【例文あり】無断欠席の謝罪メールの書き方と注意点を徹底解説
2024年10月1日
就活生 Aさん
説明会を無断欠席してしまいました。のちのち選考を受けたいと思っているので、謝罪メールを送りたいのですが、どう送ればよいでしょうか。
のちのち選考を受けたいと思っているなら、悪い印象を与えないための謝罪メールを送る必要がありますね。正しいメールの送り方を教えましょう。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
よろしくお願いします。あと1つ聞きたいのですが、無断欠席するとやっぱり選考に影響ってありますか?
無断欠席による選考への影響ですね。わかりました。謝罪メールの書き方と合わせて影響についても解説していきましょう!
キャリアアドバイザー 廣瀬
メール?電話?無断欠席した際にするべき行動
説明会や面接などを無断欠席した場合、企業に対して謝罪をしなくてはなりません。ではどのようにして謝罪すればよいのでしょうか。
ここではそんな、無断欠席した際にすべき正しい行動について解説していきます。
企業への悪い印象を少しでも減らせるように、正しい行動ができるようにしましょう。
メールよりも前に電話で謝罪する
説明会や面接を無断欠席した際、メールよりも前に電話で謝罪するようにしてください。
あなたが来ることを前提に準備を進めていたにも関わらず、何の連絡もないまま欠席されては印象が最悪です。そのため、早急に謝罪する必要があることから、まずはすぐにレスポンスが取れる電話からしてください。
また、電話のほうが声を直接届けることができるため、謝罪に対する誠意や自分の気持ちが伝わりやすくなります。
電話する時間帯は、朝一や終業間際の忙しい時間を避けましょう。お昼の時間帯も休憩に入っている場合があるので、避けた方がよいです。
謝罪メールも必ず送る
無断欠席の謝罪電話をしたら、合わせて謝罪メールも送ります。二度連絡をすることで、深く反省していることを示せます。
また、謝罪の電話をしようとした時間が企業の営業時間外であったり、採用担当者が忙しくてつながらなかった場合には、まず謝罪メールを送るようにしてください。
どうせバレない、という考えから連絡をしないのはNGです。謝罪するのは人としての礼儀ですし、出欠確認している企業の場合にはのちに選考に影響が出る場合もあるので、注意しましょう。
今後の就活に影響を及ぼしたくないと悩んでいる人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加してください。キャリアアドバイザーがこれからの就活をサポートします。また、無断欠席による気まずさから受ける企業を変えたいとなった場合にも、企業紹介を行います。
無断欠席による謝罪メールを送る際のポイント
無断欠席ですでに悪い印象を与えているので、少しでも印象回復ができるよう、正しいやり方で謝罪メールを送る必要があります。
ここではそんな、無断欠席した際の正しい謝罪メールの送り方について解説していきます。
上記のポイントを押さえて、正しい謝罪メールを送りましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
無断欠席の理由を正直に伝える
謝罪メールを送る際は、無断欠席した理由を正直に伝えるようにしてください。「寝坊した」「雨で行くのがめんどくさくなった」など、理由によっては伝えにくいものもあるでしょう。
しかし、下手な言い訳をするとかえって印象が悪くなるため、正直に理由を述べることが大切です。言いにくい理由もあると思いますが、正直に理由を述べれば、誠意を示すこともできるでしょう。
言い訳などの余計なことは書かない
謝罪メールを送る際は、言い訳などの余計なことを書かないようにしてください。
前の項でもお話ししているように、謝罪メールでは誠意を示すために、正直に理由を伝える必要があります。そのため、余計な言い訳はさらに悪い印象を与えてしまうだけなので、注意しましょう。
改めて参加したい、選考を受けたいと思っている場合、悪い印象を持たれてしまうと印象挽回が難しく、再応募できない可能性もあることを覚えておいてください。
次回の参加意思を伝える
次回参加できるチャンスがあれば参加させてほしい、と伝えることで誠意を伝えられます。無断欠勤している時点で印象は悪いですが、しっかりと謝罪した上で、次こそ参加したいと伝えれば印象が少し回復するかもしれません。
ただし、最終的に許してくれるかどうかは企業次第です。参加するつもりもないのに「次回は参加したい」などと言っても、かえって印象が悪くなるだけです。注意しましょう。
謝罪メールから悪い印象を払拭し、就活をやり直したいと考えている人は、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」に参加しましょう。印象回復から就活やり直しのためのサポートを行います。企業紹介をメインにサポートするため、就活が円滑に進むでしょう。
最後に署名を入れる
謝罪メールの最後に署名を入れてください。署名とは氏名、大学名、住所、電話番号、メールアドレスなどを書いたもので、ビジネスメールにおいて記載がマナーとなっています。
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○○大学○○学部
氏名
〒○○○‐○○○○
○○県○○市○○
電話番号
メールアドレス
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自分が誰かを企業側にすぐ認識してもらうためにも、必ず記載するようにしてください。
メールマナーについて詳しく知りたい人は、以下のコラムも合わせてチェックしましょう。
【状況別】無断欠席の謝罪メールの例文
無断欠席した際には、正しいやり方で謝罪をしなくてはなりません。では具体的にどのようにメールを送ればいいのでしょうか。
ここでは、状況別に応じた謝罪メールの例文をご紹介していきます。
説明会やインターンシップ、面接など、就活では様々な場面において参加の申し込みをします。そのため、それぞれのシチュエーションに合った謝罪メールを以下より紹介していきます。
説明会を無断欠席した場合
まずは説明会を無断欠席した際の謝罪メールです。例文を見ていきましょう。
件名:貴社説明会欠席のお詫び
株式会社○○
採用担当者 ○○様
お世話になっております。
○月○日の説明会に参加を予定しておりました、
○○大学○○学部の○○と申します。
説明会を設けて頂いたにもかかわらず、
私のスケジュール管理不足で欠席したことを深く反省しております。
今後は同じようなご迷惑をおかけすることがないように
スケジュール管理を徹底致しますので、
何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
誠に勝手ながら、次回の説明会に参加させて頂けますと幸いです。
この度はご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。
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○○大学○○学部
氏名
〒○○○‐○○○○
○○県○○市○○
電話番号
メールアドレス
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説明会を無断欠席した場合のポイントは、お詫び、欠席理由、対策法、次回の参加意思を伝えることです。
説明会のように複数回実施される機会がある場合は、次回への参加意思を伝えれば志望度の高さを示せるでしょう。
インターンを無断欠席した場合
次はインターンシップです。例文を見ていきましょう。
件名:○月○日インターン無断欠席についてのお詫び
株式会社○○
採用担当者 ○○様
○○大学○○学部の○○と申します。
この度は、○月○日のインターンを無断欠席してしまい、
申し訳ございませんでした。
私のスケジュール管理不足が原因です。
今後は、同じことがないよう、スケジュール管理を徹底致します。
誠に勝手ながら、貴社のインターンに大変興味があり、○月○日のインターンに再度申し込ませて頂きました。
厚かましいお願いで恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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○○大学○○学部
氏名
〒○○○‐○○○○
○○県○○市○○
電話番号
メールアドレス
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インターンでは企業についての理解を深められることから、次回参加を希望する場合もあると思います。しかし、一度無断欠席によって悪い印象を与えてしまっているので、印象を挽回するためにも、しっかりと謝罪するようにしましょう。
そのうえで、具体的な日にちを記載し、再度申し込みしたことを伝えるようにしてください。
面接を無断欠席した場合
最後に面接です。就活をメインともいえる面接で無断欠席をしてしまうと、印象はさらに悪いものとなります。正しい謝罪メールから印象回復を図りましょう。
件名:○月○日面接無断欠席についてのお詫び
株式会社○○
採用担当者 ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部の○○と申します。
本日は、○時より面接のお時間を頂いていたにもかかわらず、
無断欠席してしまい申し訳ございませんでした。
せっかく面接の機会を頂いたのにもかかわらず、連絡が遅くなり大変申し訳ございません。
今後は、スケジュール管理を徹底致します。
ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんでした。
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○○大学○○学部
氏名
〒○○○‐○○○○
○○県○○市○○
電話番号
メールアドレス
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面接における謝罪メールでは、何時から面接を受ける予定だったのかを記載することで、自分の存在をわかりやすく示すことができます。
そのうえで、せっかく時間を設けてもらったのに無断欠席してしまったことへの謝罪をしっかりと述べるようにしましょう。
無断欠席による選考への影響
無断欠席をしてしまうと悪い印象を与えてしまうだけでなく、他にも影響を及ぼす可能性があります。具体的には以下の通りです。
以下で詳しく見ていきましょう。
エントリー不可となる可能性がある
無断欠席をしてしまうと、エントリーができなくなってしまう可能性があります。
無断欠席をすると信頼を失う上に、印象が悪くなります。だらしない人材を欲しいと思う企業はないので、エントリーを受け付けない企業はそれなりに存在するのです。
謝罪次第で印象回復を目指せればエントリーできるかもしれませんが、許可するかどうかは企業次第です。そのことをよく理解しておきましょう。
エントリー不可となってしまい、新しく求人を探し直す際にはキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加してみてください。キャリアアドバイザーがあなたに合った求人を紹介します。
内定を獲得できない可能性がある
無断欠席をしてしまうと、与えた印象の悪さから内定を逃してしまう恐れがあります。企業は無断欠席した学生に対して「だらしない」「社会人になる自覚がない」「入社意欲が低い」という印象を受けます。
いくら謝罪をしたとしても、一度与えた悪い印象を覆すのはそう簡単ではありません。悪い印象のまま選考を受けても、他の学生とスタート時点ですでに差が開いていることになるため、選考にも苦労します。
企業によっては「一度の無断欠席も許さない」とするところもあるほど、一度与えた印象が内定にまで影響を及ぼしてしまうことがあることを覚えてきましょう。
他社への影響は基本的にない
無断欠席してしまった企業では、エントリーができなくなったり、内定に影響を及ぼす恐れがありますが、他社ではさほど影響がないので安心しましょう。なぜなら、企業は就活生の個人情報を外部に漏らすことがないからです。
ただし、グループ会社の場合は注意が必要です。グループ会社内では情報が共有されていることがあるので、その場合には影響が出るかもしれません。
いずれにしても、無断欠席は良くないことなので、繰り返さないように気持ちを切り替えて挑みましょう。
改めてエントリーシートや履歴書を出す際は、以下の資料を活用してみましょう。
【就活対策資料】
履歴書・ES作成マニュアル
無断欠席の謝罪メールは不信感を与えないことが大切
無断欠席の謝罪メールは採用担当者に不信感を与えないよう、誠意をもって謝罪することが重要です。
「どうせバレない」と思いがちですが、多くの企業では参加者を管理しているため、意外とバレます。そしてバレたうえで謝罪の連絡をしないとさらに印象は悪くなり、今後の選考に影響を及ぼす恐れがあるため、注意しましょう。
誠意のある謝罪をすれば印象回復を図れるかもしれません。言い訳はせず、正直に謝罪するようにしてください。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している