面接前に対策したい「よくある質問」50選!回答法と例文を紹介

 2019年11月18日

いよいよ面接の日が近づいてきましたね。準備は順調に進んでますか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

志望動機や自己PR の準備はできましたが、 どんな質問をされるか考えるととても不安です。うまく答えられるかな……

確かに事前に準備しておかないと、 緊張で頭が真っ白になってしまう可能性もありますよ。やはり質疑応答への準備は大切です。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

事前に質問を予想するなんてできるんですか?もしできるなら、答えをいくつか用意しておきたいです。

では今回は、就活の面接でよくある質問を50個紹介します。質問の意図や回答のポイントを例文をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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目次

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  1. 自己紹介をしてください
  2. 志望動機を教えてください
  3. 自己PRをしてください

面接で必ず聞かれる!ド定番のよくある質問3選

面接で必ず聞かれる!ド定番のよくある質問3選

面接対策は、まずは定番の質問への準備からはじめましょう。どの企業でも必ず聞かれる、ド定番の質問は以下の3つです。

それぞれの質問の意図と答え方を、例文を交えて紹介します。

自己紹介をしてください

自己紹介を求める企業の意図は、学生の人柄や自己表現力を見極めることです。学生が自己紹介を通してどのように自分を表現するのかを見て、企業にマッチしているのかを判断します。

【回答のポイント】

自己紹介は1分程度で「名前」「大学名・学部名・学科名」「大学で学んだことや部活動など」「大学でのエピソード+一言でまとめた自分の紹介」「あいさつ」を述べます。また短い時間でのアピールとなるため、印象が残るよう、協調したい部分との強弱をしっかりとつけることが大切です。

【回答例】

「〇〇大学〇〇学部[名前]です。大学ではサッカー部のキャプテンとして全国大会を目指していました。私は好奇心旺盛で何事にも全力で取り組む人間です。本日はこのような貴重な時間を頂き、ありがとうございます。よろしくお願いします。」

まずは自己紹介でしっかり自己表現できるかどうかで、よくも悪くも印象は大きく変わります。とはいえ、性格的に緊張しやすく、きちんと自己表現できるか自信のない就活生もいるでしょう。

キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」では、 面接が苦手な人でも受かりやすい企業を紹介します。また、一対一であなたのよい所や改善点をアドバイスするので安心です。面接を前に不安に感じることがあれば、ぜひ気軽に参加してください。

ちなみに、自己紹介は自己PRと混合しがちですが、自己紹介は自分を知ってもらうためのもの、自己PRは自分の強みを売り込むものという違いがあるので、間違えないようにしましょう。

志望動機を教えてください

志望動機を聞く企業の意図は、学生がなぜその企業を志望したのか聞くことで、入社後のミスマッチを防ぐためです。また、学生の仕事への熱意や入社意欲も推し量ることができます。

【回答のポイント】

志望動機は、「結論」→「理由」→「事例」→「結論」の順で述べるPREP法という論法を使って、結論から先に回答します。内容には「将来どうなっていたいたいかの想像」や「その企業でなくてはダメな理由」を述べましょう。将来の明確なビジョンは仕事への熱意をアピールできますし、数ある同業他社の中からその企業を選んだ理由を説明することで、入社意欲の高さをアピールできます。

嘘っぽくならないためにはどこかから借りてきたフレーズを使うのではなく、自分なりのエピソードを盛り込んで、自分の言葉で話せることが重要です。

【回答例】

私が御社を志望しましたのは、御社が環境配慮型自動車のパイオニアであり、私も最先端技術に携わりたいと考えたからです。私は幼いころ、排気ガスによる喘息に悩まされていました。御社の開発したハイブリットカーを見た時、私もこのような画期的な自動車を作れる人間になりたいと思い、工学部に進学しました。もし御社に採用していただけましたら、大学で学んだ生産工学の知識を活かし、御社の環境配慮型自動車の生産力向上に貢献できると考えています。

自己PRをしてください

自己PRを求める企業の意図は、その学生が入社することで企業にとってメリットとなるのか、その企業で求められている活躍ができる人材なのか確認することです。

【回答のポイント】

自己PRを答えるときは、自己分析から考えた自分の強みをその企業でどう活かすかを述べましょう。はじめに仕事で役立つ自分の強みを述べてください。次にその強みの根拠となる具体的なエピソード、最後はその強みがどのように企業に貢献できるかを話します。

企業が求めているのはあくまで自社にとってメリットとなる人材ですので、単に自分の強みを自慢するのでは意味がありません。企業研究から企業の求める人物像を把握し、それに合わせた自己PRをすることが大切です。

【回答例】

私の強みは、周囲のコミュニケーションを円滑にし、鼓舞させることができる点です。私のアルバイト先ではスタッフそれぞれのスキルに個人差が大きいため、軋轢が生まれ、全体の売り上げが下がっていた時期があります。そこで、それぞれが小さな目標を立てて互いにサポートし合うことを提案したところ、みなが目標を達成できただけでなく、スタッフ間の協力ができるようになり、前年より10%売り上げを伸ばすことに成功しました。私はこの強みを活かし、入社後も小さなことからコツコツと、職場の皆さんと協力して頑張っていきたいと考えています。

人となり・人柄を知るために面接でよくある質問30選

人となり・人柄を知るために面接でよくある質問30選

「この学生はどんな人?」「うちの社風に合う人間かな?」など、企業が学生の性格や人柄を見極めるために聞く質問を、30種類紹介します。

それぞれ、企業側の意図と回答するポイントを例文とともに解説します。

あなたの性格について教えてください

学生自身の性格を聞く企業の意図は、事前に行われた性格検査と照らし合わせ、学生が自分を客観的に理解できているかを見極めるためです。また、企業の社風や求める仕事内容への合致性も見ています。

【回答のポイント】

自分の性格について答える際は、仕事と自分の性格を結び付けて話しましょう。一人の人間にもさまざまな性格的特徴がありますが、話を単純化するために、自分と企業のマッチ度を示せる特徴に絞って回答します。マッチ度を示すために、自分の性格がその仕事でどう活かされていくのかも話すようにしてください。

ただし、性格検査の結果と比較されている可能性が高いです。マッチ度を示したいからと言って、自分には当てはまらない嘘の性格を語ってはいけません。

【回答例】

私は、誰に対しても物おじしない性格です。私は大学1年のころからアパレルショップでアルバイトをしていますが、そこではお客様の方から話しかけられる前に自分からお声がけをし、接客することが決まりとなっています。はじめは話しかけることに気恥ずかしさがあったのですが、続けるうちにどのように話しかけたらお客様が心を開いて話を聞いてくださるか、考えるのが楽しくなりました。入社後はこの物おじしない性格を活かし、積極的な営業で顧客ニーズを開拓していきたいです。

周りからはどんな人だと思われていますか?

周りからどんな人だと思われているかを聞く企業の意図は、学生がどう働き、どう仕事と向き合う人物なのか知るためです。また、それが企業の求める人物像と合っているか、学生が語った自己PRとズレていないかの確認のためでもあります。

【回答のポイント】

自分が周りからどんな人だと思われているかを回答する際は、自己評価ではなく実際に周囲の人から自分に対する評価を聞き、その中から自分の人柄を表現できる意見を選んで話しましょう。人間には良い面と悪い面があるはずなので、ここでは良い部分を7割、悪い部分を3割の割合で述べます。

良い部分は仕事にどう活かせるのか、悪い部分はこれからどう改善していくのかを、合わせて述べるようにしてください。

【回答例】

私は周りから「コミュニケーション能力が高い」と言われます。私自身、人と話すことが好きなのでそう言われるのだと思います。自分から話しかけることでさまざまな人と交流でき、友人関係も広がりました。それは自分にとっての強みでもあると思っています。しかし、私は周りから「我が強い」とも言われます。学校やバイト先でリーダー役を任されることが多いのですが、そこでつい自分の意見を主張してしまうところがあるので、相手の話を最後まで聞くように心掛けています。今のコミュニケーション能力をさらに高め、入社後は御社の売り上げに貢献したいと思っております。

あなたの長所を教えてください

長所を聞く企業の意図は、学生がその企業での仕事に適性があるかを見極めるためです。学生の長所と仕事上求められる要素が合致していないと、入社後にミスマッチが起こる可能性があります。つまり、企業は学生の長所から仕事に適性があるかを見極め、入社後に自社で活躍できる人材かどうか判断しているのです。

【回答のポイント】

長所を答える際は、その長所を裏付ける具体的なエピソードを入れるとともに、その長所が仕事にどう生かしていけるのか述べてください。

アピールしたいポイントはたくさんあるかもしれませんが、話は1つに絞り、2~3分以内に収まるようにまとめてください。業界や職種によって好まれる長所が違いますので、その企業に合ったものを選びましょう。

【回答例】

私の長所は、努力を楽しむことができるところです。大学三年の時、今後卒論を書くために必要になると思い、MOSワードの資格取得を目標にしました。頑張ってワードの資格が取れると目標を設定して努力することが面白くなり、次にエクセルの資格を取得して、今はパワーポイントの取得を目指しています。入社後は覚えなければならないことがたくさんあると思いますが、仕事も楽しみながらどんどん吸収していって、早く戦力となれるように頑張りたいと思います。

あなたの短所を教えてください

短所を聞く企業の意図は、ネガティブな質問に対して学生が正直に答えられるか、誠実さがあるかを見極めるためです。また、その学生が自分を客観視し悪い部分と向き合えているかや、課題解決能力があるかなども見ています。

【回答のポイント】

自分の短所を答える際は、なぜそれを短所だと思ったのかの理由や、エピソードを加えるとともにその短所をどう克服するか、どのように短所と向き合っているのかを中心に述べてください。

またネガティブな要素を知られたくなくても、「短所はありません」はNGです。悪いところが何もないなんてありえませんから、不誠実で自分を客観視できない人と思われ、かえって悪印象になります。

【回答例】

私の短所は「消極的」な所です。先日、所属するゼミで論文コンテストの募集があったのですが、私は挑戦したいと思いながら、満足の行く結果が出せるか考えているうちに応募期間が過ぎてしまい、後悔しました。その経験から私は、考える前にまず行動することが大切で、そもそも行動しないと結果もでないということを学びました。それから私は、考える前にまず行動することを意識しています。まだ考え込んでしまうこともありますが、自分の中でルールを設け、行動するようにしています。

あなたの趣味はなんですか?

学生の趣味を聞く企業の意図は、学生の趣向から人柄を知り、企業への適性を推し量ることです。また面接官によっては、アイスブレイク(相手の緊張をほぐして話しやすくし、本音を聞き出しやすくする面接テクニック)という場合もあります。

【回答のポイント】

どちらにしても企業はこの質問から学生の本当の姿を引き出したいと思っているので、面接で趣味を答える際は、自分が本当に没頭している趣味について述べてください。そこから、自分の長所が伝わるように話しましょう。

【回答例】

私の趣味は登山です。大学ではワンダーフォーゲル部に所属しており、昨年の夏は北アルプス全山縦走を達成しました。自然の中では、天候が荒れるなど、予定通りにいかないことも多々あります。登山を通して私は、起こりえるトラブルを予測して備える大切さや、状況を冷静に判断して対処することを学びました。そうした判断力や対応力は、仕事の面でも活かせるものだと思っています。

あなたの特技はなんですか?

学生の特技を聞く企業の意図は、学生がどのような人物なのかを見極めることと、特技という自分の得意分野を相手にわかるように話すことができるか、つまりプレゼン能力があるのかどうかもチェックしています。

【回答のポイント】

特技について回答する時は、自分の人柄が伝わるような特技を選んでください。そして、専門用語や一部の人間しか知らない情報は使わず、何も知らない人にも内容が伝わるように話します。

自分の得意分野を語るときは熱くなりがちですが、話し過ぎには注意してください。一方的にしゃべり続けるのではなく、聞いている相手のことを考え、理解を得られているか確認しながら話しましょう。

【回答例】

私の特技はサッカーです。5歳から16年間続けており、選抜にも選ばれたことがあります。サッカーを通して私は、努力は人を裏切らないということと、相手のことを思って行動する大切さを知りました。サッカーで身につけた人との関わりを大切にする姿勢は、今後、社会人として仕事をしていく中でも役立つものだと思っています。

今までで一番感動したことはなんですか?

感動したことを聞く企業の意図は、学生の価値観や感性を見極めることです。

価値観や感性を共有できる人の方が、同じ会社の仲間として受け入れられやすいですし、違和感を感じることなく会社の方針に沿って働いてくれるので仕事もはかどります。学生の価値観や感性が、社風に合うかどうかを見ているわけです。

【回答のポイント】

感動したことを答える際は、その感動から学んだことを中心に話しましょう。感動のネタは大袈裟なものではなく、日常的にありそうな、小さなネタでOKです。

「今までで一番」ではなく、「最近」感動したことを聞かれる場合もあります。その場合は、面接の2か月以内くらいに経験した感動を話さなければなりません。大きな出来事はそうそう頻繁に起こりませんので、ニュース・本・映画などのネタを用意しておくのがオススメです。

【回答例】

私は先週見た、踏切を渡り切れないおばあちゃんを助けるため線路内に飛び込み、助けた人のニュースに感動しました。その場には大勢の人がいたそうですが、踏切の鐘が鳴り響く中、線路内に飛び込んだのは、私と同じ普通の学生だったのです。そのニュースを見て私は、躊躇せず積極的に行動することの大切さを感じました。人命を助けるような出来事には出会わないと思いますが、私も入社後は、自らどんな仕事にも積極的に取り組み、大きな成果を得るような人材になりたいと思いました。

今までで一番うれしかったことはなんですか?

今までで一番うれしかったことを聞く企業の意図は、その学生がどのような経験をしてきたのかの確認です。これまでどんなことを経験し、どんなことに喜びを感じる人物なのか知ることで、その学生に積極性や社会性があるかをチェックしています。

【回答のポイント】

一番うれしかったことを回答する際は、結果だけを語るのではなく、どんな行動から生み出された出来事なのかを説明してください。また、「おみくじが大吉だった」というような偶然の出来事、自分の行動の結果ではない出来事はNGです。

【回答例】

私が今までで一番うれしかったことは、アルバイト先の店舗が販売コンクールで入賞したことです。特定商品の売り上げを競うコンクールだったので、まず商品を詳細に勉強し、どうオススメすべきかスタッフ同士で検討を重ねました。実際に考えていたセリフがそのまま使えることは稀でしたが、それでもお客様の話からオススメの糸口を探ることで、少しずつ売り上げを伸ばしていったのです。人を相手にする仕事の難しさを知りましたが、臨機応変に対応することの大切さを学びましたし、得られる喜びも大きかったです。

今までで一番悔しかったことはなんですか?

一番悔しかったことを聞く企業の意図は、学生の価値観や成長性を知るためです。どんなことに挑戦・失敗して悔しいと感じたのか、その悔しさをバネに成長していける人物かどうかを見ています。

【回答のポイント】

悔しかったことを答える際は、行動力や挑戦心をアピールできるエピソードにしてください。また、その経験から何を学び、どのように成長したのか、成長しようとしているのかを語りましょう。

【回答例】

私が今までで一番悔しかったことは、バスケ部の高校2年の大会でレギュラーを外されたことです。しかしベンチで見ているうちに、私は自信過剰でチームワークを乱していたため、レギュラーから外されたのだと気付きました。それからは自分ばかりが前に出るのではなく、チームの仲間や全体のことを考えて動くように心掛けました。自分が変わったことでチームメイトも信頼してくれるようになり、3年ではキャプテンを任されました。謙虚さやチームワークの大切さを知る貴重な経験となりましたし、今後もそうした姿勢を失わないようにしたいと思っています。

今までで一番つらかったことはなんですか?

一番つらかったことを聞く企業の意図は、その学生の精神的な強さ、ストレス耐性があるかどうかを知るためです。社会で働くと、失敗することや努力が報われないこと、理不尽なことも多々あります。そんなとき、些細なことにめげず、粘り強く頑張れる人物かどうかを判断しているのです。

【回答のポイント】

一番つらかったことを答える際は、粘り強さや打たれ強さをアピールできる内容にしましょう。単につらかった体験を語るのではなく、つらさとどのように向き合い、克服したか、そこから何を学んだかを話すことが重要です。

【回答例】

私が今までで一番つらかったことは、大学受験の際、文系志望から理系志望へ転身したことです。子供のころから算数・数学が苦手だったのではじめは文系志望でしたが、進路選択の直前になって、苦手なことから逃げるのがイヤだと思い直しました。勉強しても成績は伸びず、周りが受験の追い込みに入っている時期に、自分はいつまでも基礎数学に苦戦していて本当につらかったです。けれども、つらい中でも基礎問題をひたすら解き続け、なんとか理系学部に進学できました。とても大変でしたが、苦手なことから逃げない、自分に負けない大切さを学ぶことができたと思います。

あなたが今まで一番長く続けてきたことは何ですか?

一番長く続けてきたことを聞く企業の意図は、学生に継続力があるかどうかをチェックするためです。仕事をする上では、すぐに投げ出さず、コツコツ頑張れるということも必要になります。企業は学生が1つのことに情熱を傾け続けられる人かどうかを見ているのです。

【回答のポイント】

一番長く続けてきたことを答える際は、単に続けたことを答えるだけでなく、どのくらい続けたのか、なぜ長く続けられたのかを伝えましょう。やめたくなってしまったとき、どのようにモチベーションを保ち、継続できたのかがアピールポイントになります。

【回答例】

私が今まで一番長く続けてきたことは、ランニングです。中学で運動部に所属したのをきっかけに、6年間、毎朝4km走っています。雨や雪の日は寒いですし、休もうかと思うときもありました。しかし、雨音のリズムや雪の美しさなど、日々異なる小さな喜びを見つけることで、今まで続けられたのだと思います。社会人になるともう運動部ではなくなりますが、市民マラソンへの参加を目標にして、今後も続けていきたいです。

○○大学に入った理由を教えてください

面接で今の大学に入った理由を聞く企業の意図は、学生が何事にも自分の意志で目標を設定できるか、その目標に向かって努力できる人物かをチェックするためです。

【回答のポイント】

今の大学に入った理由を答える際は、自らの意志に責任が取れること、自分の意志で物事を進められることをアピールしましょう。「なんとなく」や「親や恩師に勧められた」など、自分の意思が感じられない回答はNGですので、注意してください。

【回答例】

私が○○大学に入った理由は、一人暮らしをせず、自宅から通える範囲の公立大学だからです。私の家はそれほど裕福でなく、2つ下に弟がいます。ですから、私は弟の進学も考え、自分の学びたい学部がある大学の中で、できるだけ家族に金銭的な負担をかけない大学を選びました。

大学で学んだことは何ですか?

大学で学んだことを聞く企業の意図は、学生が大学で何を勉強し、何を学んだのかを知るためです。学問から何を得たのか知ることで、学生が企業に役立つ人材なのかを見極めようとしています。

【回答のポイント】

大学で学んだことを答える際は、まず何を学んだのか、次に具体的にどんな勉強をしたのか、そこから何を得て、それを入社後どう活かせるのかの順で話してください。

【回答例】

私は大学で心理学を学びました。授業の一環で被災地ボランティアにも参加しましたが、実際の現場は学校で学んだことがそのまま反映されることはなく、どんなことが起きるか想像がつきません。私は現場に参加することで、臨機応変に対応する力を身につけることができました。営業職では、いつ何が起こるかわからず、時には1人で対応する場面も多いと思います。そんな時、心理学とボランティア経験で身につけた「相手を思いやりながら臨機応変に対応する力」は、きっと役に立つと思います。

なぜその学部を選んだのですか?

今の学部を選んだ理由を聞く企業の意図は、学生の志向性を知り、企業とマッチするか見極めることです。また、学部とリンクするような専門業界では、どのような将来像を描いてその学部を選んだのか、学生が目的意識をもち、入社後に活躍できる人材なのか判断しています。

【回答のポイント】

学部を選んだ理由を答える際は、その学部で学んだことを、入社後どう活かせるのか話してください。学部を選んだときの将来像が今の志望と違っても問題ありませんが、「親に言われたから」といった他人に依存した回答はNGです。自分の意思を明確に入れて答えてください。

【回答例】

私は将来、介護に関わる仕事がしたいと思い、福祉学部を選びました。福祉学部では近くの老人ホームや施設を訪れて実務を体験するのですが、現場では思わぬハプニングが多々あります。はじめはトラブルが起きるたびに慌てていましたが、最近では少しトラブルにも対応できるようになり、臨機応変に対応する力が身につきました。大学に入ったときは漠然と介護士になるんだろうなと思っていましたが、介護用品を扱う御社に入社できましたら、営業としてこの対応力を活かしていきたいです。

自分の大学生活を一言で表してください

自分の大学生活を一言で表すよう求める企業の意図は、学生に自己を振り返る能力があるかを見るためです。また、自分の経験を端的な言葉で表現できるか、学生の表現力も見極めています。

【回答のポイント】

学生生活を一言で答える際は、必ず”一言で”答えなければなりません。説明を加えたり、長くなったりしてしまうと、質問の意図を理解できていないと思われます。一言でもしっかり伝わるように、イメージをまとめてください。

一言で回答した後、面接官からその理由や具体的なエピソードなどを聞かれるはずです。掘り下げ質問に対応できるように、理由やエピソードもしっかり準備しておきましょう。

【回答例】

学 生:私の大学生活を一言で表すと、「社会へ出るまでの準備期間」です。

面接官:なぜ、そう思うのですか?

学 生:自分が将来どのような仕事に就くか考えながら専攻を学んできましたし、
仕事をする上で役立つスキルの習得にも時間を費やしてきたからです。

面接官:どのようなスキルを習得したのですか?

学 生:大学1年から英語の習得に力を入れ、今年はようやくTOEICで700点を突破しました。

学生生活で得たことは何ですか?

学生生活で得たことを聞く企業の意図は、学生に自己分析力があるかどうかチェックするためです。また学生生活で得たこと、学んだことが、企業にとってメリットとなるのかも見ています。

【回答のポイント】

学生生活で得たことを答える際は、学生生活で得た成果や実績を、今後の社会人生活でどのように活かしていくのか述べてください。

【回答例】

私が学生生活で得たことは、間違いを記録する習慣です。私の専攻学科では実験ノートやレポートを油性のボールペンで書く決まりで、間違えたら二重線で訂正するので、間違うたびに汚くなります。しかしそうやって間違いも含め全てを隠さず記入することで、実験結果が予想と違うとき原因を検証できますし、ミスをしないよう注意深くもなりました。この経験からルールを守り、失敗を明らかにすることで自分の成長や次の成功につながると学びました。こうした考えはコンプライアンスにも通ずると思いますし、社会人になってもその姿勢は大切にしていきたいと思っています。

学生時代に最も打ち込んだことはなんですか?

学生時代に最も打ち込んだことを聞く企業の意図は、学生の人柄や志向性を見極めるためです。その学生が打ち込んだエピソードそのものよりも、なぜそれに打ち込んだのかの理由を聞き、学生の考え方を知りたいと思っています。

【回答のポイント】

学生時代に最も打ち込んだことを答える際は、「状況」→「課題」→「行動」→「結果」の順で述べる、STAR法という論法を使って回答してください。

また、なぜそれに打ち込んだのか、理由をしっかり伝えましょう。企業は学生の考え方が自社とマッチするかを見ていますので、企業の求める人物像とズレないように回答することが大切です。

【回答例】

私は営業のインターンシップに力を入れていました。もともと人とコミュニケーションを取るのが苦手で、それを克服したいと思い参加しました。先輩に同伴し見てる分には自分にもできそうと思っていましたが、実際に自分が営業すると先輩のようにいきませんでした。先輩と同じことをやっているだけではダメだと気づいて、そこから、どうすれば話を聞いてもらえるのかを考え、数をこなしていくうちにだんだんと契約が取れるようになっていきました。そして人と接することに対する恐怖心は薄れ、今は誰とでもコミュニケーションを取れるようになりました。

学生時代に出した成果などはありますか?

学生時代に出した成果を聞く企業の意図は、その学生がどのようなことに取り組んできたのか、頑張ってきたのかを確認するためです。企業は成果そのものよりも、成果に至るプロセスを自ら考えられる人物、自社でも同じように自ら考え、活躍できる人物かどうかを見極めているのです。

【回答のポイント】

学生時代に出した成果を答える際は、目的を達成するためにどうすればよいか、結果までのプロセスを自分で考え、実行した結果、成果につながったとアピールすることが大切です。成果を出すために、どのように考え、どうやって取り組んだのか述べましょう。

【回答例】

私が学生時代に出した成果は、TOEICへの取り組みです。大学に入学した際、どんな仕事に就くにしても英語は必要だと思い、勉強をはじめました。まずは現状を把握するために試験を受けたところ、結果は350点で愕然としました。そこから、自分には圧倒的にリスニング力が足りないと気付いて、通学の間に英会話の教材を聴いたり、自宅でもリスニングの問題集に取り組んだりしました。はじめはなかなか聞き取れず苦労しましたが、4年間毎日少しずつ英語を聴き続けた結果、最近の試験ではようやく700点を突破するまでになりました。

得意科目・不得意科目は何ですか?

得意科目・不得意科目を聞く企業の意図は、学生の価値観を知り、企業との相性を見極めるためです。学生の得意科目からは、その習得レベルが企業にとってメリットとなるかを見ており、不得意科目からは、学生が苦手なものに対してどのように対応する人物かチェックしています。

【回答のポイント】

得意科目を答える際は、企業にとってメリットのある人材だとアピールする内容にしましょう。得意であることを裏付けるエピソードを中心に話を構成し、志望企業で役立つ科目であると理想的です。

【回答例】

私の得意科目は環境分析学です。環境問題をテーマにした本を読んだことから興味を持ち、大学では分析化学を専攻しました。卒業研究は大気汚染物質の環境影響に対する分析学的アプローチです。サンプル収集と分析を繰り返し、データを蓄積する地道な作業でしたが、一定の成果を得て学会発表も行いました。私はこの経験から、まじめにコツコツ努力を積み重ねることの大切さを学びました。社会人になっても、御社の実績に貢献できるよう、地道に努力を続けていきたいと考えております。

【回答のポイント】

不得意科目を答える際は、企業に関連が深く、苦手だと職務上マイナスと思われるような科目は避けてください。苦手だと発表して終わるのではなく、苦手とどのように向き合い、対処したのか語りましょう。

【回答例】

私の苦手(不得意)科目は物理学です。複雑で難解な理論を現実的な現象ととらえられず、なかなか理解できません。そこで、授業がない日も物理学の本を持ち歩き、通学電車の中で何度も読み返しました。そんな努力をしても試験では赤点を免れる程度で、最後まで得意にはなれませんでしたが、その努力は無駄ではなかったと思っています。努力しても成果がでないこともあると学びましたし、簡単には諦めない人間になれたと思います。そういう経験は、社会に出てからも必ず役に立つと考えています。

サークルやクラブ活動でのあなたの役割を教えてください

サークルやクラブ活動での役割を聞く企業の意図は、部活動という集団体に、その学生がどのような立ち位置で、どんな影響を与えたのかを知ることです。企業は学生の立ち位置を知ることで、目上の人とうまく接することができるか見ています。

【回答のポイント】

サークルやクラブ活動での役割を答える際は、役職など立ち位置に応じたアピールをしてください。キャプテンなら責任感やリーダーシップ、副キャプテンなら冷静な判断力、マネージャーならサポート力、フィールドプレーヤーなら協調性の高さなどをアピールできます。また長く続けた部活動ならば、継続力のアピールにもなるでしょう。

【回答例】

私はサッカーサークルの副キャプテンとして、チームの調整役を担っています。2年前に立ち上げたばかりの小さなサークルです。メンバー間の実力がバラバラでプレーに対する考え方に違いがあるので、結成当初は揉めることも多くありました。私はキャプテンや実力の高いメンバーと、そうでないメンバーの間に立って、互いにどうしてもらいたいのか話を聞いたり、ときには個人練習につきあったりして、サークルの人間関係がうまく行くように努めています。その甲斐があってかはわかりませんが、2年間一人もサークルをやめることなく、今もサークルを継続できています。

休学・留年した理由を教えてください

休学や留年した理由を聞く企業の意図は、学業から逃げたり挫折したりといったネガティブな理由で休学・留年したのか、または海外留学やインターンなどポジティブな理由だったのか知ることで、その学生に逃げ癖や負け癖がないか確認することです。

【回答のポイント】

休学や留年した理由を答える際は、他の人より卒業までに時間がかかったからこそ、今後どのように過ごしたいと思っているかを述べてください。

休学・留年したのがネガティブな理由だった場合は、努力してきちんと克服し「逃げ癖」「負け癖」になっていないこと、留年や休学期間中に学んだことなどを話しましょう。

【回答例】

私が休学した理由は、1年間カナダに語学留学をしていたからです。私が参加したのは最初の3か月間、電話や手紙など日本との連絡を一切許されないプログラムで、日本語を完全に断つ環境に置かれました。はじめは辛く感じましたが、頭の中で考えるときも英語で思考するようになり、日本語から英語へ変換するタイムロスがなくなりました。TOEICスコア800点を実現できたのはそのおかげです。今後はこの英語スキルを活かして、御社の海外戦略の一翼を担う人物になりたいと思っております。

誰にも負けないと思うことは何ですか?

誰にも負けないことを聞く企業の意図は、学生がきちんと自己分析できているか、自分に自信を持っているかをチェックするためです。人に堂々と語れる強みは何か、それが自社で活躍できる強みなのかを確認しています。

【回答のポイント】

誰にも負けないことを答える際は、NO.1にこだわる必要はなく、自分の強みで周りに活気を与えられるものならOKです。自分の強みを発揮して、選考企業で活躍できるということをアピールしましょう。自信をもって答えることが大切です。

【回答例】

私は初対面の人に心を開かせるコミュニケーション能力なら、誰にも負けない自信があります。 アルバイトでは接客業に従事し、老若男女問わずさまざまな人と接してきました。中には人見知りをする方や気難しい方もいましたが、積極的に声掛けしたことで徐々に心を開いてくださり、お客様の方から話しかけてくれるようになりました。今では他のスタッフではなく私に接客を受けたいと、待っていてくれる方もいるくらいです。 こうしたコミュニケーション能力の高さは御社の営業でも必ず役立ち、売り上げ向上に貢献できると思っております。

あなたが一番楽しかった時期はいつですか?

一番楽しかった時期を聞く企業の意図は、どのようなことに楽しみを感じるかと、その学生の価値観を知るためです。またその楽しさから学生が何を学び、今後に活かしていけるのかも見ています。

【回答のポイント】

一番楽しかった時期を答える際は、単に楽しかった体験を語るだけでなく、そこから得たもの、学んだことを話しましょう。今後の仕事で、どう活かしていけるのかまでアピールできるとよいです。

【回答例】

私が一番楽しかった時期は、高校時代サッカー部員として全国大会に向け頑張っていた頃です。毎日手を抜かずに100%の力を注いで練習するのは大変でしたが、その分とても充実して楽しかったです。その結果、決して強いといえるようなチームではありませんでしたが全国大会に出場することができ、 私はこれらの体験から「諦めなければなんでもできる」ことを学ぶことができました。これから仕事をしていくうえでも決して諦めず、最後まで責任を持って業務を果たしたいと思います。

あなたの成功体験を教えてください

成功体験を聞く企業の意図は、学生がどんな体験に価値を感じられるのか、また、目標に向かって頑張れる人物か、課題を乗り越えられる人物を知るためです。

【回答のポイント】

成功体験を答える際は、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、なにを(What)、どのように(How)を意識し、成功までのプロセスを中心に話してください。どのような壁にぶつかり、どう工夫して乗り越えたのかが重要です。そして、そこから得たものを今後どのように活かしていくのか語りましょう。

【回答例】

私の成功体験はダイエットです。ダイエットをはじめたきっかけは「今より10kg痩せたい」と考えたからです。 しかし、いざダイエットをはじめてみると、過度な食事制限や運動は私には合わず、体を壊してしまいました。 そこで私はダイエットの方法を変え、食事を取る時間帯・量・摂取カロリーを調整し、運動は毎日1時間の半身浴にしました。 その結果、15kgの減量に成功しました。 このことから私は、試行錯誤をして結果を出していくという成功体験を得ることができました。この考え方は社会人になってからも活きるのではないかと考えています。

リーダーシップをとった経験はありますか?

リーダーシップをとった経験を聞く企業の意図は、学生が自社でどう活躍できるかを見極めるためです。学生がキャプテンなど役職をこなしたかどうかではなく、目標・目的を示して実行できる、聞き役になれる、決断力がある、問題解決能力がある、イヤなことを率先して行えるなど、リーダーシップを取る素質があるかを見ています。

【回答のポイント】

リーダーは、周囲の人間やチームがいてこそ成り立つ役割です。ですからリーダーシップをとった経験を答える際は、周囲やチームを含めた話にする必要があります。「リーダーシップの定義と当時の状況」→「問題の把握」→「具体的な行動」→「行動の結果や学んだこと」の順で、論理的に話を組み立ててください。

【回答例】

私は高校時代に所属していた剣道部で、リーダーシップをとりました。私が考えるリーダーシップとは、一人ひとりが責任を持つことをチームのメンバーに意識させることです。当時、試合で勝てない事で、部員の練習意欲が失われていました。しかし、私の提案で話し合いを増やしたことで、それぞれの意識の低さや練習の仕方などが見え、効率的な練習方法を各部員が見つけました。その結果、試合で勝てるようにもなり、それまで県大会止まりだったのが、関東大会出場を果たせました。

最近読んだ本は何ですか?

最近読んだ本を聞く企業の意図は、学生に説明能力があるか、読書習慣が身についているか確認するためです。企業で働くうえで、上司や顧客にわかりやすく説明できることは重要なので、学生にその能力があるかを見ています。また読書習慣から、学生に向上心があるかもわかるのです。

【回答のポイント】

最近読んだ本について答える際は、その本から、何を得たのか述べてください。タイトルだけではわからないので内容を説明する必要はありますが、あらすじを話すだけではアピールにならないです。企業が求める人物像に沿ったアピールができるようにしましょう。

【回答例】

私が最近読んだ本は、西野亮廣の『新世界』です。就活をするうちに『お金』っていったい何だろうと思い、この本を読みました。この本は『お金』の生まれ方や、お金を作るために必要な事、これからの生き方について書かれた本です。お金よりも「信用」を得ることが現代の生き方であり、「情報」こそが武器になるという話が印象的でした。私はこの本を読んで、「信用」と「情報」の大切さを知りました。これから社会人として、しっかりと「信用」を得られるように行動したいと思います。

アルバイト経験はありますか?

アルバイト経験を聞く企業の意図は、その学生が経験から学べる人物かどうかや、継続力があるかどうか確認するためです。

アルバイトは働いて報酬を得るという意味で、社会人としての仕事と共通する部分があります。企業は学生のアルバイトに対する姿勢から、就職後どのような姿勢で仕事に取り組んでくれる人物なのか、推し量ろうとしているのです。

【回答のポイント】

アルバイト経験を答える際は、アルバイトから学んだことが会社でどう活かせるのか話しましょう。仕事内容より、どのような姿勢で働いていたのか語ることが大切です。具体的な数値や実績を示せると、説得力が増します。

【回答例】

私は大学1年から家庭教師のアルバイトをしていました。自分が苦手だった数学を克服した経験を役立てたかったからです。しかし教えてみると多くの生徒が問題文を理解できず、小学校の算数や国語力に原因があると気づきました。そこで一人一人に合わせて復習することで、全員を希望校に合格させられたのです。この経験から私は、問題を解決するには表面に見えない根本的な原因を追求する必要があると学びました。こうした問題解決能力は、御社での仕事にもきっとお役に立てると思っております。

挫折・失敗経験はありますか?

挫折や失敗について聞く企業の意図は、その学生に忍耐力や問題対処能力があるか見るためです。企業は学生がどんな挫折・失敗をしたのかではなく、つらい経験に立ち向かい、乗り越えられる人間なのか知りたいと思っています。

【回答のポイント】

挫折・失敗経験について答える際は、単なる過去の失敗談として話を終わらせないでください。それをどのような過程で乗り越え、次にどう活かせるのか語ることで、現在につながる終わり方をするのがポイントです。

【回答例】

私の過去最大の失敗は、部活で新入生を山に連れて行った際、転んで大けがをさせてしまったことです。初めての山を楽しんでもらいたいと考え、私が厳しい注意や管理を怠ったためです。この経験から私は、最悪の事態に備える大切さやリーダーの責任の重さを痛感しました。その後は書籍や山岳会の講習を通して山の危険性や搬送、リーダーの役割などをきちんと学び直しました。現在は部長として部員の安全に細心の注意を払うとともに、後輩の指導にも努めています。

苦手な人はどんなタイプですか?

企業が苦手な人について尋ねる意図は、学生にコミュニケーション能力を推し量るためです。自分が好感を持てる人や自分に好意的な人ばかりではなく、苦手な人ともコミュニケーションを取り、関わっていけるのかを見ています。

【回答のポイント】

苦手な人について聞かれたときは、苦手な人ともコミュニケーションを取り、いろいろな人がいる中でも上手に人間関係を築けることをアピールする必要があるので、苦手な人とコミュニケーションを取るためにどのような工夫をするのか説明しましょう。

【回答例】

私の苦手なタイプは、自分の中の負の感情を表に出し過ぎる人です。その人の苛立ちや悲しみなどが、関係ない周りの人まで不愉快にさせるからです。所属する部活にもそういう人がいて困りましたが、あえて笑顔で接し、好意を表に出すようにしています。笑顔になることで自分が和らぎますし、好意を感じたその人や、部活全体の雰囲気も良くなる気がします。

「苦手な人」は他人に対するネガティブな意見を述べなければならないため、やや答え方が難しい質問だといえるでしょう。下手をすると、自分に対するネガティブな印象を与えかねません。

そうした難しい質問にうまく答える自信がない人には、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用するのがオススメです。定番質問を中心に学生を評価してくれる企業を紹介し、回答の改善点もきめ細かくアドバイスします。

サービスの利用は完全無料です。面接が苦手な人でも内定を得やすくなるので、ぜひ活用してください。

最近気になるニュースは何ですか?

気になるニュースを尋ねる企業の意図は、学生が社会情勢に関心を持っているか確認するためです。また、そのニュースが業界と関連するものかどうかで、きちんと業界研究を行っているか、業界の情報に関心があるかを見ています。

【回答のポイント】

気になるニュースを答える際は、志望動機につながるネタを選び、自分なりの具体的な意見を述べてください。

【回答例】

最近気になったニュースは、「排ガス成分の検知で知られる日本特殊陶業のセンサーを使って、エビの養殖用の人工海水の水質管理をするプロジェクトが始まった」というものです。私はこのニュースに、分析化学の可能性を感じました。とかく分析化学は、ただ環境問題を監視するだけで何も生み出さないなどと言われますが、私はその技術をもっとさまざまな分野で応用できるはずだと考えています。

将来像やキャリアプランを知るために面接でよくある質問4選

将来像やキャリアプランを知るために面接でよくある質問4選

面接でよくある、学生の将来に関する考えを問う質問を4つ紹介します。

「先々のことをちゃんと考えているかな?」「自社の目指す方向性とマッチしているかな?」などを確認する質問です。

入社後にやりたい仕事はありますか?

入社後にやりたい仕事を聞くことで、企業は学生がきちんと業務内容を把握しているかを確認しています。誤ったイメージを持ったまま入社し、ミスマッチから早期離職につながることを防ぐのが狙いです。

【回答のポイント】

入社後やりたい仕事を答えるには、企業理解が欠かせません。事前にしっかり企業研究を行った上で、自分がその企業で働く姿をイメージし、それを具体化させるように述べます。

【回答例】

どんな部署に配属されても全力を尽くすつもりですが、できれば商品企画を担当したいです。新しいものを自分の手で生み出すことに魅力を感じますし、海外からの資材調達や現地工場とのやり取りに、大学で学んだ素材の知識や英語力を活かせると考えております。将来的には自分の企画した商品で、御社の業績を業界3位からトップへと押し上げる原動力になりたいです。

キャリアプランについて教えてください

就活生のキャリアプランについて聞くのには、就活生に成長意欲があるかや、その志向が企業の目指すビジョンと合致するかを確認するという意図があります。

また、企業の方針や業務を理解したうえで志望しているのかどうかも重要なポイントです。それによって企業は、入社後にミスマッチを起こさないか判断します。

【回答のポイント】

回答の中では、その企業に入社したらどのようなキャリアを積んでいきたいのか説明しましょう。企業と自分のマッチ度を示すために、しっかり企業研究を行い、仕事の内容を把握したうえで、その企業で実現可能なキャリアプランを述べることが大切です。

【回答例】

将来的には、御社のマーケティング戦略を担う中心的な人物になりたいと思っています。私は小売店でのアルバイト経験から、売り上げを伸ばす上で最も重要なのは、顧客のニーズにあった的確な戦略を立て、それに沿った商品開発とキャンペーンを打つことだと実感しました。しかし、入社後はまず御社の顧客ニーズをつかむために、営業職の仕事を経験することも必要だと思っています。そこで実績を作ってから商品企画なども経験させていただき、いずれはマーケティング部門に配属いただければ幸いです。

仕事で大切なことは何だと思いますか?

仕事で大切なことを聞くのには、就活生の仕事に対する目的意識を確認したいという意図があります。仕事をする上で重視する事柄は企業ごとに異なり、千差万別です。面接官は就活生が仕事の上で何を大切にするのか聞いて、自社の考え方とマッチしているか確認します。

【回答のポイント】

回答の中では、自分が仕事を進める上で大事だと思うことを述べてください。ただし、志望企業が新入社員に求めるものが何かを理解し、それにマッチする回答をする必要があります。また、自分が本当にそのような考え方を持っていると示せる具体的なエピソードを交えて回答することが大切です。

【回答例】

仕事で大切なことは、信用だと私は考えます。お客様からの信用を失ってしまったら、長期的な利益は見込めません。私がアルバイトをしていた百貨店には同種のメーカーが複数店舗入っていたのですが、誇大広告によって爆発的な売り上げを伸ばしていた店舗は徐々に客足が遠のき、2年後には閉店しました。逆に、1点の商品を長い接客の末に販売していた店舗は、極端な売り上げの増加がない代わりに、3年後の今も生き残っています。それは販売の上で、お客様の信用を重視したかどうかの違いだと私は思うのです。

仕事とプライベートはどちらが大切だと思いますか?

仕事とプライベートについてどう考えるか聞く企業の意図は、その学生が学生気分の延長でなく、社会人として働く覚悟があるかや、仕事への熱意があるかをはかることです。

また、仕事とプライベートのバランス感覚は企業によっても異なるので、自社の社風とマッチするかどうかも見ています。

【回答のポイント】

「プライベートが大切」と答えると仕事への覚悟や熱意が伝わらないので、基本的には「仕事が大切」と答えるのが無難です。ただ、あまりに仕事一筋であるかのような回答は嘘っぽくなります。「仕事が大切」としながらも、プライベートにもバランスを取れる回答にしましょう。

【回答例】

私はお金をいただいて働く以上、仕事を優先するのが当然だと思います。仕事は自分だけの問題でなく周りの方や取引先にも関わるわけですし、自分を成長させていくためにも、仕事を大切にしたいです。でも、あまりに仕事ばかりに集中するのは視野が狭くなると思いますので、仕事を優先させたうえでプライベートも充実させられる社会人になりたいと考えています。

志望度の高さや自社への関心を知るために面接でよくある質問7選

志望度の高さや自社への関心を知るために面接でよくある質問7選

せっかく内定を出しても辞退されては意味がないので、企業にとって学生の志望度は重要です。面接でよくある、学生の志望度や熱意を推し量るための質問を7つ紹介します。

当社に興味を持ったきっかけや理由はなんですか?

興味を持ったきっかけを尋ねる企業の意図は、企業理解の深さをはかり、志望度の高さを確認するためです。自社に対する興味がどの程度あり、入社後も頑張って働いてくれそうかどうか見ています。

【回答のポイント】

興味を持ったきっかけを答える際は、自分の就活軸と志望企業のマッチするポイントを述べましょう。企業の求める人物像を把握したうえで、それに関連する話題を選んでください。”その企業でないとならない理由”も述べられると志望度の高さをアピールできます。

【回答例】

御社に興味を持ったきっかけは、△△という商品を使ったことです。それまで〇〇は家庭での取り扱いが難しかったのですが、御社の△△を使ったところ、家庭でのメンテナンスが容易になり、新品に近い〇〇状態を長く保てています。他社の類似品も試しましたが、御社の商品がダントツです。そこから私は新しい技術を家庭に届けている御社に興味を持ち、志望しました。

弊社が第一志望ですか?

面接で自社が第一志望かどうか聞く企業の意図は、学生の入社意欲を確認するためです。企業にとっては、せっかく内定を出しても辞退されてしまっては意味がありません。企業によっては参考程度という場合もありますが、基本的には志望度の高さを見ています。

【回答のポイント】

第一志望と答えないと必ず不合格になるというわけではありませんが、志望度を重視する企業がある以上、第一志望かどうか聞かれたときは「第一志望」と答えるのが無難です。それが難しい場合は、「第一志望群」と答えても良いでしょう。たとえ真実でも「滑り止め」はNGです。

【回答例】

「はい。御社を第一志望にさせていただいております。」

または

「はい。御社を含め、同種の〇社を第一志望群として志望しております。」

他に受けている企業はありますか?

企業が学生に他社の選考状況を聞く意図は、自社のほかにどのような企業を受けているか知ることで、学生の本当の就活軸を確認するためです。また他社からの評価も考慮して、最終的に内定を出すかどうかの判断材料としています。

【回答のポイント】

企業は他社の選考状況を知ることで学生の就活軸を探ろうとしていますので、答える際は自分がどのような基準で企業を選びをしているのか、就活軸が伝わる回答を心がけましょう。また自分の有能性をアピールするためには、悪い状況ではなく良い状況で進んでいる部分を答えるようにしてください。

【回答例】

私は現在、○○業界を中心に就職活動を行っています。その中で、△△社は二次面接、□□社は三次面接まで進んでおり、××社は最終面接の結果を待っているところです。御社も含め、自分の能力を活かして○○業界の更なる発展に寄与することが、最も魅力を感じるところだと考えています。

就活軸はなんですか?

就活軸について聞く企業の意図は、どのような基準で仕事を選んでいるのかを知り、その学生が仕事や働くことをどう捉えているのか確認することです。

【回答のポイント】

就活軸は面接官の注意を引くための珍しい回答をするのではなく、当たり障りのないものにするのが無難です。仕事や働くことへの意欲を感じられる、真面目で堅実な回答にしましょう。また自分の考えだけでなく、その企業の求める人物像に沿った回答になるよう工夫してください。

【回答例】

私の就活の軸は「環境に配慮した生産活動に携われる仕事」です。私は探検部に所属していますが、実は自分たちの使っている野外活動の道具でさえ生産の際には大量の排水を生み、環境に大きな影響を与えていることを知りました。私は大学で学んだ科学の知識を活かし、仕事を通じて少しでも環境保全に貢献したいと考え、環境に配慮した生産活動を行っている企業を志望しています。

希望しない部署に配属されたらどうしますか?

希望しない部署に配属されたらどうするか聞くのには、就活生の志望度や成長意欲、柔軟性などを確認する意図があります。

配属先はさまざまな事情を考慮して決められるので、必ずしも本人が希望する部署に配属できるとは限りません。それでも入社したいと思えるほど自社に愛着を持っているか、自己成長の一部として柔軟に受け入れられるか確認したいわけです。

【回答のポイント】

回答の中では「希望しない部署でも頑張ります」と答えるのが正解です。どの部署に配属されても、この企業で働きたいという熱意を伝えましょう。また、将来的に希望の部署へ移れるよう学んでいくと述べられれば、柔軟性や成長意欲もアピールできます。

【回答例】

希望しない部署でも問題ありません。私は御社の〇〇という理念に共感しているので、他の部署でもそれを実現できるように頑張ります。配属された部署で御社の仕事について学び、いずれ希望の部署の仕事にも携われるよう成長していきたいです。

当社についてどのようなイメージをお持ちですか?

会社のイメージについて尋ねる企業の意図は、その会社のことを的確に把握できているのか確認するためです。入社後にミスマッチを感じて早期離職につながることのないよう、企業に対する理解度を知り、そこから相性を測ろうとしています。

【回答のポイント】

回答の冒頭では、その企業に対するイメージを言語化して簡潔に伝えましょう。その後、そのように感じた理由を具体例を出して説明します。そのためには、企業・業界研究を入念に行って、企業理解を深めておくことが大切です。

【回答例】

私は御社に対して、日本の〇〇に関するプロフェッショナルが集う会社というイメージを持っています。御社は日本人ユーザーのニーズに特化した高品質な商品を多数展開されていますが、それは実際に日本国内で〇〇を行い、取りうる行動を熟知していればこそ出てくる発想ばかりです。それは御社の△△という企業理念にも表れていると思います。私も御社の先輩方から多くを学んで、ぜひ△△を実践していきたいです。

当社の強み・弱みはどこにあると思いますか?

企業の強み・弱みについて聞く意図は、就活生が自社についてどこまで理解しているのか確認することにあります。企業理解の深さを知ることで、志望度の高さを推し量ろうとしているわけです。

【回答のポイント】

面接の際は、他社に比べて強み・弱みとなる点を明確に回答する必要があります。そのためには、徹底した企業研究と業界研究が不可欠です。企業の打ち出している売り文句を引用するだけでなく、自分の言葉で表現して理解度を伝えましょう。

また、自分と企業の相性のよさを示し、企業の魅力に合った活躍ができることをアピールするのがオススメです。

【回答例】

御社の強みは、徹底した商品品質の追求です。品質を下げ、価格競争に走っているブランドが多い業界の中で、御社だけは一貫して高品質を貫き、コアなユーザーから高い支持を得ています。一方で御社の弱みは、価格の高騰による購買層の少なさです。しかし私は、他社のように価格競争に走るべきではないとも思います。メディアへの露出などにより知名度を上げることで、ブランドイメージを憧れの域に高められれば、購買につながるはずです。私の強みは発信力なので、ぜひその一翼を担いたいと思っています。

なぜ聞くの?ちょっと変わった面接でよくある質問6選

なぜ聞くの?ちょっと変わった面接でよくある質問6選

面接では、あまり一般的ではない変わった質問をされることもあります。学生の意表をついて、対応力を見るような質問です。その中でも、面接でよくある変わった質問を6つ紹介します。

あなたを動物に例えると何ですか?

自分を動物に例えさせる企業の意図は、その学生に柔軟な発想力があるかどうか確認するためです。柔軟性がない人は臨機応変な対応ができないので、企業はこの質問から学生の対応力を推し量っています。

【回答のポイント】

回答のポイントは、自分の強みを表現できるような動物を選び、企業にとってメリットとなる人材だとアピールすることです。自分の一番の強みではなくて、その企業の求めている人物像と合致する強みを表現できる動物を選びましょう。

【回答例】

私を動物に例えるなら「ライオン」です。仲間を大切にし、リーダーとしての責任感があるところが似ています。私は中学・高校と生徒会長でしたし、大学の部活では部長を務めました。自分が責任感をもって率先して動くことで、周りの信頼を得られ、協力してもらえたのだと思います。仕事の上でも仲間と協力することが大事ですので、入社後も信頼を得られるよう自分が率先して動くようにしていきたいです。

あなたを色に例えると何ですか?

色に例えさせるのも動物と同じく、柔軟な発想力や対応力を見たいという意図があります。

【回答のポイント】

色のイメージを、自分の特徴と照らし合わせて回答しましょう。自己分析をしっかりと行えば自分という人間の特徴を理解できますし、色にも例えやすくなります。

【回答例】

自分を色に例えるなら「虹色」です。虹には様々な色がありますが、私も色々な側面を持っていて、状況に合わせて別の顔を発揮できます。百貨店でのバイト経験から身に付けました。年齢や性別、固そうな人かフランクな人か、何か探しているのかブラブラしているのかなど、お客様を観察しそれに合わせた声掛けをすることで、成約率が違ってくるのです。顧客に合わせて安心感を与えられることは、コンサルタントの仕事の上でもきっと役立てられると思います。

1000万円あるとしたら何に使いますか?

企業は「1000万円あるとしたら何に使いますか」という質問から、就活生の価値観を知ろうとしています。就活生が何を大切にし、何を欲しているのか、何をやりたいのか、どんなものに対して価値を感じるのかなどを把握し、それらの価値観が自社にマッチするか確認したいのです。

【回答のポイント】

回答の際は、自分が本当にやりたいと思うことや欲しいと思うものを、素直に答えるのがポイントです。高評価を得たいがために嘘をつくと、入社後ミスマッチを起こす可能性があるので注意してください。

【回答例】

もし1000万円あったら、私は世界一周旅行に出かけたいです。以前から海外旅行に興味がありましたが、金銭的な問題で断念していました。同じ大学に、長期の海外留学をしていた友人が何人かいるのですが、ほかの人より多角的な視点を持っており、寛容であると感じます。もし1000万円あったら、私もさまざまな国の歴史や文化に触れて、自分の視野を広げてみたいです。

無人島に1つだけ持っていけるとしたら何を持っていく?

無人島に持っていくものを聞くのには、就活生に発想力やトラブル回避能力があるかどうかを見極めるという意図があります。

無人島は、孤立無援の状況を表すサバイバルの象徴です。生き残るために、自分にとっては何が必要になりそうか想像することを求められています。あるいは発想を転換して、斬新な答えを導き出すことも期待されているかもしれません。

【回答のポイント】

回答のポイントは、何を持っていくかよりもなぜそれを持っていくのかを説明することです。それを選んだ理由を説明する中で、自分の発想力やトラブル回避能力を表現できます。

【回答例】

無人島に1つだけ持っていくとしたら、私は火をおこす道具を持っていきたいです。火を起こせれば暖も取れますし、水を煮沸でき、食材も火を通して安全に食べられます。もし近くに船や飛行機が通ったら、自分の存在を知らせて救助してもらえるはずです。それまでの間、火を使って低体温症や食中毒を防ぎ、体力を保ちます。

あなたの一番の親友の長所を教えてください

面接官が親友の長所を聞く理由は、就活生自身の人柄を客観的に評価するためです。就活生が身の回りの人物をどんな風に解釈して、どう接しているのか知ることで、他人と交流する際に発揮される就活生の人柄がわかります。

【回答のポイント】

面接の際には、親友のことをどこまで理解し、長所から何を学んでいるか示しましょう。また、親友のために自分が心がけていることや具体的な行動を伝えることで、人との交流の中で発揮される自分自身の長所もアピールできます。

【回答例】

私の一番の親友の長所は、周りに対する思いやりがあるところです。同じ部活に所属しているのですが、彼女はいつも周りの部員のことや部活全体のことを考えて発言します。そういう姿勢は、私も見習いたいところです。ただし、伝え方が下手で憎まれ役になりやすいので、私はその仲立ちになって、彼女の真意を要約するように心がけています。

自分にキャッチコピーをつけてください

面接でキャッチコピーを聞く意図は、自己分析をしっかり行い、自分の強みを把握できているかどうか確認するためです。また、自分の強みを印象的な言葉で、端的にわかりやすく伝える表現力を持っているかどうかも見ています。

【回答のポイント】

キャッチコピーは、自分のよさを別の表現に変えて伝える自己PRに近いものです。自分の強みを印象的なフレーズで表現した上で、根拠となるエピソードを交えて説明し、それが入社後どう役立つのかアピールしましょう。

そのためには、面接の前に入念な自己分析を行い、自己理解を深めておく必要があります。

【回答例】

私のキャッチコピーは「相づちのプロフェッショナル」です。聞き役に徹しながらも適切に話を促すことで、課題やニーズを掘り起こすことに自信があります。家庭教師のアルバイトでは、生徒と一緒に考え、答えを導くようにしていました。その結果、生徒の弱点が明確になり、本人も積極的に勉強するようになったので、志望校に合格できたのです。入社後もこの経験を活かし、顧客ニーズの掘り起こしに努めたいと思っています。

面接でよくある質問へは事前の対策が大切

面接では、「志望動機は何ですか?」といったド定番の質問から、回答に困るような変わった質問まで、さまざま質問をされます。

しかしいずれの質問にせよ、面接の場で自分を上手にアピールするためには、事前の対策が欠かせません。企業側の意図を理解しないまま的外れな回答をすれば、内定が遠のいてしまう可能性が高いです。上記のよくある質問を参考に、質問の傾向をつかみましょう。

そして、面接官の興味を引き、なおかつ自分のよさをわかりやすく簡潔に伝えるにはコツが要ります。まずは面接でよくある定番の質問から対策して、面接での回答方法に慣れていくとよいでしょう。

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また、紹介企業でよく行われる質問への対策も、キャリアアドバイザーが二人三脚でサポートします。面接慣れしていない人でも内定を得やすくなるので、ぜひ活用してください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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