インターンシップの始め方は?必要な準備や参加方法を手順に沿って解説
2023年3月23日
今は大学3年生ですよね。インターンシップに参加する予定はありますか?
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Bさん
どこかに行きたいと思ってるんですが、正直インターンシップが何なのかもよくわかっていません。
確かにインターンシップの探し方や、どういうインターンシップに参加するのがよいのかわからない学生は多いと思います。しかし3年生になった今、本気で向き合う必要がありますね。
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Bさん
そうですよね。まずは、どうすればいいんでしょうか?何から手をつけたらいいですか?
では、今回はインターンシップの参加時期・必要な準備・具体的な始め方などを、手順に沿って見てみましょう。ぜひ参考にしてください。
キャリアプランナー 廣瀬
インターンシップとは?
インターンシップとは、企業が学生のために実務や研修などのプログラムをもとに就業体験を提供する制度です。そんなインターンシップには様々な種類が存在しますので、下記より確認していきましょう。
- 1dayインターン
→1日のみ実施のインターンシップ。主なプログラム内容は、会社見学や説明会などです。 - 短期インターン
→3日~1週間程度実施のインターンシップ。主なプログラム内容は、会社説明から業務体験、グループワークなどです。 - 長期インターン
→1か月以上実施のインターンシップ。現場の社員と同じ仕事をこなしていく形の就業体験になります。
【期間による種類分け】
- サマーインターン
→6月~9月にわたって実施されるインターン。プログラム内容は、会社見学から就業体験など様々です。 - ウィンターインターン
→12月~2月にわたって実施されるインターン。本格的に就活が始まる最後の時期という事で、学生の能力を見極めるための内容になっていることが多いです。
【時期による種類分け】
ひとくちにインターンシップといっても上記のように実施期間や時期によって様々な種類に分けられており、内容も異なります。
どのような種類のインターンシップを行うのかは企業によって異なりますので、自分が求めるものやスケジュールなどと相談して、どれに参加すべきかを考えていきましょう。
参加したいインターンシップが決まったら、次は準備を始めましょう。キャリchの「就活相談サポート」では、インターンシップ全般のアドバイスを受けることができます。
より企業に好印象を残すため、言葉遣い・マナー・正しい敬語の使い方をマンツーマンでチェックしてもらえます。プロにチェックしてほしい人は、気軽にご参加ください。
インターンシップを始める上で必要な準備
種類分けされるインターンシップですが、どのインターンシップに参加するうえでも必ずすべき事前準備があります。では具体的にどのような準備を行えばいいのでしょうか?
ここではそんな、インターンシップを始める上で必要な準備について解説してきます。まずはそれぞれのインターンシップの参加時期について確認していきましょう。
インターンの参加時期とは?
種類分けされたインターンシップはそれぞれ実施時期が異なるため、参加すべき時期もそれぞれに異なります。参加時期が異なるということで、準備を始める時期も変わってきますから下記より確認してきましょう。
- 1dayインターン
→時期問わず通年で行っていることが多いが、サマーインターンやウィンターインターンに多く開催される傾向にあります。ですから、サマーインターンに合わせて参加できるよう、3年の春頃には準備をはじめましょう。 - 短期インターン
→1dayインターン同様に、通年開催しているがサマーインターン、ウインターンは特に集中するので3年の春頃には準備をはじめます。 - 長期インターン
→長期インターンも通年で行われており、1,2年生でも参加できるものがほとんどです。長期インターンは社会経験を積める貴重な場ですので、大学1,2年のうちには準備をはじめ、積極的に参加してきましょう。 - サマーインターン
→6月から開催されるため、3月頃には準備を始めておくと安心でしょう。 - ウィンターインターン
→12月から開催されるため、サマーインターン後には準備をはじめましょう。サマーインターンでの経験や学んだことなどを参考し、ウィンターインターンへの参加準備をします。
どのインターンシップに参加するにしろ、早めの準備が必要となります。では具体的にどのような準備をしていけばいいのか?次項より解説します。
インターンを始める前にすべき事前準備
インターンシップに参加するためには、早めに万全な準備をしておく必要があります。これらはどのインターンシップ参加においても必要な準備となりますので、しっかりと確認しておきましょう。
- 自己分析
- スケジュール調整
- インターンシップ参加目的を明確にする
- スーツなどを揃える
まずは「自己分析」を行います。自己分析から自分がどんな方向を目指しているのかを明確にし、参加すべきインターンシップは何なのかを考えていきます。
次に「スケジュール調整」を行います。インターンシップは1日で完結するものもあれば、1年以上の長期にわたって実施されるものもあります。あなたは学生ですので、授業にバイトに遊びにと忙しいでしょうから、無理のない範囲で参加できるものはどれなのかを考え、スケジュールを調整していく必要があります。
そしてインターンシップに参加するうえでは「参加目的」を明確にしておく必要があります。どんなインターンシップに参加するにしろ、なぜ参加するのか、参加することによって何を得たいのかといった目的が明確でないと、時間を無駄にしかねません。
最後に、インターンシップ参加のために必要なグッズをそろえていきます。スーツ、カバン、靴などの身だしなみグッズをはじめ、ノートや筆記用具なども欠かせません。
これらの事前準備を済ませたらいよいよインターンシップへの参加です。具体的にどう始めていいのか、次項より確認していきましょう。
インターンシップの始め方を手順に沿って解説
インターンシップの種類や参加時期、事前準備について理解を深めたら次は実際にインターンシップに参加するための手順について確認していきましょう。
ここではインターンシップの始め方を手順に沿って解説していきます。それぞれの具体的な方法やポイントを解説しているので、しっかりチェックしていきましょう。
手順1:参加インターンの検討・決定
まずは参加するインターンシップの検討・決定を行います。先ほどの事前準備より、自己分析からどんな方向を目指しているのか、どんなインターンシップに参加すべきなのかを考えているはずですし、インターンシップで何を学び、何を得たいのかといった参加目的も明確にしていると思いますので、それらを達成できるインターンシップは何かを探していきます。
最近ではインターンシップ開催が当たり前となっていますので、各企業が積極的に取り入れていることから、非常にたくさんのインターシップが存在しています。特に夏、冬には一時的に膨大な数のインターンシップが登場します。
そのため、一見選び放題にも感じるかもしれませんが、インターシップは自分のためになるものに参加しなければ意味がありませんので、自分の目的を達成できるものを探していかなくてはなりません。
様々な種類が存在するインターンシップの中から、自分の目的が果たせるインターンシップはどんな内容のもので、どれぐらいの期間がベストなのかをしっかりと考えていきましょう。「人気だから」という理由ではなく、「自分にとって必要なインターンシップ」に参加するのです。
手順2:インターンシップを探す
手順1より、参加すべきインターンシップを決めたら次は、その内容に当てはまるインターンシップを具体的に探していきます。数あるインターンシップから自分の合うものを探していくためにも、探し方をしっかりと覚えておきましょう。
インターンシップを探すための手段は下記のとおりになります。
- 就活総合ナビサイト
→「リクナビ」や「マイナビ」などといった就活総合ナビサイトから探す方法です。他にも「ゼロワンインターン」や「インターンシップガイド」などといったインターンシップに特化したサイトもあります。 - 企業ホームページ
→興味のある企業がある場合には直接的に企業のホームページを確認します。ナビサイトへの掲載にはお金がかかるため、企業HPにしか掲載していないという場合もありますので、気になるものがある場合には必ずチェックしましょう。 - 大学のキャリアセンターや就職課
→大学のキャリアセンターや就職課からインターンシップに関する情報を入手する方法です。その学校だけに特別に届く情報などもありますので、ぜひ一度訪れてみてください。 - 就活エージェント
→就活エージェントからインターンシップに関する情報を入手する方法です。条件に当てはまるインターンシップを紹介してくれたり、一緒に参加すべきインターンシップを探してくれます。
一番のオススメは「就活エージェント」です。通常は自分の求める条件に当てはまるものを探していく形となりますが、就活エージェントなら自分の希望を伝えさえすれば、条件に当てはまるものを就活エージェントが探しだし紹介してくれるため、探す手間が省けます。
また、参加すべきインターンシップがわからない場合には一緒に考え、探しだしてくれるため、非常に心強いです。
キャリchでも、インターンシップの紹介から、あなたが参加すべきインターンシップを一緒に探すためのイベント「就活相談サポート」を開催しています。
「就活相談サポート」ではインターンシップに限らず、就活全般のサポートを行っており、あなたが満足いく企業への入社までフォローします。頼りあるカウンセラーがあなたを待ってます。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください。
また、インターンシップを探していく際には「実施期間」「開催日時」もしっかりチェックしておきましょう。事前準備でもお話ししたように、スケジュールの調整をしっかりと考えたうえでインターンシップを探していきます。
手順3:インターンシップ申し込み
参加するインターンシップを見つけたら次は申し込みです。申し方はインターン情報が載っている媒体からで、大学のキャリアセンターや就活エージェントの場合には申し込みをお願いする形となります。企業HPの場合は直接応募します。
インターンシップを申し込む際に注意したいのが、「申し込みの締切日」です。締切日は各社によって異なりますから、必ずチェックし、申し忘れのないようにしてください。
特にサマーインターンやウィンターインターンなど、一斉に開催するからと締切日も同じだと勘違いしている人がいますが、これらも各社によって異なりますので、必ずチェックする必要があります。
基本的に締切日はサマーインターンで夏前、ウィンターインターンで冬前となっており、人気の高いものには応募も殺到しますので、応募開始日もしっかりとチェックしておきましょう。
インターンシップには、面接に通らなければ参加できないものもあります。そのため、大学3年生のうちから面接対策をしておかなければいけません。
キャリchの 「面接サポート」では、あらゆる形式の面接についてアドバイスが受けられます。実際にマンツーマンで模擬面接も可能ですので、練習しておきたい人はぜひ気軽にご利用ください。
手順4:インターン選考対策
インターンシップに申し込んだら次は「インターンシップ選考」の対策を行います。最近ではインターンシップに参加するためにはこの「選考」を設ける企業が増えており、特に人が集まるような人気インターンでは本選考よりも倍率が高くなるといわれています。
そんな選考ですが、前もって「面接あり」などと記載している場合もあれば、特に記載もないままいきなり筆記試験を行う、といった場合もありますので、事前の対策が欠かせません。
インターンシップ選考は主に「ES」「筆記試験」「面接」から行われます。それぞれの対策法を下記から確認していきましょう。
- ES
→字が綺麗なのが大前提です。志望動機にはインターンシップを通してどんなことを学びたいのかを”具体的“に書きます。自己PRには自分のスキルをどう活かせるのかを書きましょう。 - 筆記試験
→「SPI」を中心に対策します。SPIは問題の傾向を掴み、素早く回答していくことがポイントとなるため、繰り返し問題を解いていきましょう。問題の傾向を掴むため、対策本は1冊で十分です。 - 面接
→普段から緊張感を持って練習を行い、面接の場に慣れるようにします。本番では身だしなみを整え、大きな声でハキハキと話しましょう。“このインターンシップではなくてはならない理由”をハッキリと伝え、熱意をアピールします。
インターンシップ選考では、「インターンシップを通して学びたいこと」「このインターンシップでなくてはならない理由」が明確でないと受かることはありません。
自分の思いはこれまでの手順で固まっていると思いますので、それらの思いを伝えられるよう、インターン先の企業や業界についての理解を深めるようにしましょう。
手順5:インターンシップ参加
選考を突破したらいよいよインターンシップに参加です。インターンシップを始める際、自分の進みたい方向性から「何を学びたいのか」「何を得たいのか」を考えていると思いますので、それらの目的を達成すべく、自主的に行動するようにしてください。
インターンシップは確かに様々なことを吸収できる場ですが、自らが動かないと“自分に必要なもの”を得ることはできません。せっかく自分に当てはまるインターンシップに参加できても、何も得ることができなければそれは時間の無駄なのです。
ですから、そのようなことがないよう、自主的に行動し、たくさんのことを吸収しましょう。指示を待つのではなく自ら聞きに行き、わからないことがあればすぐに質問をして問題を解消しましょう。
そうすることでより多くのことを学ぶことができ、自分が参加すべき目的も達成できるでしょう。そしてこの経験は今後の就活で活躍するだけでなく、社会人になってからも重宝されます。
おわりに
インターンシップを始める上では必要な準備がたくさんありますし、これらの準備がしっかりと整っていないと有意義なインターンシップに参加することはできません。
また、インターンシップの始め方をしっかり把握していないとスタートに乗り遅れてしまい、自分が参加したいと思ったインターンシップに参加できないことも十分にありえます。
ですから、このようなことがないよう、早い段階から下準備を行い、参加すべきインターンシップを探すための地盤が固まったら正しい始め方でインターンシップをはじめていきましょう。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している