インターンシップ説明会に行く際のベストな服装とは
2023年3月9日
おや?インターンシップ説明会に参加するんですか?なにやら不安そうですが、何か心配ごとでしょうか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
インターンシップ説明会に何を着て行こうか、とても悩んでいるんです。説明会なんで、私服でいいんでしょうか?
確かに、説明会にどんな服で行くのがベストか悩みますよね。基本的にはスーツですが、私服を指定する企業も少なくありません。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんですね!自分だけ場違いなカッコだったら恥ずかしいし、企業からの印象も悪いですよね。もっと詳しく教えてください!
では今回のコラムでは、インターンシップ説明会の基本的な服装を紹介します。スーツと私服の場合それぞれの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
キャリアプランナー 岡田
目次
インターンシップ説明会とは
インターンシップ説明会とはどのようなものなのでしょうか。 企業説明会との違い、インターンシップ説明会の種類、参加方法、求めるものについてまとめていきます。
企業説明会との違い
インターンシップ説明会と企業説明会は、内側の情報が知れるのか、外側の情報が知れるのかという大きな違いがあります。 インターンシップ説明会では、企業説明、事業内容、企業内の様々な部署や職種、説明している社員の入社時の志望動機と今の仕事、インターンシップの内容など、企業の雰囲気や人間性のような内側の情報を知ることができます。 企業説明会では募集要項に書かれているようなことを詳しく説明されるだけのため、企業の内側の情報を知ることができません。 また、参加人数はインターンシップ説明会よりも企業説明会の方が圧倒的に多いです。 そのため、参加人数の少ないインターンシップ説明会に参加することで、企業側に志望度の高さを示すことができます。
インターンシップ説明会の種類
インターンシップ説明会には合同説明会と企業毎の説明会があります。 どちらの場合も気をつける点に大きな差はないのですが、たくさんの企業が参加する合同説明会の方には企業による好みや雰囲気の違いがあるので、スーツを着て参加するのが無難です。 「私服はちょっと…」とためらう企業があったとしても「スーツはちょっと…」とためらう企業はほとんどないのが理由です。 業種限定のインターンシップ合同説明会で、私服指定がされているようなレアケースを除き、合同のインターンシップ説明会に参加する場合にはスーツを着て参加しましょう。
インターンシップ説明会の参加方法
インターンシップ説明会に参加するためには、大学の就職課(キャリアセンター)や企業のHP、就職情報サイトのインターンシップ用ページに登録することで参加することができます。 ほとんどの場合は企業のHPを見ることでインターンシップ説明会が開催されるのかどうかを知ることができますが、稀に特定の大学を対象に開催したり、先行して開催されることがあります。 そのような場合は大学の就職課からでないとインターンシップ説明会に参加することができません。
インターンシップ説明会に求めるもの
インターンシップ説明会とは、インターンシップに参加するためのものなので様々な情報が提示され、必要なものを収集し、判別しなければなりません。 開催場所、開催時期、週に何日くらいの出勤が必要か、どのようなインターンシップであるのか、どのような服装を求めるのか、交通費や給料の有無、必要な持ち物などが記載されています。 そのため、大学の授業や取得している単位を考えてインターンシップに参加することが可能かどうか、参加したいと思えるのかを説明会に参加することで見極めることになります。 また説明会では、適切な敬語を使い、メモを取りましょう。 説明会で選考が行われることは稀ですが、社会に属する一員として一定のマナーは必要です。
インターンシップ説明会の基本的な服装
インターンシップ説明会の基本的な服装はスーツです。 企業側から服装に関する指示がなければスーツを着ていきましょう。
スーツ
インターンシップ説明会に参加する基本的な服装はスーツで、男性の色は黒かダークグレー、もしくは紺で、ストライプなどの柄がついたものではなく、無地のものを選びましょう。 女性の色や柄については男性と同じで黒かダークグレー、もしくは紺がいいです。 パンツスタイルやスカートだからといって選考に影響がでることはありませんので、どちらを着ても構いません。
服装自由と言われたら
「服装は自由」、または「私服でも可」といわれる事がありますが、そのような場合もスーツを着て参加しましょう。 自由と書いてある以上は私服で参加しても構わないのですが、スーツで参加しても評価が下がることはない一方で、私服で参加した場合には不快に思う人もいるかも知れないので安全策を講じてスーツで参加するようにしましょう。
私服でと言われたら
「私服でも可」ではなく、「私服で参加するように」と指示を受けた場合は従いましょう。 私服といっても普段外に出かけるような私服ではなく、インターンシップ説明会や就活の場面の私服とはオフィスカジュアルのことです。 オフィスカジュアルとはオフィスで着るカジュアルな装いのことですが、定義や決まりがあるわけではなく、企業や部署によって服装に差がありますので、インターンシップ説明会のような場面では当たり障りのない清潔感のある服装にすることをオススメします。
しかし、実際にオフィスカジュアルでコーディネイトをしても、着こなしや色の組み合わせに悩んでしまう場合も多いです。
キャリchの「就活相談サポート」では、インターンシップ説明会の準備に関する悩みも含め、プロのキャリアプランナーがしっかりアドバイスします。スマホからでも無料で参加できるので、気になった方はぜひ活用してください。
スーツで行くインターンシップ説明会
スーツでインターンシップ説明会に行く場合はどのような点に気を付ければいいのでしょうか。 男女別にまとめていきます。
メンズスーツ
スーツの色は黒かダークグレー、紺がオススメです。 上着のポケットの外側にはフラップと呼ばれる蓋がついていますが、しまっても出しても構いませんが、両方のポケットで統一させましょう。 また、ポケットに物を入れると形が崩れてしまうので、必要な物はポケットではなく、バッグに入れることでポケットの型崩れを防ぐことができます。 スーツのボタンは上のみを留めるのが通例ですが、座る時はボタンを外してもつけたままでも構いません。 シャツは白で、柄や色がないものを選び、シワがないようにアイロンを掛けたり、クリーニングに出すなどしましょう。 ネクタイの色は派手ではないものを選び、少し柄が入ったものを選ぶことで地味な印象を避けることができます。 靴とベルトは共に黒い革素材を選び、靴はストレートチップかプレーントゥがオススメです。 バッグも黒い革素材のビジネスバッグで、A4サイズの書類を曲げずに入れることができるサイズにしましょう。
レディーススーツ
レディーススーツも黒かダークグレー、紺にするのがオススメです。 ブラウスはシワに気を配り、色は白、ボタンは全て留めるか、一番上の1つだけを外すかのどちらかにしましょう。 靴とベルトは共に黒の革素材、靴はパンプスでヒールの高さは3cmから6cm未満で、つま先が丸いタイプが歩きやすくオススメです。パンツスタイルの場合は黒い革のベルトが必要になります。 バッグは男性の時と同様に黒い革の物でA4サイズの書類を曲げずに入れることができるサイズにし、自立できる物だとよりいいでしょう。
私服で行くインターンシップ説明会
基本的に私服=オフィスカジュアルです。 どのような点に気をつければいいのか、男女別にまとめていきます。
男性
ジャケットはテーラードジャケットが無難で、華美でなければ多少の柄が入っていても構いません。 パンツはジャケットと同じ色は避け、シャツは白が基本ですが、多少の柄や薄い色のシャツであってもいいです。 パンツは黒かベージュ、もしくはカーキのスラックスパンツやチノパンがオススメです。 ベルトと靴はスーツの時と同じように革靴ですが、色は茶でも構いません。 バッグはビジネスバッグか革のトートバッグで、トートバッグを選ぶ時は口をファスナーで閉じることができるタイプの物にしましょう。
女性
女性のオフィスカジュアルは男性と比べてとても幅があります。 上着はジャケットかカーディガン、上に何も羽織らないのであればブラウスが基本です。 ジャケットやカーディガンの下にはブラウスかワンピース、ニットにしましょう。 色が派手でなければ問題はありません。 靴はスーツの時と同じようなパンプスを履き、色は黒か茶色がオススメで、ベルトをする時は靴の色と合わせるといいでしょう。 女性用のバッグについては特にこれがオススメというようなものはありません。 革素材、自立する、口がファスナーで閉じる、A4サイズの書類が入る、この要点を守っていて高級ブランドのバッグ以外であれば問題はありません。
インターンシップ説明会に行く髪型
インターンシップ説明会に行く身だしなみで求められているのは男女共に清潔感です。 どのような髪型がいいのか男女別にまとめていきます。
男性
色は黒が良いでしょう。(無理に染めなければならないわけではない)長さはショート、長くてもミディアムくらいで抑えておき、マットに仕上がるワックスなどを使って整えましょう。 一見して刈り上げていることが分からないくらいであれば、ツーブロックも可で、大切なのは企業の人に不快感を与えないということです。 つまり、髪をツンツンに立て過ぎていたり、ボサボサな髪、フケが出ているなどの不潔な髪はNGです。
女性
女性の場合も髪の色は黒が望ましいですが、長さや髪型などについては男性と比べて自由度が増します。 ロングでもショートでも構いませんが、どちらの場合も耳やまゆ毛が出ているようにしましょう。 オススメの髪型はロングの場合はポニーテールかハーフアップにし、ポニーテールは結ぶ位置が高くなり過ぎないように気をつけてください。 ショートの場合はボブなどにして顔の輪郭が隠れることがないようにしましょう。 また、ピンやゴムなどで髪を留める場合は目立たない色、光を反射しにくい素材にすることでマイナスの印象を与えづらくなります。
髪型がきちんとしていると、清潔感を与えることができます。しかし、普段のヘアスタイルと異なる場合、「この髪型でよいのかな?」と不安になる就活生も多いです。
もしほかの人に相談できず1人で悩んでいるならば、キャリchの「就活相談サポート」の活用もぜひ検討してください。スマホからもビデオ通話ができ、髪型や見た目についてしっかりアドバイスがもらえます。
インターンシップ説明会でNGな身なり
私服といわれてもオススメできない身なりがあります。 ここでは男女別にまとめていきます。
男性編
基本的にジーンズ、デニム素材のもの、丈が短いズボンは止めてください。 また、Tシャツやパーカーのように襟がついていない上着やジャージなどの部屋着もNGです。 履くものとしてはサンダルのように足が見えるものやスニーカーなどのようなフォーマルな場に相応しくないものは避けましょう。 男性のアクセサリーはあまりよく思われないことから、結婚しているのであれば結婚指輪と腕時計、結婚していない場合は腕時計だけに留めておきましょう。 ピアスを普段しているのであれば、一見して普段ピアスをしていることが分からないように穴を埋めるか隠すかしましょう。
女性編
女性も男性と同様にジーンズ、デニム素材の物はNGで、ミニスカートやショートパンツ、ホットパンツのような露出が激しい服、肩が出ているような服装も止めてください。 女性の場合は襟がついていない=NGではありませんが、パーカーなどは絶対に避けてください。 また、履くものとしてはサンダル、スニーカーの他にはミュールも止めた方がいいでしょう。 女性のアクセサリーは男性よりも比較的寛容に受け止められていますので、オフィスカジュアルのインターンシップ説明会の場合は、シンプルなものであれば着けていても問題はありません。 ピアスは片方の耳につき1つまでで、シンプルな物が好ましく、歩くたびに揺れるようなものは印象がよくありません。 ネックレスはチェーンやペンダントトップが当たって音が鳴らないようなものにしましょう。 基本的にシンプルで派手でなければ着けていても構いませんが、たくさんのアクセサリーを着けていると目立ってしまいます。 1点もしくは2点程度に留めるのがオススメです。
おわりに
インターンシップ説明会にどのような服装で行けばいいのかは多くの学生が迷うところだと思います。 しかし、それほど悩む必要はありません。 「私服で着て下さい」と伝えられた時以外は全てスーツで行きましょう。 ちなみに、「ぜひ私服で来てください」と企業からいわれた時も2割から3割程度の学生はスーツを着て参加しているようです。 そのような場合も就活の不採用決定が出ることは極めて珍しく、大きなミスがなければ服装で落とされることはレアケースだと言えます。 どうしてオフィスカジュアルで参加するのに勇気が必要な場合はスーツを着ていけば無難だといえます。 「私服でも可」というインターンシップ説明会に参加した時に周りの学生が皆スーツで自分1人だけが私服だったとしても気にする必要はありません。 企業の中には「私服でも可」と書いておきながらスーツではないとマイナス評価を下すところもあるそうですが、そのような企業には入る価値はなく、気にする必要はありません。 スーツやオフィスカジュアル、それぞれの中で守るべきところに気を掛けているのであれば胸を張って受けてください。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。