9月に内定が決まらない就活生はやばい?特徴や7つの対策を解説
2023年9月1日
9月になりましたが、内定は獲得できましたか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
実はまだ1社も決まらない状況なんです。
そうだったんですね。決まらない原因は分析しましたか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
自分なりには考えたんですが、原因がよくわかりません。就職が決まらない人の特徴や対策があれば知りたいです。
任せてください!このコラムでは、9月に内定が決まらない就活生の特徴や対策、注意点を徹底解説します。しっかりと対策を行って、内定獲得をしましょう!
キャリアアドバイザー 岡田
9月までに内定が決まらない就活生はやばい?
9月までに内定が決まらないと、「やばいかも?」と焦り始める学生もいるでしょう。しかし、9月までに内定が1つも決まらない状況は、決してやばくはありません。なぜなら、大学4年生の3月まで採用活動を実施している企業があるからです。
9月からの秋採用では、一次募集で満足する採用結果に至らなかった企業が、追加募集として二次募集を行うケースが多いです。また、春・夏で募集していなかった企業が、秋から募集を始める場合もあります。
秋採用をしている企業があるということは、9月までに内定が決まらない就活生でもチャンスがあります。ただし、9月までに内定が決まらない原因を特定し、対策を考えないと、内定がもらえないまま卒業を迎えてしまう可能性もあるので注意しましょう。
このコラムでは、9月からでも「就職してよかった」と思えるような納得する企業から内定を獲得する方法について解説します。まずは秋採用の特徴から説明するので、就活の参考にしてください。
秋採用の特徴
秋採用になるとさすがに春に比べて企業数が減りますが、それでもすべての企業が採用枠を充足させ、採用活動を終えているわけではありません。春夏で満足のいく人材を確保しきれず、秋以降も採用活動を続ける企業があります。
また、それ以外にも以下のような企業が秋採用を行っています。
- 通年採用活動をしている企業
- 内定辞退者が出た企業
- 新規事業を始めた企業
秋採用では企業側も採用枠を充足させるために採用活動を積極的に行うので、9月まで内定が決まらない就活生にも十分チャンスがあります。秋採用を行う企業の特徴や探し方、選び方などを理解しておくと、より納得する内定に近づけるでしょう。
秋採用を行う企業の特徴や探し方について詳しく知りたい場合は、下記のコラムを参照ください。
9月までに内定が決まらない就活生の特徴7つ
9月に内定が決まらない就活生の特徴は、下記のとおりです。
9月までに内定が決まらないことで悩んでいる場合は、まず上記の特徴を理解し、自己分析をするようにしましょう。
特徴1.客観的なアドバイスをもらっていない
9月に内定が決まらない就活生には、自分の就活に対して客観的なアドバイスをもらっていないという特徴があります。
就活は自分自身の未来を決める重要な分岐点ですが、ほとんどの就活生にとって初めての経験です。効率的に進めるには、周囲からのアドバイスや指導が欠かせません。しかし就活生の中には、自分の力だけで就活しようとして、客観的な意見を受け入れない人もいます。
就活への客観的なアドバイスをもらっていないと、自分の強みや改善すべき点を正確に把握できていない可能性があります。自己分析や書類作成、面接対策など、就活においてはさまざまなノウハウが求められますが、一人で完璧にできるケースは稀です。
客観的なアドバイスを受ければ、自分の見えなかった強みを発見したり、改善すべき点に気づいたりできます。また、経験豊富な就活エージェントなどの専門家から指導を受けることで、より効果的な就活戦略を立てられるでしょう。
とくに、自己分析や志望動機の作成などは就活において重要なステップであり、知識がない就活生が自分一人で行うのは困難です。就活エージェントによる客観的な視点からのフィードバックを受けることで、自分のアピールポイントを的確に伝えられるようになります。
どのような就活エージェントに頼ればいいのか悩む学生には、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」がオススメです。プロの専門家が学生一人ひとりに合ったアドバイスを提供します。
マンツーマンの個別サポートなので、周囲を気にせずに進められるのが特徴です。さらに、書類作成や面接対策、求人紹介など、さまざまな就活支援サポートを実施しています。9月までに内定が決まらないで焦りや悩みを抱えている就活生は、ぜひ利用してください。
特徴2.自己分析の手を抜いている
自己分析の手を抜いているのも、9月まで内定が決まらない就活生の特徴です。
自己分析は、就活の基盤を築く重要なステップであり、自分自身の強みや価値観、志向性などを正確に把握する作業です。しかし、就活生の中には、時間や焦りから自己分析を省略したり、あるいは適当に終わらせてしまう人もいます。
自己分析で手を抜いてしまうと、自分の本当にやりたい仕事や向いている職種がわからないだけでなく、志望動機があいまいになる可能性があります。アピールする内容が的確に決められない就活生は、面接などで自分の魅力を最大限に伝えるのが難しくなり、内定を獲得するのが困難になるでしょう。
自己分析は自分自身と向き合い、本当の姿を理解するためのプロセスです。就活を成功させるには、自分の強みや弱み、興味・関心、価値観などを探求し、自分の将来のビジョンを明確にする必要があります。
自己分析を怠っている就活生は、成功への鍵となる重要なステップであることを理解し、時間と労力を惜しまずに取り組むことが大切です。
自己分析のやり方がわからない場合は、キャリチャンの対策資料を利用してください。
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特徴3.業界・企業研究が足りない
業界・企業研究が足りないのも、9月まで内定が決まらない就活生の特徴です。
業界・企業研究は、就活生が自分に合った職場を見つけるための重要なステップです。業界・企業研究が足りない就活生は、志望企業に対しての理解が浅い可能性があります。その結果、書類や面接選考で適切な回答ができず、企業に対する熱意・興味・関心が伝わりにくくなるのです。
また、業界・企業研究が不足していると、自分に合った企業を見極めるのが困難です。志望する業界・企業と、自分のスキルや興味がマッチしていない場合、入社後に適応しづらくなります。
さらに、業界・企業研究が不足していると、面接での質問に対して具体的な回答を返せません。その結果、企業に対する理解が深くない=関心がないと判断され、採用を見送られる可能性が高くなります。
企業側としては、自社に興味・関心を持っている就活生を採用したいと考えています。そのため、業界・企業研究が足りない就活生はアピールが不十分になり、内定が獲得できない状態が続くわけです。
業界などについて研究ができていない場合は、キャリチャンの対策資料も活用してください。
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特徴4.有名大手企業ばかり受けている
有名大手企業ばかり受けているのも、9月まで内定が決まらない就活生の特徴です。就活生が有名大手企業に 魅力を感じるのは理解できますが、内定獲得の遅れに繋がる可能性もあります。
有名大手企業ばかり受ける就活生は、憧れや安定感に焦点を当てて就活している場合があります。一流企業のブランドイメージや高い給与、福利厚生などが魅力的に映り、自分とその企業との相性をよく検討しないまま就活を進めてしまう学生も少なくありません。
しかし、有名大手企業は多くの学生が応募するため選考の倍率が高く、企業との相性がかなり良くないと、内定を獲得するのは難しいでしょう。イメージや条件面だけを理由に大手企業ばかり志望してしまうと、選考で不合格になるケースが増え、内定がないまま9月を迎えてしまうのです。
有名大手企業に焦点を絞ることで、他の優良な中小企業やベンチャー企業などの求人情報を見過ごしているのももったいないです。規模が小さくても企業によっては、有名大手企業よりも高い給与や特別な福利厚生を設けている場合もあります。
有名大手企業を志望すること自体は悪くありませんが、そこだけに焦点を絞り過ぎるのはリスクが高いことを理解する必要があります。自分のチャンスを広げるためにも、幅広い視野で就活を進めることが重要です。
有名大手企業ばかり受けている就活生は、さまざまな企業に目を向けることで、内定が決まるチャンスが増えるでしょう。
特徴5.危機感を持っていない
就活への危機感を持っていないのも、9月までに内定が決まらない就活生の特徴です。内定を獲得するには、他の学生よりも自分を採用する方が企業にとってメリットがあるとアピールするための準備が必要になります。しかし、危機感を持たずに就活を進めてしまうと、準備不足で自分の採用価値を十分アピールできないために、内定獲得が遅れるわけです。
危機感を持たない就活生は、自身の内定の可能性や市場の状況を過大評価している場合があります。他の就活生が内定を獲得したという連絡を友人・知人から聞いても、焦りを感じるのではなく、「みんなが内定をもらえるんなら自分も大丈夫」と楽観的に考えてしまうようです。
内定獲得には選考のステップに応じた準備と対策が欠かせませんが、危機感を持たない就活生は、楽観的な考えから書類選考や面接対策がおろそかになる傾向があります。その結果、納得する企業からの内定が獲得できず、悩みや不安が溜まってしまうのです。
9月までに内定が決まらない就活生の中で、危機感を持っていない場合は、早めの行動と適切な対策を心掛けることが重要です。自分の現状と課題を客観的に把握し、市場の状況や競争状況を正確に理解することで、内定獲得への意識が高まります。
ただし、危機感を持ちながらも焦りすぎず、冷静に就活を進めることが成功へのカギです。適度な危機感とポジティブな姿勢を持ちながら内定を目指すことで、内定を獲得する可能性を高められるでしょう。
特徴6.部活や公務員試験でスタートが遅れた
部活や公務員試験でスタートが遅れたのも、9月までに内定が決まらない就活生の特徴です。多くの学生は部活動やサークルなどさまざまな活動に参加し、自己成長や将来のキャリアに向けて努力しています。しかし、これらの活動に時間を割くことで就活が後回しになり、内定獲得までの道のりが遅れることもあるわけです。
部活動は、自己成長やリーダーシップを培うために重要な要素です。公務員試験は、安定した職業を目指すうえで有力な選択肢ですが、就職活動と両立させることは容易ではありません。部活や公務員試験に時間を割くことで、就活に費やす時間が減少し、企業との出会いや選考に参加する機会が減ってしまう状況が考えられます。
とくに、部活動は熱心に取り組む学生が多いため、毎日の活動に時間が取られ、面接や説明会に参加する時間を確保するのが困難です。また、公務員試験は専門的な知識や試験対策に時間を割く必要があるため、就活に対する時間を作るのが難しくなります。就活への時間を確保できなければ当然、書類や面接選考の対策が不十分になり、内定を獲得するのが遅れてしまうのです。
部活や公務員試験に取り組む学生は、自己成長や興味のある分野だけでなく、内定獲得に向けても適切な時間管理・優先順位の設定が必要です。スタートが遅れたからといって諦めるのではなく、現状から内定を獲得するまでの就活のスケジュールを立てることで、遅れを取り戻せるでしょう。
部活や公務員試験で就活に出遅れしまった学生は、就活エージェントに頼りながら進めるのもオススメです。プロの力を借りて、納得する企業からの内定を目指しましょう。
特徴7.エントリー数が足りない
エントリー数が足りないのも、9月まで内定が決まらない就活生の特徴です。就活で内定を獲得するには、応募する企業の数がある程度は必要になります。
その理由の1つは、就活は不確定要素が多く、内定を獲得できるかは運やタイミングもあることです。志望企業が求める人物像と自分のアピールポイントがマッチするかどうかは、事前に予測するのが難しいため、多くの企業にエントリーし内定を獲得するチャンスを広げる必要があります。
もう1つの理由は、志望企業を絞り過ぎることで選考の経験が足りず、上手にアピールできないことです。何事もそうですが、上手くこなすためにはある程度の実践経験が必要になります。選考本番には練習にはない緊張感やアクシデントがつきものなので、エントリー数を増やし、選考に慣れていくことが大切です。
そのようにエントリー先が少ないと次のステップに進める可能性が低くなるため、応募数を増やし、自らチャンスを増やすことが重要です。
エントリー数を増やすには、業界・企業の研究を行う必要があります。さまざまな業界や職種に目を向け、興味・関心を持った企業にエントリーすることで、内定を獲得する可能性を高められるはずです。
エントリー数が足りない場合は、自己分析やキャリアプランの再考を行い、どのような企業に興味があるのか、どのような職種で活躍したいのかを明確にします。そして、より多くの企業にエントリーすることで、自分に合った最適な職場を見つけ出し、内定を勝ち取るための道を切り拓きましょう。
9月の就活までに内定が決まらない学生がやるべき7つの対策
ここからは、9月までに内定が決まらない就活生が、実際にやるべき対策について解説します。納得する企業から内定を獲得を目指すには、下記の対策を実施しましょう。
それぞれの対策について解説していきます。
対策1.就活エージェントに頼る
9月までに内定が決まらない就活生が内定を獲得するには、就活エージェントを頼るのがオススメです。就活エージェントは、学生の就職活動全般をサポートし、求人情報の提供から選考へのアドバイスまで幅広いサービスを提供しています。
就活エージェントを頼ることで活用できるサポート内容は、下記のとおりです。
- 公開・非公開求人の紹介
- キャリアプランの相談
- 書類作成・添削
- 面接選考対策
- 企業との日程調整
就活エージェントを活用すれば、上記のようなサポートを受けられます。とくに、非公開求人の紹介や選考対策を受けられるのは、就活エージェントを利用する大きなメリットです。
非公開求人は、就活エージェントなど特定の紹介先からしかエントリーできない求人です。一般的な求人よりも競争率が低く、優良企業の登録が多くなります。非公開求人にエントリーすることで、自分の可能性も広げられるでしょう。
また、選考対策のサポートが受けられるのは、9月までに内定が決まらない就活生にとって大きなメリットになります。いままで内定が決まらなかった原因を分析してもらい、適切なアドバイスをもらえるため、内定獲得に前進できるはずです。
キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」では、プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活の立て直しをサポートします。「内定がもらえない」「改善すべき部分がわからない」などの悩みを抱える就活生は、ぜひ参加してください。
対策2.合同説明会に参加する
合同説明会に参加するのも、9月までに内定が決まらない就活生がやるべき対策の1つです。
合同説明会は複数の企業が集まり、学生と交流するイベントです。合同説明会に参加すれば一度に複数の企業と接触できるため、個別に訪問するよりも効率的な情報収集ができます。合同説明会では、異なる業界や職種の企業が集まるので、自分の興味・関心、適性に合った会社を見つけられるはずです。
また、合同説明会では企業の担当者と直接コミュニケーションが取れ、自分のアピールポイントを伝えられます。合同説明会に参加すれば、ただ履歴書を送るだけより、企業側も具体的な印象を持てるでしょう。
さらに、合同説明会では企業の採用担当者からリアルな情報を得られます。企業が求める人物像や選考プロセス、受かりやすい人材の特徴など、公式な情報以外にも、裏話や背景情報を聞けるかもしれません。場合によっては、個別面談の機会を受けることも可能です。合同説明会で企業の担当者と親しくなることで、内定の可能性が高まる場合もあります。
そのため合同説明会では、自分が興味を持つ企業へ積極的にアピールする姿勢が重要です。合同説明会には多くの学生が参加するため、競争も激しいと言えます。とはいえ、内定を得るためには積極的に行動することが大切です。真剣に取り組む姿勢が内定獲得に繋がることを忘れずに取り組みましょう。
対策3.エントリーの幅を広げる
9月までに内定が決まらない学生は、エントリーの幅を広げることも重要です。内定を得るチャンスを増やすためには、自分の志望企業に限らず、幅広い企業に応募してみる必要があります。
就活を始めた当初は特定の業界や職種にこだわる学生が多いですが、9月以降は幅広い選択肢を持つことで内定の可能性が広がります。自分の興味や適性を再分析し、新たな業種にも目を向けてみてください。
さらに、企業の規模や地域も柔軟に考えることをオススメします。なぜなら、大手企業だけでなく中小・ベンチャー企業や地方の会社にも応募すると、競争率が低くなる可能性があるからです。企業規模や地域を限定せずに広く検討することで、選択肢が広がります。
エントリーの幅を広げられない場合は、就活エージェントに相談するのがオススメです。就活エージェントは、あなたが気づけなかった得意領域の提案をするときもあります。なぜなら、自分がやりたい仕事と向いている仕事が違う場合もあるからです。就活エージェントに相談すれば、あなたの可能性を広げるためのアドバイスをもらえるでしょう。
9月までに内定が決まらない就活生は、就活エージェントを活用しながら選択肢の幅を広げ、新たなチャンスを増やす挑戦をしてみましょう。
相談すべき就活エージェントが見つからない場合は、下記のコラムを参考にしてください。
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対策4.自己分析を改めて深堀する
9月までに内定が決まらない就活生は、自己分析を改めて深堀することが重要です。
自己分析は、自分自身の強みや志向性を把握し、マッチする業界や職種、企業を選ぶためのプロセスです。自己分析が不十分だと、適切な企業選びや志望動機の表現に苦労し、内定を得る確率が低下してしまう可能性があります。
自己分析では、自分自身の性格や価値観、スキル、特技、興味・関心などを客観的に把握することから始まります。自己分析のやり方がわからない場合は、就活エージェントなどの専門家に相談することで、手助けしてもらえるはずです。
自己分析は過去の経験を振り返りることも大切です。アルバイトやインターンシップ、部活動など、これまでの経験が自己分析に大きく影響します。自分の経験から得られた成果や学びをもとにした業界・職種、企業を選定することが重要です。
自己分析では、周囲からのアドバイスも受けてください。家族や友人、先輩など、自分をよく知る人たちに自己分析の結果を共有し、フィードバックをもらうことで新たな気付きが得られるかもしれません。
自己分析を改めるときは、職種や業界に関する情報収集も必要です。自己分析が進んだら、志向や適性に合った業界や職種の詳細について調査しましょう。企業の特徴や求める人物像、キャリアパスなどを理解することで、より適切な企業選びができます。
就活が進むにつれて、自己理解が深まったり変化したりする場合があります。そのため、常に自己分析を振り返りながら、アプローチする方法を磨いていくことが大切です。9月までに内定が決まらない就活生は、自己分析をしっかり行い、内定を勝ち取る力を高めましょう。
自己分析のやり方や掘り下げ方がわからない人は、下記のコラムを参考にしてください。
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対策5.面接対策を徹底する
9月までに内定が決まらない学生にとって、面接対策は非常に重要なポイントです。内定が決まらない理由の1つとして、面接でのアピールやコミュニケーションがうまくいかないことがあげられます。
面接では自己PRや志望動機を問われるのが一般的なので、自己分析をもとに、自分の強みや経験を活かしたストーリーを構築する必要があります。
また、自己PRや志望動機の中では自分自身についてだけでなく、企業や業界でどのように働いていきたいのか熱意を語る必要があるため、志望企業に対する理解が不可欠です。公式ホームページ、口コミ・評判、SNSなどを利用して情報収集を行ってください。
本番の面接では緊張してうまく話せないことがあるので、面接対策では、友人や就活エージェントと模擬的な面接練習をすることも大事です。面接の練習を繰り返し行い、自分のアピールポイントを的確に伝えられるようにしましょう。
面接は、内定を獲得するために避けては通れない選考です。9月までに内定が決まらない就活生は、面接対策をしっかりと行うことが大切です。面接が苦手な就活生は、下記のコラムも参照ください。
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対策6.第一印象をよくする
9月までに内定が決まらない就活生は、第一印象をよくするように工夫するのも重要なポイントです。「第一印象くらい大丈夫でしょ」と軽く考える学生もいますが、面接や説明会などで相手に与える第一印象は、その後の選考に大きな影響を与えます。
面接や説明会に参加するときは、清潔感があり、適切な服装を心掛けましょう。服装は企業の業界やカルチャーに合わせて選ぶことが重要です。また、身だしなみにも気を配り、髪やネイル、メイクなどを就活のTPOに合わせて整える必要もあります。
姿勢や立ち居振る舞いも意識することも大切です。面接や説明会では、ハキハキと挨拶し、相手に対して明るく丁寧に話すことが求められます。相手とのコミュニケーションを大切にし、笑顔で接することで好印象を与えられるはずです。
また、言葉だけでなく非言語的なコミュニケーションからも様々な印象を受けます。表情や目線、手の動きなどのジェスチャーなどから、自分の意図する印象を相手に伝えられるように意識しましょう。それには、相手の話に注意深く耳を傾ける姿勢が重要です。相手の質問にしっかりと答えるのはもちろん、聞き手に回った時も興味を持ってリアクションを示すことで、コミュニケーションがスムーズに進みます。
人の印象はたった数分で決まると言われるほど、就活において第一印象は重要な要素です。面接や合同説明会などの選考は緊張するかもしれませんが、自分の持つ良い面をしっかりとアピールし、相手に信頼感を与えることが内定獲得への第一歩となるでしょう。
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対策7.積極的に活動している企業に応募する
9月までに内定が決まらない就活生は、積極的に採用活動をしている企業に応募するのも対策の1つです。求人サイトや企業の採用ページ、就活エージェントの情報など、さまざまな手段で求人情報を集められます。
積極的に採用活動している企業を見極めるには、業界・企業研究が大切です。業界や企業によっては、急成長に伴い積極的に採用活動しているケースがあります。また、業界・企業研究を行え、選考対策も同時にできるはずです。
応募する企業について詳細な知識を持つことは、面接や書類選考でアピールするときに重要です。企業の事業内容やビジョン、社風などを把握し、志望動機を具体的に示すことで、選考において有利になるでしょう。また、説明会を通じて企業の社員に質問するなどして、内部情報を得ることも有効です。
ただし、積極的に採用活動している企業にただ応募すればいいわけではありません。納得して就職するには、自分が志望する業界や職種に合った企業に応募する必要があります。応募するときは、本当に自分が就職して働きたいか確認することが大切です。
就活生の中には内定を得ることだけが目的になってしまう人もいますが、そのようにして入社すると「思った企業ではなかった」と後悔する可能性があります。企業の選考を受けるときは、入社後に働くイメージを持つことが重要です。
9月までに内定が決まらない就活生は、志望する業界や職種の中から、積極的に採用活動している企業を探して応募するようにしましょう。
9月以降も就活を続ける学生が意識すべき3つの注意点
9月以降も就活を続ける学生が意識すべき注意点は、下記のとおりです。
9月までに内定が決まらない就活生は、ぜひ参考にしてください。
1人で進めない
9月以降も就活を続ける学生にとって、1人で進めることは容易ではありません。なぜなら、自分だけで全ての対策や活動を進めようとすると、情報収集や選考対策などで時間がかかり、就活の効率が悪くなるからです。
同じく就活を続けている仲間がいれば、情報を共有し合ったり面接の練習をしたりすることで、互いに助け合えます。孤独感を感じることなく、モチベーションを保ちながら就活を進められるはずです。
また、学生の場合は就活経験が豊富でないため、就活エージェントなどのサポートを受けることも大切です。適切なアドバイスや指導を受けることで、自分の強みを引き出し、志望する企業にアピールする方法を学べます。
就活エージェントは、面接対策や履歴書の書き方などの具体的なアドバイスをしてくれるだけでなく、心理的なサポートも行ってくれます。秋採用は春夏に比べると就活状況が厳しいので、9月以降は周囲の支えを受けながら就活を進めましょう。
焦って活動しない
9月以降も就活を続ける学生にとって、焦らないことは重要なポイントです。就活が長引くと焦りや不安が出やすいですが、焦って就活を進めると冷静な判断ができなくなり、本来の目的を見失って入社後ミスマッチに繋がることがあります。
9月以降も就活を続ける場合は、長期間にわたる活動を見据えて計画を立てることが重要です。改めて自分の目標や希望する企業を明確にし、達成に向けたスケジュールを立てることで、焦ることなく着実に活動を進められます。また、9月以降の計画を立てるときは、就活に必要な期間や予定外の遅れを考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
就活は自分のペースで進めることが重要です。周りと比較して焦ってしまうケースもよくありますが、一人ひとりのスキルや経験によって進むペースが異なります。焦ることなく自分のペースを大切にし、強みを活かした就活を心がけてください。
また、9月以降の就活ではメンタルケアも大切です。長期間にわたる就活は精神的にも負担がかかります。焦りや不安を感じたり、落ち込んだりすることもありますが、ネガティブな感情を抱えたまま活動を進めるのは困難です。趣味や運動などでリフレッシュを図るとよいでしょう。
焦って活動することは逆効果となる場合があるので、冷静な判断と粘り強さを持ちながら、内定を掴むための活動を行いましょう。どうしても焦ってしまう場合は、就活エージェントへ相談するのもオススメです。焦って活動することは逆効果となる場合があるので、冷静な判断と粘り強さを持ちながら、内定を掴むための活動を行いましょう。どうしても焦ってしまう場合は、就活エージェントへ相談するのもオススメです。
楽観的に考えない
9月以降も就活を続ける学生が意識すべき注意点の1つとして、楽観的に考えないこともあげられます。就活生の中には「まだ時間があるから大丈夫だろう」と油断してしまったり、既存の選考結果に満足して次のステップに進む努力を怠ったりする場合もあるでしょう。
しかし、楽観的に考えすぎると就活が長引き、理想の企業への内定を逃す可能性が高まります。9月以降も就活を続ける場合、内定が決まるまでの期間が限られているため、常に緊張感を持ち、現実を見据えて行動することが重要です。
あまり楽観的に考えすぎると、就職先が決まらないまま卒業を迎えてしまう可能性があります。しっかりと気を引き締めて選考対策を行い、本年度中に就活を成功させましょう。
秋採用で内定が決まらなかった就活生の選択肢
もしも秋採用で内定が決まらなかった場合は、下記のような選択肢が考えられます。
- 就活浪人
- 就活留年
- フリーター・アルバイト
- 起業
- 海外留学
- 大学院に進学
大学卒業後に必ず就職しなくてはいけないという決まりはありません。自分の夢や目標などの状況に合わせて、納得する選択肢を取ることが大切です。
就職するか違う選択肢にするか悩んでいる学生には、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」がオススメです。プロのキャリアアドバイザーが、あなたの状況に合わせて、キャリアプランの相談に乗ります。
就活の専門家が潜在的な志向や能力から分析するため、納得する選択肢を見つけられます。「秋採用で内定が決まらなかったらどうしよう」と悩む学生は、ぜひ参加ください。
9月に内定が決まらない就活生はプロと進めよう!
9月に内定が決まらない就活生は、焦りや不安から自分でも気づかないうちに誤った選択をしてしまう可能性があります。現在の状況を修復し、納得する企業に就職するためには、就活エージェントの活用がオススメです。
就活エージェントは、あなたの現状を客観的に分析し、適切なアドバイスを提供します。内定をゴールにするのではなく、就職後に活躍できる企業に就職するためにも、プロと進めるようにしましょう。
「出遅れ就活サポート」に参加しよう!
9月になっても決まらない就活に関するQ&A
9月の就活の内定率は?
近年の就活では、9月ごろになると9割以上の就活生が内定を獲得しています。
就活は何月まで間に合う?
大学4年生の3月までに内定があれば、卒業に合わせて就職できます。
就活が決まらなかったらどうすればいい?
就職が決まらなった場合は、フリーターや就職浪人、大学院に進学などの選択肢があります。自分の状況に応じて決めるようにしましょう。
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。