これさえ読めばOK!ベンチャー企業の特徴や内定獲得の秘訣をまとめました
2023年3月23日
ベンチャー企業は以前は不安定なイメージでしたが、今は安定性よりもやりがいを求める就活生が増えて、大変人気の高い企業なんですよ。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
ですよね!ベンチャー企業は新人でもチャレンジでき、大きな責任があるイメージがあります。興味はありますが、即戦力が求められるので、自分にできるかな?と心配です。
そうですよね。新しい業務にチャレンジでき、大きな裁量がある分、より行動力や自己管理能力は求められますね。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
年齢とは関係なく自分の成果や実力で評価される部分もいいなと思いますが、離職率も高いんですよね。
そういう面もありますね。最近ではインターンの経験を重視する企業も増えています。今回はベンチャー企業の特徴やベンチャー企業に向いている人などをみていきましょう!
キャリアプランナー 岡田
ベンチャー企業の特徴とは
まずは「ベンチャー企業」とは一体何なのかについて学びましょう。ベンチャー企業の定義や特徴についてまとめていきます。
ベンチャー企業の定義
[ベンチャー企業の定義]
明確な定義はなく、一般的には、設立5年以内で中小規模の会社、そしてベンチャーキャピタルなどから資金援助を受けている、既存のビジネスを参考に、新ビジネスに挑戦している企業を指します。(成長途中の企業を指す場合もあり)
上記からわかるように、実はベンチャー企業には明確な定義はありません。「設立5年以内」「中小規模」「ベンチャーキャピタルなどから出資を受けている」「既存ビジネスを参考に新ビジネスを展開」している企業がベンチャー企業として認識されています。
ちなみにベンチャー企業と類似されている「スタートアップ企業」や、規模の大きさが同じぐらいというイメージのある「中小企業」との違いと定義は下記のとおりです。
- スタートアップ企業
→明確な定義はなし。設立2~3年程度の企業を指し、全く新しいビジネスを展開している。 - 中小企業
→資本金や従業員数によって定義されている。日本のほとんどの企業がこの中小企業。(中小企業庁より定義をご覧いただけます。)
スタートアップ企業との違いは「展開しているビジネス」です。ベンチャー企業は“既存ビジネスを参考に新ビジネスを展開”していますが、スタートアップ企業は“全く新しいビジネス”を展開しています。
中小企業との違いは「明確な定義があるかどうか」です。ベンチャー企業には明確な定義はありませんが、中小企業には明確な定義が存在します。
ベンチャー企業にチャレンジしてみたい!でも自分に向いているのだろうか。そんな悩みを持っていませんか。企業の特徴や求められる人材像などを知っていれば、自分の強みにあった企業がわかります。
就活のプロにベンチャー企業について無料で相談できる「就活相談サポート」に参加してはどうでしょう。
ベンチャー企業の特徴
明確な定義のないベンチャー企業ですが、どの企業にも共通した特徴があります。具体的にベンチャー企業の特徴として挙げられる内容は下記のとおりです。
- 成果主義である場合がほとんど
- チャレンジ精神旺盛で向上心の強い人が集まる
- やりがいやビジョンに共感する人が集まる
- 年齢や役職関係なしに様々な業務に挑戦できる
- 経営陣との距離が近い
ベンチャー企業最大の特徴は、「成果主義」であることです。つまり、ベンチャー企業は年齢や役職関係なしに「成果を上げた者が評価される」制度を取り入れていることが多いということです。勤続年数に応じて昇進や昇給がある年功序列とは大きく異なります。
また、成果主義ということで、チャレンジ精神旺盛で向上心の強い人が集まる傾向があり、このような人たちは安定よりも“仕事に対してやりがい”を求めています。その結果、ビジョンに共感する人が集まりやすいという特徴があります。
また、年齢や役職関係なしに様々な業務に挑戦できたり、経営陣との距離が近いというものベンチャー企業ならではの特徴です。
ベンチャー企業で働くメリットと魅力
学生の中でも人気が上昇しているベンチャー企業ですが、実際にベンチャー企業で働くメリットとは何なのでしょうか?
ここからはベンチャー企業で働くメリットや、人気の高い「大手企業」や、ベンチャー企業と類似される「スタートアップ企業」よりも魅力的な点についてもご紹介していきます。
実力次第で上に上がることができる
ベンチャー企業では「成果主義」を取り入れていることが多いことから、実力次第で上に上がることができるというメリットが発生します。
この成果主義には年齢や役職などは関係なく、「成果」で評価されるため、成果さえ上げれば若くても昇進できますし、高い給与だってもらうことができるのです。
年功序列のように、年齢が重なるのを待っているのではなく、成果で評価されるということで仕事へのモチベーションへとつながりやすいですし、仕事に対してもやりがいを感じることができます。
様々な経験ができ、個人のスキルを磨くことができる
ベンチャー企業では新しいビジネスを展開していることから、個人に与えられる裁量が大きいため、若いうちから様々な経験をすることができます。そしてその経験は個人としての成長へとつながります。
多くの企業は既存のビジネスを維持していくために仕事をしていることから、経験できることに限度があるため、個人としてのスキルを磨くことは難しいです。
しかし、ベンチャー企業なら年齢や役職関係なしに様々な業務に挑戦できますし、新しいビジネス展開にも携わることができるため、個人としての成長を見込めます。
このように個人のスキルアップを目指せる環境が設けられているというのはベンチャー企業ならではの特権ですし、大きなメリットだといえます。
上司や社長との距離が近く、意見を述べやすい
ベンチャー企業は会社自体があまり大きくないことから、上司や社長などとの距離が近く、そ直接意見や提案を言いやすいというメリットがあります。年功序列を取り入れている企業ではなかなか難しいことですが、会社規模の小さいベンチャー企業だからこその特権です。
また、上司や社長に直接話ができれば自分の意見が通りやすいというメリットもありますし、実際に新規事業としてビジネスが展開するかもしれないという可能性もあります。自分の意見から新規ビジネスが始まるだなんて夢がありますよね。
さらに、上司や社長は「社会人経験が豊富な人」ですので、その人たちの考え方を身近で学ぶことができれば吸収できるものも多いですし、自己成長にもつながるでしょう。
他企業よりも魅力的な点
ここからは就活生の中でも人気の高い「大手企業」、さらにベンチャー企業と類似される「スタートアップ企業」よりも魅力的な点についてご紹介していきます。
◆大手企業
- 会社に対する貢献度を感じやすい
- 自分のやりたいことに挑戦しやすい環境
- 昇進しやすく、若いうちから稼げる可能性が高い
大手企業のほとんどが「年功序列」を取り入れているため、「上の人が偉い」「上の人に従う」といった風潮があります。さらに新しいビジネスは展開というよりは、既存のビジネス(事業)を守っている形に近いため、意見が通らなかったり、自分のやりたいことができない環境である場合がほとんどです。
しかしベンチャー企業は違います。ベンチャー企業の多くは「成果主義」を取り入れているため、自分の意見が通りやすいですし、自分がやりたいことにも挑戦しやすい、そして年齢や立場は関係なく「成果」を評価するため、昇進もしやすいです。
確かに大手企業はベンチャー企業よりも雇用や給与が“安定”しています。しかしその分、仕事にやりがいを感じにくいのかもしれません。自分にとって「安定」と「仕事のやりがい」どちらが大事なのかを考えたうえで、企業を選んでみましょう。
◆スタートアップ企業
- スタートアップ企業よりも事業が安定している
- 個人としても成長を感じやすい
スタートアップ企業は、今までにないアイデアや技術を使ってビジネスを展開しているため、会社としての成長を感じやすいですが、それらが必ずしも成功するとも限らないため、決して「安定している」とは言い難いです。
一方ベンチャー企業は「既存ビジネス」を参考に新ビジネスを展開しているため、大手企業ほどではありませんが、スタートアップ企業よりは事業が安定しているといえます。
新しいビジネスが成功した時は会社だけでなく、個人としても大きな成長を感じやすいでしょう。しかし事業の安定さを考えれば、スタートアップ企業よりもベンチャー企業の方が個人としての成長を感じる場面が多いかもしれません。
そのため、「事業の安定さ」がスタートアップ企業よりもベンチャー企業の方が魅力的な点として挙げられます。
ベンチャー企業に向いている人の特徴
ベンチャー企業は年々増え続けていますし、企業としての成長も著しいです。働くメリットも多いですし、ベンチャー企業を希望する学生も多くいます。
しかしベンチャー企業には「向いている人」「向いていない人」といますので、自分がどちらに当てはまるのかをチェックしながら確認してみましょう。
チャレンジ精神旺盛で向上心の強い人
ベンチャー企業に向いている人の特徴として「チャレンジ精神旺盛で向上心の強い人」が挙げられます。なぜなら、ベンチャー企業は新しいことに対して、自分から行動し、挑戦していくことが業務内容になるからです。
既存ビジネスを参考にしたとしても、新しいビジネスを展開していくことには変わりないため、決まりやマニュアルなどはありません。また、新しいことをするということは失敗とも隣り合わせとなりますので、「失敗が怖い」というスタンスでは働いていくことができないのです。
そのため、失敗を恐れず、どんなことにも挑戦していきたいという向上心の高さや、新しいことに対して積極的に取り組めるチャレンジ精神旺盛な人が、ベンチャー企業に向いていることになります。
また実際に、ベンチャー企業の特徴でも「チャレンジ精神旺盛で向上心の強い人が集まる」というのが挙げられていましたし、企業側もこのような人たちを好む傾向がありますので、雇用や給与面の安定よりも、仕事を通していろんなことに挑戦していきたいという人は、ベンチャー企業に向いているでしょう。
成長意欲が高く、目標達成意欲がある人
ベンチャー企業に向いている人の特徴として、「成長意欲が高く、目標達成がある人」も挙げられます。
ベンチャー企業は新しいことに挑戦していく企業ですので、成功できるかどうかという不安と隣り合わせで仕事をしていくことになります。しかしそれらに屈せず「会社の成長のために頑張る」という気持ちがある人はベンチャー企業に向いているといえます。
また、結果に執着心のある人も新しいことをしていくうえ成果を上げやすいという特徴もあるため、目標達成意欲がある人もベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業は「新しいビジネスをするにあたり、意欲的に取り組み、利益のために働いてくれる人」を求めているので、ただ意欲的なだけでなく、成果を上げるだろうという可能性も大切にしています。
ですから、「会社のために頑張る」「目標のために諦めない」といった気持ちが強い人はベンチャー企業に向いていますし、企業側からも高く評価されます。
社会に新しい価値観を創り出すベンチャー企業で、働いてみたい気持ちはありませんか。面接において「安定性のある企業と対策や気持ちの持ち方が違うはず」とは思いつつも、どう違うのかわかりにくいですよね。
そのお悩み解決のために、就活のプロから無料でたくさんのアドバイスがもらえる「再就活サポート」に参加しませんか。
ベンチャー企業に受かるための秘訣
最近ではベンチャー企業を志望する学生が増えてきたため、ベンチャー企業を受けるにはそれなりの対策が必要になってきました。では、具体的にどのように対策していけばいいのでしょうか。
ここからはそんなベンチャー企業に受かるための秘訣をご紹介します。さらに優良ベンチャー企業の探し方も合わせてご紹介するので、チェックしてみてください。
「ベンチャー企業」を選んだ理由を明確にする
ベンチャー企業を受ける上で最も大切なのが、「なぜベンチャー企業を選んだのか」を明確にすることです。なぜなら企業は「なぜ安定した大手企業ではなく、不安定なイメージのあるベンチャー企業をわざわざ選んだのか」の理由を知りたがっているからです。
そしてこれらの理由から学生の「熱意」を図っており、内定を出すかどうかの判断をしています。つまり、まずは「熱意」を示さないといくらチャレンジ精神旺盛や成長意欲があることをアピールしても意味がないということです。
ですから、まずは自分の中で「なぜベンチャー企業を選んだのか」の理由を明確にしていきましょう。多くの学生は“安定”よりも“やりがい”を求めていると思いますので、その理由を明確にしていきます。
徹底した企業研究から意欲的な姿勢を示す
ベンチャー企業を選んだ理由を明確にしたら次に、志望企業に対して熱意や意欲的な姿勢を示していきます。そのために重要なのが「企業研究」です。
どの企業も「企業のために働いてくれる人」を求めており、そのような熱意があるかどうかを判断するのが「企業理解の深さ」です。つまり、企業理解が深ければ深いほど、志望度が高いと判断されるということです。
それにベンチャー企業では学歴よりも人柄をよく見ている傾向があるため、人柄を見極めるために深堀した質問をする傾向があります。この質問に答えるためには十分な企業理解がないといけないため、面接を受ける以上、徹底した企業研究は欠かせません。
ですから企業研究から企業の魅力や求めている人物像など、どんなことを質問されても完璧に答えらえるほど企業についての理解を深めていきましょう。同業他社と比較をすればより理解を深められるのでオススメです。
ベンチャー企業が好む人物だとアピールする
ベンチャー企業を選んだ理由や、志望企業への熱意を示すのも大切ですが、ベンチャー企業を受ける以上、「自分はベンチャー企業が好む人物だ」ということをアピールしていく必要があります。
具体的には、チャレンジ精神旺盛、向上心が強い、成長意欲や目標達成意欲があるなどといったことをアピールしていきます。これらはベンチャー企業に向いている人の特徴でもありますし、実際に多くのベンチャー企業が求めている人物像です。
もちろん企業によって求めている人物像は多少異なってきますので、それぞれの企業に特化した部分をアピールしていくことが大切ですが、チャレンジ精神旺盛や成長意欲があるなどといったことは、兼ね備えていることが前提となりますので、しっかりとアピールしていきましょう。
インターン参加の実績があると強い
インターン参加の実績がある場合は積極的にアピールしていきましょう。その企業のインターンはもちろん、同じ職種のインターンや長期インターンなども強みとなりますので、積極的にアピールしてください。
ベンチャー企業でインターン参加が強い理由は、ベンチャー企業では「成果」を重要視しているからです。成果が出せるかどうかを、実際に働いたことのない学生たちから判断する手段こそが「インターン参加の実績」です。
長期インターンに参加していれば少なからず仕事を経験していることになるため、何も経験のない子たちよりも「成果」を上げることに期待ができるというわけです。
ですから、インターン参加実績は「自分は即戦力になるよ!」とアピールするのにもってこいのネタですので、実績がある場合は積極的にアピールしていきましょう。
優良ベンチャー企業を探す方法
ベンチャー企業を探す主な手段と、優良ベンチャー企業に出会うための方法をご紹介します。
- 「リクナビ」や「マイナビ」などのナビサイトの利用
- ベンチャー企業に特化した専門就活ナビサイトの利用
- 【オススメ】就活エージェントの利用
一般的な企業の探し方として、「リクナビやマイナビなどのナビサイト」の利用があります。「ベンチャー」とワード検索ができるので、ベンチャー企業が探しやすいです。またベンチャー企業をはじめ、多くの企業が掲載されているので、就活生は必ず「リクナビ」「マイナビ」をチェックしておきましょう。
他にも、「ベンチャー企業に特化した専門就活ナビサイト」を利用する方法もあります。「パッションナビ」や「Wantedly」など、ベンチャー企業を専門にしたサイトが近年増えてきています。サイトから説明会やインターンシップ情報なども知れるので、ベンチャー企業を志望している人は必ず登録しておきましょう。
そして優良ベンチャー企業を探すのに最もオススメな探し方が「就活エージェント」の利用です。なぜ就活エージェントの利用がいいのか、その理由は、就活エージェントは独自のコネクションから大手ナビサイトには掲載されていないような企業をたくさん知っているからです。
独自のルートから入手した企業の情報をもとに、あなたが求める企業を教えてくれますし、企業探しの他にも就活全般のサポートを行ってくれるのでとても心強いです。
おわりに
近年、学生の中で人気の高いベンチャー企業。安定よりもやりがいを求めている学生にとってとても魅力的な企業だと思います。
そんなベンチャー企業は年々人気が高まってきていますので、しっかりとした対策を行わないと内定をもらうことはできません。まずは「ベンチャー企業」についての理解を深め、どのような人物が求められているのかを把握しましょう。そこからベンチャー企業に特化した対策を行い、内定獲得を目指していきましょう。
キャリchではそんなベンチャー企業からの内定を狙う学生のためのイベント「再就活サポート」を開催しています!確実に内定を狙うための志望動機を一緒に作成したり、企業の紹介や面接練習など様々な面からサポートしていきます。本気で内定を狙っている人はぜひご参加ください!
再就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。