「ピンとこない…。」悩める就活生に捧げる就職活動の向き合い方
2023年1月4日
もう内定式も過ぎましたが、これまでの結果に納得してスッキリ就活を終えられる人ばかりでなく、未だに何となく「ピンとこないなぁ…」と感じている人もいます。あなたはどうですか?
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Bさん
はい、正直ピンと来ていません。でももう内定式の時期も過ぎてしまったこともあり、就活のやり直しは難しいのかなと思っています。でもピンとこないまま就活を終えるのもモヤモヤするし、どうしたらいいんでしょうか…。
わかりました、今回は「ピンとこない」と悩むあなたのための対処法をご紹介していきましょう。納得の決断をして晴れやかな気持ちで卒業を迎えられるよう、ぜひ参考にしてください。
キャリアプランナー 廣瀬
就活で「ピンとこない」状況と原因
冒頭にも述べたように、いま内定があるにせよゼロにせよ、みんながみんな納得して就活を終えられる状態になっているわけではありません。仕事選びや企業選びにピンとこない、就職そのものや卒業と同時に就職する必要性がピンとこないといった理由で、ともかく納得が得られていないわけです。
そのような状況のまま中途半端に就活を終わらせてしまうと、就職したにしろ就活を諦めたにしろ、のちのち後悔する羽目になるのは目に見えています。しかしそうは言っても、一体どのように対処すればよいのか分からないですよね。
その解決策を知るにはまず、自分がなぜ「ピンとこない」と感じるのか、根本的な原因を明らかにする必要があります。コラムの初めに、就活の中で「ピンとこない」と感じる状況とその原因について解説しますので、自分の状況に当てはめながら参照してください。
やりたい仕事がピンとこない
この時期になっても納得して就活を終えられない状況になっている人には、自分がどんな仕事をやりたいのかがピンとこないために、仕事選びに迷いが生じている場合が多いです。自分がやりたい仕事が明確でないと、確固たる就活軸を定めることができず、志望する業界や職種の選択に自信を持つことができません。そのため「本当にこの方向性でいいのかな?」という迷いが生じ、就活に全力を注げないばかりか、あちらを受けたりこちらを受けたりと就活が迷走してしまうのです。
そんな状態では志望の根拠が弱いですから、当然なかなか内定を得られず、なかなか内定を得られないからますます志望が揺らいで迷走するという悪循環に陥っていきます。仮にどうにか内定を得られても、自分の中でやりたい仕事かどうかピンとこないのであれば、納得して入社の決断を下すことなど不可能です。そんな風に自分がどんな仕事をやりたいのかピンとこない原因は、就職することによって実現したい将来像やキャリアプランが明確になっていないことにあります。
それはもっと突き詰めて言えば、自己分析不足と業界研究不足です。表舞台に立つ仕事かサポート役か、バリバリ出世したいか地道に働きたいか、広い世界に出たいか地元に留まりたいかなど、目指す将来像は人によって異なります。しかし自分の強み・弱みや価値観についてきちんと理解していないと、将来的にどんな風に働いていれば幸せなのか、仕事選びにおいて何を優先すべきかが分かりません。
また、そもそも世の中にどんな業界・職種があり、そこでどんな仕事をするのか把握していなければ、それが自分にとって幸せなものなのかどうか想像しようもないでしょう。結果として、どんな業界・職種を見ても自分の幸せな将来像が思い浮かばないので、仕事選びにピンとこないわけです。
入社したい企業がピンとこない
この時期になっても納得して就活を終えられない人には、内定はもらっているのだけれど、どの企業に入社すべきかピンとこないという人もいます。もちろんどの内定先も自分が選んで受けた企業ですし、相手企業からも認められたのですから、ある程度のこだわり条件はクリアしているはずです。しかしいざ入社する企業を1社に決断するとなると、本当にこの企業で間違いないのか確信が持てません。
この時期だと否応なく1社選んで内定式に出席した人もいると思いますが、それでもなお実際その企業に入社し、ずっと働いていくということがピンとこないのです。このままの気持ちで就活を終えてしまうと、入社先に納得のいかないまま働くことになり、些細なことに不満を感じるようになります。全てが完ぺきな企業なんてありはしないのに、不満を感じるたびに「他の企業を選んでいたら違う未来があったはず」などと後悔し、結局は早期退職へとつながりかねないです。
そのように内定先の企業に対してピンとこない原因は、その企業で働く自分の姿がハッキリと思い描けないことにあります。とくにコロナ禍では就活のほとんどがオンライン化され、実際に企業を訪問して働く現場を見たり、仕事の体験をしたり、そこで働く人と直接会話したりといった機会がありませんでした。そのため職場の雰囲気も仕事内容も文字情報や写真でしか知らず、そこで働く姿も必然的に、漠然としたイメージとしてしか浮かんでこないです。
当然それに対する自分の思いも実体験に基づくものではないですから、実際その企業で働いた際に本当に職場の雰囲気が心地よいと感じるのか、仕事にやりがいを感じるのか、自分に向いているのか確証が得られないでいます。要は自分とその企業との相性を見極めきれていないために、ここでなら働いていけそうかどうか判断がつかないわけです。
就活をする意味そのものにピンとこない
この時期になっても納得して就活を終えられない人の中には、そもそも就活をする意味そのものがピンとこないという人もいます。「アルバイトや派遣だって生計を立てられるのに、わざわざ正社員として就職する意味がピンとこない」「いずれは就職するにせよ、今じゃなきゃいけない理由にピンとこない」という人です。そういう人の中には、内定式も過ぎたというのに、まだ就活を始めていない人もいます。
またイヤイヤ就活していたとしても、就活へのモチベーションが低いのでどの企業も魅力的に見えませんし、就活に身が入っていないため当然ちっとも内定に至らないでしょう。要するに、その就活は単なる「就活しているフリ」に過ぎず、まるで効力がないわけです。そんな風になってしまう原因は、正社員として働くことの意味をイマイチ理解できていなかったり、正社員として働くことに恐怖心を持っていたりといったことにあります。
正社員として就職するとアルバイトなどよりずっと責任が重くなりますし、仕事の都合で自分の時間が左右され、気軽に休むことも簡単に辞めることもできなくなるはずです。「正社員として就職することにピンとこない」「いま就職することにピンとこない」という人は、他の方法でもお金を稼ぐことはできるのだから、そうした煩わしさを避けたい・後回しにしたいと思っています。
学生の間は自由気ままな生活だったので、そのような責任や制約に耐え続けられるのか、社会に馴染めるのか自信がないという人もいるかもしれません。また近年はコロナ不況のせいで新卒募集を行わない企業もあったため、もともと自分の志望する業界・職種の就活事情が厳しく、上手くいっていないことが原因となっている人もいます。
このコロナ禍で無理に就活するより、来年・再来年に就活した方がマシな結果が得られるのではないかと、今年就活することに対して懐疑的になっているのです。しかし今は必要性にピンとこないとしても、そのまま就活を止めてしまうと後で必ず苦労する羽目になり、「なぜあの時ちゃんと就活しなかったのか」と後悔することになります。
具体的な対処法はこの後説明しますが、就活する意味にピンとこない人はまず、就活エージェントなどの就活のプロと話して、就活を身近なものに感じてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。キャリchでは、就活に関することなら何でも相談できる無料イベント「就活相談サポート」を開催しています。面談はマンツーマンですし、漠然とした相談でも全然かまいませんので、気軽に参加してみてください。
ピンとこないと感じた時の対処法
ここまで述べてきたように、仕事にピンとこない人、会社にピンとこない人、就活そのものにピンとこない人など、就活の中で「ピンとこない」と感じる人は意外と多いものです。しかしいずれにせよ「ピンとこない」状態のままでは、納得のいく就活の終わり方はできません。
仕事や会社にピンとこない人はもちろんですが、就活の必要性にピンとこない人も今よく考えずに就活を終えてしまえば、後で苦労する羽目になって後悔することになります。そんな後悔をしないためには「ピンとこない」まま先へ進んでしまうのではなく、一度その状況ときちんと向き合い、対処しておくべきです。
ここからは「ピンとこない」と感じた状況別の対処法について紹介しますので、しっかり読んで参考にしてください。
やりたい仕事がピンとこない時の対処法
自分がどんな仕事をやりたいのかピンとこない人は、将来的に自分がどうなっていきたいのか、将来像やキャリアプランについて考えてみましょう。そもそも自分がどんな将来を望んでいるのか分からないと、どんな仕事にも強い魅力を感じられないです。たとえば海外での生活に憧れを持つ人は外資や商社、旅行会社などに魅力を感じるという風に、叶えたい将来像があればこそ自分がどんな仕事をやりたいのかも見えてきます。
ですからやりたい仕事を見つけるには、まず自分が望む将来像やキャリアプランを考え、それを叶えられそうな仕事を探せばよいわけです。ただし自分のやりたい仕事がピンとこない人の多くは、自己分析不足や業界研究不足であるために、自分がどんな将来なら幸せなのか想像できない状態にあります。そもそも、自分という人間の傾向と、それに対する選択肢の内容を知らなければ、どの将来像が自分に合うのか判断しようもないです。
そのためまずは自己分析をやり直し、自分がどんな状況に対して満足感を得る傾向があるのかという視点で過去を振り返って、価値観や強み・弱みを把握し直す必要があります。それから世の中にどんな仕事があるのかを知るために、幅広い業界の説明会や面接に参加してください。
それぞれの業界にどんな職種があり、その仕事内容や働き方、ステップアップしていくとどうなるかなどを具体的に把握して、実際に自分が興味を感じるか確認していきます。そのように自分に対する理解を深め、積極的に就活に関わることで、自分が将来どうなりたいかもハッキリ見えてくるはずです。
入社したい企業がピンとこない時の対処法
どの企業に入社すべきかピンとこない人は、いま選択肢に上がっている企業で働く自分の姿を想像し、自分と相性の良さそうな企業を見極める必要があります。そこで働く自分が想像できなければ、実際に入社したら自分がどう感じるのかも推測できないです。入社したい企業がピンとこない人も、やりたい仕事がピンとこない人と同様、自分の働く姿が想像できない状態にあります。
しかし大まかな業種・職種には満足しているのであれば、原因は仕事の種類ではなく、自分とその企業での働き方や雰囲気といったものに対する理解不足です。その企業では実際どんな風に働くのか分からないから、自分の働く想像図も漠然としてしまい、どの企業なら自分が満足できるか判断が下せません。ですからまずはOB/OGなどを頼り、選択肢となっている企業で実際に働いている人と話をしてみて、その会社の働き方や雰囲気への理解を深めます。
まだまだ直接的な企業訪問は難しいかもしれませんが、オンラインで話を聞くくらいなら、大抵の企業は対応してくれるでしょう。またコロナの状況によっては、職場見学などを許可してくれる企業もあるかもしれないので、とりあえず聞いてみると良いです。コロナ禍の就活しにくさを嘆いていても仕方がないですから、可能なところからできる限りの情報を集め、そこで働く自分の姿を想像してみてください。
もちろんその前に、自己分析と業界・企業研究は徹底して行い、就活軸に合うかどうか再確認しておくとともに、その他の条件としてOB/OG訪問や企業訪問でチェックすべき項目も明確にしておきます。その上でそこで働く人の話や職場の雰囲気から働き方を確かめ、実際に自分が働いたらどう感じるかを想像して、自分と相性の良さそうな企業を見極めることが大切です。それでも今ある内定先にピンとくる企業がない場合は、たとえ内定後と言えども、就活のやり直しが必要となります。
就活をする意味そのものにピンとこない時の対処法
正社員として就職する意味やいま就活する意味にピンとこない人はまず、正社員として就職することや新卒で就活することが、どれほど重要な意味を持っているのか知っておかなければなりません。それをきちんと理解しないままここで就活を終わらせてしまうと、のちのち必ず後悔する羽目になります。
確かにアルバイトや派遣といった非正規雇用でも、今だけを考えれば最低限の生活費を稼ぐことは可能です。しかし最近のニュースを見ても分かるように、アルバイトや派遣といった非正規雇用の人は不景気となれば真っ先に解雇・雇止めとなって、いきなり収入が途絶えてしまいます。そんな風に収入が不安定では社会的な信用を得られず、ローンや賃貸借の契約が難しいですし、将来的に家庭を築いて家族を養っていくというような人生設計も立てられないです。
ところが正社員なら、不景気になっても簡単に解雇や大幅な減給などできませんし、様々な補償もあるので、最悪でも今日の明日でいきなり生活に困る心配はなくなります。コロナ禍の就活に嫌気がさしている人もいると思いますが、こんな経済情勢だからこそ正社員として就職し、安定した収入と社会的信用を得ることが大事です。
そして将来的にいずれは就職せざるを得ないなら、後々になって就活するより、新卒で就活するのが一番だと言えます。日本企業は採用の大部分を新卒一括採用に頼っているため新卒の間に就活するのが最も選択肢が多く、他の応募者たちと同じ土俵で戦えるので内定を得られる可能性も最も高いです。卒業後3年以内は新卒扱いというのはあくまで厚生労働省からのお願いで、実際には既卒を採用する企業・業界は非常に偏っているうえ、内定率は新卒の半分にも満たない現実があります。
ましてや卒業後3年を超えてしまえば、経験者の転職と同じ中途採用の枠に応募するしかないですから、スキルも実績も積んでいない未経験者の既卒に勝ち目はありません。今年はコロナの影響で例年に比べると選択肢が少ない状態ではあるものの、だからといって就活を来年以降へ先送りすれば、確実にもっと厳しい状況になります。これまでの就活が思い通りにいかないことでやる気を失ってしまった人もいると思いますが、今年就活する意味を再確認し、気持ちを立て直すべきです。
もちろんこれまでの就活が上手くいかなかったのには何らかの原因があるはずなので、失敗の原因を明確にし、改善を図ったうえで新たな就活に挑んでください。コロナ禍の厳しさを嘆いても仕方がないですから、将来的なステップアップも視野に入れ、新卒での就活を納得のいくものにするための現実的な選択肢を考えることが大切です。
これを読んでもまだ就活する意味にピンとこない人には、就活の手間を減らして、楽して就活を終わらせるという手もあります。キャリchの「スピード内定サポート 」では、ES選考やSPIを省いたり面接回数を減らしたりすることで、選考ステップを省略している企業を紹介。面倒な企業とのやり取りを代行し、就活対策もプロがマンツーマンでお手伝いします。ほとんど手間なく内定を獲得できるなら、就活へのハードルも下がるというものです。キャリchが全面的にバックアップしますので、一緒に新卒での内定獲得を目指しましょう。
これから納得のいく就活をする方法
今年就活する意味そのものにピンとこない人だけでなく、やりたい仕事・入社したい企業がピンとこない人にも、コロナ禍による選択肢の少なさや先行きの不透明感は影響しているかもしれません。しかしそうは言っても今すぐコロナ禍から脱却して募集企業が増えるはずはないですし、むしろ時期も時期ですから企業は採用活動を終えていき、どんどん選択肢が減っていくのは確実です。
そんな中で、これから一体どのようにすれば、納得のいく就活を行えるのでしょうか。ここからは、これまで就活に「ピンとこない」と感じていた人が、これから納得のいく就活をする方法について説明します。ピンとこないままダラダラと卒業を迎えてしまうことのないよう、しっかり読んで、今後の就活方針を明確にしてください。
まずは自己分析から自分についての理解を深める
就活に「ピンとこない」と感じていた人がこれから納得のいく就活を行うには、まず徹底した自己分析を行って、自分についての理解を深めることが先決となります。ここまでの説明を読んでもらえば分かるように、就活に「ピンとこない」と感じる原因は、自分自身にある場合がほとんどです。やりたい仕事がピンとこないのも、入社したい企業がピンとこないのも、自分自身の価値観や求める将来像が明確になっていないことが根本的な原因となっています。
また今年就活する意味にピンとこない人も、これまでは就活への動機づけが弱かったために、自分自身を知るという行為そのものにしっかり向き合えていなかったはずです。結果として、そのことが企業・業界選びの失敗を生み、なかなか内定を得られない状況や獲得した内定に納得できない状況を生みます。ですから、ここからの就活を納得のいくものにするためにはまず、「自分の納得のいくゴール」とは何なのかをハッキリさせなければなりません。
そのために必要なのが、徹底した自己分析によって自分の価値観や強み・弱みなどを明らかにすることです。自分という人間はどのような環境なら満足感ややりがいを感じられるのか、どんな強みが仕事に活かせて、どんな働き方が向いているのかをきちんと知る必要があります。自分の過去の行動を振り返り、どんな時に嬉しく感じてどんな時に苦痛を感じたのか、どんな時に力を発揮しどんな時に失敗しがちなのか考えながら、自分の傾向を探りましょう。
同時に、昔のことだけでなくこれまでの就活も振り返って、ピンとこない理由や失敗の原因も探ります。そして今後の就活では同じ失敗を繰り返さないよう、問題の改善を図ってください。
キャリアプランと就活軸を明確にする
自己分析をしっかりとやり直したら次に、それを基にしてキャリアプランと就活軸を明確にしていきます。何度も言うように、やりたい仕事や入社したい企業がピンとこない、就活する意味がピンとこないという人は、そもそも自分が将来どうなりたいのかというキャリアプランが不明確です。自分が将来どうなりたいか分からないから、やりたい仕事や入社したい企業も分からないし、働く意味も就活する意味も分からなくなります。
ですから、先程の徹底した自己分析の結果分かった自分の傾向に基づいて、自分が将来どうなりたいかを今一度よく考え直しましょう。そのキャリアプランを実現できる企業に入社することが、自分が納得がいく就活のゴールなのです。そのゴールを目標に据えて、自分なりのキャリアプランを実現できる企業を選び出すための「就活軸」を定めていきます。
仕事や職場を苦痛に感じてしまうようでは幸せな将来像は実現できませんから、もともと自分の持っている価値観や強み・弱みに基づき、それに適した仕事選び・企業選びができるように就活軸を定めてください。ただし注意しなければならないのは、コロナ禍の今年はどうしても募集企業に偏りがあるうえに、すでに内定式を過ぎた時期なのでなおさら募集企業は限られているということです。
自分のやりたい仕事が今ある募集企業にピッタリとははまらない人もいるでしょうが、実現不可能な夢に固執した仕事・企業選びをしてしまうと、いつまで就活しても内定は得られません。そうかといって今年の就活を諦めても、来年・再来年それらの募集が復活するとは限らないうえ、たとえ復活しても仕事未経験の既卒のままでは今年以上に就活が難しくなるのです。
全く社会人として働いたことのない新卒の段階では、やってみなければ分からないことも多々ありますし、働いていく中でなりたい将来像がだんだん変わってくることもあります。本当になりたい将来像を実現させるには今思い描けるものに固執するのでなく、現状で実現可能な範囲を見極めて、現実的なやりがいとステップアップを考えることが大切です。そうすれば限られた選択肢の中でも、将来を見据えたゴールを目指し、これからの就活を納得のいくものにすることができます。
就活エージェントを頼る
これからの就活を納得のいくものにするには、就活エージェントなどのプロに頼るのがオススメです。今後の就活では募集を続ける企業が日に日に減っていき、時間との勝負になりますから、少しの出遅れが致命的となります。「ピンとこない」状態のまま就活を続けてはいけないとは言うものの、そこにあまり時間をかけられないわけです。
しかし就活エージェントに頼れば、それぞれの「ピンとこない」状況に応じた原因別の対処法をピンポイントに教えてくれるため、時間の節約が図れます。それに就活エージェントは、就活生と企業をマッチングさせるプロです。これからの就活が納得のいくものになるよう学生それぞれの望む将来像を上手に引き出し、適切な就活軸を定めるのを手伝って、具体的な企業探しまでしてくれます。
それだけでなく実際の選考を勝ち抜いていくためのサポートもしてくれますから、これまでの問題点を効率よく改善でき、内定獲得率もぐっと高くなるのです。今は「ピンとこない」と感じている学生も、就活エージェントに頼ればきっと卒業までに納得のいく内定を獲得できます。
キャリchでも、就活にピンとこない学生の相談に乗る完全無料のイベント「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ参加してみてください。相談内容は「ピンとくる仕事を探したい」「今の内定にピンとこないので迷っている」「就活を頑張る気になれず丸投げしたい」などの他、就活に関することなら何でもOKです。プロのキャリアプランナーが就活生と1対1で「ピンとこない」原因を探り、一緒に納得のいく就活の方針を立てて、具体的な企業紹介と内定獲得のための対策を手伝います。
もちろん就活のやり直しに当たって今ある内定を辞退しなければならない場合でも、スムーズな内定辞退ができるよう就活のプロが適切なアドバイスをしますので安心です。「ピンとこない」というような悩みは、悩みそのものが漠然としていて自分でも掴みどころがないので、その解決には問題点を明確にしてくれる客観的な視点が不可欠となります。
キャリchがそれをお手伝いしますので、一緒に納得のいく就活の終わり方を目指しましょう!
おわりに
就活の中では、「どんな仕事をしたいのかピンとこない」「今ある内定先に入社すべきかピンとこない」「就職や今年就活する意味にピンとこない」など、ピンとこないと感じることが多々あります。しかし、その気持ちと向き合わずそのまま流してしまうと、のちのち後悔するような失敗となりかねません。いずれにしても、そうした就活にピンとこない状況の元凶となっているのは、自分の働く姿を明確にイメージできていないことです。
それを打破するためには、自己分析で自分に対する理解を深め、業界・企業研究で仕事や職場に対する理解を深めて、キャリアプランと就活軸を見直す必要があります。
ただし、卒業までのタイムリミットを考えると、自力で試行錯誤を繰り返しているような時間の余裕はないです。就活エージェントなどのプロを頼って、効率的に問題の解決を図ることをオススメします。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している