秋採用に向けて今から対策しよう!納得のいく内定を獲得したい人必見です

 2022年9月12日

まだまだ暑い日が続きますが、多くの企業では“秋採用”向けての準備が進められています。あなたはどうですか?きちんと秋採用に向けての対策ができていますか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

いいえ、まだ秋採用なんて先の話だと思っていました…。今やってることに必死だし、まだまだ秋採用のことを考えるのは難しい状態です。でもやっぱり秋採用に挑むのであれば、もう対策を始めないとまずいでしょうか?

そうですね、秋採用に挑むなら“今”から対策が必要です。今回はそんな今からすべき秋採用の対策について解説していきますので、最後まで読んでしっかり対策していきましょう。

キャリアプランナー 平崎

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まずは「秋採用」について知ろう

まずは「秋採用」について知ろう

秋採用への対策を今から始めようにも、そもそも秋採用の就活がどんなものなのかわかっていないと対策のしようがないですよね。秋採用は春夏の就活とは事情が異なりますから、今までと同じ対策をするだけではうまくいきません。

秋採用への対策をする上では、まず秋採用のことをきちんと理解しておく必要があります。コラムの初めに、秋採用とはどんなものなのかや23卒の秋採用の就活事情について説明しますので、理解を深めておいてください。

秋採用とは?他の時期の就活との違い

秋採用とは、一般的には新卒採用の選考が春に行われるのに対し、9月初旬から11月末にかけての秋の時期に行われる採用活動のことを言います。ただし春に行うはずの採用活動を秋にずらしているというのではなく、大抵は採用枠が埋まり切っていないために、春から採用活動を継続していることが多いです。春採用の場合は3月1日から1ヶ月ほどエントリーを受け付け、4月にESなどの書類選考、それに受かった就活生を5月から6月にかけて一斉に面接し、7月に内々定を出します。

夏採用は、春採用が終わりかけた6月下旬から、8月末か9月の初旬までです。もしも春夏の選考で採用枠が全て埋まっているなら、秋採用は行われず、10月の内定式の後すぐに内定者の研修が始まります。しかし秋採用を行う企業の場合は、採用活動の期間中に内定式の時期を挟んでしまうため、春夏に決めた内定者の研修を先に始めるか、採用枠が埋まるのを待つかのどちらかです。

前者の場合は秋採用の内定者の研修を別に行う必要がありますし、後者の場合は研修できる期間が短くなってしまって、いずれにしても企業としては都合が良くありません。そのため秋採用を行う企業の多くは、できれば全員同に研修できるよう11月末までと言わずなるべく早い時期に内定者を決定したいので、選考を急いでいるのです。

たとえば秋採用では、春のように長々とエントリーが出そろうのを待ってから一斉に選考を始めるようなことはせず、応募を受け付けた就活生から随時選考を始めていきます。また秋採用ではES選考や筆記試験を省いたり、面接回数を減らしたりなど、春夏に比べて選考フローを短縮する企業も多いです。

秋採用では各選考の結果出しも早く、1つの選考が終わると次の選考がすぐに行われて、選考と選考の間が短いのも特徴となっています。そして内定承諾の返事もすぐに問われることが多く、採用枠が埋まり次第、秋採用の選考は打ち切りとなるわけです。

23卒で予想される秋採用事情

23卒の秋採用でも、コロナの影響をまだまだ受けると予想されます。ワクチン接種が広がり、重症化のリスクは下がっているものの、コロナの勢いは全く収まっていないためです。23卒の秋採用でも引き続き、コロナへの警戒感から就活はオンラインが中心となり、人を集めての大規模な合同説明会などは行われません。

しかし募集状況については、若干嬉しい変化がありそうです。

1つ目の変化は、昨年度に比べると、秋採用を実施する企業数が増えることです。その原因は、コロナの重症化リスクが下がったことで、これまで採用活動を中止していた企業が採用活動を再開し始めていることと、23卒の就活生には内定辞退者が多いことにあります。全体的に就活が早期化し、早い時期に内定を得た学生が多い一方で、そうした早期内定を出す企業は中小・ベンチャー企業が中心です。ところが23卒生は大手志向の傾向が強かったので、3月以降も就活を続け、大手企業に内定を得られた段階で、早期内定を辞退した人がたくさんいました。その結果、中小・ベンチャーでは内定者が足りなくなり、秋採用を行う必要が出てくるわけです。

もう1つの変化は、先程も述べたようにコロナの重症化リスクが下がったことで、これまで採用活動を中止していた企業が採用活動を再開し始め、これまで応募できなかった企業へ就職できるチャンスが生まれることです。具体的には、航空、観光、飲食業界の企業で、秋採用から新卒募集を再開する動きがあります。それらの業界を志望していた就活生にとっては、もとの志望を実現させるチャンスと言えるでしょう。

ただし前述のように秋採用は、春に募集した採用枠が埋まっていないために行われることが多いので、春に比べるとずっと企業数が少ないことには変わりがありません。これまで募集していなかった企業が採用活動を再開するといっても、経営状態がV字回復しているわけではありませんから、いきなりコロナ前ほどの大規模募集を行うとは考えにくいです。大規模な合同説明会などもないことで、自分の希望に合った募集企業を見つけることは、春以上に難しいと予想されます。

しかもオンライン就活が中心で企業と直接的な接触をはかれないことで、春夏に内定を得た就活生もそれが自分に合った企業なのか実感を得にくいため、秋採用でも就活を続ける学生は例年より多い見込みです。そのため23卒の秋採用では、昨年以上に少ない採用枠を大勢の学生で取り合うことになり、競争率が高くなります。航空、観光、飲食業界の企業では特に選考倍率が高くなると予想されますので、そこだけに的を絞った就活を行うのは危険です。視野を広げ、滑り止めの企業も受けるようにしましょう。

秋採用を行う企業の特徴

秋採用を行う企業は主に、採用枠が埋まらず、春から採用活動を継続している企業が多いです。内定辞退が出たために再募集している大手企業も若干ありますが、大手企業はもともと辞退者が出にくいので、採用枠としては少数になります。ですから秋採用を行う企業は、ベンチャー企業、BtoB企業、中小企業などが中心です。

ベンチャー企業はまだ社内に必要な人材をそろえている途中なので、良い人材がいればいつでも欲しいという考えから、春にこだわらず長期間にわたって採用活動をする傾向があります。BtoB企業の場合は、一般消費者を商売の対象としていないので、事業規模や実績に関係なく世間の知名度が低いです。

そのためBtoB企業には、春夏だけではなかなか人材を集めきれず、秋採用を行う企業がかなりあります。その中にはコロナ禍の今も安定した成長を続けている優良企業も多いですから、秋採用に挑む23卒の就活生にとっては狙い目だと言えるでしょう。

また中小企業はもちろん世間的な知名度が低いですし、大手に比べると条件面から学生からの人気もないので、春夏で人材を集めきれずに秋採用を行うケースが多いです。加えて秋採用を行う中には他にも、人材の多様性を狙い、初めから春とは別に秋採用のための採用枠を残している企業もあります。

なぜなら秋採用に挑む就活生の中には、この後に述べるような、企業から人気の高い学生が含まれているからです。そうした理由で秋採用を行う中には大手企業もありますから、自分がそれに当てはまる場合は、好条件の内定を獲得できる可能性もゼロではありません。

秋採用に挑む学生の特徴

秋採用に挑む就活生の特徴としては、大きく分けて企業からの人気のある学生と、人気のない学生の2種類がいることです。

    【人気のある学生】

  • 理系や体育会系の学生
  • 公務員志望から転向した学生
  • 内定はあるものの、他にもっと良い企業がないか探して就活を続ける学生

理系・体育会系の学生の中には、春夏は研究や部活などで忙しかったため、それらがひと段落した今ごろになって就活を始める人もいます。就活にはこれまで手付かずだったので今のところ面接力などは低いですが、それには明確な理由があり、他のことに努力していた実績からも企業の理解を得やすいです。理系・体育会系の学生はもともと、「粘り強い」「努力家」「目的意識が強い」といったイメージから就活市場において人気が高いので、秋採用のライバルとしては侮れません。

また秋採用に挑む就活生には、夏の公務員試験に落ちてしまって、今から民間企業への就活に切り替える人もいます。民間企業に対する就活は初めてとはいえ、公務員志望だった学生もやはり「地道な努力家」「頭が良い」といったイメージから、就活市場において人気が高いです。筆記試験では高得点を挙げることが予想されますし、面接への準備もある程度しているはずですから、秋採用のライバルとしてはかなりの強敵となるでしょう。

加えて今から秋採用に挑む就活生には、今までの就活ですでに内定を得ているものの、「もっと良い企業があるかも」という考えから就活を続けている人もいます。どこかの企業から内定を得ているということは、すでに面接などに慣れて堂々としていますし、自分がアピールすべき強みもそのアピール方法も心得ているということです。秋採用の選考では間違いなく、強力なライバルとなります。

    【人気のない学生】

  • 今までなんとなく就活をしてこなかった学生
  • 今までも就活してたけれど、内定がもらえない学生

秋採用において人気がないのは、就活の他に取り組んでいたことがあるわけでもないのに、今まで何となく就活をしてこなかった学生です。企業は目的意識もなく自発的に行動できない人を嫌いますし、そもそも就労意欲があるのかどうか疑われることにもなります。

面接などにも慣れていないので今から秋採用に挑むライバルとしては弱いですが、自分がそれに当てはまる場合は、出遅れを取り戻すために相当な努力が必要です。秋採用には当然、今までも就活していたけれど、どこの企業からもまだ内定をもらえていない学生も就活を続けています。

春夏にも就活していたので面接には慣れていると思われますが、今まで内定を得られなかったのには必ず、何らかの理由があるはずです。自分がそれに当てはまる場合は、今まで内定を得られなかった原因となっている部分を改善しないと、秋採用でも同じ失敗を繰り返すことになりますので注意してください。

秋採用の対策は“今”からすべき!

秋採用の対策は“今”からすべき!

前述のように秋採用が始まるのは、9月の初旬からです。まだ夏採用の選考も続いていますし、9月までにはまだ少し余裕があるため、秋採用への対策をいつから始めるべきか迷っている就活生もいると思います。

しかし秋採用へ挑むつもりなら、ぜひとも今から対策すべきです。夏の今から対策を始めても、ちっとも早過ぎることはありません。ここからは秋採用の選考に向け、今から対策すべき理由について説明します。

秋採用対策は“夏”には始めよう!

秋採用の選考に挑むなら、夏の今から対策を始めるべきです。前述のように秋採用は春の就活とは全く事情が異なるため、今から就活を始める人はもちろん、春から就活していた人もそのままでは通用しません。たとえば秋採用の面接では「どうして今ごろ就活しているんですか」というような、今までの就活にはなかった秋採用ならではの質問をされます。

秋採用に応募しているということは、何らかの理由で今まで就活していなかったか、あるいは何かの原因で今まで納得のいくような内定を得られていないはずです。企業はそうした学生に対して「何か問題があるのではないか」と懸念しているので、企業の理解を得られるような説明ができなければ、到底内定には近づけないでしょう。

それに今まで納得のいく内定を獲得できていない人は、そうなってしまった何らかの原因がありますので、これまでの就活対策を見直し、就活軸や志望業界も見直す必要があります。弱点があるならその改善には時間がかかりますし、軸や業界を変更するなら新たに自己分析や業界・企業研究、企業選びに時間が必要です。

一方で今から就活する人は、ゼロの状態から就活するわけですから、当然対策に多くの時間がかかります。しかも秋採用では早く内定者を決定するために、選考期間を短縮して、エントリーの後すぐに本格的な面接が始まることが多いです。それまでに対策すべきことがたくさんありますので、今から取り組まないと、あっという間に出遅れてしまいます。

対策が遅くなればその分つらい就活になる

秋採用への対策が遅れればその分、つらい就活になるのは間違いないです。秋採用を行う企業は、なるべく早く内定者を決定して採用活動を終えたいと考えているため、定員に達し次第募集を打ち切ります。それでなくても秋採用は就活を行う学生に対して募集している企業数が少ないですが、出遅れるほどどんどん企業数が減って、なおさら企業探しが困難になるわけです。

しかも当然のことながら、条件の良い企業ほど大勢の学生が集まりますから早く定員に達しやすく、後になるほど希望に沿わない企業ばかりになっていきます。ですから秋採用では、早く対策を始めて、スタートダッシュを決めることが肝心です。また秋採用では前述のように、ライバルとなる周りの就活生が強力なので、対策が十分でないと勝ち目がありません。

企業から人気の高い理系や体育会系の学生、公務員志望から民間志望へ転向した優秀な学生、既に内定を獲得している就活力の高い学生などより魅力的だと思ってもらえないと、内定にたどり着けないのです。

そうした強力なライバルたちに負けないためには、自分を魅力的に見せられるよう、しっかりと時間をかけて対策する必要があります。その時間を確保するためにも、夏の今から対策を始めることが大切です。

秋採用に向けて対策すべきこと

秋採用に向けて対策すべきこと

ここまで述べてきたように、秋採用に挑むなら今から対策が必要になります。秋採用ではライバルが強力なので十分な対策が必要ですが、エントリー後すぐに本格的な面接が始まるので、直前になってから準備したのでは遅いです。特に今から就活を始める人は、基礎から対策が必要ですから、しっかりと取り組んでいきましょう。

そうは言っても、何をどう取り組めばいいのか分からない就活生も多いですよね。そこでここからは秋採用に向けて、今から対策すべきことについて説明していきます。

これまでの就活対策の見直し

秋採用に向けて今から対策すべきことの1つ目は、これまでの就活対策を見直すことです。今まで就活をしていたにもかかわらず秋採用でも就活しなければならないということは、内定があるせよゼロにせよ、自分の納得のいくような内定は得られていないと言えます。そんな状態になってしまうのには必ず原因がありますので、それを改善せず今のまま就活を続けても、同じ失敗を繰り返すだけです。

まずは今までの就活を振り返って、反省すべきは反省し、改善を図ります。ただし、ちょっと考えて思いつくような原因なら、おそらく今までの就活の中で既に改善を図っていたはずです。特に春から就活を続けている人は、就活することに慣れ、これまでと同じやり方を当たり前のように繰り返しています。

そのため納得のいく内定を得られない原因となっている間違ったやり方をしていても、自分では気づけないことがあるのです。ですから今までずっと就活を続けてきた人も、初心に帰って自己分析や業界・企業研究、面接対策といった基本的な対策からやり直してください。

また今から就活を始める人の場合も、もちろん基本的な対策ができていないと、まともに就活できないです。自己分析と業界・企業研究、面接対策が全ての就活の基礎ですから、しっかりと取り組んでおく必要があります。

就活軸や志望業界の見直し

秋採用に向けて今から対策すべきことの2つ目は、自分の就活軸や志望業界の見直しです。就活を行う上では、企業と就活生との相性が重要となります。就活生が企業の求める特徴を持っていなければ内定は得られませんし、逆に企業が就活生の求める条件を満たしていなければ、たとえ内定を得ても納得がいきません。企業と就活生がお互いに求める条件を満たしてこそ、納得のいく内定となります。それが、自分と相性の良い企業=自分に合った企業です。

今まで真面目に就活していたにもかかわらず納得のいくような内定を得られていないのは、そもそも就活軸や志望業界の方向性が間違っていて、自分に合った企業を受けていなかった可能性があります。ですから秋採用に挑む就活生は、自分に合った企業を見つけるために、今までの就活軸や志望業界・志望企業の方向性を根本から見直してください。

その際は自己分析と業界・企業研究に基づき、自分の強みや個性を活かせる企業を選べるような、就活軸・志望業界を定めることが大切です。自分の強みや個性を活かせる企業なら、自分のような人間が必要とされているので内定を得やすいですし、就職後も活躍できて充実した社会人生活を実現できます。

自分の明るい将来像が思い描けるのなら、その内定に対しても自分自身納得しやすいというものです。それはもちろん今から就活を始める人にも、同じことが言えます。就活軸が明確であればあるほど自分に合った企業を見つけやすく、内定も獲得しやすくなりますので、今からしっかりと対策しましょう。

自分の立場を知り、秋採用に挑む理由を明確にする

秋採用に向けて今から対策すべきことの3つ目は、自分の置かれている立場を理解し、秋採用に挑む理由を明確にすることです。新卒の就活シーズンは本来春ですから、どのような理由であれ、秋に就活するのは出遅れであると言わざるをえません。

企業は秋採用に応募してくる就活生に対し「就労意欲が低いのでは?」「志望が固まっていないのでは?」「内定をもらえないような問題があるのでは?」といった懸念を持ちます。ですから今までに内定があるにせよゼロにせよ、最初から厳しい目を向けられているということは心得ておくべきです。

その上で秋採用の面接では、企業側の懸念を払しょくできるような説明をする必要があります。実際に秋採用の面接では、「どうして今ごろ就活しているの?」などと秋採用に挑む理由を聞かれることが多いです。今から対策しておかなければ答えに詰まってしまって、企業側の懸念を払しょくするような回答はできないでしょう。

面接で聞かれた際に戸惑うことのないよう、自分がなぜ秋採用に挑むのか、今から自分の中で明確にしておいてください。ただし懸念を払しょくすると言っても、今まで就活しなかったことや内定がもらえなかったことへの言い訳をすると、失敗から学べない人物だと思われ反って印象が悪くなります。

何となく就活しなかった人・なぜか内定がもらえなかった人も今までの失敗は素直に認め、既に改善を図っていることや、今後の就活と就職後の仕事に対する前向きな意気込みを語ることが大切です。

秋採用に受かるための秘訣

秋採用に受かるための秘訣

ここまで述べてきたように秋採用の就活事情は春夏とは異なるので、今までと同じような意識で取り組んだのではうまくいきません。これまで就活していたにせよ何もしていなかったにせよ、秋採用で内定を勝ち取るためには、今までとは違った取り組み方で就活に臨む必要があります。

ここからは実際に秋採用の就活をどのように進めていけばいいのか、秋採用に受かるための秘策を紹介していきますので、しっかり読んで心がけてください。

早め早めの行動を心がける

秋採用の就活では、今までよりいっそう早め早めの行動を心がけましょう。前述のように秋採用を行う企業は、できるだけ早く採用活動を終わらせたいと考えているので、今までよりも選考の進行が早いです。秋採用ではエントリーの受付から順次面接が始まって、どんどん採用枠が減っていき、定員に達し次第あっという間に募集が打ち切られてしまいます。

そもそも秋採用は春夏と違って採用枠が少ないですから、うかうかしているといつの間にか希望に合う企業の募集がなくなって、エントリーすら逃してしまいかねません。少しの出遅れが命取りとなるので注意が必要です。秋採用は9月からですが、夏の今からアンテナを張り、説明会や選考などの情報を早め早めにキャッチするようにします。

また秋採用では競争率も高く、ライバルも強力です。秋採用に向けて夏の今から対策を始めるのはもちろん、秋採用がスタートした時にも出遅れないように、早め早めの行動を心がけます。エントリーは受付期間に関わらずできるだけ早く行うようにし、早めに狙いを定めて、具体的なESの作成や面接対策に取りかかってください。

軸に沿った企業を積極的に受ける

秋採用が始まったら、自分の軸に合った企業が見つかり次第、積極的に受けていくのが成功の秘策です。選考に受かるためには自分に合った企業を選んで受ける必要はあるものの、秋採用はいつ打ち切られてしまうか分からないので、のんびり悩んでいる時間はありません。

悩んでいる間に募集が打ち切られてしまっては意味がないですから、秋採用ではあまり慎重になり過ぎないようにしましょう。自分の就活軸に合った企業があったら積極的にエントリーしていって、選考を受けながら自分に合った企業がどうか見極めて行けばよいです。

数をこなせばそれだけ経験値が上がり、自然と実力がついて、内定へと結びつく可能性も高くなります。特に秋採用から就活を始める人は自分の就活力に自信が持てず、エントリーに対して腰が引けるかもしれませんが、内定を得るには結局のところ実践経験が不可欠です。

自分の実力が備わるまで待ってからエントリーを始めるのではなくて、どんどん選考を受けて、実践経験を積む中で実力を養って行きます。ただし入社する可能性が低い企業を受けるのは時間の無駄遣いになります。限られた時間で無駄な就活をしないためにも、慌てて就活を始めるのではなくて、事前にしっかりと就活軸を固めておくことが重要です。

面接力を上げる

秋採用の選考に受かるためには、今から面接力を上げることが急務です。秋採用に挑む就活生の多くは、春夏ですでに面接を経験しているため、企業に対して自分の良さをアピールすることに慣れています。その中で自分が面接に慣れていないと、緊張して上手に話すことができず、周りの就活生に比べて何だか頼りない学生に見えてしまうわけです。

そのため就活に出遅れてしまった人が秋採用で勝ち抜いていくためには、面接対策に特に力を入れる必要があります。実践経験を通して実力を養うのはもちろんですが、その前の対策として早急に面接練習に取り組んでください。ただし面接練習は、自分の気の許せる人を相手に行っても効果が薄いです。

本番の面接では、予想外の質問をされたり、緊張のために用意した回答を忘れてしまったりすることもあります。そうした事態に対応できる面接力をつけるには、就活エージェントなどの模擬面接を受けるのが一番です。自分の知人ではない人を相手にし、本番同様の緊張感のもとで面接練習をすることで、事前に緊張感に慣れておくことができます。

プロの力を借りて就活に挑む

厳しい秋採用の選考を勝ち抜くための最大の秘策は、プロの力を借りて就活に挑むことです。何度も述べているように、秋採用は競争率が高いうえにライバルが強力ですから、かなりの苦戦が予想されます。特にこれまで就活していなかった人や内定をもらえていない人は、今から全ての対策を自力で行っていたのでは間に合わないかもしれません。

これまでの何がいけなかったのか、秋採用に向けて今からどう対策すべきなのか適切なアドバイスを受けるためにも、プロの力が必須なのです。キャリchでも、秋採用対策に特化したイベント「出遅れ就活サポート」を開催していますので、ぜひ利用してください。

このイベントは、就活に出遅れてしまった人や就活をやり直したい人を、就活のプロがマンツーマンでサポートする完全無料の就活イベントです。プロのキャリアプランナーが今までの経緯や今後の希望を聞いて、今から秋採用に受かるための対策をアドバイスします。

それだけでなく実際に秋採用を行う契約企業の中から、就活生の希望や個性に合った企業を紹介し、ES対策・面接対策をお手伝いするので内定率も高いです。秋採用に今から自力で挑むのは大変ですから、私たち就活のプロと一緒に効率的に取り組んで、納得のいくような内定獲得を目指しましょう。

おわりに

秋採用は春夏とは大幅に就活事情が異なるため、夏の今から早めに対策を始めることが大切です。秋採用では、条件の良い企業ほど早く採用枠が埋まって募集を打ち切ってしまうので、早め早めに対策し、スタートダッシュを切る必要があります。

夏の今から秋採用についての理解を深め、しっかりと対策しておいてください。ただし、秋採用は春夏と違って後がないですから、一人で無理をしないで就活エージェントなどのプロの力を借りるのが得策です。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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