【就活】面接でサークル活動について回答する際のポイント
2023年3月8日
面接で何か困ったことはありませんか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
サークル活動についてよく聞かれるのですが、どう答えるのが正解かわからなくて不安なんです。
たしかに、面接官の質問の意図がわからないと返答に迷っちゃいますよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
そうなんです、面接官はサークル活動の質問に対してどんな回答を求めているんでしょうか。
質問の意図とサークル活動を話すときの3つのポイントがあるので、1つずつ解説していきますね。これで面接官に好印象を与えられます。
キャリアプランナー 平崎
目次
面接でサークル活動について聞く意図
面接で「サークル活動について教えてください」と聞く意図をご紹介します。面接官は質問を通して学生の何を知ろうとしているのかを確認しましょう。
どのような学生時代を送ったのかを知りたい
面接でサークル活動について聞くことで、学生がどのような学生時代を送ってきたのか、どのような人柄なのかを知ろうとしています。
学生時代の活動を聞くことで、面接ではわからない学生の姿を知ることができます。しかし、この質問は「どんなサークルに所属していたのか」を聞いているわけではありません。
どのような学生時代を送ってきたのかを知るために、サークル活動について質問しているだけなので、珍しいサークルや大規模なサークルに所属しているから評価が高いなどと言ったことはありません。
サークル活動のエピソードをうまくまとめることはとても難しいですよね。面接官に効果的にサークル活動について伝えたい方はこのサポートを利用しましょう。「面接が苦手な人でも内定が取れる求人紹介&面接サポート」は面接苦手な人でも上手に面接官と話せるサポートをしています。面接に少しでも不安がある人はぜひ活用してください!
勉強以外に頑張ったものを知りたい
サークル活動について聞くことで、学生が勉強以外に何を頑張ったのかを知ろうとしています。
勉強面や肩書だけではわからないあなたの姿を知ることで、どんな人なのか、企業に合った人なのかを見極めています。もちろん、サークルに所属していない人、サークルではなくアルバイトに力を入れていた学生がいることもわかっています。
サークル活動をやっていたから良いわけではなく、勉強以外に何に力を入れていたのかを単純に知るために、このような質問をしています。
熱中度やモチベーションを知りたい
サークル活動について質問することで、学生の熱中度やモチベーションを探ろうとしています。
サークル活動は、運動系から文化系、演劇など、様々なものがあります。これらをどのくらいの期間やっていたのか、週にどのくらい活動したのかを知ることで、学生の熱中度を知ろうとしています。
熱中度は仕事をする上でも非常に重要になります。熱中度が高い人ほど、仕事に真剣に取り組み、良い結果を出すのではないかと面接官は思っています。
また、サークル活動を続けたモチベーショは何なのかを知ることで、どのようなモチベーショで仕事をしてくれるのかも探っています。
面接でサークル活動を話す際の3つのポイント
面接でサークル活動について話す際の3つのポイントをご紹介します。ポイントを抑えることで、面接官に好印象を与える回答ができます。
ポイント1:サークルを通して何を得たのか話す
サークル活動について話す際は、どのようなサークルに所属していたかではなく、サークルを通して何を得たのかを話すのがポイントです。
面接官は学生がサークルに所属していたのかには興味がなく、サークルを通して何を得たのかを知りたいと思っています。そのため、何を得たのかを話さないと面接官に好印象を与えることはできません。
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ポイント2:主体性を発揮したエピソードを話す
自分がどのように活躍したのか、サークル内ではどのような役割だったのかを話すことで、面接官に話を伝えやすくなります。
自分がどのような活躍、役割だったのかを話すことで、話を具体的に話すことができます。具体的に話すことで、面接官に「この人は意味を持ってサークル活動をしていたんだな」と、印象を与えることができます。
「部長」「リーダー」の役職がなくても、主体性を発揮したエピソードを話せば、面接官はあなたを評価します。
ポイント3:将来どのように活かすことができるのか述べる
サークル活動で得たものを、将来どのように活かしていくのかを述べることで、面接官に好印象を与えることができます。
何かから得たものを将来活かして行ける人は、仕事でもモチベーショを高く維持したまま活躍できると、面接官は思います。
将来どのように活かしていくのかを、仕事とリンクさせながら述べると、更に好印象を与えることができます。
面接でサークル活動を話す5つの流れ
面接でサークル活動について話す際の5つの流れをご紹介します。流れに沿って話すことで、面接官に話を伝えやすくなります。
流れ1:何のサークルに所属していたのか述べる
サークル活動について話す際、一番始めに何に所属していたのかを述べてください。
「私はサッカーサークルに所属していました」
上記のように、始めにどんなサークルに所属していたかを話さないと、面接官は「どんなサークルに所属していたの?」と疑問を持ってしまいます。
面接官は何に所属していたのかよりも、サークル活動を通して何を得たのか、学んだのかを知りたがっていますが、どのようなサークルからそれらを得たのかを知らないと、話しに聞き入ることができません。
そのため、一番始めにどんなサークルに所属していたのかをしっかり述べる必要があります。
流れ2:なぜそのサークルに入ったのかを述べる
サークル活動について話す際に、なぜそのサークルに入ろうと思ったのかの理由を述べてください。
NG例
「友達に誘われてなんとなく入りました」 「1年生の頃、勧誘されたため入りました」
NG例
「小さい頃からサッカーをしていたので、大学でもサッカーを続けていきたいと思い、サッカーサークルに所属しました」 「友人の勧めでサッカーサークルに所属しました。3年生で部長になり、いろんな苦労がありましたが、今となっては良い思い出です。」
NG例よりもOK例の方が自分の意思を持った人だと印象をつけることができます。また、面接官が興味を引くような、質問したくなるようなことを言えると良いです。
流れ3:サークルでどのようなことをしたか述べる
サークル活動について話す際は、サークルでどのようなことをしたのか、役割などを具体的に話せると良いです。
「私はサッカーサークルで部長として活動をしました。年に1回行われる大会出場に向けて、日々練習を積み重ねてきました。学校で練習できない日はコートなどを借りて、メンバーと練習などを行いました。」
上記のように自分の役割やポジション、どのようなことをしたのかを話せると、面接官に話を伝えやすくなります。
流れ4:サークルで得たもの・学んだことを述べる
サークル活動について話す際は、何を得たのか、何を学んだのかを話してください。面接官が一番知りたがっている部分のため、具体的に話す必要があります。
「私はサッカーサークルを通して、人の意見を聞く大切さを知りました。一人一人が違う考えを持ち、それらを尊重していかなくてはいけないことを学びました。」
経験から得たことや学んだことを具体的に話すことで、面接官に話を伝えやすくなり、好印象を与えることができます。
得たことや学んだことは、自分が本当に感じたものであればどんなことでも良いです。どう感じたのかを話すことがポイントになります。
流れ5:サークルで得たことをどう活かしていくか述べる
サークル活動について話す際、サークル活動を通して得たことや学んだことは、将来どう活かしていくのかを最後に述べてください。
「私はサッカーサークルを通して、コミュニケーションを取る大切さを知りました。これからはどんな人にも私から積極的に話しかけ、いろんな人と交流を取りたいと思います」
得たこと、学んだことからどのように今後活かしていくのかを具体的に話すことで、「成長意欲がある人」という印象を与えることができます。
成長意欲がある人は、会社でも責任ある仕事を任せることができます。
サークル活動をしていなかった時の回答方法
サークル活動をしていなかった、サークルに所属していなかった人の対処法をご紹介します。サークル活動について質問された際の回答方法などを記載しています。
正直に所属していなかったことを話す
サークルに所属していなかった際は、正直にサークルに所属していなかったことを話してください。
サークルに所属している、していないは採用には一切影響がありません。サークルに所属しなかった理由をしっかり話せれば、逆に好印象を与えることも可能です。
もし、嘘をついてサークルに所属していたことを話しても、いつか嘘だと判明した時にあなたの信頼性がなくなります。そのため、嘘をつかずに正直にサークルに所属していなかったことを話してください。
なぜ所属しなかったのか理由を話す
なぜサークルに所属しなかったのかの理由をしっかり述べてください。
「私はサークルに所属していませんでした。理由は、大学の学費を払うためにアルバイトをしていたからです。週4以上アルバイト勤務をしていたため、サークル活動する時間がありませんでした。しかし、アルバイトに時間を費やすことで、学費を払うことができ、また、アルバイト仲間との親交を深めることができました」
上記のように、なぜサークルに所属しなかったのか、サークルに所属しなかったことで得たことや、成果などを述べることで、面接官に好印象を与えることができます。
しかし、「なんとなく入らなかった」「めんどくさかったから入らなかった」などの理由は悪印象を与えます。
面接でサークル活動を話す際の2つの注意点
面接でサークル活動について話す際2つの注意点があります。注意点を把握しておかないと、面接官に悪印象を与えてしまう可能性があるので、前もってチェックしておきましょう!
サークル規模の大きさや名誉だけを話すのはNG
サークル活動について話す際は、サークルの規模の大きさや名誉だけを話しても面接官には一切響きません。
「私はメンバー100人のサッカーサークルの部長として活動していました」
上記のように、規模の大きさや名誉だけを話しても「だから何?」「部長やっていただけで何も得てないの?」と思われてしまいます。
面接官は、どんなサークルに所属していたのかには興味がないため、このようなことを言っても何も意味がありません。
しかし、「大人数をまとめることで、人との接し方を身に着けた」「部長を務めることで、責任力を身に着けた」など、しっかりと得たことや学んだことを話せればOKです。
自分を過大評価したエピソードや嘘はNG
自分を過大評価したエピソードや嘘のエピソードはNGです。
「私はダンスサークルの部長を2年間務めました。私が部長になることで全ての大会に優勝することができました。ダンスサークルを通して、私にはリーダー気質があると気づきました」
上記のようなあまりにも自分を過大評価したエピソードは「嘘なのでは?」と疑われてしまいます。
もし、面接官に掘り下げた質問をされた際、しっかり答えることができないと嘘だとすぐにばれてしまいます。
いくら中身のある話をしても、嘘だとばれれば採用にも影響がでます。
おわりに
面接でサークル活動を聞かれた際、サークル活動を通して何を得たのか、何を学んだのかを述べるのがポイントです。しかし、サークルに所属していなかったからといって採用に影響が出ることはありません。なぜ、サークルに所属しなかったのかの理由をしっかり述べればなんも問題ないのです。
また、どんな質問においても上手に回答していくためには練習が欠かせません。そして、”本番を意識した、緊張感のある練習”こそが自分を存分にアピールしていくための近道です。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。