SEのインターンは何をやるの?仕事内容とメリットを解説!
2023年3月8日
SEのインターンを希望しているようですが、何か疑問点や悩み事はありますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
就活に向けてSEのインターンをしたいけど、実際どんな業務をしていくのかがわからなくて不安です……。
確かに、SEと聞くと「難しそうな仕事」のイメージがありますよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
はい。あとはSEのインターンに参加したら、就活にどんなメリットがあるのかも知りたいです。
わかりました。ここでは「SEのインターンの内容」や「SEのインターンを行う3つのメリット」を紹介していきます。インターン参加の参考にしてください。
キャリアプランナー 平崎
目次
インターンとは
インターンとはインターンシップを省略した言葉で、学生が企業で職場や業務を体験することです。近年は参加学生もインターンの実施企業も共に増えてきています。
SEとは
SEとはSystem Engineerの略ということは比較的知られていることですが、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。
システムエンジニアの仕事
システムエンジニアは、基本的にシステムの設計や開発を行う職種のことです。 SEは取引先の企業、もしくは自社から受注を受けるところから始まります。
- 希望システムの聞き取り
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
- テスト
- 引き渡し
多くのSEは、上記の過程の中でプログラミングと引き渡し以外を担当します。 基本設計とはシステムの外側、「こんなシステムが欲しい」と言われたもので、詳細設計はシステムの内側、「こんなシステムが欲しい」と言われたものを実際に動かすためのものです。 聞き取りから詳細設計までを上流、プログラミングからテストまでを下流と表します。上流はお客様とのコミュニケーションが必要であり、下流への指示出し、監督のような立場であることから下流よりも上の立場でいることが多く、募集されているSEは下流のSEであることがほとんどです。 また、一つのシステムを完成させる工程の上流と下流で企業が分かれていることがほとんどです。そのため上流のSEになりたいのであれば上流のSEを担当している企業に入る必要があります。自身の希望と応募先企業がどちらのSEであるのかを確認しましょう。
プログラマーとの違い
プログラマーとは上記のプログラミングに携わる人のことを言います。SEが作成した詳細設計を基に実際にシステム開発を行うのがプログラマーです。よく建築士と大工という例えがされます。設計を行うのが建築士(SE)、現場で組み上げるのが大工(プログラマー)ということです。 企業、案件によってはプログラマーがテストまでを担当することもあります。
SEに必要なこと
具体的にSEにはどのようなものが求められているのでしょうか。
プログラミング力
SEはプログラマーではないためプログラミングをする機会はあまりありません。しかし、詳細設計をする際にはプログラミング力はあった方が良いとされています。
コミュニケーション力
SEに最も必要なものはコミュニケーション力です。 SEは指示を受け、指示を出す立場にあります。受注先から「このようなシステムを」という指示を受け、仕様書を書き、プログラマーに「この仕様書を基に開発を」という指示を出します。受注先が本当に求めているシステムは何だろうかと読み取る力は必要ですし、システムの引き渡し期日の交渉をすることもあります。時には一つの受注を複数の企業で取り合う際のプレゼンテーションをSEが担当するもあります。交渉事や大勢の前で発表することに気後れしないでいられる肝の強さが必要な企業や案件もあります。
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SEのインターンとは
それではSEのインターンとはどのようなものなのでしょうか。
短期のSEインターン
短期は1日から1週間程度のものが多いです。この場合は普段どのような仕事をしているのかという説明やインターン先企業の業界についての説明といったものがほとんどです。中には短期インターン用のプログラムを作って学生同士で簡単なグループワークを行っている企業もあります。現場の使用機器や職場を見たい、あるいは長期のSEのインターンに参加する前に短期で体験しておきたいという人にはオススメです。
長期のSEインターン
長期のインターンであれば実務に近い経験を積むことができます。中には実際の開発の一部を扱うことができるインターン先もあります。その場合は参加する学生がどの程度の技術を持ち合わせているかを確認されます。長期のインターンの多くは給与が出るところが多いです。時給は平均1000-2000円支給され、さらに交通費やインセンティブが出る企業もあります。
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SEのインターンは何をする?
具体的にSEのインターンでは何をするのでしょうか。
未経験の場合
多くの募集は経験者を求めていますが、中には未経験の学生も募集しているところもあります。その場合は学校のように丁寧に教えてくれるケースと単純な作業のケース、インターン先以外の場所で復習することが前提のケースなどがあります。単純作業の繰り返しで学べることは少ないですし、別の場所で学ぶことを前提とされている場合ですと時間外に割かれる時間に戸惑うことが多いかも知れません。
経験者の場合
経験者を募集しているインターンは、主にシステム開発をすることが多く、中には保守と更新の作業を行うインターンもあります。長期のインターンは1カ月以上からとしている企業がほとんどで、インターン中に技術力が上がることを前提として比較的難しい開発をさせるケースが多いようです。その分、戦力の一端として計算されることも多くやりがいはあります。しかし、多くの時間と労力を取られることになりますので自身の学校生活に弊害がないのかを考える必要があります。
在宅が認められる場合も
SEのインターンの中には在宅が認められるケースもあります。在宅が認められる企業の多くは、まず数カ月企業に勤務して、実力を認めてもらってからという形になります。
SEのインターンに求められていること
SEのインターンには何を求められているのでしょうか
プログラミング力
プログラミング力は大きな力となります。実際のSEはプログラミングを行うことはあまりないのですが、インターンであればSEアシスタントの役目を果たすことが多く、プログラミング力があれば戦力になりやすいです。企業や案件によって求められている言語は違いますが、何か一つでも習得していれば大きなポイントとなるでしょう。
開発経験
開発経験を求められることもあります。開発の多くはアプリケーションの開発経験が多いようです。 その中でも特にスマートフォンに関するアプリケーションを開発したことがあれば即戦力の可能性があります。ただしその場合は既にアプリケーションを開発する能力があるのにも関わらずインターンに参加する意味があるのかを考える必要があります。アルバイトの代わりとして就活に有利なポイントを得るためというものであれば良いのですが、より詳しく学ぶためというのが理由であった場合はインターン先の選択に失敗すると退屈に感じることがあります。
SEのインターンを行う3つのメリット
SEのインターンを行うにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット1:実務経験
SEのインターンの多くは実務経験を積むことができます。 今まで趣味で浅く知っていただけ、簡単なものしか扱ったことがなかったけれど業務レベルのものを扱えるなどの経験を積めることは大きなメリットであると言えます。 インターンによって実務経験を経て、実際の業務になっても少ない研修で使えるようになると判断されれば就活で大きなアピールポイントとなります。
メリット2:使用機器の把握
どのような機器を使っているのかを把握することができます。 機器を把握することは実際の業務の想像に繋がります。機器を把握するだけであれば短期のインターンで十分です。既にある程度の実力が備わっていることを自負していて、どのような機器を使っているのかを確認することで企業の実力を知りたいと思っている学生には機器の把握は必要なことと言えるでしょう。
メリット3:給与が得られる
SEのインターンの多くは長期です。長期のインターンの多くは給与が得られます。 企業や学生の実力によっては普通にアルバイトするよりも沢山稼ぐことも十分可能なのがSEのインターンです。その代わりに週に2、3日、多いところでは土日含む4日以上という規定があるところもあります。自分がどの程度就労することが可能なのかを事前にしっかりと考えた上でどのインターン先で働くことが可能かを考えておく必要があります。
おわりに
インターンは学生時代にしか経験することができないものです。特にSE職というものに興味がある学生はぜひ参加しましょう。思い描くだけでは足りないものを得ることができると思います。実際に現場で働くことによって卒業後、どのような人生を送りたいのかという具体的なイメージを作ることが可能になります。
また、インターンの経験を就活においても活かしていくために、ぜひともキャリchが開催するイベント「理系就活サポート」にご参加ください!このイベントでは、理系学生に特化したサポートを行っています。必ず納得のいく企業への入社を約束します。ぜひ気楽にご参加ください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。