就活女性必見!面接で好印象なスーツ、髪型、アイテム選びのコツ
2023年6月1日
就活ファッションに悩んでいるようですね。スーツや靴などはこれから買いに行くんですか?
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Bさん
そうなんです!でも、どういうスーツや靴を選べばいいのかわからなくて困ってます。就活向けのメイクや髪型もわからないし…。
就活では、TPOに合った身だしなみが大事です。
ただ、求められる就活女性のタイプは業界ごとに少しずつ違うので、志望企業に合わせたイメージ作りができると、もっといいですね。
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Bさん
そうなんだ。好印象を得やすいコーディネートのコツがあれば教えてください!
わかりました。一般的な就活のTPOやアイテム選びのコツだけでなく、女性に人気の業界で好印象を得やすくなるイメージ作りのポイントなども解説しますね。
キャリアプランナー 廣瀬
就活女性が知っておくべき身だしなみのマナー
これからスーツや靴を買いそろえる予定なら、身に付けるものだけでなくメイクや髪型など細かい部分にまで気を使いたいところです。就活ではTPOに合わせた身だしなみが求められ、それによって就活の成功率が左右されることもあります。
しかし、見た目の印象を就活仕様に変えることには、違和感を持つ就活女性もいるかもしれません。そこでコラムの初めに、そもそも就活の身だしなみになぜTPOが必要であるかを説明します。
TPOはなぜ必要か?
就活の身だしなみにTPOが必要な理由は、就活生が周囲の状況に合わせた常識的な行動をとれるかどうか判断する指標になるからです。
そもそも「TPO」とは、Time(時間)・Place(場所)・Occasion(場面)の頭文字を取った略語で、時・場所・場合に合わせて行動や言動をわきまえるという意味があります。これから社会人になったら得意先への訪問や会食があることも考えられますが、それぞれのシーンに合わせて服装を変えていくのは、社会人として必要不可欠なマナーです。
だからこそ、面接の段階から就活生を「TPOをわきまえた常識的な人間であるか(自社の人間として外部と接触しても問題ないか)」を判断するために就活ファッションというものが存在します。今の段階からTPOを学んで、社会に出るための第一歩を踏みましょう。
就活女性が面接でチェックされるポイント
就活の面接では「清潔感」「健康的かどうか」「声のトーンや表情」などが総合的にチェックされ、見た時の第一印象となります。具体的にどこを見られてどう判断されているかを解説するので、これを基準に自分の印象を判断してみましょう。
清潔感があるか
「清潔感」の感覚は人それぞれですが、一般的には下記のような人が「清潔感がある」と言われます。
- スーツにシミやシワがなく綺麗
- 髪はフケやパサつきがなく健康的
- 爪は潤っていて美しい
清潔感のある人はこれらを細かく隅々まで綺麗にしているので、普段から手入れをしておきましょう。特に髪は普段自宅でのケアを今まで以上に入念にするだけでも変わるので、ヘアオイルやトリートメントをしっかり仕込んでケアしておきましょう。
健康的であるか
美しさの基準は人それぞれあれど、健康的に見える人は美しいというのは誰しも共通する感覚です。とくに就活の場においては、長く働く上で健康であることが一番重要でもあります。
下記のような見た目が少しでも当てはまれば要注意です。
- 顔色が悪い
- くまがひどい
- 肌がかさついている
寝不足で顔色が悪いと元気がないイメージをもたれてしまうので、面接前の睡眠は要注意です。ただし、女性の場合は生理前後の体調によってはどうにもならないこともあると思うので、ある程度はメイクで健康的に見せるよう工夫したいところです。
笑顔・声にハリがあるか
笑顔も声のトーンも「見た目」のうちに入ります。明るい印象を持ってもらうためには、身に着けるもの以外での印象にも気を使いたいところです。
なお、笑顔や声のトーンについては自分自身で客観的にみることが難しいので、これらのマナーはプロに相談しながら練習するのもオススメです。
キャリチャンでも面接前に相談できる機会「面接サポート」を用意しているので、ぜひ面接のプロに相談をしながら練習をしてみてください。
TPOに合った服装をしているか
業界によっては服装が合っているかどうかも面接の判断基準となります。
とくに、女性に人気の化粧品業界や航空業界ではメイクや髪型まで「社風に合っているか」を見ています。面接を受ける企業に応じて、与えたい印象によってメイクや髪型を変えてみるなど工夫してみると良いでしょう。
身だしなみが与える効果については、下記のコラムも参考にしてください。
就活女性のためのスーツやアイテム選びのコツ
ジャケット、スカート・パンツ、ブラウス、靴、小物…就活女性は色々と買い揃えるものがありますが、組み合わせを考えるためには一度に同じ店(もしくは同じ日に複数店舗を回る)で購入することをオススメします。
上記5つのアイテムについて選ぶコツを紹介するので、ぜひ購入前に参考にしてください。
ジャケット
最近ではシワになりにくい高性能な素材があるので、少し値段が張っても性能重視で選んだ方が無難です。
サイズは大きすぎず小さすぎず、ジャストで選びましょう。メーカーによってサイズ感が違うので、できれば実店舗で試着した上で購入することをオススメします。
スカート・パンツ
スカートやパンツなどのボトムは、形を間違えると全体のバランスが悪くなります。
スカートは膝が少し隠れるくらいの長さで、タイトすぎないデザインがオススメ。パンツはお尻から太ももにかけて多少のゆとりのあるストレートタイプがオススメです。
サイズが合っていないとだらしなく見えるなど、見た目の印象が悪くなるので、ジャストサイズのアイテムに出会うために試着を繰り返しながら探しましょう。
ブラウス
就活の場においては、レギュラーカラーかスキッパーカラーがオススメです。洗練されていて仕事のできる女性という印象を与えられます。
さらに、レギュラーカラーは堅実なイメージの業界(商社、金融)で、スキッパーカラーはオシャレな業界(出版、アパレル)など、与えたい印象や業界によって使い分けると良いでしょう。
靴
就活女性の靴はパンプスが一般的ですが、ローファーなど色々な選択肢があります。基本的に革靴なので必ず試着し、面接会場まで歩く間に靴擦れを起こさないようジャストフィットな靴を選ぶべきです。
靴のデザインも含め、どういったタイプの靴を選んだ方が良いかを説明します。
ヒールの高さ |
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デザイン |
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推奨されないデザイン |
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なお、就活では上記のようにローヒールの革靴を選ぶのが一般的ではありますが、女性だからといって必ずしもヒールでなければいけないわけではありません。ただし、フラットシューズにはカジュアルなイメージの靴が多いので、素材やデザインには注意しましょう。
カバン
カバンは収納力のあるものがオススメです。特に就活の場では会社説明会や面接で書類を入れた状態で持ち運ぶことが想定されます。そのため、A4の書類が入るサイズがベストです。
また、色は靴と同じテイストの黒色でロゴのないシンプルなデザインがオススメ。形は床に立てかけられるタイプであれば面接会場においたときにくたっとせずに綺麗な印象を与えてくれます。
小物
一通りの就活ファッション以外に、就活女性は小物にも気を配りたいところです。腕時計やストッキングなど、細かいけれど気を使うとポイントが高いアイテムを紹介します。
腕時計 |
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ストッキング |
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就活ファッションや細かな小物など、自分で決めることが不安な就活女性は誰かに相談することもオススメです。キャリチャンで実施している「就活相談サポート」では女性の就活アドバイザーも在籍しており、就活のマナーから実際の求人紹介まで総合的にサポートしているのでぜひ参加してみてください。
就活女性のための髪型のコツ
就活女性はスーツや身に着けるものだけでなく、髪型にも気を使いたいところです。前髪や髪の長さで相手に与える印象を大きく変えられます。
これから紹介するのは前髪・髪の長さ・清潔感についてです。自分がどのように見られたいか考えながら、アレンジの参考にしてみてください。
前髪|業界によって分け目を変える
前髪は顔の印象を大きく変えることができるので、与えたい印象によってアレンジすることをオススメします。
与えたい印象 | 前髪のスタイル |
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清楚なイメージ | 斜めわけ |
活発なイメージ | オールバック |
なお、重めのパッツン前髪は暗い印象を与えてしまう可能性があります。流行のシースルー前髪も、堅い業界ではあまり良い印象をもたれないので避けた方が良いでしょう。
どういう業界かによって与えたい印象をイメージしながら練習することをオススメします。この後説明するメイクのに合わせによっても相性があるので、面接前にメイクと髪型の相性を見ながら練習してみてください。
髪の長さ|与えたい印象によって変える
髪の長さも相手に与える印象がだいぶ左右されます。
与えたい印象 | 髪の長さ |
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快活で賢いイメージ | ショートカット |
女性らしく清潔感のあるイメージ | ロングスタイル |
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ボブスタイル(カットの仕方や前髪によってどんなイメージにも適応する) |
これも前髪同様で与えたい印象によって変えていきたいので、行きたい業界でどういう人が求められているのかに応じてイメージチェンジすると良いでしょう。
なお、ロング~セミロングの場合、お団子やポニーテールなど髪をまとめた状態でないとNGな企業も結構あります。基本的には髪を結ぶ前提で考えておいてください。
髪の清潔感|艶のある髪が健康的で好印象
就活においては健康的に見えるかどうかも重要な判断基準になるので、目につきやすい髪の毛の健康は重要です。とくにブリーチを繰り返している人はパサつきや傷みが目立たないようにケアをしておきましょう。
髪が乾燥してパサついていたり、アホ毛が出ていると清潔感が一気に下がります。もし余裕があれば髪質改善に行ってみたり、数日前から毎日ヘアケアに集中して艶髪を仕込んでおくことをオススメします。
それでも乾燥しやすい髪質の人は、就活用のカバンに小さめのヘアオイルを仕込んでおいて、面接前にさっと整えられるように常備しておくと便利です。
就活女性のための顔タイプ別似合わせメイク
「就活女性のメイク」と聞くと、シンプルで殺風景なメイクを思い浮かべる方も多いと思いますが、ナチュラルでも十分な美しさを引き出すことは可能です。
顔のかたちに応じて重点をおくべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
丸顔
丸顔の人は童顔に見えがちで、頼りない印象を与えてしまうこともあるので、チークの入れ方に重点を置きましょう。就活の場においては親しみやすさは残しつつも、シャープな印象を与えたいです。
シャープな印象に仕上げるには、チークを頬骨の下からこめかみにかけて斜めに薄く入れましょう。そして顎は軽くシェーディングをして整えると卵型に近づきます。
なお、チークはベージュ系など肌馴染みの良い色がオススメです。最近だと韓国コスメなどで淡いピンク色も流行っていますが、就活のシーンではあくまでシンプルでいたいので、肌馴染みの良い色をチョイスすべきです。
面長
面長の人はきつい印象を持たれやすいので、ハイライトで丸みを帯びさせると良いでしょう。鼻のハイライトは鼻先に点おきして、鼻根にスッと軽く入れる程度にすると長さを軽減させることができます。
そして頬のハイライトは内側にCの字になるように丸く入れるとふっくらして見えます。丸さが足りなければベージュピンク系のチークを仕込んでおくと可愛らしい印象がプラスされます。
卵型
バランスが良い卵型の人はチークやハイライトは控えめに、ベースメイクは極力「引き算」するイメージにしましょう。卵型の人がチークやハイライトに力を入れてしまうと、せっかくのバランスが崩されて台無しです。
無難な形ゆえに印象に残らないことが心配な場合は、ポイントメイクで印象を作る手もあります。例えばアイシャドウを少し垂れ目気味にして柔和な印象を出してみたり、つり目気味にして賢い印象を出してみたり、与えたい印象に応じてアイメイクに変化をつけるわけです。
就活女性に人気の業界と見られるポイント
ここからは就活女性に人気の業界と、それぞれの業界の面接時には何をみられているかを解説していきます。
女性に人気な業界に共通する特徴は働きやすさです。就職してから結婚・出産までを考えたときに働きやすいとされる職場が人気であり、そうした環境は女性が多く活躍しています。
数々の就活女性を採用してきた面接官は、男性が多く活躍する職場に比べて就活女性の身なりにはとても敏感です。行きたい業界に応じてメイクや髪型を参考にしてみてください。
食品系(事務)
食品業界が人気な理由は業界の安定性と仕事のやりがいです。人々の生活に欠かせない食の分野は安定していますし、商品開発や企画やマーケティングなどの機会が豊富でやりがいを感じやすいことも魅力です。
食品業界では商品企画やマーケティングに携わる機会が多いので、アイデア豊富な女性がキャリアアップしやすい環境です。
とくに芯の強い女性が好印象とされるので、面接ではハキハキとして快活な印象を持ってもらえるとプラスになります。キャチchの対策資料では食品業界に特化したガクチカ集を展開しているのでこちらも参考にしてみてください。
【就活対策資料】
ガクチカ集 〜食品業界〜
広告系
華やかな印象がある広告業界は女性から人気です。働きやすさはもちろんですが、クリエイティブな仕事であるために職場がオシャレなことも人気の理由の1つ。
文系大学の就活女子にはとくに人気で、広告は人の心に大きな影響を与える仕事ということでやりがいを感じやすい業種です。
なお、アイデア勝負な世界なため面接では見た目は問わないものの、働いている人はクリエイティブでオシャレな人が多いです。そうした環境だといわゆる「地味」なイメージだと暗い印象を与えてしまうので、面接で不利です。メイクで華やかさや明るさを演出できると良いでしょう。
化粧品業界
世の中のほとんどの女性が好きであろう「化粧品」に携わる仕事は、就活女子からも絶大な人気を誇ります。実際に働いている人も女性が多い環境なので、女性が働きやすいように産休や育休などの制度が整っている企業が多いです。
このような女性が多い業界だと、男性的なはつらつとしたイメージよりは女性らしい清潔感のある見た目が好印象です。
化粧品が好きであることも自己PRになるので、メイクにも気をつけましょう。派手なメイクはできないので、下地にプライマーを仕込んで艶肌を演出したり、カラー下地を仕込んで顔色を明るくすることもオススメです。
女性にはどの業界も共通して事務系が人気です。キャリチャンのイベントでは事務・非営業系に特化した求人紹介イベント「事務系・非営業職 求人紹介イベント」も開催しているので、行きたい業界に悩んでいる人はぜひ参加してみてください。
就活女性のマナーを知って魅力を最大限引き出そう
就活女性はスーツや靴だけでなく、メイクや髪型など細かい部分に気を使わなければなりませんが、気を使える部分が多いからこそ与えたい印象に応じて自在にアレンジできます。
メイクや髪型の出来栄えひとつで面接時のモチベーションアップにもなるので、面接当日を迎える前に是非ファッションからメイク・髪型まで何度かアレンジしてみてください。
「面接サポート」に参加しよう!
女性の就活に関するQ&A
女性が多い就職先は?
女性が働きやすい環境が整っている「食品業界」「広告業界」「化粧品業界」が人気です。女性がやりがいを感じやすい職業なため女性が多く活躍しており、だからこそ女性に嬉しい福利厚生が整っています。
女性用の就活スーツのルールは?
ジャケットやブラウスにシワやシミがないか、パンツはゆとりのあるストレート、スカートは短すぎないかなど、清潔感とサイズ感を意識するとよいです。
女性が働きやすい職場の特徴は?
女性が多く活躍している職場は働きやすい傾向にあります。女性管理職が活躍していたり、出産や育児から復帰した女性が活躍しているのならそれだけで長く働ける環境である可能性があります。
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している