24卒就活は氷河期でなくてもやばい!3つの理由と成功法を解説
2023年6月14日
就活を進めるうえで何か悩みはありますか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
24卒の就活が氷河期と聞いたんですけど、本当ですか?
24卒の就活は氷河期ではありませんが、やり方を間違えると就職難になりかねないのも事実です。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
そうだったんですね。就活をうまく進められるか心配です。
大丈夫!このコラムでは、24卒の就活を成功させるポイントについて詳しく解説していきます。氷河期でなくても就活対策をしっかり行って、内定を獲得しましょう!
キャリアアドバイザー 平崎
24卒の就活が氷河期でないことは求人数と内定率から明らか
24卒の就活は、氷河期ではありません。厚生労働省が調査した大学等卒業者の就職状況によると、直近5年間の推移は下記のとおりです。
年度 | 内定率 |
---|---|
2018年(3月) | 98.0% |
2019年(3月) | 97.6% |
2020年(3月) | 98.0% |
2021年(3月) | 96.0% |
2022年(3月) | 95.8% |
上記のように、コロナ渦から空けるまでも95%を下回っておらず、100人中95人は内定を獲得し就職をしています。就活氷河期時代の内定率は約7割ほどです。そのため、24卒の就活は氷河期ではないと考えられます。
近年の日本は少子高齢化によって、働く人材が不足していると言われており、企業の求人数は増え続けています。こうした状況から、24卒の就活は氷河期ではなく、どちらかと言えば就職がしやすい時代だと言えるでしょう。
ただし実をいうと、24卒の就活は氷河期でなくても甘く考えてはいけません。いったん出遅れてしまうと、いつまでも内定を獲得できない「やばい」状況におちいる可能性があります。
すでに出遅れてしまった自覚のある24卒の学生には、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」がオススメです。「何をしたらいいのかわからない」「内定を取るにはどうしたらいい」といった悩みを抱える就活生をプロの専門家がサポートします。ぜひ参加してください。
24卒の就活が氷河期でなくても出遅れるとやばい理由
先ほども述べたように、24卒の就活が氷河期でなくても、甘く考えているとやばい状況に陥る恐れがあります。就活に出遅れてしまい、希望する企業や業界に就職できない可能性があるからです。
ここからは、24卒の就活が氷河期でなくてもやばい2つの理由について解説します。甘い考えを捨てて早急に就活に取りかかれるよう、きちんと理由を把握しておきましょう。
就活が早期化している
24卒の就活は氷河期ではないとはいえ、例年よりも早期化しています。就活生が内定を取る時期は6月〜9月が一般的ですが、24卒の内定率は5月時点で6割を超えているのも事実です。
就活生の6割に内定が出ているということは、それだけ採用活動を行う企業が減っていると考えられます。そのため、24卒の就活で内定をもらっていない学生は、早急に進めないと希望する企業や業界に就職できない可能性が高いです。
また、高学歴の学生は24卒の就活状況に対して素早い行動を取っているため、有名大手企業や優良企業の採用枠が少ないと予測されます。
採用活動を実施する企業が少なくなっているだけでなく、大手や優良企業の採用枠が減っていることから、24卒が氷河期でなくてもやばいと言えるでしょう。
24卒の内定率状況については、下記のコラムで詳しく解説しているので参照してください。
関連コラム
【24卒の就活】5月の内定率は6割越え!内定を取る方法を解説
高学歴に優良企業を独占される
24卒の就活が氷河期でなくてもやばい理由は、高学歴に優良企業を独占されているからです。早慶やMARCHのような高学歴を持った学生は、24卒の就活が早期化していることにいち早く気づき行動しています。
高学歴の学生で就活に取り組むのが早い人は、大学3年生の時点で内定を獲得しています。企業としては、なるべく優秀な学生を採用したいため、早期に動き出している人を採用するでしょう。そのため、優良企業は高学歴によって独占されている可能性が高いと考えられます。
しかし、現在も採用活動している企業が、優良企業ではないとは言い切れません。有名大手企業の中でも、政府が推奨している就活スケジュールに合わせた活動をしているケースがあるからです。
政府が推奨している就活スケジュールは下記のとおりです(参照元:内閣官房 就職・採用活動に関する要請)。
3月1日:採用広報活動
6月1日:採用選考活動
10月1日:正式な内定日
上記のような就活スケジュールで活動している場合、6月1日から採用選考を始めているため、まだ間に合う可能性もあります。ただし、有名大手企業や優良企業の採用枠が減っている事実は忘れないようにしましょう。
氷河期でなくてもやばい24卒の就活を成功させる7つのポイント
24卒の就活が氷河期でなくても、内定を取るためにはいくつかのポイントを抑えなくてはいけません。就活を成功させるポイントを理解していないと、希望する企業や業界にいけない可能性が高くなります。
そこで、このコラムでは、24卒の就活が氷河期でなくても成功させるポイントを7つ解説します。就職後ミスマッチを避けるためにも、ぜひ参考にしてください。
内定獲得までの就活スケジュールを設計する
24卒の就活が氷河期でなくても成功させるには、内定獲得までの就活スケジュールの設計をする必要があります。就活スケジュールがあると次にやるべき行動が明確になり、無駄な時間をなくせるからです。
24卒の就活が早期化しているので、大学3年生の段階から活動を始めている学生が多くなっています。24卒の就活で暇な時間や次の行動で悩んでいる時間があると、希望する企業のエントリーが終わってしまう可能性もあるでしょう。
しかし、就活スケジュールの設計方法がわからない学生も少なくありません。就活スケジュールは、内定式がある10月1日を目安に、逆算して考えるのがオススメです。
仮に内定式を基準にして就活スケジュールを組むと下記のような日程になります。
10月:内定式
9月:内定獲得
7月~8月:面接選考
6月:エントリー開始
5月:選考対策
上記の日程は、最短で内定獲得する就活スケジュールです。
最短で就活スケジュールを組んでも、5ヶ月かかる計算です。自分の就活状況が把握できていない学生は、政府推奨または上記の就活スケジュールをもとに比較するのをオススメします。
もし、現状が遅れている場合は、早急に行動を進めなくてはいけません。詳しい就活スケジュールは、以下の資料を参照してください。
【就活対策資料】
就活まるわかりガイド
自己分析を徹底的にする
24卒の就活が氷河期でなくても成功させるには、自己分析を徹底的にする必要があります。自己分析をしないと、行きたい企業や業界が明確にならず、行動を起こせないからです。また、自己分析を怠ると履歴書やES、面接選考でアピール不足になり、内定が遠のいてしまいます。
たとえば、下記のような就活生がいた場合、どちらを採用するでしょうか。
- 自己分析を丁寧に行い、自分の価値をアピールする学生
- 自己分析を少しだけ行い、あいまいな回答をする学生
企業側としては、自己分析を丁寧に行っている学生を選びます。企業は採用して終わりではなく、就職後に活躍できる人材を求めるからです。また、入社後ミスマッチを避けるためでもあります。
そのため、24卒の就活において、希望する企業や業界から内定を獲得するには、徹底した自己分析が必要です。しかし、自己分析の詳しいやり方を知らない学生も少なくありません。
自己分析では「過去」「現在」「未来」の3つに分類して進める方法がオススメです。3つに分類した後は、モチベーションなどを活用して深掘りを行います。
自己分析の詳しい方法は、以下の資料で解説しています。面接官から高評価を得るためにも、自己分析をしっかり行って就活の質を高めましょう。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
企業・業界研究で情報を集める
24卒の就活が氷河期でなくても成功させるには、企業や業界研究で情報を集める必要があります。企業や業界の情報が少ないと、自分にマッチした会社選びに失敗してしまうだけでなく、面接のときにアピールする材料を増やすためです。
就活に失敗した学生に多いのは「入社前に思ってた企業と違う」と感じるケースです。就活に失敗した学生は、企業や業界研究で情報を集めきれていない可能性があります。
企業の面接選考では、その会社に関係する質問が多くなります。企業や業界研究で情報を集めていないと、スムーズに回答するのは困難です。
このように、企業や業界研究を実施しないと、内定を獲得できるチャンスが減るだけでなく、入社後に後悔する場合があります。
就活生にありがちなのは、目的が「内定獲得」になっていることです。ゴールが内定獲得になってしまうと、入社後ミスマッチになりやすく、早期離職に繋がります。こうした状況を回避するには、企業・業界研究が必要です。
企業・業界研究を通して聞かれやすい質問を紹介するので、ぜひ参考にして進めてください。
- 当社を志望する理由を教えてください。
- 〇〇業界を志望する理由を教えてください。
- 入社後のキャリアビジョン・キャリアプランを教えてください。
- 当社で叶えたい目標は何ですか。
- 企業を選ぶときの条件を教えてください。
- 当社と競合他社の違いは何だと思いますか。
- 当社で活かせる強みはありますか。
- もし、応募した職種と違う業務になった場合、志望しますか。
オンライン選考の対策をする
24卒の就活が氷河期でなくても成功させるには、オンライン選考の対策は必要です。近年、在宅ワークを取り入れる企業が増えてきたため、オンラインで実施するケースが増えています。
オンライン選考対策では、下記の準備が必要です。
- 環境整備
- 通信環境
- 背景の設定
- ビデオ通話システムの調整
- 機材の確認
- 画面の明るさ
- 服装・髪型
- 笑顔で明るい表情
- 声の大きさは普段より少し大き目
オンライン選考対策では、上記の準備が不十分になってしまうと、高評価は得られません。一方で、オンライン選考対策ができていれば高評価を与えられます。
就活生の中には、パソコンに慣れていない人もいます。しかし「慣れていないから仕方ない」という企業は存在しないので、不安な学生は何度も確認するのがオススメです。
24卒の就活では対面選考を復活する企業も増えてはいるものの、オンライン選考を行う企業もまだまだ多いので、対策をしっかり行い内定獲得を目指しましょう。
気になる企業へ積極的にエントリーする
24卒の就活が氷河期でなくても成功させるには、気になる企業へ積極的にエントリーする必要があります。24卒の就活は早期化によってエントリー期限が早まっており、チャンスを逃さないためです。
24卒の内定率は5月時点で6割とお伝えしました。内定率が増えると、採用活動を続ける企業は減ってしまいます。そのため、気になる企業にエントリーしないと、気づいたときには期間が過ぎてしまうでしょう。
就活で「気づいたらエントリー期間が終わっていた」というのはよくあるケースです。そんな事態にならないよう、積極的にエントリーすることをオススメします。
ただし、気になる企業へのエントリー数が多くなると、スケジュールが溜まり余裕がなくなってしまいます。ですから、同時進行するのは5〜10社程度に留め、ストレスを感じない企業数にしましょう。
就活に出遅れ、これからエントリーを進める学生は、下記のコラムを参照してください。
関連コラム
5月からエントリーを始める就活生がやるべき行動を徹底解説
インターンに参加する
24卒の就活が氷河期でなくても成功させるには、インターンに参加する必要があります。インターンに参加すると、詳しい企業情報を入手でき、ミスマッチを防げるからです。
就活に失敗する学生に多いのは、インターンに参加せず、何となくで決めてしまう人です。就活生の中には、インターンへの参加が面倒くさいと思い、企業説明会だけで済ませようとします。企業説明会では、会社の表面的な情報だけを話すケースが多く、内部情報を得られる可能性は低いです。
そのため、インターンに参加せず、企業説明会だけで終わらせてしまう学生は、就活に失敗する場合があります。こうした状況を避けるには、インターンに参加し、企業の内部情報を入手しなくてはいけません。
ただし、インターンに参加するときは、希望する企業の上位から選ぶようにしましょう。インターンは、1日で終わる企業もあれば、数日・数週間かかるケースがあるからです。仮に入社意欲が低い企業のインターンに参加した場合「数日間無駄にしてしまった」という可能性も考えられます。
入社意欲が低いインターンに参加している期間に、希望する企業のインターンやエントリーが締切りになってしまうと後悔が残ります。
ですから、24卒の就活が氷河期でなくてもインターンに参加するときは、希望する企業の上位から選ぶようにしましょう。
就活のプロに力を借りる
24卒就活が氷河期でなくても成功させるには、プロの力を借りるのがオススメです。就活エージェントは、近年の傾向から書類や面接選考で受かりやすいポイントを熟知しています。「就活に出遅れてしまった」学生にとっては、答えがある状況から始められるので、スムーズな活動が可能です。
何度もお伝えしている通り、就活は時間と情報が大切です。あなたよりも早く活動を始めた就活生に追いつくには、就活エージェントの力を借りる必要があります。24卒の就活が氷河期でなくても、すでに出遅れた就活を成功させるには、プロの力が重要なのです。
キャリチャンでも、就活を始めるのが遅れた24卒の学生に対して、書類作成から面接対策までプロの専門家がトータルサポートするサービス「出遅れ就活サポート」を行っています。 ぜひ参加してください。
氷河期でなくても知っておこう!24卒の就活で内定が出やすい企業
ここからは、24卒の就活が氷河期でなくても内定が出やすい企業について解説します。
24卒の就活は早期化しているため、内定が出やすい企業を知っているか否かでは、選択肢の幅が違います。24卒の就活では「内定が出やすい企業」と「内定が出ずらいが希望する企業」の同時並行がオススメです。
仮に内定が出づらい企業の選考が遅くても、内定が出やすい企業を進めておけば、安心した活動ができます。そんな、内定が出やすい企業は下記のとおりです。
24卒の就活が氷河期でなくても、内定が出やすい企業を知っておきましょう。
知名度が低い企業
知名度が低い企業は、24卒の就活が氷河期でなくても内定が出やすい企業の1つです。
知名度が低い企業は、選考を受ける学生の数が少ない傾向にあります。就活生の多くは、誰もが社名を聞いたことがある企業を選びがちだからです。そのため、知名度の低い企業を受ければ、選考を受けるライバルが少なく、内定を獲得できる可能性が高くなります。
就活生の中には「知名度が低い会社はブラック企業だ」と決めつける学生も少なくありませんが、知名度が低い企業でも優良企業は多く存在します。
知名度が低い企業の中には、有名大手企業よりも給与や待遇が良い可能性もあります。知名度が低い企業は、少数精鋭であるケースが多く、給与の分配が少ないためです。
このように、知名度が低い会社をブラック企業と決め付けている学生は、損をしているとも考えられます。ただし、知名度が低い会社の中にも、ブラック企業がある可能性もあるので、企業研究が必要です。
知名度が低い会社でも企業研究を行えば、内定が出やすい優良企業にエントリーできるでしょう。
急成長中のベンチャー企業
24卒の就活が氷河期でなくても、急成長中のベンチャー企業は内定が出やすい傾向があります。急成長中のベンチャー企業は、案件の数に対して人手不足である可能性が高いからです。
とはいえ、「ベンチャー企業への就職は不安」という学生は少なくありません。ベンチャー企業は、有名大手企業と比べると知名度が劣るため、仕事の依頼を受けづらくなります。こうした背景によって、ベンチャー企業を受ける学生は減っているようです。
しかし、ベンチャー企業でもサービスや商品に魅力があり、仕事の依頼が殺到する優良企業は多数あります。ベンチャー企業だからという理由だけで選択肢から除外してしまうと、目の前の優良企業に気づかず、チャンスを無駄にしているかもしれません。
24卒の就活が氷河期でなくても、内定獲得に苦戦している学生は、急成長中のベンチャー企業も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
実務経験がある仕事に共通する企業
実務経験がある仕事に共通する企業は、24卒の就活が氷河期でなくても内定が出やすい企業です。企業側としては、常に即戦力となる人材を求めます。そのため、実務経験がある企業の選考を受ける場合は、採用される可能性が高いです。
実務経験でなくても、関係する資格を取得していれば、アピール材料として活用できます。ただし、アピールするときは、数字を使ってわかりやすく説明しないと、高評価は得られません。
たとえば、下記のようなアピール方法があった場合、どちらを採用したいと思うでしょうか。
- 「学生時代にITエンジニアとしてのアルバイトを行っており、ダウンロード数3万のアプリ開発に成功しました。」
- 「学生時代にITエンジニアとしてのアルバイトを行っており、アプリ開発を行っていました。
上記の場合、採用されるのはダウンロード数3万のアプリを開発した学生です。このように、数字を使用して説明をすると、言葉に説得力がでます。
資格をアピールする場合は、取得している資格が、その企業のどんな部分に活かせるか伝えると好印象を与えられます。
学生時代に実務経験を積んだ経験がある就活生は、積極的にアピールをして、選考を有利に進めましょう。
人材不足が起きている企業
人材不足が起きている企業は、24卒の就活が氷河期でなくても内定が出やすい傾向があります。企業としては、利益を増やすためには、人材の雇用が必要だと考えるからです。
近年、少子高齢化社会によって、日本全体の労働人口者数が減少しています。特にIT業界では、2030年までに40〜80万人のIT人材が不足すると予測されているのも事実です(参照元:経済産業省 IT人材行くの状況等について)。
IT業界以外にも、高齢者が増えることによって、医療や介護業界の人材が不足すると言われています。こうした企業は、新卒採用でも積極的に採用しているので、内定をもらえる可能性が高いです。
ただし、積極的に採用しているからといって、簡単に内定をもらえるとは限りません。自己分析や企業・業界研究など、選考対策をしっかり行わないと、不合格になります。
なので、24卒の就活が氷河期でなくても、人材不足が起きている企業は内定獲得しやすいですが、しっかりと対策を行いましょう。
リファラル採用を取り入れている企業
リファラル採用を取り入れている企業は、24卒の就活が氷河期でなくても、内定が出やすい傾向があります。リファラル採用とは、知人の紹介によって企業の選考を受ける・就職する採用方法です。
就活は初対面で選考を受けるケースが一般的です。初めて会う場合、学生の情報も無く、信用性に欠けます。一方、リファラル採用ではその企業に知人がいるため、学生の情報が事前に共有されている状態です。
たとえば「学生時代にサークルで商品を販売し、月間売上50万円を達成した」といった実績があるとします。しかし、その経験が単純にESに書いてあるだけの場合と、学生時代を知っている知人から裏付けられるのでは、信ぴょう性が異なるわけです。
そのようにリファラル採用は、知人が企業に情報を与えてから採用活動に移るため、内定をもらえる可能性が高くなります。
とはいえ、自分が入社したい企業にたまたま知人が就職しており、その企業がたまたまリファラル採用を行っているという確率は、奇跡に近いかもしれません。その代替手段として考えられるのは、就活エージェントからの紹介です。
就活エージェントでは事前に学生の情報を十分把握した上で企業に紹介するので、リファラル採用と同様に企業側もその情報を共有でき、内定に至る可能性が高くなります。しかも知人が働いている企業に限定されず、企業の選択肢も多いですから、リファラル採用より効率的な手段だといえるでしょう。
氷河期でなくても24卒が就活で持つべき3つの意識
氷河期でなくても、24卒が就活で持つべき意識は下記のとおりです。
就活生に多いのは「焦る気持ち」です。24卒の就活は早期化しているため、周囲から「内定もらった」という声は多くなります。このような原因によって、就活を焦って進めてしまい失敗する、というのはよくあるケースです。
しかし、焦っても結果は変わらないどころか、悪化する可能性も考えられます。そのため、24卒の就活では、焦るのではなく上記の意識が必要です。
24卒の就活を成功させたい学生は、ぜひ参考にしてください。
簡単には決まらない
24卒の就活が氷河期でなくても「簡単に決まらない」という意識は大切です。24卒の就活が氷河期ではないと聞くと、「簡単に決まるでしょ」と余裕を持ってしまう就活生も少なくありません。
このような感情を持っている学生は、早急な意識改革が必要です。採用活動を行う企業数は増えていますが、自己分析や企業・業界研究などの選考対策を怠っている学生は、採用される可能性は低くなります。面接官は、年間で何百人と見ているので、選考対策を怠っている学生はすぐわかるからです。
また、すぐ決まると思っていた学生が長期的な活動になった場合、就活に耐えきれず病んでしまう可能性があります。そのため、長期的な活動を考えていたが、早く就活が終わった、と思う方が楽に思えるでしょう。
焦って活動しない
24卒の就活が氷河期でなくても、焦って行動するのはNGです。焦って選考対策不足のままエントリーしてしまうと、不合格になる可能性が高まります。
また、就活を焦って進めた場合、内定をもらった企業に就職しやすい傾向があります。焦って就職した企業は、希望する会社ではない可能性があるので、ミスマッチになりやすいです。ミスマッチになると、働いていても楽しく思えず、早期離職に繋がります。
就活を焦って進めてしまう学生は、悪循環になりがちです。こうした状況を事前に防ぐためにも、自分で設計した就活スケジュール通りに進めましょう。
1人で抱えない
24卒の就活が氷河期でなくても、1人で抱えないようにしましょう。1人で就活をすると、不合格の原因に気づけず悪いところを修正できなかったり、就活に関する情報を集めにくくなったりします。
一方、複数人で進めると、企業や業界の情報、面接のポイントなどの情報交換が可能です。1人より複数人の方が、スムーズに活動できるでしょう。
しかし就活に出遅れている24卒の中には、友人に相談したくない就活生も少なくありません。そういう場合は、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどのキャリアアドバイザーに相談するのがオススメです。
24卒は氷河期ではないが行動をしないと出遅れる
24卒の就活は氷河期ではないですが、早期化しているので「氷河期ではないから大丈夫」と思っていると、出遅れてしまいます。希望する企業や業界に就職するためにも、早急に行動することが大切です。
キャリチャンでは、就活に出遅れてしまった学生に対して「出遅れ就活サポート」という就活支援サービスを実施しています。内定を獲得するまでプロの専門家がサポートする無料のサービスです。
マンツーマンサポートなので、「就活が不安」「内定を取るコツが知りたい」といった悩みも、周囲を気にすることなくじっくり相談できます。ぜひ活用してください。
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24卒と氷河期に関するQ&A
24卒の就職活動状況は?
24卒の就活は、学生の内定率が高まっていることから、採用活動を終える企業が増え始めています。
就職氷河期って何歳から何歳まで?
35歳以上55歳未満です(参照元:厚生労働省)。
就職氷河期を経験したロスジェネ世代の特徴は?
正規雇用の割合が少なく、非正規雇用が多いのが特徴です。
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。