【22卒必見】プロが教える!卒業ギリギリでも内定を獲得する方法
2022年3月24日
気合いを入れて始めた就活もあっという間に終盤。というより気が付いたら卒業間際となってしまいましたね。
周りでは早々に内定をゲットし、残りの学生生活を満喫している。そして入社に向けた準備をしている中であなたは内定すらなく、焦っているのではないでしょうか。
「もう既卒として就活しよう」そう覚悟を決める人もいる中、あなたはまだ内定を諦めきれないんですよね?
しかし実際のところ、卒業ギリギリに内定を獲得することなど現実的に可能なのでしょうか?
今回キャリchではそんな、卒業ギリギリでも内定を獲得することは可能なのか?その真相について解説します。卒業ギリギリでも内定を狙う人にとっては気になる点でしょうし、もし可能であればどうすればいいのかも合わせて知りたいですよね。
今回のコラムではそんなこの時期ならではの内定事情について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
卒業ギリギリでも内定を獲得できる?
この時期に内定がないと多くは「既卒」として就活をする覚悟を決めていると思いますが、それでもあなたは「卒業式までに絶対内定を獲得したい!」と思っていますよね。
しかし実際のところ、現実的に卒業ギリギリでも内定を獲得することは可能なのでしょうか?ここではそんな、卒業ギリギリでも内定を獲得できるのか、その新卒について解説していきます。
卒業ギリギリでも内定は獲得できる!
結論から申し上げますと、卒業ギリギリのこの時期でも内定を獲得することは可能です。ですから「もう無理かも」などと諦めることなく、内定獲得のための対策をしていきましょう。
そしてそんな卒業ギリギリでも内定が獲得できる理由ですが、いくつかありますので下記より確認していきましょう。これら理由はこの時期に採用活動を行う目的にもなりますから、覚えておきましょう。
- コロナの影響から“今”採用活動ができる
- あえて時期を外して採用活動をしている
- これまでの就活がうまくいかなかった
まず1つ目はコロナによる影響です。コロナによって経営状況が傾いたことで一時的に採用活動を取りやめていた企業が多くありました。しかし、次第に傾いた経営状況ももとに戻ることで採用活動を再開させることができ、それら企業があることで卒業ギリギリでも内定を狙うことができるというわけです。
採用活動を一時的に取りやめていた企業も、入社までには当初予定していた数の確保が必要となりますから、卒業ギリギリだろうと積極的に採用活動を行います。
そして2つ目の理由として、あえてこの時期に採用活動を行う企業が多くあることも挙げられます。これはコロナ関係なしに、ほかに採用活動を行う企業がいない“今”を狙って新たな人材を確保したいと考える企業があるということです。
また、これまでの就活で予定人数を確保できなかったことで卒業ギリギリに採用活動を行う企業もあり、これも卒業ギリギリでも内定が獲得できる理由の1つとして挙げられます。
このように、様々な理由から卒業ギリギリのこの時期でも内定を獲得することができますので、安心して就活に挑みましょう。
卒業ギリギリに内定を獲得するメリットもある
卒業ギリギリでも内定を獲得することができ、そして卒業ギリギリだからこそのメリットもあります。そのメリットとは、この時期は選考フローが短い場合が多いということです。
卒業ギリギリということで必然的に時間は限られていますし、企業側も入社に向けて早々に準備を進めたいですから、これまでよりも選考フローや選考と選考との時間が短い傾向にあるのです。
つまり、1社ごとに早く終わらせることができるため、肉体的にも精神的にも負担が少ないということです。就活は肉体的にも精神的にも負担が大きいものですから、それらを減らせるのは大きなメリットだといえるでしょう。
ただし内定獲得には相当な覚悟が必要
卒業ギリギリでも内定を獲得することができますし、ギリギリに内定を狙うことによるメリットもありますが、そう簡単なものではないことも覚悟しておかなくてはなりません。
やはり卒業ギリギリということで時間が限られていますから、これまで以上の行動量が求められますし、いくら選考フローが短いとしても肉体的・精神的に負担がかかるのは確かです。
また、まだまだ企業があるといっても春よりは大幅に減ってしまいますので、希望している条件に全て当てはまっている企業が少ない可能性があり、そして企業探しそのものにも苦労することを覚悟する必要があります。
そしてメリットとして挙げた「選考フローが短い」というのも、逆を考えれば企業比較する時間や悩む時間、準備する時間などが少ないということになりますので、状況によっては大きなデメリットとなる場合もありますので注意しておきましょう。
この時期に採用活動を行う企業の特徴と探し方
まだまだ内定を狙うことができるといっても、やはり春よりは企業数が減ってしまいますし、残っている企業にも偏りがありますので、それらをしっかりと把握しておく必要があります。
ここではそんな、この時期に採用活動を行う企業の特徴と探し方について解説します。どの企業を狙うのか、また数少ない企業を見つけ出すための方法を確認し、内定獲得の準備をしていきましょう。
この時期に採用活動を行う企業の特徴
卒業ギリギリに採用活動を行う企業の目的は様々ですが、具体的な企業は下記のとおりとなります。
- ベンチャー企業
- BtoBを中心とした中小企業
- コロナによって景気が回復した企業
まずはベンチャー企業です。ベンチャー企業がこの時期に採用活動を行っている理由は、“常に優秀な人材を求めている”からです。ベンチャー企業は創立年数が浅く、新しいビジネスを展開していることから、スキル面が優れており、かつ即戦力として働ける人材を求めています。
そのため採用時期にこだわらず、いい人がいればいつでもほしいという考えから、常にアンテナを張っているのです。また、ベンチャー企業は知名度の低さからこれまでの就活で予定人数に達しなかった企業もあるため、この時期に採用活動を行うケースもあります。
そして次にBtoB企業を中心とした中小企業もこの時期に採用活動を行っており、その理由は“知名度の低さ”です。先ほどもお話ししたように、ベンチャー企業や中小企業は大手企業の陰に隠れてしまいやすく、そうなるとどうしても人集めに苦労してしまいます。
その中でも特にBtoB企業は私たち消費者ではなく、企業を対手にビジネスをしていますから認知されにくく、そのためこれまでの就活で予定人数を確保できず、結果としてこの時期にも採用活動を行うのです。
そして最後にこの時期ならではの特徴として、“コロナ”が挙げられます。コロナの影響はまだまだ続いていますが、経営が少しづく回復してきた企業や、コロナ禍の経営に慣れてきた企業があり、それら企業がこの時期に採用活動を行うというわけです。
このように、卒業ギリギリに採用活動を行う企業の多くは一般的には知名度が低かったり、小規模だといえますが、その中でも優良企業はたくさんありますので安心してください。
この時期に採用活動を行う企業の探し方
卒業ギリギリに採用活動を行う企業は春よりも少なく、また活動している学生自体が少ないということで広告費削減のために大掛かりな宣伝を行わない企業もあるため、企業が探しにくいとされています。ですから、この時期の企業探しはこれまで通りにいきませんので、下記より効率的な探し方を確認しましょう。
- 就活エージェントの利用
- SNSや企業HP
最も効率的な探し方は「就活エージェントからの紹介」です。就活エージェントはどの時期でも企業情報を持っていますし、広告宣伝を取りやめた企業やもともと未公開にしていた企業などの情報も知っています。
そして就活エージェントは学生と企業とを引き合わせるプロでもあるため、あなたが希望する条件に当てはまる企業やあなたと相性の良い企業を厳選して紹介してくれるため非常に効率的です。
また、就活エージェント以外にもSNSや企業HPから探す方法もあります。先ほどもお話したように広告費を削減するためにナビサイトへの求人情報の掲載を取りやめる企業も多くあります。
しかし、SNSや企業のHPへの掲載はお金もかかりませんし、最近はSNSを中心に情報を発信している企業も多くありますので、SNSや企業HPから求人情報がチェックできるかもしれないのです。ただ、1つ1つを見ていくのは非効率的ですので、気になる企業は自分でチェックし、そのほかは就活エージェントを頼るようにしましょう。
卒業ギリギリに内定を獲得する方法
卒業ギリギリでも内定を狙うことはできますが、しっかり対策をしないと厳しいものとなりますので、正しいやり方を確認しておきましょう。ここではそんな卒業ギリギリでも内定を獲得する方法について解説します。
何を意識し、どうすれば内定を獲得できるのか、その方法と対策法について解説しますので、しっかりと確認していきましょう。
これまでの就活の懸念点を改善する
卒業ギリギリで内定を狙ううえでまず大切なのは、これまでの就活でなぜ内定が取れなかったのか、その原因を究明し改善することです。
問題点があるまま就活をしても内定はもらえませんし、同じことの繰り返しは時間の無駄となりますので、まずはこれまでの就活を振り返りましょう。
企業選びが悪かったのか、もしくは面接での対応やスケジュール管理が悪かったなど、一人一人それぞれに内定がもらえなかった悪い点が必ずありますから、明確にしていきましょう。
そしてその悪い点の改善に努め、新たに就活対策ができるようにしましょう。しこりがある状態では就活も思うようにいきませんが、時間も限られていますから早急に原因究明・改善に努めて下さい。
就活軸を見直し、視野を広げる
これまでの反省点を改善したら次に就活軸を見直してください。就活のすべては就活軸を中心となりますから、この就活軸が明確でないと就活は成功しません。
そしてそんな就活軸ですが、これまでにも定めていましたよね。しかしその軸では就活がうまくいかなかったというわけですから、就活軸を見直さなくてはならないのです。また、就活軸を見直し、自分に合った企業を選ぶための条件が明確になれば企業探しもしやすくなりますので、しっかりと就活軸を定め直していきましょう。
この際に意識してほしいのが“視野を広げる”ことです。これまでにもお話ししているように、この時期に採用活動を行う企業は数が少なく、業種や職種にも偏りがありますから自分が希望する企業がない可能性があります。
そのため自分の中での選択肢を増やすために視野を広げることが大切なのです。ですから就活軸を見直す際にも視野を広げ、またこれまでの就活で得た経験から自分の可能性を考えたうえで条件を見直していきましょう。
実践を通して力をつけ、次の面接に活かす
就活を見直したら次はすぐに実践です。内定ギリギリということですので時間が限られていますから、練習などに時間を費やしてしまうのは正直もったいないので、実践を通して力をつけていくのが得策です。
ですから、就活軸に沿って当てはまる企業へと積極的にエントリーしていきましょう。そして実際の面接を通して反省・改善を繰り返し、力をつけていきます。そのためにも場数を踏むことが大切です。たくさん経験を積めばその分力をつけられますし、数が多い分それだけ内定率も上げることができます。
しかし数打ちゃ当たるではいけません。就活は学生が企業を選ぶように企業側も企業を選んでいますから、お互いに相性が良いと判断されないと内定には結び付きません。そのため、初めから相性の良い企業を選ばないといけませんから、就活軸に当てはまる企業を選ぶ必要があるのです。
また、内定に結びつかないような企業を選んでも力をつけることもできず、時間を無駄にするだけですので、効率的に内定獲得を狙うためにも就活軸をしっかりと定めたうえで受ける企業を選んでいきましょう。
同時エントリーが基本!何社か並行して選考を進める
卒業ギリギリの就活では同時エントリーが基本となります。何度もいうよりにこの時期の就活は時間が限られていますから、確実に内定を狙うためには何社か並行して選考を進める必要があるのです。
また場数を踏み、力をつけていくうえでも同時エントリーは必須となりますので、就活軸に当てはまる企業を中心に、同時にエントリーしていきましょう。
ただし注意すべきことが1点あります。それはスケジュール管理です。何社が並行して選考を進めるということですので、スケジュール管理が難しくなりますので注意しましょう。スケジュール管理がしっかりとできていないとすぐにつまずいてしまい、そのまますべてが崩れてしまいます。
ですから、すべての企業の面接日やエントリー締切などの日時を確認し、手帳などを用いたり就活エージェントに管理してもらいながら就活に挑みましょう。
また、同時エントリーが必須だといっても無理はいけません。無理なスケジュールは肉体的にも精神的にも負担が大きいですし、手一杯になることで就活そのものの質も落ちてしまいますから、1つ1つの質が落ちることがないよう、無理のない範囲で就活するように心がけてください。
就活エージェントを頼り、サポートしてもらう
卒業ギリギリで内定を獲得するために欠かせないのが“就活エージェント”です。いくら卒業ギリギリで内定を狙えるといっても厳しい環境にあるのには間違いありませんし、その中で就活を成功させるためには就活エージェントのサポートが欠かせないのです。
就活エージェンは未公開企業などの情報を知っていますし、数少ない企業から自分が希望する条件に当てはまる企業を紹介してくれるため、企業探しの手間が省けます。さらには自分と相性の良い企業も紹介してくれるため、視野が広がりますし、自分と相性が良いということで内定にも結びつきやすいです。
また企業の紹介だけでなく、企業に直接アポイントを取ってもらえるためスケジュール管理の負担も減らすことができ、自分のことに集中して就活に挑めるのも大きなメリットとなるでしょう。
さらに就活エージェントは就活軸の見直しや、これまでの就活での反省点の改善のためのサポートも行ってくれるため心強いですし、時間の限られたこの時期の就活においては欠かせない存在となります。
キャリchでも卒業ギリギリに内定を狙う人のサポートを行うイベント「就活相談サポート」を開催しています。このイベントでは企業紹介や就活サポートはもちろん、小さな悩みや不安解消のためのフォローも行っています。
もともとコロナ禍で不安定な就活ですが、キャリchが必ずあなたに内定も獲得した状態で卒業式を迎えさせます。ぜひとも気楽にご参加ください!
おわりに
今年はコロナの影響もあって、22卒でもまだまだ内定を狙うことが可能です。しかし、卒業までに時間が限られていることや春よりも企業数が減ること、そして悩む時間のなさや選択肢が少なくなるという苦労もあることから、簡単な就活ではないことを理解しなくてはなりません。
そんな厳しい環境の中で内定を獲得していくためにも、これまでの反省点を改善し、就活軸の見直しから実践を通して力をつけていきましょう。
また就活エージェントの力も欠かせません。就活エージェントは数少ない企業の中からあなたが希望する条件に当てはまる企業を紹介してくれ、またその企業からの内定獲得のためのサポートを行ってくれるため非常に心強いです。
キャリchでも卒業式までに内定を必ず獲得するためのサポートを行っていますので、ぜひ頼ってください!
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。