【英語ES書き方】英語でエントリーシートや自己PRを書くコツを紹介
2023年3月16日
「英語を活かした仕事をしたい」そう思って就活を始めたけど、エントリーシートを英語で書くのが難しくて困ってませんか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんです。普段から英語の勉強はしているはずなのに、実際に書こうとすると手が止まってしまいます…。
実は、英語のエントリーシートって難しい英文を書く必要はなく、基礎レベルの英語で大丈夫だと知っていましたか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
英語力をアピールするためにも、難しい英語を使った方がいいと思っていました。どんな点を意識して書いたらいいのでしょうか?
それでは英語でエントリーシートを書く時のコツを5つのポイントに分けて丁寧に解説するので、ぜひ参考にしてください!
キャリアプランナー 岡田
人事が英語ESで見ていること
「英語でESを書く」と聞くと、難しい英文じゃないといけないと思いがちですが、実際はそんなことはありません。確かに英語でESの提出を求める企業の大半は外資系など、入社後に英語力が求められる企業です。
しかし、ESはあくまで学生の判断する材料の1つ。そのため、ただ英語力があるだけでは簡単に企業へ向かい入れることはできないのです。
では、英語ESではどんなことをチェックしているのか、実際に人事に聞いた“英語ESで見ている2つのこと”を解説します。
学生の熱意や志望度の高さ
英語のESや自己PRから学生の熱意や志望度の高さをチェックしています。これは英語に限らず、日本語のESでも共通のチェックポイントです。
ただ難しい英文が書かれていても、中身がなく、熱意や志望度が全く伝わらなければ人事の目に留まることはありません。
英語とはいえ、ESには変わりありません。ただ英語を並べるのではなく、自分をアピールしなければ選考を通過することはできないのです。
そのため、難しい英文を使うことにこだわる必要はなく、基礎レベルの英語力でOKなのです。大切なのは熱意や志望度の高さをアピールすることです。
わかりやすい英文で伝えられているか
英語でもわかりやすく伝えられているかも人事はチェックしています。日本語でもそうですが、何を書いているのかわからない、何を伝えたいのかわからないESは最後まで読まれることはありません。
企業側は「英語のESでも提出してくれるほど志望度が高い!」と少なからず評価しています。それなのに、何を書いているのかがわからなければ、せっかくのアピールもつぶれてしまいます。
自分をアピールするためにも、わかりやすく、そして自分の熱意がアピールできるようにしましょう。そうすれば人事もあなたのESに魅力を感じるかもしれません。
しかし、「本当にこのレベルの基礎英語でも大丈夫?」と不安になる就活生もいるかもしれません。
そんな時はキャリchが開催している「【新卒・既卒】就活のプロに相談しよう!就活相談サポート」がオススメです。無料でプロのキャリアプランナーに1対1の相談が可能です。ぜひ活用して、企業に注目される英語のエントリーシートを完成させましょう。
英語でESや自己PRを書く5つのコツ
「基礎レベルでOK」「わかりやすい英文」といっても、ただ英語でESを書くだけでは当然、魅力的なESだとはいえません。
人事や採用担当者の目に留まるためには、どう入社意欲や熱意を伝えるかを意識する必要はあります。
日本語とは違った、英語ならではのES対策とコツをご紹介します。人事がチェックしていることを意識して、下記のポイントに沿ってESや自己PRを作成してみましょう。
自分の言葉で熱意を伝える
英語でも日本語でも、自分の言葉で熱意を伝えます。ネットにあるようなテンプレを用いても熱意は伝わりません。
自分の言葉で上手に熱意を伝えるためには、“企業について理解を深める“ことが大切です。
企業について理解を深めることで、なぜ自分がその企業を志望しているのか、なぜその企業でなくてはならないのかが見えてきます。これらの「なぜ」を解決できれば、自然と熱意のあるアピールができるようになるのです。
何度もいっていますが、ただ英語を並べるだけでは魅力的なESにはなりません。難しい英文を書くのではなく、自分をアピールすることを意識しましょう。
どのように英語力を身につけたのかを述べる
英語でのES提出を求める企業の大半が、外資系や商社など、入社後に英語力が必要となる企業であるため、最低限の英語力をアピールする必要があります。
しかし、ここでいう英語力のアピールは、ただ難しい英文を書くのではなく、“どのようにして英語力を身につけたのか”です。
どういう流れでどんな風に努力したのか、英語力を得た結果どう役立ったのかなどを順序立てて書く必要があります。
順序立てて話す際はPREP法がオススメです。PREP法とはビジネスでよく使われる文章構成法で、相手に話が伝わりやすく、効果的です。
- P =point(結論)
→何で(どうして)英語力が身についたのか - R=readon(理由)
→なぜ英語力が身についたのかの理由 - E=examole(具体例)
→どんな流れだったのか、どんな不通に努力したことなど - P =point(結論)
→身につけた英語力がどう役立ったか
→英語を使ってどんな風に働きたいのか
留学経験などはとくにもってこいです。なぜなら理由や具体例が話しやすく、信ぴょう性もあるので、留学経験がある人は必ずアピールしましょう。
語学を使ってどうなりたいのか述べる
ただ、自分の英語力を話しただけで終わってしまっては宝の持ち腐れです。
身につけた英語力を今後どのように生かしていくのか、英語を使ってどんな風に働きたいと考えているのかなどの思いを述べましょう。そうすることで英語力だけでなく、自分のアピールもすることができます。
先ほどのPREP法の2つ目の結論で述べると良いでしょう。一緒に「これからも勉強する意思・成長志向」なども述べると、より好印象を与えることができます。
志望する企業の目安を意識する
志望する企業がどれぐらい英語力を必要としているのかも意識することが大切です。英語でのES提出を求める企業の大半は英語力を必要とする企業ではありますが、その中でも入社後に求められる英語力は異なります。
- 英語でESを求める企業の最低ライン「800点以上」
- 外資系企業「900点以上」
- 外資の日本法人「860点以上」
- 海外に多くの視点がある大手国内企業「730点以上」
- 海外と取引がある国内企業「650点以上」
【TOEICによる基準】
TOEICを基準に、企業別に求められる点数を記載しました。数字が高ければ高いほど、高い英語力を求められるため、しっかりと英語力をアピールする必要があるでしょう。
また、このように高い英語力を求められる企業ではTOEICの点数などを述べると良いです。具体的な数字があることで、人事側にも英語力の有無が伝わりやすくなりますし、点数が高ければわかりやすいアピールにもなります。
しかし、実力以上の英語力を書くのはNGです。嘘をつけば信用を失いますし、万が一入社できたとしても、嘘をついた能力に適した仕事を任せられても自分が辛くなるだけです。
嘘は絶対にばれますし、お互いにとっていいことは何一つないので、嘘をつかず、自分の実力を述べましょう。
「直訳英語」やスペルミスに注意!最後の確認が重要
日本語でも英語でも、誤字脱字やスペルミスは致命的です。とくに英語では「直訳英語」した際、注意が必要です。
英語を日本語に変換してみてもわかるように、直訳機能はニュアンスが異なることが多いです。そのため、英語力がないと思われてしまいますし、誤った表現だった場合は悪印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、直訳機能は使用することをオススメしません。自分の実力や英語力のある人とともにESや自己PRを作成しましょう。
そして完成したら最後に必ず読み返しチェックします。自分だけでなく、英語力のある人にも必ずチェックしてもらいましょう。
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「英語力を身につけた」ことがゴールではない
英語のESではわかりやすく、そして英語力をアピールするように書くことがコツではありますが、ただ「英語力を身につけた」ということだけを伝えても意味がありません。企業側も「英語力を身につけた」とだけ言われても、「だから何?」と思います。
企業側は身につけた英語力をどう活かせるのか、そして英語力を身につけるまでにどんな努力をしたのかを知りたがっています。
そして学生側にとっても、「なぜ身につけた」「どう身につけた」「今後どう活かせるのか」を述べることは、自分をアピールする最大のチャンスでもあるのです。
「英語力を身につけた」ことだけに満足せず、その英語力からどう企業にアピールするのかをしっかりと考えましょう。
そのためにも企業研究や自己分析は欠かせません。企業がどんな人材、能力を求めているのか、それは自分に合っているのかなどを企業研究、自己分析結果から見極めましょう。
おわりに
英語でESを書く際、英語力をアピールしたくてつい難しい英文を書きがちですが、企業側は難しい英文よりも、わかりやすく、熱意の伝わる英文に対して好印象を抱きます。
まずはしっかりと企業について理解を深め、自分をどうアピールするのかを自己分析から探しだし、「ここ(企業)じゃなきゃいけない理由」をしっかりと固めましょう。
そうすることで、熱意は伝わりますし、基礎レベルの英語でも十分、好印象を与えることができます。
そして重要なのが最後の確認です。いくら英語力に自信があってもミスをすることはあります。日本人でも日本語を間違えることがあるのですから当然です。
英語が得意な人に英文に間違いがないかを見てもらいましょう。そして内容は就活のプロに見てもらいましょう。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。