「あなたにとって仕事とは」に対する答え方を例文とともに解説

 2024年5月10日

そろそろ面接がはじまる時期ですね。就活で何か困っていることはありますか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

それが、面接で「あなたにとって仕事とは」という質問があると聞いたんですが、どう答えればいいかわからなくて…。

面接での質問には必ず意味があります。面接官の意図に合わせて回答を考えることが大切です。

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

具体的には、どんな回答をすればいいですか?

このコラムでは、「あなたにとって仕事とは」と聞かれたときの答え方を例文とともに解説します。答えるときのコツや、答えてはいけない内容も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 廣瀬

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目次

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  1. 仕事に対する心構えを知りたい
  2. 仕事への価値観を知りたい
  3. 仕事に対する意欲を知りたい
  4. 自社と就活生の考えが一致しているかを知りたい

「あなたにとって仕事とは何ですか」と質問する意図とは?

「あなたにとって仕事とは何ですか」と質問する意図とは?

「あなたにとって仕事とは」という質問には、以下のような意図が考えられます。

質問の意図がわからないと、適切な回答を返せません。質問への回答を考える際は、想定された意図をイメージしてみましょう。

仕事に対する心構えを知りたい

面接官が、「あなたにとって仕事とは」と質問をするのには、仕事に対する心構えを知りたいという意図があります。あなたが仕事に対し「社会人であるという自覚を持てるか」「仕事に対してどれほどの責任を持てるか」などを知るためです。

仕事では、やりがいを感じられる部分がある一方で、ストレスやプレッシャーを感じる場面もあるでしょう。面接官は、仕事におけるネガティブな要素に立ち向かうほどの心構えが、就活生にきちんと備わっているかを見たいと考えています。

当然ながら、面接の時間には限りがあります。短い時間の中で、立ちはだかる壁や問題に向き合える責任感を存分にアピールしてください。

仕事への価値観を知りたい

「あなたにとって仕事とは」という質問は、仕事への価値観を知るために行われる場合もあります。あなたが仕事をする上で一番大切に思っていること、どのような目的意識を持っているのかなどを把握したいからです。

仕事において大切にしていることや目的意識は、企業によって異なります。就活生が持つ価値観が、自社とマッチしているかを確かめた上で、採用するかどうかを決めるのです。

「お客さんの生活を支えたい」「社内のチームワークに貢献したい」など、もっとも大切にしたい価値観は人によって違うでしょう。仕事に対する価値観が企業とマッチしていなければ、自社では貢献できないと考えられてしまいます。

ただし、学生の間は本格的な社会人経験がないため、十分な回答を思いつかないかもしれないことは、企業側も把握しています。

面接だからといって、あまり難しい回答を考えようとせず、企業への応募にいたった経緯も含めて仕事への価値観を話すようにしましょう。

仕事に対する意欲を知りたい

就活生の仕事に対する意欲を知りたいと考えているのも、「あなたにとって仕事とは」という質問を投げかける理由の1つです。この質問において企業は、あなたの仕事に対するモチベーションをチェックし、自社でどれだけのやる気を持って活躍していくのかを見極めています。

回答の中で、仕事に対する意欲を伝えるときは、価値観に結びつけるのがオススメです。例えば、サービス業界の仕事の場合「お客様の生活において、〇〇の部分を支えたい」などのように伝えるとよいでしょう。

上記の回答を行うと、「自社が扱うサービスに相応しい価値観と高い意欲がある」と認識され、採用につながるかもしれません。ただし、回答の内容が薄くなると「意欲が低い」と思われ、面接で落とされる可能性もあるため気をつけましょう。

自社と就活生の考えが一致しているかを知りたい

「あなたにとって仕事とは」と質問する企業は、自社と就活生の仕事に対する考え方が一致しているかを知りたいとも考えています。理由として、双方の考えが一致すれば、入社後に期待通りの活躍をしてくれると確信が持てるからです。

それは、面接を受けに来た就活生が、自社に貢献できるかを見極めるということです。「よい仕事」と考えられる働きぶりは企業によって異なるので、企業の考え方にそぐわない働き方をされても、会社に貢献しているとはいえません。

仕事に関する就活生の考えが自社とズレている場合、うまく活躍できずに早期退職にいたる恐れがあります。早期退職については企業側も懸念しているため、仕事における考えが一致していないと、落とされる可能性が高まってしまうのです。

顧客に寄り添いたいのか、社員一人ひとりが成長できる環境を大切にしたいのかなど、企業側の考えを事前に調べておきましょう。

面接での答え方がよくわからない人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」に参加してみましょう。あなたの仕事に対する考え方をヒアリングし、それに合った企業を紹介するので、必然的に合格率が高まります。

また、プロのキャリアアドバイザーが、質問ごとの適切な答え方をマンツーマンで教えてくれます。面接が苦手な人でも、安心して選考に臨めるでしょう。

「あなたにとって仕事とは」への回答を例文で紹介

「あなたにとって仕事とは」への回答を例文で紹介

「あなたにとって仕事とは」に対する回答を例文で紹介します。本項の例文は、以下の内容について回答したときのものです。

自分が仕事についてどう思っているかを基準に、参考にしたい例文を選んで答え方を身につけておきましょう。

人とのつながりを答える場合

はじめに、人とのつながりを答える場合の例文を紹介します。以下の例文は、困ったときは周囲を頼ること、また困っている人がいたら手を差し伸べることの大切さに触れた回答です。

私にとって仕事とは「人とのつながり」です。そのような考えになったのは、とある企業に併設しているカフェでのアルバイト中によく来店してくれた、1人の会社員がきっかけでした。

その方が、ある日元気のない様子で来店してきたのです。少し深刻そうな様子だったため、私は声をかけました。話を聞くと、仕事の人間関係がうまくいっておらず、退職を考えているようでした。私は、無理に背中を押すのはよくないと考え、彼に寄り添うように共感を示しました。

後日、彼は意を決して退職したそうです。あのとき私が話を聞いてくれたのが、最終的に彼に安心感を与え、退職する勇気をもらったと話してくれました。

自分の行動で相手を助けられたことは、私自身も嬉しく思います。社会人として仕事を行う中でも、人とのつながりを大事にし、人の悩みや問題に寄り添える人間になりたいです。

上記の例文は、人の悩みに寄り添う人物像について語っています。おもに、医療業界や教育業界など、人と寄り添う仕事の面接で話すとよいでしょう。

社会貢献を答える場合

社会貢献について回答する際は、学生時代など過去の経験に結びつけた上で、どのような心意気で働きたいかを述べてみましょう。

私は仕事について、社会貢献の一環であると考えています。そう考えるようになったのは、学生時代に参加したボランティア活動がきっかけでした。

とある地方で、川の汚染により悪臭と環境の悪化が深刻化している場所があったのです。私たちボランティアメンバーは、川の中のゴミ拾いや汚染物質を取り除く作業を行いました。ボランティア活動を通して、地元住民から「一生懸命活動してくれてありがたい」と感謝の言葉をいただいたことが、強く印象に残っています。

仕事はボランティアと違い利益が発生しますが、誰かの生活を支えたり、誰かを喜ばせたりといった社会貢献をすることで成立するという点は同じです。

御社には、地域住民が住みやすい場所づくりに貢献するという企業理念があります。そのため、私は御社でこそ入社後もボランティア活動の経験を活かすことができ、住民によりよい住み心地を提供することに貢献できると考えています。

上記は、インフラ業界を想定した回答の例文です。ボランティア活動が本当に役立つ保証はありませんが、仕事も同様に、人に喜びを与える社会貢献だと考えている価値観が明確に伝わります。

人の役に立つことを答える場合

以下は、「人の役に立つ」ことに関して答える際の例文です。人の生活を支えるサービスの提供に関連づけた例文を紹介します。

私は仕事について、「人の役に立つ」ことだと考えています。そう思うようになったきっかけは、新型コロナウイルスの蔓延です。

外出が規制され、学校や職場への通学・通勤が難しくなったとき、オンライン授業やリモートワークが主流になったと思います。それと共にさまざまなオンラインサービスが普及し、現場に行かなくても色々なことができるようになった世の中は、便利だと感じました。そして、それらのサービスを提供する仕事の存在にも気づいたのです。

コロナの件だけでなく、誰かの問題を解決すべく役立てば、それが仕事になる可能性があります。私の場合は、求人が少ない地方で仕事を探している人の役に立ち、リモートでできる仕事を紹介したいと考えました。

「すべての人に働く環境を与える」という御社の企業理念は、まさに私が実現したいビジョンです。入社した際は、地方も含め、さまざまな人の就職サポートに役立ちたいと思っています。

上記は、人材業界に向けた例文です。日々の暮らしで起こった出来事からヒントを得て、人々が必要としているサービスを提供したいと述べています。

同じような主旨の回答は、ITサービスを提供する企業にも向いているでしょう。どのようなサービスを提供したいか、どのように役立つのかまで触れると、より説得力が増します。

自己成長について答える場合

本記事で紹介する「自己成長」についての例文は、人との関わりについて触れています。

私にとって仕事とは、「自己成長ができる場」です。

社会人になると、仕事を通して職場の人たちや顧客など、さまざまな人と関わる機会が増えるでしょう。たくさんの人と関わるほど、それぞれの価値観や考えを知る機会が得られます。

たとえば、仕事の進め方や優先すべきこと、正しい選択肢は何かなどです。そのような、人との関わりで得られる価値観すべてが、学びの1つであると考えています。そして、さまざまな価値観や考えに触れ、自分が成長すればするほど、「職場が必要としているもの」に貢献でき、ひいては会社の成長に貢献できるはずです。

そのため私は、入社後も仕事を通してさまざまな人から積極的に学び、会社とともに成長していきたいと考えています。

自己成長について考える場合、上記のように「どんなときに・何によって」を明確にするとよいでしょう。今回の例文では、「たくさんの人と関わるときに・さまざまな価値観に触れることによって」自己成長につながると明記しています。

身近な幸せを増やしたい旨を答える場合

以下は、安心できる場を提供することで、人々に幸せを与えるという内容の例文です。

私にとって仕事とは、「人々に身近な幸せを増やすこと」です。

私は学生時代、喫茶店を舞台にしたある小説に夢中になっていました。登場人物として出てくるお客さんがそれぞれ悩みを抱えていたり、心に闇を抱えたりしており、喫茶店のマスターからやすらぎを得たお客さんは、わずかながら前向きな気持ちを取り戻しつつ、店を出るといった話です。

私はその小説を読んで、人々に身近な幸せを提供できるような社会人になりたいと考えました。日常的に立ち寄れる喫茶店のように、小さな幸せを実感できる存在は、とても大きいのではないかと感じたためです。

そのため「身近な幸福を提供する」という企業理念を持つ御社で、やりがいを実感しながら働けると確信しました。仕事を通して、人々が気軽に体験できる小さな幸せを提供できたらと思っています。

企業によって、どのように身近な幸せを提供するのかは異なるでしょう。「身近な幸せ」を伝える際は、応募する企業に適した内容で答えるのをオススメします。

プロフェッショナリズムについて答える場合

本項では、「○○のプロフェッショナルとして対応する」「○○のエキスパートになる」といったプロフェッショナリズムに関する例文を紹介します。以下の例文は、航空関係の企業を舞台にして、客室乗務員の面接を想定したものです。

私にとって仕事とは、プロフェッショナルに徹することだと考えています。

幼少の頃、私は飛行機が怖い子どもでした。離陸直前になるといつも泣いていたほどです。しかし、そのときのCAさんが私のことをあたたかく励まし、私の気持ちが落ちつくまで優しく見守ってくれました。そのお陰で、私は飛行機の恐怖より優しいCAさんの方が印象に残り、飛行機への恐怖を克服することができたのです。

当時の経験から、プロフェッショナルとして活躍するには現場でのトラブルやハプニングに対し、つねに最善の対応をするという姿勢が重要だと感じました。あのときのCAさんが冷静に判断できたからこそ、私は恐怖心を忘れて泣くのを止められたのです。

御社へ入社した際は、乗客が快適に過ごせるような接客をしつつ、正しく判断するための冷静さを意識して仕事に取り組みたいと思っています。

上記は、過去の経験をもとに「仕事」の価値観を説明している例文です。人生経験において、「こういう意思を持って仕事に取り組みたい」と考える人も多いでしょう。過去の実体験から、「あなたにとって仕事とは」に対する回答を導き出してもよいかもしれません。

「あなたにとって仕事とは」の質問に対する答え方

「あなたにとって仕事とは」の質問に対する答え方

例文を参考にしたあとは、「あなたにとって仕事とは」の質問に対する答え方について理解しましょう。質問への答え方として、おもに以下の内容を説明します。

1つずつ解説していきます。とくに、面接で緊張しやすい人やうまく答えられるかが不安な人は、本項の内容をしっかりと参考にしてください。

結論から先に伝える

「あなたにとって仕事とは」と聞かれた際は、はじめに結論から話すよう心がけましょう。結論を先に話すことで、面接官からどんな話をはじめるのかを理解してもらいやすくなるためです。

理由や結論にいたったきっかけは、説明が必要なので少々長くなる傾向にあります。つまり、結論を後回しにすると「何についての理由か」「何のことを話しているのか」が分かりにくくなるのです。ほかの質問にもいえますが、回答を話すときは、結論から述べることをオススメします。

注意点として、結論を話す際は可能な限り簡潔にまとめるよう心がけてください。結論が長くなると、あとの内容が頭に入りにくくなります。「私にとって仕事とは、人と人との繋がりです」のように、短くまとめた結論から話しはじめるのが得策です。

回答に関連付けた仕事の価値観を伝える

「あなたにとって仕事とは」と聞かれたときの答え方として、回答に関連づけた仕事の価値観を伝えるよう意識してください。ここでいう回答とは、前項の「結論」です。結論の次に、なぜそう考えたのかという理由を伝えると、面接官に伝わりやすくなります。

理由を話す際は、仕事の価値観をもとに話せば、さらに理解してもらえます。理由を答えるコツとして、価値観の裏づけとなる過去の実体験と合わせて話すのがオススメです。実体験であることから、信ぴょう性のある内容に仕上がり、面接官から納得されやすくなります。

過去の経験から、どんな経緯でどのような価値観や考え方が身についたのかを、順を追って話すとよいでしょう。身についた価値観を結論と結びつければ、より説得力を高められます。

仕事に対する意欲や目標を伝える

「あなたにとって仕事とは」への回答では、仕事に対する意欲や目標を伝えるのもオススメです。仕事への確かな意欲を伝えれば、面接官から「この人は自社で十分にやる気を出して活躍できる」と期待されます。

仕事において、どんなことを実現したいのか、何に貢献したいのかを説明すると効果的です。消費者が快適に暮らせるサービスを提供したいのか、少しでも幸せを実感させたいのかなど、実現したい内容を明確にしましょう。

注意点として、意欲と目標は前項で説明した「仕事の価値観」との一貫性を持たせるよう意識してください。意欲や目標で、仕事の価値観に矛盾点が見られた場合、面接官から採用してよいのかを疑われる恐れがあります。

仕事に対する意欲と目標は、ほかの回答と矛盾点がないように答えれば、面接官から納得を得られます。

自分の考えと企業の価値観の関係性を伝える

自分の考えと企業の関係性を分かりやすく伝えるのも、「あなたにとって仕事とは」への回答において重要です。自分の考えと企業との価値観が合っていなければ、面接官に「自社では活躍しづらい人だ」と考えられてしまいます。

「あなたにとって仕事とは何ですか」と質問する意図とは?』でも説明しましたが、企業は価値観の一致を確認するためにも質問を投げかけます。結論や価値観、意欲・目標の3つにおいても、企業との関連性が見られなければ、採用される可能性は下がってしまうのです。

面接では企業から必要だと思われることが大切です。自分の仕事の価値観や考えが企業にどう関係するのか、どんな意味を見出すのかまでしっかりと伝えるようにしましょう。

企業と自身が持つ価値観のすり合わせが難しい人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」に参加してみてください。プロのキャリアアドバイザーが、あなたの価値観を見つけるサポートを行い、それに合った企業を紹介します。

面接で効果的な回答ができるようきめ細やかなアドバイスも行うので、面接でうまく答えられるかが不安な人にはオススメです。

自分らしい「あなたにとって仕事とは」の回答を見つける方法

自分らしい「あなたにとって仕事とは」の回答を見つける方法

「あなたにとって仕事とは」の答え方まで把握しても、自分に合った答え方が分からない人もいるでしょう。自分がどう答えればよいのかがどうしても分からない方は、以下の方法を実行してみてください。

面接にうまく答えるには有効な対策が必要です。答え方がなかなか見つからない人は、以下の内容を参考にしましょう。

自己分析を行う

「あなたにとって仕事とは」に対する自分らしい答えを見つける方法として、まず1つ目に自己分析が挙げられます。学生のうちは、「あなたにとって仕事とは」と聞かれても、あまりはっきりした回答は出ないでしょう。しかし、仕事における自身の価値観は、自己分析を行えば、学生でも明確になるケースがあります。

自己分析を行うときは、自分の強みや弱み、どのような仕事をしたいかを洗い出してみてください。自分に合った企業が分かりやすくなるため、ミスマッチも起こりにくい上、説得力のある回答を導き出せるようになります。

また、自己分析にはいくつかのやり方が存在します。おもなオススメのやり方は、自分史を作成するか、マインドマップを利用するかの2つです。

自分史とは、過去から現在までの自分の経験をまとめたものです。自分の得意なことと強み、苦手なことや弱みなどを洗い出すのに効果があります。

マインドマップは、自分の頭の中にある考えをクモの巣状に書き出す手法です。まず、書くためのペンと、大き目の紙やノートを用意します。

次に、真ん中に「仕事」と書いてクモの巣のように線でつなぎ、周りに自身の考えや価値観を書いていく方法です。マインドマップは、仕事についての発想や考えを柔軟に整理しやすくなります。

自分らしい回答を見出すためにも、自己分析は大切です。自己分析のやり方については、以下の記事に詳しく解説しているので、気になる人は読んでみてください。

名言を参考に考える

自分らしい「あなたにとって仕事とは」に対する答えは、偉人や著名人の名言を参考に考えることでも導き出せます。偉人の遺した名言や、影響力のある人が語った言葉に共感できるかどうか考えれば、仕事における自分の価値観が分かる場合があるのです。

また、自分が仕事において、何がしたいのかを名言によって気づかされるケースもあります。仕事に対し、自身の価値観を見つけ出すためにオススメできる名言は、以下の通りです。

著名人 名言
宮崎駿 あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい
エイブラハム・リンカーン あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ
岡本太郎 危険だという道は必ず、自分の行きたい道なのだ
フローレンス・ナイチンゲール 進歩のない組織で持ちこたえたものはない

以上の名言は、すべて仕事に関連づけられる言葉です。ほかにも、参考にできる名言は無数にあるでしょう。上記以外でも、自身で過去に感銘を受けた名言がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

部活・サークル活動の経験を振り返る

「あなたにとって仕事とは」について、自分らしい回答を見つけるために、部活やサークルなどの活動を振り返るのもオススメです。部活やサークル活動では、仕事にも通じる考え方が必要になる場合があります。たとえば、目標を達成するための方法論や困難な状況への向き合い方、人との関わり方などです。

就活生には、「人の役に立ちたい」「人とのつながりを大事にしたい」「人に幸せを与えたい」などの目的で働きたい人もいるでしょう。以上の目的を持つ就活生は、学生時代の部活やサークル活動を振り返れば、仕事に対する目的をあらためて認識できます。

部活動やサークル活動を振り返る際は、印象に残る出来事や活動内容を具体的に思い出してみてください。周囲の人との関わりや、事態を変える出来事など、仕事に結びつけられる内容はすべてまとめましょう。より具体的にまとめれば、仕事における価値観がより明確に分かってくるかもしれません。

インターンやアルバイトの経験を振り返る

「あなたにとって仕事とは」に対する自分らしい回答を導くには、インターンやアルバイト経験もヒントになります。学生時代のなかで、仕事について知る唯一の機会はアルバイトとインターンの2つです。

アルバイトやインターンでは、本格的に入社した社会人とは違い、責任のある仕事は任されません。しかし、実際に現場の仕事へ携わることで、ある程度の社会勉強ができるはずです。インターンやアルバイトで得た経験をあらためて考えれば、仕事の価値観が分かる可能性があります。

インターンでは、人との交流やチームワーク、仕事においてのコミュニケーションのあり方を学びます。また、アルバイトでは手際よく動くスキルや効率、要領などを学べるでしょう。

以上2つの経験から、自分にとって仕事で重要なことを、今一度考えてみるのが大切です。自分らしい回答を見つけたい人は、インターンやアルバイト経験を思い返すのをオススメします。

周囲の知人に相談する

周囲の人に相談することでも、「あなたにとって仕事とは」の質問に対する回答を導き出せます。過去の経験を思い返しても、自分にとって仕事の価値観がよく分からない場合、周囲の人に相談すれば思い出せるケースがあるのです。

周囲の人に聞くことで、自身の仕事における考えが分かる場合があります。おもに、大学のゼミやサークルが同じだった知人や、アルバイト仲間から聞くと効果的です。知人が自分を客観的に見ていたときの、「活動において重視していた点」を教えてもらえるかもしれません。

また、志望している企業で働くOBやOGに聞いてみるのも1つの方法です。OBやOGが、どんな価値観を持って企業に入社したのかを知ることで、必要な価値観を知るきっかけにもなります。

なかなか答えが思いつかない人は、信用できる周囲の知人に相談して、回答を導き出すヒントを得ましょう。

「あなたにとって仕事とは」の質問に答えるときの注意点

「あなたにとって仕事とは」の質問に答えるときの注意点

「あなたにとって仕事とは」という質問に答える際、注意すべき点が存在します。おもに、以下の項目には気をつけなくてはいけません。

1つずつ解説します。前項の、『自分らしい「あなたにとって仕事とは」の回答を見つける方法』まで目を通していれば失敗する確率は減りますが、本番まで気を抜かずに対策を行いましょう。

「わからない」とは答えない

「あなたにとって仕事とは」の質問に、「わからない」「考えていることはとくにない」などと答えるのはよくありません。わからないと答えてしまうと、企業から「仕事に対する考えが浅い」「自社に興味がない人だ」などと思われます。

また、質問に対して回答がない人は、やる気がないイメージを持たれる可能性もあります。面接では、落とされる可能性が増えるだけなので注意が必要です。

あらゆる質問にいえますが、面接では「わからない」と答えず、できるだけ具体的な回答を用意しておきましょう。

抽象的で漠然とした答え方をしない

「あなたにとって仕事とは」と聞かれた際、抽象的な回答や、漠然とした答え方は避けましょう。回答が漠然としていたり、考えが抽象的であったりした場合、面接官が入社後の活躍をイメージしづらくなってしまいます。面接で、相手に正しく伝わる回答ができない就活生は、まず採用されないと考えてください。

「誰かの役に立てるような仕事をしたい」「人と人とのつながりを大事にしたい」などの抽象的な答え方では説得力を持てません。答える際は、どう役に立ちたいか、なぜそう思ったのかなどの根拠や具体例も必要です。

面接では、「採用すべきか分からない」と思われた場合も通過できないと考えましょう。面接官は、基本的に多くの就活生と面接を行っています。

自分が注目されたいのであれば、ほかの就活生と比べて少しでもよい方向に差別化を図る必要があります。仕事に対する魅力的な考えと、きちんと納得してもらえる理由づけが大切です。

ほかの回答と矛盾させないよう注意する

「あなたにとって仕事とは」について答える際、ほかの回答と矛盾させないよう注意してください。質問に対する回答が、志望動機やESに記載した自己PRの内容と矛盾していると、信ぴょう性がなくなってしまうためです。

「適当に言っているのでは」「事前に用意した台本を覚えているだけでは?」と疑われるリスクが生じます。志望動機の中ではチームワークを大切にしたいと答えたのに、仕事への価値観の質問では自分一人で行う業務の話に終始しているなどが回答の矛盾例です。

ほかの質問に対する回答とのズレが生じると、面接官からの信頼を失くして不採用になる可能性があります。面接を受ける前に、仕事における自分の価値観を定め、あらかじめ整理しておきましょう。

自己満足にしかならない回答は避ける

「あなたにとって仕事とは」について答えるときに、自己満足にしかならない回答は避けましょう。企業側は、自社に貢献できる人材を採用するために面接を行います。

仕事に対し、企業への貢献以上に自分本位な考えを優先するような人を、面接官は採用したいとは思いません。仕事とは何かという質問に対し、「生きていくための手段」「お金を稼ぐこと」などと答えるのは避けるべきです。「自分の利益しか考えていない」と思われ、落とされてしまう可能性があります。

「あなたにとって仕事とは」に対する回答では、自分本位な内容ばかりを答えてしまわないよう注意してください。必ず、企業に役立つ要素を取り入れることが大切です。

「あなたにとって仕事とは」への回答で企業からの注目を集めよう

面接官が行う「あなたにとって仕事とは」の質問には必ず意図があります。簡潔にいうと、「就活生が自社でどう役に立てるのか」を見極めたいという意図です。

回答を考えるときは、例文を参考にしつつどう答えればよいかを明確にしましょう。注意点として、自分の中にある価値観や考えを考慮しながら回答を導いてください。自分の価値観とズレている回答は、入社後にミスマッチが生じたり、ほかの回答との矛盾が生じたりするため危険です。

「あなたにとって仕事とは」への回答にも、必ず内定に結びつけられる答え方があります。本気で内定を獲得し、無事に就職を叶えたい人は、面接本番までに入念な対策を行いましょう。

本気で面接対策を行いたい人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」に参加しましょう。あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介するので、あなた自身の考えを述べれば自然に合格へと近づけます。

また、プロのキャリアアドバイザーが、面接における重要事項を中心にしっかりサポートしてくれます。内定が決まっていない人、面接が苦手な人にとっても安心できるサービスです。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

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