【24卒】就活生必見!定番から業界別に活かせるオススメ資格をご紹介

 2023年3月7日

就活をするうえで、資格取得を行っていますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

就活で資格をアピールしても意味ないのかなと思って資格取得は行っていません…

資格取得を評価してくれる会社は、必ず存在します。ほかの就活生と差別化するためにも資格取得に損はないですよ。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

そうなんですね!少し興味が湧いてきました。でも、具体的にどんな資格を取ればよいかわかりません。

確かに就活に有利な資格って何かわからないですよね。そんな方のために今回は、就活で実際に役立つオススメの資格を紹介します。

キャリアプランナー 岡田

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「就活で資格をアピールしても意味がない」は嘘

「就活で資格をアピールしても意味がない」は嘘

「就活で資格をアピールしても意味がない」という人もいますが、それは嘘です。なぜなら、資格を評価してくれる企業もあるからです。

持っている資格が必ずしも評価されるとは限りませんが、資格を評価するかしないかは、その企業の考え方次第なのです。

「就活で資格は何の意味もない」というのは極端な意見で、資格を評価する企業と、そうでない企業が存在するということを理解しておきましょう。

自分が志望する企業が資格を評価するのかしないのかが分からない以上、志望する業界に関する資格を持っているに越したことはありません。

「資格の取得と就活の両立がむずかしい」と思っている方は「再就活サポート」に参加しましょう。あなたが内定を獲得するまで、キャリアプランナーと二人三脚で就活を行えます。「プロと一緒に納得内定をもらいたい…」就活生はぜひ参加してみましょう。

就活生が持っている定番の資格3選!

就活生が持っている定番の資格を3つ厳選してご紹介します。

就活生が持っている定番の資格を3つ厳選してご紹介します。

    【MOS(マイクロソフト オフィシャル スペシャリスト)】

  • MOSとはオデッセイコミュニケーションズが実施している試験で、ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルックの5種のマイクロソフトオフィス製品について、各アプリケーションの利用スキルを証明する資格です。5種の資格はそれぞれ2010、2013、2016とバージョンごとに試験が分けられており、またワードとエクセルには、スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)があります。

  • エクセルやワードなど、オフィスワークで必須のアプリケーションが使いこなせることを客観的に証明できます。世界的に実施されている試験なので、外資や海外でも通用します。

  • MOSを活かせる仕事は、一般事務、営業、生産管理、編集など多数。オフィスワークではパソコンスキルが必須な企業が多いため、就活でアピールしやすい資格です。

    【日商簿記検定(簿記)】

  • 簿記とは日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。日商簿記検定は日本商工会議所が行っている簿記検定で、1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級の5種類があります。

  • 企業の経営や財政の知識を学ぶことができます。

  • 簿記を活かせる仕事は、経理など企業の財務・会計担当部署。また経理などの専門職でなくても、商社、金融、小売り、サービスなどの業界では、経済活動の基礎知識として3級程度の簿記資格取得を求める企業もあります。

    【宅建(宅地建物取引士)】

  • 宅建とは、不動産取引を行う専門家として、宅地建物取引業法の定める国家資格です。宅建の試験は、国土交通大臣の認可を受けた専門機関が実施しています。

  • 宅建業法はもちろん、訴訟や権利に関する民法、査定に関する知識など、幅広い知識を学ぶことができます。

  • 宅建を活かせる仕事は、建築、不動産管理、金融などです。不動産取引を行う事業所では必ず一定数の有資格者をおく義務がありますし、建築や金融などでは土地・建物の評価に関する知識が役に立ちます。

MOSや日商簿記検定は比較的短期間で取得でき、多くの職場で活用できる資格です。

それらに比べると宅建はやや難易度の高い専門資格ではありますが、その分、取得までの努力をアピールできる資格です。

資格じゃないけど英会話力の証明にはTOEICが定番

資格じゃないけど英会話力の証明にはTOEICが定番

合否で判定される資格とは異なりますが、英語によるコミュニケーション能力を証明するには、TOEICが定番です。

    【TOEIC】

  • TOEICとは、英語コミュニケーション能力を測るテストのことです。世界160ヵ国で実施されているので、日本企業だけでなく国際的に通用します。試験結果は合否ではなく、スコアで通知されます。

  • TOEICには「Listening&Reading」「Speaking&Writing」「Speaking」「Writing」「Bridge」の5種類がありますが、一般的に英語能力の証明として求められるのはListening&Readingテストです。SpeakingやWritingはある程度の英語能力があることを前提に、更なる専門性を証明するテスト、Bridgeは英語初心者向きのテストです。

  • TOEICを活かせる仕事は、商社、外資、航空会社、旅行、ホテルなど多数。日常業務で英会話を使用する部署以外にも、グローバル化に対応するためTOEICスコアを参考にしている企業が多くあります。

TOEIC Listening&Reading テストのスコアは、Listening 5~495点、Reading 5~495点の、合計10~990点までの得点で表されます。

TOEIC Listening&Readingの合計スコアと、英語によるコミュニケーション能力の関係を簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 10~395点
    英語によるコミュニケーションが難しいレベル
  • 400~495点
    標識の理解や、簡単な語句を使った最低限のコミュニケーションがとれる
  • 500~595点
    ゆっくりと話してもらえば、簡単な日常会話を理解できる
  • 600~695点
    簡単なビジネス英語を理解し、旅先のコミュニケーションが問題なくとれる
  • 700~795点
    ビジネス文書の理解や、英語による説明ができる
  • 800~895点
    英語を使って、ビジネス交渉やトラブル解決ができる
  • 900~990点
    ネイティブスピーカーと遜色ないレベル

就活で英語力をアピールするには、最低600点以上はほしいところです。

TOEIC600点台は、通常業務では英語を使わないけど、海外出張は問題ない程度のレベルと判断されます。

また、実際に仕事上英語を必要とするような商社などでは700点以上、外資や国際関係部門では800点以上の英語スキルが求められます。

《業界別》活かせるオススメの資格をご紹介!

《業界別》活かせるオススメの資格をご紹介!

ここからは業界別に、あると便利な仕事に関連する資格をご紹介します。

IT業界

    【ITパスポート】

  • ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。経済産業省が定める情報処理技術者制度(レベル1~4がある)のうちスキルレベル1に相当する知識を証明するもので、ITを利活用する者に課せられた最も基本的なレベルです。

  • 基本的なIT知識のほか、コンプライアンスや情報セキュリティなど幅広い知識を学ぶことができます。

  • 仕事上IT技術を活用する上でのモラルやルールを学び、情報漏洩などのトラブルを予防することができます。

    【基本情報技術者】

  • 基本情報技術者とは、ITに関する基礎知識からプログラミングに関する内容まで幅広い知識が証明できる国家資格です。経済産業省が定める情報処理技術者制度(レベル1~4がある)のうちスキルレベル2に相当し、プログラマーなどの情報処理技術者に課せられた基本的な知識レベルです。

  • プログラミング言語やアルゴリズムなど、ITを利用するだけでなく、開発するための知識があることをアピールできます。

  • プログラマーとしての能力認定だけでなく、プログラマーからシステムエンジニアへの登竜門と言われ、システム開発会社では必須の企業もあります。

保険業界

    【FP(ファイナンシャルプランニング)技能士】

  • FP(ファイナンシャルプランニング)技能士とは、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅 ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を証明できる資格です。

  • FP技能士には1級、2級、3級があり、2級以上を取得して日本FP協会認定の研修を受けると、AFP登録資格を取得できます。AFPは、信頼性の高いFPとして日本FP協会が認定する資格です。

  • 家計に関わる幅広い知識を身につけることで、顧客の生涯設計を踏まえた提案をすることができます。保険営業だけでなく、保険商品の開発や査定などにも役立つ知識です。

一般事務

    【秘書検定】

  • 秘書検定とは、「人柄の良さ」を認定する資格です。上司や同僚に対する気遣いができ、人に好印象を与える能力があることをアピールできます。3級、2級、準1級、1級があります。

  • 社会人として必要なマナーや一般常識が身につくだけでなく、職場や取引先で好印象を与えるためのコツを学ぶことができます。

  • 事務職志望の場合は2級以上、秘書志望の場合は準1級以上を目指すとよいでしょう。

    【ビジネス文書検定】

  • ビジネス文書検定とは、ビジネスに使用する文書の作成に必要な知識や技能を評価する検定で、3~1級まであります。

  • 「拝啓、貴社益々…」といった、ビジネス文書特有の言い回しやフォーマットを学ぶことができます。

  • 秘書、事務職だけでなく、常に取引先とのやり取りをする営業なども、仕事上役立つスキルです。

    【MOS(マイクロソフト オフィシャル スペシャリスト)】

  • MOSとは、ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルックの5種のマイクロソフトオフィス製品について、各アプリケーションの利用スキルを証明する資格です。

  • 国家試験ではありませんが、あらゆるビジネスシーンで活用できるパソコンスキルや事務能力を証明することができるので業種・業界問わず、人気のある資格の一つです。

  • 事務的な業務のスピードが上がり、効率的に仕事を進められます。特にワード、エクセル、パワーポイントはほとんどの業種で必須のスキルとなります。

金融機関

    【日商簿記検定】

  • 日商簿記検定とは、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする、簿記の能力を証明する資格です。

  • 企業の経営や財政の知識を学ぶことができます。

  • 財務諸表など会計書類を読み解き、企業の経営状態を把握するのに役立ちます。貸し付けや担保査定などに必要なスキルです。

    【証券外務員】

  • 証券外務員とは、金融機関で株式や債券などの有価証券を売買したり、お客様の勧誘を行う仕事に就く方に必須の資格です。日本証券業協会が実施する試験で、一種外務員と二種外務員があります。

  • 金融商品に関する専門知識や、金融商品取引に関する法律を学ぶことができます。

  • 証券会社や銀行の証券取引部門などでは必須のスキルです。

    【証券アナリスト(CMA)】

  • 証券アナリスト資格とは、証券分析やポートフォリオマネジメント・財務分析・経済・職業倫理などの証券アナリストが必要とする知識とスキルを評価するものです。日本証券アナリスト協会が実施する講座を受講し、第一次レベルと第二次レベルの試験に合格して、3年以上の実務経験を積むと取得できます。

  • 実務経験のない学生は試験に合格しても証券アナリスト(CMA)にはなれませんが、検定会員補(CCMA)という立場で、証券アナリストとしての知識があることを証明できます。

  • 金融業界のリサーチアナリスト、ポートフォリオマネージャー、クレジットアナリストのほか、金融商品の開発などでも知識を活かすことができます。

それぞれの業界には、専門知識が必要な部署が多くあります。志望する業界に合った資格を取得し、必要な専門知識を学んだことを就活でアピールしましょう。

業界研究のコツを就活のプロが解説!押さえるべき4つのポイントとは

資格なしでも焦る必要はない!

資格なしでも焦る必要はない!

資格はあるに越したことはありませんが、志望企業が募集要項などで資格を必須としていなければ、焦って取得する必要はありません。

なぜなら採用試験で資格を評価するかどうかはその企業の考え方次第なので、資格を持っているからと言って必ずしも採用されるとは限らないからです。

焦って志望する業界と関係のない資格や簡単に取得できるような資格を取得しても、就活でのアピール材料にはならないので、無理に履歴書の資格欄を埋める必要はありません。

大切なのは資格取得までの「努力」

就活では資格そのものをアピールするのではなく、資格を取得するために努力したことや、その知識を仕事に活かせるとアピールすることが大切です。

資格を評価しない企業が存在する理由として「資格を持っている」ことと、その知識を「仕事に活用できる」ことが必ずしも一致しないという事実があります。

たとえば、「販売士」の資格を持っている人が必ずしも売上成績がよいわけではありませんし、「MOS PowerPoint」を取っていてもプレゼンがうまいとは限りません。資格は”持っているだけで仕事に活かせなければ意味がない”ということなのです。

しかし、たとえ持っている資格自体を評価してくれなくても、資格を取得するために努力した経緯は評価してくれる可能性があります。

また、資格取得のために学んだ知識は「仕事上どのように活かせるのか」「どう活かして企業に貢献していくのか」というビジョンを語ることで、単なる資格に意味を持たせることができます。

運転免許さえあればOK!

たとえ資格がなくても、自動車の運転免許さえあればOKです。介護業界や不動産業界は運転免許が必要ですし、業界によらず、営業職ではほとんどの企業で運転免許の取得を必須としていることもあります。

そのほかにも、必須とまではしていないけれど、運転免許があると望ましい、入社までに運転免許を取得してほしいという企業は多くあります。

全国に支社支店を持つような企業の場合、業務上車を使用するわけでなくても、地方勤務になると車なしでは生活が難しいこともあるからです。

自動車の運転免許は取得するのに時間がかかることもあり、社会人になってから取得するのが難しいので、今のうちに取得しておいて損はありません。

「資格がないけど自分の目指している就職先から内定をもらいたい」このような悩みをお持ちではありませんか?資格がないと目指している企業から内定をもらえないかと不安ですよね。

資格取得に関する悩みは「再就活サポート」に参加すると解決できるでしょう。プロのサポートで資格がなくても納得の内定が手に入れられます。納得した内定をもらいたい就活生はぜひ参加してみましょう。

資格を取るべきか迷った時は就活のプロに相談しよう!

資格を取るべきか迷った時は就活のプロに相談しよう!

どの資格を取るべきか分からない、資格を取るべきかどうか迷っているというときは、就活の専門知識を持っている就活支援のプロに相談しましょう。

就職エージェントなら志望する業界に有利な資格を知っていますし、どの程度必要なのかも分かります。

また、就職エージェントに相談すれば資格取得に関することだけでなく、その資格を就活でどのようにアピールすれば効果的か、面接対策や就活全般に対する適切なアドバイスを受けられます。

一人で迷っているよりも誰かに相談することで解決策が見つかることもあるので、積極的に活用していきましょう。

まとめ

就活では資格自体よりも、その資格を取得するために学んだことや、学んだことをどう仕事で活かしていくのかをアピールすることが大切です。

資格を評価するかどうかは企業ごとに違うので、志望企業で必ずしも評価されるとは限りませんが、資格を評価してくれる企業は必ずあります。

志望する業界に必要と思う資格は積極的にチャレンジして、アピールポイントを増やしましょう。

ただし焦って、就活での強みにならない資格を取っても意味がないので、迷ったときは就職エージェントに相談するのがオススメです。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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