【印象◎】「ですます」「である」ESや履歴書で使うべき語尾の書き方

 2023年3月8日

エントリーシートや履歴書の書き方について悩んでいることはありますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

はい。実は、文末について「ですます」か「だ・である」どっちに統一しようかと悩んでいるんです。どちらがいいとか悪いとか、あるんですか?

もちろん、どちらも正しい語尾ですし、どちらを使っても問題ありません。それぞれにメリットもあるんですよ。ただし、使い方を間違えると悪印象になる可能性もあります。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

ええっ!?メリットはぜひ知りたいけど、使い方を間違えると悪印象にもなるんですか?ますます、どちらを使っていいのか悩んでしまいます。

大事なのは、自分の使いやすい方をどう使うか、です。今回のコラムでは、それぞれの使い方やメリットを紹介します。問題を一つひとつ、解決していきましょう!

キャリアプランナー 岡田

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ESや履歴書で使うべき正しい語尾は?

ESや履歴書で使うべき正しい語尾は?

先輩やネット上で見るESを見ていると「ですます調」「だ・である調」両方の語尾を用いて書いており、「結局どっちが正しいの?」と困惑することありますよね。

結局のところ、どちらの語尾がESや履歴書を書く際にふさわしいのでしょうか。

キャリchが、ESや履歴書で使うべき正しい語尾をわかりやすく解説します。

「ですます」「だ・である」どっちを使ってもOK!

ESや履歴書では「ですます調」「だ・である調」どちらを使ってもOKです。絶対にこっちを使わないといけない!という決まりはなく、「ですます調」で書かなかったから不合格、ということもないので安心してください。

「ですます調」「だ・である調」それぞれ使うメリットやで与える印象は異なります。自分が使いやすい方であればどちらを使ってもOKなので、それぞれの使うメリットや与える印象などから検討しましょう。

迷ったら「ですます調」にしよう

「どっちを使ってもいいと言われると余計に迷う!」という人は、「ですます調」を使うことをオススメします。

「ですます調」は丁寧語を用いた文章となるため、丁寧な印象を与えることができます。ESや履歴書は採用担当者、つまり目上の人に向けて書くものであるため、丁寧な印象の方が無難です。

  • ですます調【敬体】→丁寧語を用いた文章
  • だ・である調【常体】→敬語を用いらない文章

「だ・である調」は常体といい、敬語などを用いない文章となるため、敬体である「ですます調」よりも丁寧な印象を残しにくいです。

また、面接でも「ですます調」を用いることから、ですます調の方が文章を作りやすいでしょう。

しかし、先ほどもいったように、基本的にはどちらの語尾を使っても問題ありません。それぞれには違った良い要素がありますし、“自分”を伝えるのにふさわしい語尾は人それぞれ異なります。

「ですます調」が一般的には推奨されてはいますが、自分に合う方を使いましょう。

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語尾を「ですます調」にすることで与える印象

語尾を「ですます調」にすることで与える印象

「ですます調」を使うことで採用担当者にどのような印象を与えるのでしょうか?「ですます調」を使うメリットやデメリットをご紹介します。

丁寧で礼儀正しい印象を与えられる

先ほどもお話ししたように、「ですます調」は丁寧語を用いた文章になるため、丁寧で礼儀正しい印象を与えることができます。

また、文章もまとめやすく、面接時などでも「ですます調」を用いていることから、自分自身も文章が書きやすくなります。

ESや履歴書は採用担当者(目上の方)に時間を割いて読んでいただくため、丁寧で礼儀正しい姿勢を見せることは大切です。

また、敬語は社会人になってからも必要なスキルのため、今のうちから使い慣れておくとよいでしょう。

しかし、間違った使い方をすると「常識知らず」「社会人になる自覚がない」という印象を与えてしまう可能性もあるので、最後にしっかりと確認、添削をしてもらうようにしましょう。

文字数が多くなってしまう

丁寧な印象を与えられる「ですます調」ですが、デメリットも存在します。それは、文字数が長くなってしまい、伝えたいことが伝えきれないことがあるということです。

  • ですます調:「充実しています」
  • だである調:「充実している」

「ですます調」は「だ・である調」よりも文字数が多くなる傾向にあります。たかが1文字かもしれませんが、文字制限や書けるスペースの制限があるESや履歴書ではこの1文字もとても重要です。

なぜなら、決められた制限の中で自分をアピールしなくてはならないからです。いくらアピールしたいことがあってもESに書ききれなければ意味がありません。

「だ・である調」であれば自分の伝えないことを伝えきれたとしたら、「ですます調」では文字数が超過してしまうため、満足に自分をアピールできない場合があるのです。

そのため、「ですます調」を用いる際は、「ですます調」でも自分を満足にアピールできる文章を心がける必要があります。

語尾を「だ・である調」にすることで与える印象

語尾を「だ・である調」にすることで与える印象

「ですます調」の方が一般的に用いられることが多いですが、「だ・である調」にも使うメリットはあります。実際に「だ・である調」を使うことでどのような印象を与えるのか、確認していきましょう。

力強く、説得力のある印象を与えられる

「だ・である調」を使うことで、力強く、説得力のある印象を与えることができます。「だ・である調」では、簡潔に断言した表現をすることができるため、自分の考えを相手にハッキリと伝えることができます。

考えをハッキリ伝えることで説得力が増し、自信があるような印象を与えることができ、企業側にとっても“魅力的な学生”と思うのです。

また、先ほどの「ですます調」のデメリットでもお話ししたように、「だ・である調」は文字数が「ですます調」よりも少ないため、短い文字数で自分の意思を伝えやすくなります。

少ない文字数で説得力があり、自分のアピールを存分にできるのは大きなメリットだといえるでしょう。

伝えたいこと、アピールしたいことが明確な人は「だ・である調」で書くとよいでしょう。

表現次第では偉そうに見えてしまうことも

「だ・である調」は力強く、説得力のある文章を書くことができますが、表現次第では偉そうに見えてしまうことがあるため、注意が必要です。

先ほども述べたように「だ・である調」は常体のため、敬語を用いない文章になります。そのため「タメ口」に近い印象の文体になってしまうことがあるのです。

内容がしっかりしていれば気にすることはありませんが、内容が薄い、説得力がない、何の根拠もなしに断言していると「偉そう」「生意気」といった印象を与えてしまう可能性があります。

少しでも自分の文章に不安があるのであれば「だ・である調」ではなく、「ですます調」を使う方が無難でしょう。または、大学のキャリアセンターなどで添削をしてもらいながら書くようにしましょう。

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どっちを使うかよりもどう使うかが大切!

どっちを使うかよりもどう使うかが大切!

「ですます調」「だ・である調」どちらの語尾を使っても基本的にOKですが、使い方を間違えれば当然、悪印象を与えてしまいますし、選考を突破することもできないでしょう。

ここでは、どちらの語尾を使うにしろ意識しなければいけないこと、そして語尾よりも大切なことについて解説します。

「ですます調」「だ・である調」の語尾は統一する

「ですます調」「だ・である調」どちらを使うにしろ、語尾は統一することが原則です。

どちらも混合した文章は読みにくいですし、意味や意思も伝わりにくいです。また、「適当にESを書いている」「文章の書き方を知らない」「社会人になる覚悟がない」「マナーを知らない」など、悪い印象ばかり抱かれます。

そのため、どちらの語尾を使うとしても必ず統一してください。また、文章内の語尾のばらつきもNGですが、志望動機は「ですます調」、自己PRは「だ・である調」といったES内でのばらつきも印象はよくないので、注意してください。

どちらの語尾を使うよりも“内容”が大切!

ESや履歴書を書く際に一番大切なのは、どちらの語尾を使うかではなく、内容です。どちらかの語尾に統一して書かれていたとしても、内容がわかりにくかったり、何を伝えたいのかがわからないものは採用担当者の目に止まることはありません。

何を伝えたいのか、何をアピールしたいのか、どうアピールすればいいのかなど、採用担当者の目に止まるような内容を考えた上で、より引き立てるためにはどちらの語尾が合っているのかを考えましょう。

採用担当者の目に止まるような内容のESを書くためには企業研究、自己分析は欠かせません。そして、確認や添削も必須です。

自分だけで満足するのではなく、必ず誰かにも読んでもらい、確認をしてもらいましょう。より質のよいESにするためには、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、就活のプロに添削をお願いするとよいです。

就活に関する知識が豊富なプロに添削をお願いすれば、必ず質の良いESを完成させることができます。

おわりに

ESや履歴書を書く際、どちらの語尾にしても基本的にOKです。どちらにも使うメリットがありますし、与える印象もそれぞれ異なります。

しかし、どちらの語尾を使うにしろ語尾は統一すること、そしてなにより“内容”が一番大切なことを忘れてはいけません。

いくら正しく語尾を使えていても、内容が良くなければ選考を突破することはできないでしょう。そうならないためにも企業研究や自己分析は欠かせません。

そして何度も何度も確認、添削することも大切です。採用担当者は他人であるため、他人目線の意見を聞くことはとても大切なのです。企業目線で魅力に感じるESかを判断してもらいましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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