを逃してしまうことがあるので、少しでも興味を持ったらどんどんプレエントリーしておいてください。
本番の選考に参加することで就活力を磨こう
できれば2月の終わりくらいまでには、実際に採用選考へのエントリーを行い、本番の選考を経験するところまでいけるのが理想です。合同説明会や就活エージェントを通して早期選考を受けられる機会を見つけたら、ぜひとも参加しておきましょう。
選考対策や練習は重要ですが、内定を得られるくらいの就活力を身に付けるには、それだけでは不十分です。ESの作成や面接も含め、何事も、初めから上手くこなせる人などいません。内定を得られるくらい好印象を与えるには、選考慣れが不可欠です。本命企業の面接が始まる前に、できるだけ多く本物の選考を経験し、就活力を上げておく必要があります。
2月の段階ではまだES対策も面接対策も十分ではありませんが、ともかく早めに本物の選考を経験して、それを基に弱点の改善を図ってください。その方が、選考対策に多大な時間を費やすより早く就活力が上がり、効率的です。実践と改善を繰り返して就活力を磨いていけば、本命企業を受けた時も過剰に緊張することなく、適切な受け答えができるようになります。
早めに選考を受けられる企業を探す際は、就活エージェントなどの助けを借りるとよいです。キャリchでも、就活生ひとりひとりの希望や適性に合わせた求人を紹介する無料イベント「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。
おわりに
就活は具体的な動きを始める前にも、やるべきことが山ほどあります。2月まで何も手を付けていなかったとしたら少々出遅れ気味ですが、効率的に取り組めばまだ間に合いますので、焦る必要はありません。
ただし2月と言えば、就活が本格化する3月はもう目の前です。必要な準備や対策の多さにげんなりして、自力での就活が不安だと感じた就活生も多いと思います。
少しでも就活に不安を感じたら、就活エージェントなどのプロに相談することをオススメします。不安を抱えたままだと準備や対策に集中できませんし、実際の面接でも自信のなさがにじみ出て、頼りなさそうに見えてしまうからです。そういう状態ではとても企業側に、仕事を任せたい人物だと思わせることはできません。
キャリchでは、就活に関することなら何でも相談できる「就活相談サポート」を連日開催。プロのキャリアプランナーがマンツーマンでじっくり話を聞いて、就活生の疑問や不安を解消します。利用は無料ですので、気軽に活用してください。就活での悩みをため込まず、自信を持って挑めるようにしましょう。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。