既卒=人生終了は嘘だった?噂の真相と就活を成功させるための秘訣
2023年3月20日
「既卒=人生終了」だと不安になって相談してくる就活生がいます。実際、既卒で就活を進めるのは難しいと感じてますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
大学では「卒業後3年以内は新卒扱い」だと言われたので、そんなはずはないと信じたいんですが……。もっと優良な企業に行きたくて新卒で内定を辞退してしまったので、この先が不安です。
あえて内定を辞退した人・就活をしなかった人・就活を頑張ったけど内定をもらえなかった人など、既卒になる人の事情はさまざまですよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
私も自分なりにいろいろ考えて決めたんですけど、既卒なだけで「人生終了」とかだったら本当に最悪!
では、既卒は人生終了なのかについて真実を見ていきましょう。既卒が就活する際のポイントも伝授するので、情報に惑わされず内定を獲得するコツをつかんでくださいね。
キャリアプランナー 平崎
「既卒=人生終了」なのか?
「既卒になると人生終了」とよく聞きます。既卒になったらどの企業も採用してくれない、正社員はまず無理、ブラック企業しか残っていないなどと言うのです。そんなこと言われたら、就活へのモチベーションが下がってしまいますよね。
確か就職ガイダンスなどでは「卒業後3年以内は新卒扱い」と言われていたはずです。それが果たして嘘だったというのでしょうか。コラムの初めに、まずは「既卒になると人生終了」という噂が本当なのか、既卒の就活生の感じる疑問について解説します。
人生終了なんかじゃない!
既卒になったからといって即「人生終了」という噂は間違いです。近年、厚生労働省は若者の雇用機会確保の観点から「学校卒業後少なくとも3年以内は既卒者も新卒の採用枠で応募できるようにすべき」として、国内主要経済団体に協力を要請しています。
それを受け最近は、卒業からある程度の年数までの既卒者も、中途ではなく新卒の枠でエントリーできるよう募集している企業が多いです。その中にはもちろんブラック企業だけでなく優良企業もたくさんありますし、少子高齢化による若手の人材不足などを背景に、積極的に既卒を採用する企業も増えてきています。
ですからキャリアセンターの就職ガイダンスなどで聞いた「卒業後3年以内は新卒扱い」という話も、あながち嘘ではないです。確かに以前は就職難でしたから、学校を卒業した途端に新卒枠での応募ができなくなり、かといって仕事の実績やスキルを求められる中途枠で、社会人経験のない既卒は採用されないという絶望的な状況でした。
皆さんの親や学校の先生などの世代にとっては、紛れもなく「既卒=人生終了」だったはずです。未だに「既卒=人生終了」という噂がなくならないのは、そうした年上の世代の考えが影響しているのでしょう。
しかし現在、日本の就活市場はもうそういった状況ではありません。既卒の人にも正社員としてまともな企業に就職する機会は与えられていますので、既卒になったからと言って、それが即ち=人生終了とはならないのです。
ただ厳しい環境になるのには間違いない
既卒だから=人生終了とはならないものの、既卒になると残念ながら新卒に比べ、就活環境が厳しくなることは間違いないと言えます。先程「卒業後3年以内は新卒扱いというのも”あながち嘘ではない”」と述べたのは、以前に比べれば既卒の就活環境が改善されているとはいえ、だからといって就活で新卒と全く同じに扱われるわけでもないからです。
まず前述の厚生労働省の要請に強制力はないので、実際に既卒の応募を新卒枠で受け付けるか、卒業から何年までを新卒枠で応募可能にするかは、それぞれの企業判断となります。そうなると当然「卒業後1年以内のみ応募可」「既卒は新卒枠で受け付けない」という企業も多数存在し、既卒の人はそもそも応募できる企業の選択肢が限られてしまうのです。
厚生労働省による「労働経済調査(2020年8月)の概況」によれば、2019年度の新卒採用を行った企業のうち既卒も応募可能だったのは約70%であり、およそ3割の企業が既卒の応募そのものを受け付けていません。厚生労働省の要請にも関わらずなぜそのような状況になるかと言うと、そこには「既卒=新卒では就職できない欠点を抱えているに違いない」という、企業側の固定概念があります。
そのため既卒の採用に前向きでない企業が多く、既卒の応募を受け付けない企業があるのと同時に、応募可能でも書類選考・一次面接などで門前払いとなることが珍しくないです。加えて既卒の就活生には履歴書上何をしていたのか書けない空白期間があるので、既卒の採用自体には前向きな企業でも、新卒に比べると合格へのハードルが上がります。
「なぜ卒業から就活まで時間が空いた?本当に働く気があるのか?」との懸念から、既卒の人は面接で厳しい質問を受け、新卒より慎重に人となりをチェックされるためです。前述の調査においても、既卒の応募を受け付けた企業のうち54%は実際既卒の採用に至らなかった、つまり応募を受け付けながら1人も既卒を採用しなかったと回答しました。
そもそも既卒が応募可能な企業は7割しかないのですから、実際既卒を採用した企業は全体の3割程度しかない計算になります。その理由のすべてが企業側の消極的な姿勢にあるわけではないでしょうが、既卒の就活が新卒に比べて厳しいものであるということは、疑いようのない現実なのです。
人生終了になる人とならない人との違い
ここまで述べてきたように、「既卒=人生終了」ではないものの、既卒の就活は新卒よりもずっと厳しいものになります。その厳しさによって、既卒の人の中には就活をさせられず、人生終了となってしまう人がいるのも否定できません。
しかし逆を言えば既卒でも人生終了にならず、就活を成功させている人もいるわけです。その違いは、いったい何でしょうか。人生終了組の仲間入りをしないために、ここからは人生終了になってしまう既卒と、ならない既卒の違いについて解説しますので参考にしてください。
既卒就活が人生終了になるかどうかは「自分」次第
既卒の就活が人生終了になってしまうかどうかは自分次第です。既卒の就活が新卒に比べて厳しいのは確かですが、その同じ環境の中でも就活を成功させている人は実在します。今年9月に行われた「2020年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」でも、マイナビに登録する既卒の就活生のうち、このコロナ渦の中で34.4%の人が内定を保有していると回答しました。
同時期の内定保有率が7割を超えている新卒に比べれば少ないとはいえ、実際に既卒の人の3割以上が内定をもらえているわけです。厚生労働省の調査からも分かるように、昨年2019年度は新卒採用を行った企業のうち7割は既卒の応募を受け付け、そのうちの46%の企業が少なくとも1人は既卒を採用しています。
つまり近年は実際にそれだけ既卒を採用する企業があるのですから、既卒の就活は新卒に比べれば狭き門であり難関だというだけであって、完全に閉ざされてはいません。その中で内定を勝ち取れず人生終了となってしまうのは、既卒だからではなく自分自身のせいです。
「既卒だから企業が見つからない」「既卒だから内定をもらえない」「既卒だから人生終了」などと、自分自身に言い訳するのは止めましょう。既卒になった事情が何にせよ、その厳しい就活の中であなたが人生終了とならないかどうかは、あなた自身の肩にかかっているのです。
既卒である自分に引け目を感じ、就活に出遅れてしまっている場合、既卒向けの就活サポートを受けモチベーションの立て直しを考えてみましょう。
キャリchの「出遅れ就活サポート」では、あなたの悩みに沿って専門のキャリアプランナーが今後の方針をアドバイスします。 ひとりで就活を再開するのが不安な場合、まずは相談することから始めてくださいね。
人生終了になってしまう人の特徴
内定を勝ち取れず人生終了となってしまう既卒の人には、共通の特徴があります。下記にその特徴と原因をまとめておきますので、自分が人生終了組の仲間入りをしないために、悪い見本として参照してください。
自信がない
自信のなさが面接での言動や雰囲気としてにじみ出ているのが、既卒の就活で人生終了となってしまう人の特徴です。就活への対策不足による不安や新卒での失敗への後悔、難しい質問に答えられないといったことが、既卒の自信を失わせる原因となっています。しかし新卒・既卒に関係なく、胸を張って「できます!」と言えない人に仕事を任せたいと思う企業はないので、自信のなさが反って内定を遠ざけているのです。
行動量が少ない
既卒の就活で人生終了となってしまう人には、説明会の参加やエントリーといった物理的な行動量が少ないという特徴もあります。就活の中で企業を見極めたり内定を勝ち取るだけの実力を付けたりするには、場数と経験が不可欠です。就活生の平均エントリー数は20社なので、それを下回るようだと行動量が足りず、人生終了組になる恐れがあります。
業界や企業に求める条件が多い
業界や企業に求める条件がやたら多いというのも、既卒就活で人生終了となる人の特徴です。世の中に自分の願望を何もかも叶える仕事など存在しません。その現実を無視して企業探しを行えば、当てはまる企業がなくて当然です。説明会などに行っても空振りばかりで、行きたい企業を見つけられないまま人生終了となってしまいます。
就活軸が不明確
既卒の就活に失敗し人生終了となる人には、焦ってきちんと準備を整えないまま就活を始めてしまい、軸が不明確な人も多いです。就活軸は自分がどのような企業に進みたいかという方針ですから、それがぼやけていたら企業選びに迷ってしまうでしょう。その結果、自分に合った企業を選べずになかなか内定をもらえなかったり、誤って人生終了と思うような企業を選んだりするのです。
不安や悩みを抱えこんでしまう
不安や悩みを一人で抱え込んでしまうことも、既卒が人生終了となりやすい原因になります。既卒の人には周りに同じ状況の人がいないので、就活のことを誰にも相談できず、ネガティブ思考に陥ってしまう人が多いです。しかしネガティブ思考はそれだけで内定を遠ざけますし、自信ややる気を失うことにもつながります。それでなくても厳しい既卒の就活を支えてくれる人がいないことが、人生終了となりやすくさせるのです。
上記の特徴に1つでも当てはまる人は、既卒の就活で人生終了となってしまう危険性があります。
また上記に挙げた特徴は、そもそも新卒での就活を成功させられず、既卒となってしまった根本的な原因になっていることも多いです。自分の現状に照らし合わせて、改善すべき点を見つけておいてください。
人生終了になってしまう人とならない人との決定的な違い
再び就活に失敗して人生終了となる既卒と、そうはならない既卒の決定的な差は、「新卒での懸念点を改善できているかどうか」です。前述のように企業は、既卒の就活生に対し「新卒では就活を成功させられない欠点があるに違いない」と懸念しています。
もし新卒時どこを受けても内定が得られなかったのだとしたら、不合格となった何かしらのマイナス要因があるはずです。卒業から今までどこにも就職せず空白期間が空いている事実もあるので、「そもそも新卒の時に失敗したのは、就職しようという意欲が足りなかったのでは?」とも考えられます。
そのため企業が既卒に抱くそうした懸念点を改善できていないと、当然既卒の就活でもどこからも内定はもらえず、人生終了となってしまうわけです。中には「自分は内定がもらえなかったわけじゃないから自分の失敗ではない」と思っている人もいるかもしれませんが、現実に今就職できていないのですし、あなたの人生なのですから、そこには多かれ少なかれ必ず本人の責任があります。
何らかの事情で就活しなかったのなら就活より他を優先したことがあなたの失敗ですし、内定辞退したのであれば企業選び自体があなたの失敗であり、他人の意見に従ったのならそれがあなたの失敗です。そうした自分の失敗を理解せず改善しようとしない姿勢は「仕事の上でも自分の過失を認められず、失敗から学べない人」だと思われて、人生終了となってしまう原因になります。
ですから既卒の就活で人生終了とならないためには、まず新卒時の失敗を反省し、原因を究明して、改善しておくことが絶対条件です。そして既卒の就活で人生終了になる人とならない人には、諦めずに行動し続けられるかどうかという決定的な違いもあります。
気が弱くて落ち込みやすいといった性格の人もいると思いますが、前述のように既卒の就活は厳しいものなので、それに負けるようでは人生終了となってしまうのです。厳しい既卒の就活を乗り越え人生終了とならないためには、何度門前払いを食わされても面接できついことを言われても、「絶対諦めない」という強い意思が必要になります。
しかし、過去の経験から就活中にメンタルがつらくなり、どうしようもなくなったときは人に相談する選択肢も検討しましょう。ひとりでいつまでも悩むより、話を聞いてもらう方がスッキリとしてまた前に進めるものです。
キャリchの「出遅れ就活サポート」なら、あなたの不安や悩みを専任のキャリアプランナーに相談できます。今後の計画や立て直しプランも親身にアドバイスしてもらえるので、ぜひ活用してください。
人生終了にならないための方法と就活成功の秘訣
既卒になっても、人生終了となるかどうかは自分次第です。まずは新卒時の失敗を振り返って懸念点を改善し、厳しい就活に負けない覚悟を決めてください。
人生終了となる既卒の特徴に当てはまる人は、それらも改善しておきます。それが出来たら、次に具体的な既卒就活について考えていきましょう。ここからは人生終了とならないための、既卒就活を成功させる秘訣について解説します。
目標を明確にしたうえで就活軸を定める
既卒でも人生終了とならずに就活を成功させるためには、まず自分の目標とする社会人人生を明確に思い描いたうえで就活軸を定めるべきです。「こんな風に働きたい」という目標が明確だと就活しやすいですし、その目標に向かって積極的に動くことができます。
その目標を実現させるために必要なのが、明確な就活軸です。軸がブレてしまうと、自分の思い描いた目標とは全く違う方向へ進んで行ってしまい、人生終了となる恐れがあります。
そうした事態を避けるために、既卒の就活では「自分の目標を叶えられる企業」を前提として、明確な就活軸を定めましょう。在学中就活していた人は新卒時にも軸を定めていたと思いますが、その軸が自分に合っていなかったからこそ、新卒の就活が失敗したのです。
既卒の就活で再び失敗し人生終了とならないためには、これまでの就活軸は忘れ、改めて軸を定め直す必要があります。既卒の就活軸を定める際は、「自分のしたいこと」よりも「自分にできること」を意識すると良いです。
自分の能力が活かせる仕事・職場であればこそ企業に採用したいと思ってもらえますし、入社後も活躍できるので社会人生活が充実し、人生終了とならずに済みます。ですから徹底した自己分析と業界・企業研究を基に、自分に向いている仕事・職場とはどのようなものなのかを考えて就活軸を定めてください。
焦らず、冷静に判断をしていく
既卒でも人生終了とならずに就活を成功させるためには、焦らず冷静に判断していくということも大切です。前述のように既卒の就活は厳しいものですし、既卒の人は新卒に比べて就活に不利だという意識があるので、就活に対する焦りや不安を感じやすいのは分かります。
卒業からの年数が経つほどエントリーできる企業数も減ってしまいまいますから、早く「何とかしなければ」という思いもあるでしょう。しかし、そうした焦りは判断力を鈍らせ、自ら人生終了させるような企業選択をしてしまう恐れがあるので要注意です。
既卒を募集する企業の中には、離職率が高いために人手不足となり「誰でもいいから補充しよう」と考えているような、ブラック企業も紛れています。せっかく就職しても、それがブラック企業や自分に合わない企業だったら、それこそ人生終了というものです。
既卒の人は受けられる企業が限られ、新卒よりもそのような企業に出くわす危険性が高いので、慎重に企業を見極める必要があります。それに1社1社について良く調べもせず、自分に合う企業か見極めないまま受けていっても、決して内定はもらえません。
人生終了となる企業を選ばないためにも自分に合った企業から内定を得るためにも、企業についてよく知り、自分に合うかどうか見極めるための時間が不可欠です。ですから焦って手当たり次第に選考を受けるのではなくて、自分に可能なペースで就活し、1社1社丁寧に向き合っていくことを心がけてください。
選考や面接などの基礎部分を徹底対策する
人生終了とならずに既卒の就活を成功させるには、書類選考や面接への対策を徹底する必要があります。「そんな基本的なことは新卒時に既に経験済みだ」などと考え対策を怠ると、人生終了となる可能性が高いです。
新卒の就活時からはずいぶん時間が経っていますから、基本的なことも忘れている部分がたくさんあります。既卒の人は新卒時の失敗から自信を無くしている人も多いので、根本的に自信をつけるためにも事前準備を万端にするべきです。
これまでの就活で苦手としていた部分を中心に、徹底した対策を行いましょう。書類選考が通りにくかった人はES対策を、オンライン面接で落ちていた人はオンライン面接対策を、集中的に行います。
既卒で人生終了とならないためには、特に面接練習が大事です。既卒の面接では「なぜ既卒になったの?」「卒業から時間が経ってるけど空白期間は何してた?」といった、新卒にはなかった質問を必ずされます。下手に答えると悪印象となり、あなたの選考そのものを終了させてしまいかねない難しい質問ばかりです。
しかし企業は既卒に対する様々な懸念からこうした質問をしてくるので、既卒の人はそれをうまく乗り切り、企業の懸念を払しょくしないと内定に近づけません。ですから新卒時には面接に自信があったという人も、こうした厳しい質問にうまく答えられるよう、しっかり対策しておいてください。
就活エージェントを頼り、強力なサポートを受ける
既卒の人が人生終了とならないように就活するには、就活エージェントを頼り、就活のプロによる強力なサポートを受けるのがオススメです。前述のように、既卒だからといってイコール人生終了ではないですが、既卒の就活には新卒時とは比べ物にならない厳しさがあります。
応募できる企業は少なく見つけにくいうえに内定率は低く、門前払いを食わされたり面接できつい質問を浴びせられたりすることも珍しくないです。そんな状況で「人生終了になるかも」という不安を理解してくれる仲間もいないのですから、絶対諦めない強い決意で就活を始めたとしても、心が折れてしまうことはあります。
そうならないためには、就活のプロによる強力なサポートを受け、人生終了にならないための手助けをしてもらうのが一番です。就活エージェントは就活生と企業をマッチングさせるプロですから、確実に既卒の採用に前向きな企業の中から、あなたにピッタリの企業を探し出して紹介してくれます。
それだけでなく「人生終了かも」という既卒の不安に寄り添い、内定獲得に向けた選考対策も手伝ってくれるので、精神面と実務面の両面において既卒の大きな支えとなるのです。キャリchでも「既卒者向けの就活サポート」を行っていますので、ぜひ活用してください。
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時には休み、無理のない範囲で就活をする
既卒が人生終了とならないためには、必要に応じて時々休みも入れて、無理のない範囲で就活することが大切です。既卒の就活はつらく厳しいものなので精神的な負担が大きいですし、「人生終了かも」という不安を分かち合える仲間もいないため、ネガティブ思考に陥りやすい傾向があります。/p>
しかし既卒は新卒と違って内定率が低いですから、なかなか内定には至らず、長丁場になるかもしれません。そんな中であまり思い詰めてしまうと、逆にある日突然ポッキリ心が折れてしまい、それこそ人生終了となってしまいます。
絶対諦めないという強い意志は大事ですが、自分で自分を追い込み過ぎないように、無理のない範囲で就活するよう心がけてください。「就活に疲れた」「人生終了かも」などと感じた時には一旦就活を離れ、悩みや不安を忘れる時間も必要です。
焦燥感の漂う必死の形相よりも、心身ともにリフレッシュして明るい顔で挑んだ方が、面接官の印象も良くなるでしょう。そんな風になる前に、予め「1ヶ月頑張ったら1週間休もう」などと休む日を決め、定期的に休養を取るのも効果的です。
おわりに
「既卒=人生終了」ではないですが、場合によっては人生終了となる可能性があります。しかし本当に人生終了となるかどうかは自分次第なので、既卒の人はそうならないための対策を取ることが大事です。
新卒時の反省をもとに懸念点を改善し、厳しい就活に負けない強い覚悟を持ってください。
その上で自分の目標や軸を明確に定め、しっかりと準備を重ねて、1社1社丁寧に企業を見極めながら取り組んで行きます。
ただし人生終了とならないためには一人で無理をして心が折れてしまわないように、自分のペースを守るとともに、厳しい既卒の就活を支えてくれる人を頼ることも大切です。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。