おすすめ自己分析ツール14選!診断を就活に活用するやり方も解説

 2022年10月21日

最近の就活状況はどうですか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

あまり上手くいってません。そもそも就活の軸が決まらなくて、志望先企業も絞れずにいます。どうやったら行きたい企業がわかるようになりますか?

自己分析はきちんとできてますか?簡単に自己分析ができるツールもあるので、利用してみるのもおすすめですよ!

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

自己分析ツールなんてものがあるんですね!でも今調べたらサイトがたくさん出てきて選べそうにないです。おすすめの自己分析ツールはありますか?

それではキャリチャンでおすすめの自己分析ツールと、診断結果の活用方法について紹介しますね。上手く取り入れて、就活を成功させましょう!

キャリアアドバイザー 平崎

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就活における自己分析の重要性とツールの役割

就活における自己分析の重要性とツールの役割

就活を始めるには自己分析が欠かせませんが、様々なやり方があり、時間がかかるものでもあるので、手っ取り早く自己分析ツールを使って取りかかる就活生が多いです。しかし残念ながら、せっかく自己分析ツールを使っても、うまく活用できていない就活生が少なくありません。

自己分析ツールをきちんと活用するために、まずは「自己分析」とはどういうものか、最終的な目的はどこにあるのか、どのようにツールを活用すべきかなどについて明確にしておきましょう。

そもそも自己分析とは

そもそも自己分析とは、自分のことを分析し、正しく理解するための作業です。自分のことはよく知っているようで、理解できていない人も多くいます。自分のことを言語化するのは、意外と難しいことなのです。

自分のことを理解していない状態で就活に臨んでしまうと、自分のことがアピールできないばかりか、相性のよい企業を選べない可能性があります。就活をスムーズに進めるためにも、自己理解を深めることは大切です。

企業側も、自社の求めるスキルや人柄を持った相性のよい人材を探しています。自分に合った企業を受けることで、志望企業と自分の相性のよさをアピールできるため、内定を獲得できる可能性が高くなるでしょう。

また、相性の悪い企業に入社すると、「やっぱり自分には合わない」と感じ、後悔する可能性もあります。自分の持っている能力と合わない仕事を続けるのは大変ですし、人柄や価値観の合わない企業で働き続けるのは苦痛です。

入社後に後悔しないためにも、自己分析は丁寧におこないましょう。自分の強みや弱み、思考性を把握することで、企業選びやアピールポイントを明確にできます。

自己分析ツールはあくまで簡易的なもの

自己分析ツールは、難しく時間のかかる自己分析の作業を、簡単に早い時間でおこなうためのツールです。心理学の理論や統計学などを用いて、一人ひとりの資質や思考回路を明確にできます。

自己分析ツールを使って解明できることは、以下のような点です。

【自己分析ツールで分かること】

  • 仕事で役立つ強みや弱み
  • 自分の志向性
  • 自分に適した業界・職種

自分のこととはいえ、自分に適した仕事がわかっている就活生は多くありません。自己分析の作業は難しく、時間がかかりますが、自己分析ツールを使えば、簡単に短時間で済ませられるのです。

ただし、自己分析ツールの精度には限界があります。分析結果が的外れな場合や、発見しきれない部分があるのも事実です。同じ分析ツールを用いても、その時の気分で回答が変われば、診断結果が変わることもあります。

そのため、1つの自己分析ツールによって解析された診断結果を鵜呑みにし、それだけを頼りに就活を進めるのは危険です。自己分析ツールを利用する際は、複数の自己分析ツールを利用したり、ツール以外の方法も併用したりと、様々な角度から分析してみてください。

自己分析ツールはあくまで参考として利用し、最終的には自分に当てはまる部分があるか、自分の行動パターンと合っているかなどを、自分で判断することが大切です。

自己理解は就活の基盤なので、これから就活を始める人は、まずは自己分析から始める必要があります。自己分析が難しいと感じる人には、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」への参加がおすすめです。

就活におすすめの自己分析ツール一覧

就活におすすめの自己分析ツール一覧

質問に答えていくだけである程度の目安を示してくれる自己分析ツールは、本格的な自己分析に向けた取っ掛かりや、自力で行った自己分析の確認方法として有用です。

しかし世の中には、「恋愛向き」「転職向き」「総合的な性格診断」といった様々な目的を目指した自己分析ツールがあふれているので、新卒の就活の方向性を考える上では、あまり参考にならない分析ツールも多々あります。診断結果を効果的に就活に役立てるためには、どの自己分析ツールでもよいわけではないのです。

そこでここからは、新卒の就活におすすめの自己分析ツールを一覧で紹介します。

上記の4つに分けて紹介しますので、ツール選びの参考にしてください。

◆ 短時間で手軽に就活向けの自己分析できる無料ツールの比較表
ツール名 質問数 登録
キャリチャン適職診断 10問 不要
ディスコ キャリタスクエスト 21問 不要
dodaキャンパス 就活伸びしろ診断 18問 不要
みん就 業界タイプ別就活診断 4問
キャリアパーク My analytics 36問
◆ 就活サイト直結型の無料自己分析ツールの比較表
ツール名 質問数 登録
OfferBox AnalyzeU+ 251問
リクナビ診断 100問
キミスカ 適職診断 150問
ジェイック FutureFinder 151問
◆ 就活に限らず一般的な自己分析ができる無料ツールの比較表
ツール名 質問数 登録
m-gram エムグラム診断 105問
ホイミー エニアグラム性格診断 90問 不要
16Personalities 60問 不要
◆ 有料の自己分析ツールの比較表
ツール名 質問数 登録
クリフトンストレングス 177問 必要
ポテクト 適性検査150問+自己分析50問 必要

以下で、それぞれの自己分析ツールの特徴を詳しく解説していきます。

短時間で手軽に就活向けの自己分析できる無料ツール

設問数が少なく、短時間で手軽に就活向けの診断結果が得られる自己分析ツールは、時間がない時や初めて自己分析を行う際の取っ掛かりとして便利です。まずは試しに自己分析ツールを使ってみたい、他の自己分析ツールで得られた診断を手早く確認したいといった時にも適しています。

今回、就活向けとして紹介する手軽な自己分析ツールは、以下の5つです。

【キャリチャン 適職診断】

キャリチャン 適職診断
出典:キャリチャン公式サイト
  • 会員登録不要
  • 価値観や性格をもとに一人ひとりに合った仕事を診断してくれる
  • わずか10問で回答が簡単

キャリチャン適職診断は、わずか10問に回答するだけで自分に合った職業を教えてくれるツールです。YES/NOに答えていけばよいだけなので、隙間時間に手軽に利用できます。あなたの人柄のタイプや長所を診断してくれるので、企業へのアピールポイントを確認するのに役立つでしょう。

診断結果に合った仕事を知りたい場合は、キャリチャンに登録すれば、具体的な求人を紹介してもらえます。自分の適性を知りたい人や、志望企業を探している人は、ぜひ登録してみてください。

質問数 10問
登録 不要
運営会社 株式会社ジールコミュニケーションズ
公式サイト https://career-ch.com/diagnosis

【ディスコ キャリタスクエスト】

ディスコ キャリタスクエスト
出典:キャリタスクエスト公式サイト
  • タイプを冒険キャラクターに例えたユニークな分析
  • 基本性格以外にも、人間力や就活力をチェックできる
  • タイプが同じ先輩の強みや失敗談も確認できる

キャリタスクエストは、データに基づいた適性診断で、20問に答えると自己分析ができます。RPGゲームをモチーフにした自己分析ツールで、キャラクターにたとえて診断してもらえるので、楽しく診断を受けることが可能です。

診断結果が出た後は、自分と同じタイプの先輩のアドバイスや就活の経験談も確認できます。ただし、先輩の経験談を読むためには会員登録が必要な点に注意してください。

質問数 21問
登録 不要
運営会社 株式会社ディスコ
公式サイト https://quest.career-tasu.jp/

【dodaキャンパス 就活伸びしろ診断】

dodaキャンパス 就活伸びしろ診断
出典:doda公式サイト
  • 1分程度で回答できる
  • 直感で答えられる簡単な設問のみ
  • 弱みを伸ばすためのアドバイスももらえる

就活伸びしろ診断は、A・B2択の設問に回答していくだけで自己分析ができるツールです。直感で答えられる簡単な設問ばかりのため、手軽に回答できます。

診断結果は、あなたを表すキーワード、特徴、伸びしろの3項目が確認可能です。弱みを伸ばすためのアドバイスがもらえるので、短所をどのように表現すればよいかのヒントになるでしょう。

質問数 18問
登録 不要
運営会社 株式会社ベネッセi-キャリア
公式サイト https://campus.doda.jp/jikoshindan/index.html

【みん就 業界タイプ別就活診断】

みん就 業界タイプ別就活診断
出典:みん就公式サイト
  • 4つの設問に答えるだけで利用できる
  • 手軽に業界適性を知れる
  • 「みんなの就職活動日記」に登録すると、就活生の口コミが閲覧できる

業界タイプ別就活診断は、4つの質問に答えるだけで業界の適性を知れる自己分析ツールです。4問のみのため、30秒ほどの短時間で結果が確認できます。質問も日常生活に関する簡単なものなので、答えやすいはずです。

自分に合った業界がわからない人や、志望業界が自分に合っているかどうかわからない人は、利用してみるのがおすすめです。ただし、診断を受けるためには、「みんなの就職活動日記」への会員登録が必要になります。診断だけでなく、就活に関する口コミも確認できるので、登録しておいても損はないでしょう。

質問数 4問
登録 必要
運営会社 楽天株式会社
公式サイト https://www.nikki.ne.jp/event/20110415/

【キャリアパーク My analytics】

キャリアパーク My analytics
出典:キャリアパーク公式サイト
  • 12タイプに分けて診断してもらえる
  • 自分に適した具体的な職業を知れる
  • 就活力や面接力などについても診断してくれる

キャリアパークのMy analyticsは、36問の質問に答えて自己分析ができるツールです。約10分ほどで回答できます。性格や強みだけでなく、具体的な適職を教えてもらえるので、自分の適性が判断できない人にもおすすめです。

診断結果は、「頼れるリーダー」「ガッツあふれる営業」など、わかりやすいキャッチコピーで紹介してもらえます。利用にはキャリアパークへの会員登録が必要です。就活力診断や面接力診断も受けられるので、興味のある人は登録してみてください。

質問数 36問
登録 必要
運営会社 ポート株式会社
公式サイト https://careerpark-agent.jp/lp/780#site

就活サイト直結型の無料自己分析ツール

次は、就活サイト直結型の、詳しい無料自己分析ツールについて紹介します。設問数が多いので回答に時間はかかりますが、その分詳しい自己分析が可能です。また、サイト直結型なので、分析結果をダイレクトに就活に役立てられるよう工夫されています。

【OfferBox AnalyzeU+】

OfferBox AnalyzeU+
出典:オファーボックス公式サイト
  • 全251問の設問で、詳しく診断できる
  • 社会に出た際に求められる能力28項目から強みを診断
  • アドバイスがあるため、自己PRに使用しやすい

AnalyzeU+は、社会に出た際に求められる力である、「社会人基礎力」と「次世代リーダー力」を診断してくれる自己分析ツールです。自分の価値観や社会人になってからも活かせる強みが見つかるので、アピールポイントがわかりやすくなります。

質問は全部で251問あり、診断には30~40分が必要です。時間はかかりますが、細かく分析してくれます。一度診断を始めると途中で中断したり再度受け直したりできないため、時間が取れるときに利用するのがおすすめです。診断内容はプロフィールに登録され、それを見た企業からオファーが届く場合もあります。

質問数 251問
登録 必要
運営会社 株式会社i-plug (アイプラグ)
公式サイト https://offerbox.jp/studentlp8/

【リクナビ診断】

リクナビ診断
出典:リクナビ公式サイト
  • 自分の特性と、向いている職業を教えてもらえる
  • 日常の行動や考えに関する質問のため、答えやすい
  • 「どちらかというと当てはまる」の選択肢があり、回答しやすい

リクナビ診断は、個人の持つ特性と、向いている仕事のタイプがわかる自己分析ツールです。診断結果は、傾向やよくある日常のシーン、仕事探しのアドバイスに分かれ、詳しく教えてもらえます。生きていく上で大切にしていることや、企業に求めるものなどを言語化してくれるのも特徴です。

質問は100問ありますが、答えやすい設問が多く、あまり時間をかけずに答えられるでしょう。診断にはリクナビへの登録が必要な点に注意してください。

質問数 100問
登録 必要
運営会社 株式会社リクルート
公式サイト https://job.rikunabi.com/contents/howto/2971/

【キミスカ 適性検査】

キミスカ 適性検査
出典:キミスカ公式サイト
  • 自己分析の結果を数値で診断できる
  • 企業からスカウトが来る可能性がある
  • 9項目で詳しく自己分析できる

キミスカ適性検査では、質問に回答すると職務適性やビジネス戦闘力など9項目を診断してもらえます。診断結果が数値でスコア化されるので、自分の強みと弱みを判断しやすいです。

キミスカは逆求人サイトのため、企業からスカウトが来る可能性もあります。診断結果を見た上でスカウトが送られてくるため、自分に合った企業が見つかりやすいのも、おすすめのポイントです。

ただし、診断にはキミスカへの会員登録および、自己PRと写真の登録が必要です。また、適性検査を受けられるのは1度だけなので、きちんと時間を取って利用しましょう。

質問数 80問
登録 必要
運営会社 株式会社グローアップ
公式サイト https://kimisuka.com/?cid=chhk7900ngoz&p=pgkqulrg1ytq

【ジェイック FutureFinder】

ジェイック FutureFinder
出典:FutureFinder公式サイト
  • 心理統計学に基づいた本格的な自己分析が受けられる
  • 性格特性を分析し、自分に合った企業がわかる
  • 企業からオファーが届く可能性がある

FutureFinderは、心理統計学に基づいた本格的な自己診断が受けられる点が特徴のツールです。性格特性の分析をおこない、自分に合った仕事を探せます。強み・弱み、ビジネスセンス、適応環境などをタイプ別に教えてくれるので、詳細な自己分析が可能です。

結果を元に企業を探すことができる上に、企業からのオファーも受けられます。自分の性格に合う求人TOP5も見れるので、自分にぴったりの企業を見つけたい人におすすめです。登録に会員登録が必要な点と、回答に時間がかかる点に注意しましょう。

質問数 151問
登録 必要
運営会社 株式会社ジェイック
公式サイト https://futurefinder.net/

就活に限らず一般的な自己分析ができる無料ツール

ここからは、就活サイトなどとは直結しておらず、心理学に基づいて一般的な性格診断ができる自己分析ツールを紹介します。掲載企業の利害に無関係な分析結果を得たい、これ以上登録サイトを増やしたくないといったときにおすすめです。

【mgram エムグラム診断】

mgram エムグラム診断
出典:mgram公式サイト
  • 高精度分析アルゴリズムによって、特徴的な性格要素8つを抽出
  • 世界各国で利用されている
  • 適職診断も追加診断できる

mgramは、企業で使用されるレベルの高精度分析アルゴリズムを用いて、自己分析ができるツールです。性格要素のうち特徴的な8つをハッシュタグ化して抽出します。平均値と比較してとくに異なる性質も確認できるので、人との違いを知ることも可能です。自分の強み、弱みがわからない人におすすめします。

診断はニックネームとメールアドレスの登録のみで利用できますが、追加コンテンツを利用する際は費用がかかります。適職診断を受けたい方は、別途有料コンテンツの利用が必要です。

質問数 105問
登録 必要
運営会社 株式会社mgram
公式サイト https://mgram.me/ja/

【ホイミー エニアグラム性格診断】

ホイミー エニアグラム性格診断
出典:ホイミー公式サイト
  • 個人の特性を9つのタイプに分類
  • 思考性やバランス感覚などの傾向もチェックできる
  • 当てはまる質問にチェックするだけで簡単に診断できる

エニアグラム性格診断は、90問のうち当てはまる質問にチェックするだけで診断がおこなえる自己分析ツールです。その人の本質を判断する診断になっており、自分が20歳以下だったときにどうだったかを考えて答える形式になっています。

結果は「完全主義者」「献身家」などの9つの人物タイプに分類され、プラス面、マイナス面などを詳しく確認可能です。直感型、理屈型、など思考性の確認もできます。登録不要なので、まずは簡単に自己分析したい人におすすめです。

質問数 90問
登録 不要
運営会社 ホイミー事務局
公式サイト https://hoyme.jp/eniatest

【16Personalities】

16Personalities
出典:16Personalities公式サイト
  • 全世界で愛されている人気自己分析ツール
  • 哲学と心理学をベースとした本格的な診断が受けられる
  • 有料でより詳細な性格や思考性を確認できる

16Personalitiesは全世界で利用されている自己分析ツールで、とくにアメリカで多く活用されています。哲学と心理学を基にした診断で、自分が16タイプのどれに当てはまるのかを診断可能です。自分の特徴を「建築家」「指揮官」などのキャラクタータイプで知ることができます。

無料で閲覧できるのは、診断の概要のみです。より詳しい結果を知りたい人は、有料で登録すれば確認できます。

質問数 60問
登録 不要
運営会社 NERIS Analytics Limited社
公式サイト https://www.16personalities.com/ja

有料の自己分析ツール

就活サイトなどと連動していない自己分析ツールには、有料のアプリケーションが多いです。無料分析ツールより詳しい解説が得られるので、お金を出しても就活サイトなどと連動しないで詳細な分析を行いたい人は、検討してみてもいいでしょう。

【クリフトンストレングス】

クリフトンストレングス
出典:GALLUP公式サイト
  • 才能診断ツールで自分の強みが明らかになる
  • 34の資質のうち特徴的な5つがわかる
  • 書籍を購入すると診断が受けられるコードが付いてくる

クリフトンストレングス(旧ストレングスファインダー)は、自分の強みを知るための自己分析ツールです。自分の弱みに目を向けるのではなく、強みを伸ばそうといった考えによって生まれました。34の資質のうち、自分に当てはまる上位5つがわかるコースと、34全ての順位がわかるコースの2つがあります。

公式サイトからも受けられますが、トム・ラスの著書である「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」を購入することでも、診断用のコードが取得できます。好きな方法で診断を受けてみてください。

質問数 177問
登録 必要
運営会社 Gallup社
公式サイト https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/253634/ホーム.aspx

【ポテクト】

ポテクト
出典:ポテクト公式サイト
  • 統計データから習慣や行動パターンを分析
  • 性格分析だけでなく、適職や仕事力もわかる
  • 結果はグラフやスコアで詳細に教えてもらえる

ポテクトは、統計データを用いて、癖・習慣・行動パターンなどを分析できる自己分析ツールです。強み弱みがわかるだけでなく、資質や仕事力など詳しい項目を確認できます。

診断には30分ほど時間が必要ですが、結果をグラフやスコアであらわした詳しいワークシートがもらえ、自分を理解するために役立つでしょう。4つのプランが用意されており、プランごとに診断できる内容が異なるため、事前にチェックするのがおすすめです。

質問数 適性検査150問+自己分析50問
登録 必要
運営会社 株式会社シャイン
公式サイト https://potect-a.com/product/

自己分析ツールを活用した後のステップ

自己分析ツールを活用した後のステップ

自己分析ツールを使うだけで、すぐにエントリーシートや面接などに活かせるわけではありません。自己分析ツールはあくまで自分の傾向や考え方をを確認するものです。診断結果を就活に活かすには、そこで見つけた強みをアピールしたり、マイナス面を克服したりするための方法を考える必要があります。

自己分析ツールで診断を受けた後は、以下のステップを踏んで就活に取り入れてみてください。

それぞれのステップについて解説していきます。

自己分析ツールでわかった強み・弱みを書き出す

自己分析ツールを利用した後は、診断でわかった自分の強みと弱みを書き出してみてください。自分の強みと弱みがわかっていれば、就活の軸を決めたり、企業探しをしたりする際に役立ちます。

自己分析ツールで出た強みは、自分には当てはまらないと感じることもあるかもしれません。確かに自己分析ツールは答え方次第で結果が変わるため、場合によっては、あまり当たらないこともあります。

しかし、まだ自覚していない強みの場合もあるため、安易に当たっていないと判断するのはもったいないです。複数の自己分析ツールを使用し、共通する部分を見つけ、自分の性格特性を理解するようにしましょう。

自己分析は自分でも理解できていない部分を知るためのものなので、先入観を持たずに利用するのがおすすめです。

強みがアピールできるエピソードを思い出す

自分の強みがわかったら、それがアピールできるエピソードを思い出してみましょう。単純に強みのみをエントリーシートや面接で伝えても、それを証明するような根拠がなければ、企業側には響きません。具体的なエピソードを付け加えて、信ぴょう性を高める必要があります。

自分の過去の出来事を振り返りながら、強みを活かした経験を思い出してみてください。小学校から大学までの人生を振り返って、自分史を作るのもおすすめです。自分史の作り方については、後ほど詳しく解説します。

自分では忘れている出来事がある可能性もあります。可能であれば家族や友人に、印象に残っている出来事を聞いてみましょう。

強み・弱みを元に業界や企業を見つける

自分の強みと弱みがわかったら、それを活かせる業界や企業を見つけてみましょう。コミュニケーション能力が強みなら営業職、細かい作業が得意なら事務職など、強みを活かして活躍できそうな業界や職種を探します。

自分の強みを活かせる企業を探す際には、企業が求めている人物像を確認するのがおすすめです。求めている人物像と自分の強みが当てはまれば、入社後に活躍できる可能性が高くなります。OB・OG訪問なども行いながら、自分が活躍できそうな企業を探していきましょう。

自分に合った企業がわからない、企業の探し方がわからないなどで悩んでいる人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」への参加もおすすめです。一人ひとりの強みを理解した上で企業を紹介するので、あなたに合う仕事が見つかります。ぜひ参加してみてください。

ツール以外の自己分析法

ツール以外の自己分析法

最初に述べたように、自己分析ツールはあくまでも、複雑で時間のかかる自己分析を手っ取り早く済ませるための手段です。自己分析ツールだけでは分析が浅くなりますし、分析しきれない部分もあります。手間と時間はかかりますが、ツールだけでなく、従来通りの自力による自己分析手法も併用するのがおすすめです。

とはいえ、自力で自己分析する手段に、どんなやり方があるのか知らない就活生も多いですよね。ここからは、ツール以外の自力による自己分析手法についても紹介します。

自己分析の方法は多数ありますが、おすすめの方法は下記の4つです。

その他の方法も知りたい人は、以下のコラムをチェックしてください。

自分史を作って自分の特徴を洗い出す

自己分析ツール以外の自己分析方法として一般的なのは、自分の過去から今までの経験などを洗い出し、時間軸に沿って年表を作る(自分史)ことです。自分史の作り方は1つではありませんが、「大学時代」「高校時代」「中学時代」「小学校時代」…という風に時代ごとに分け、自分の歴史を振り返って、どんな出来事があったか表に書き出すことが基本になります。

昔のことは忘れてしまってパッと思いつかない人もいると思いますが、各時代での出来事について、以下のような視点を手掛かりに振り返ってみると思い出しやすいです。

  • 学校生活(勉強)はどうだった?
  • それ以外の活動(バイトや習い事など)は?
  • 趣味は?
  • 交友関係は?
  • 当時描いていた夢は?

それを以下のように、「楽しかったこと」「辛かったこと」「頑張ったこと」などに分けて記載し、そこで発揮された自分の性格的傾向について考えてみましょう。そうすることで自分の強み・弱みを見つけるだけでなく、それが発揮されたエピソードや学んだことを見つけるのにも役立ちます。

【自分史のテンプレート例】
楽しかったこと 辛かったこと 頑張ったこと
小学校
中学校
高校
大学

ただし単純に何があったのか出来事を考えるだけでは、簡単に自分の特徴は見えてきません。楽しかったことであれば「なぜそれを楽しいと思うのか(どんなことが楽しいのか)」、辛かったことであれば「なぜそれが辛いのか(どんなことが嫌なのか)」、頑張ったことであれば「なぜそれを頑張ろうと思ったのか」という風に、1つ1つ自分に対して「なぜ」と問いかけることが大事です。

そうすると、自分の特徴や考え方の傾向が見えてきます。その中から、仕事に活かせそうな資質=強みは何か、自分に合いそうな職場とはどんな所かを考えていくわけです。

モチベーショングラフなどを用いてもよい

自分史を用いてもうまく過去の自分の姿が思い描けない場合は、時間軸に沿って幸福度の高低をグラフ化してみるのも1つの自己分析法です。これを、モチベーショングラフと言います。

モチベーショングラフを記載しようとすることで、その当時の出来事や自分の考えていたことなどを思い出すきっかけになります。

たとえば、初めは「小学校時代は幸福度が高くて、中学校は楽しくなかったな。高校は普通、大学は楽しかった」という大まかなものかもしれません。しかし、その波の上下動がなぜ発生しているのか考えると、「だって中学の時は部活が辛かったから」「高校は受験勉強で忙しかった」などと、だんだん当時を思い出してきます。

そして思い出す都度グラフを書き直し、そのときあった出来事を記載していくわけです。そのようにモチベーショングラフを用いると、前出の自分史も埋めやすくなります。できるだけ詳細なグラフを描いて、具体的なエピソードを思い出しましょう。

ただし、自分史にしてもモチベーショングラフにしても重要なのはエピソードそのものではなく、自分がどのような人間なのかを知ることです。そのエピソードによって幸福度が上下動した根本的な理由を考え、どんな要因が自分のモチベーションを左右するのか見極めてください。

自分の好きなこと・嫌いなことを明確にする

自分史とモチベーショングラフの他に、自分の好きなこと(得意なこと)と嫌いなこと(苦手なこと)を表に書き出すという自己分析法もあります。

好き 嫌い
プライベート 仕事関連 プライベート 仕事関連

上記のように、「プライベートな時間として好きなもの・嫌いなもの」と、「仕事や企業に関する好きなもの・嫌いなもの」の2つのパターンを書き出していきます。

プライベートな時間としての好きなもの・嫌いなものは、たとえば「家でゴロゴロするのが好き」「満員電車が嫌い」などで、仕事や企業に関連するものでは「アットホームな環境が好き」「力仕事は嫌い」などといったことです。

一見、仕事関連だけ書けばいいと思うかもしれませんが、私生活の状況と仕事の状況は互いに影響し合うものですから、それぞれの好き嫌いは切っても切り離せません。

たとえば、プライベートな時間で家族や友人と過ごす時間を大切にしている人は、就職して地元を離れ、それらと離れ離れになることに抵抗を感じる可能性があります。その優先順位はのちのち考えるとしても、そういう価値観を持っているという自分の傾向自体は頭に入れておくべきです。

また、「満員電車が嫌い」という人はフレックスタイム制やリモートワークを設けている企業、電車を使わないで行ける距離の企業が条件になるといったことなどに気づくことができます。プライベートな時間からの好き嫌いも必ず書き出しましょう。

仕事関連では、「時間内に計画的に物事を進めていくのが好き(=残業をしたくない)」などといった願望も含め、できるだけたくさん挙げておきます。そうしたものが、最終的には仕事選び・企業選びの具体的な条件になってくるのです。

ワークシートなどにまとめて将来像について考える

ここまでに紹介した自分史やモチベーショングラフ、好き嫌いの表などは自分の特性や価値観を見出すために重要ですが、最終的にはそれらをワークシートにまとめてください。

自分に関する基本情報をたくさん集めても、それだけだとバラバラな情報が散らばっているだけで、明確な形が見えてきません。そのため最終的には、集めた情報をワークシートを使ってまとめ、現在の自分の資質と目指すべき将来像について考えていきます。

キャリチャンでも、解説付きの自己分析ワークシートを用意しているので、活用してください。

「やりたい仕事」に関しては、パッと埋められなくても構いません。志望先を選ぶうえでは、企業側から求められる(内定を得られる)ことと、自分が働く上で苦痛を感じない(早期退職につながらない)ことが絶対条件になります。

ですから、すぐに思いつかない「やりたい仕事」を無理に探そうとするよりもまず、仕事に役立つ資質(=強み)を見出し、「自分にできる仕事(向いている仕事)」を把握する方が大事です。その中から、業界・企業研究を深めていきながら、自分が「やりたい」と思える仕事を見つけていきましょう。

自己分析精度を上げるには他己分析も必要

自己分析精度を上げるには他己分析も必要

自己分析の精度を上げるには、他己分析も必要です。知りたいのは自分のことですが、自分の意見だけだと客観性に欠け、自分の資質を見誤ったり、本来持っている資質に気付けなかったりすることがあります。

自分のことを正しく理解するためにも、他人からの客観的な意見を求め、他己分析を行いましょう。ここからは、他己分析のやり方について説明しますので、参考にしてください。

周りの知人に自分への印象を聞く

他己分析とは、自分以外の他人に自分がどういう人間に見えるか聞いてみることです。しかし付き合いの浅い人に聞いても表面的な印象しか得られませんから、自分のことをよく知っている、家族や友人といった近しい人に聞いてみるとよいでしょう。

自己には「公開されている自己」と「隠されている自己」 があると共に、「自分は知らないが他人は知っている自己」 や「誰にも知られていない自己」もあると考えられています。それを窓のように格子状に組み合わせたものが、下記の「ジョハリの窓」と呼ばれる図解です。

他人から自分がどう見えるのか尋ねると、自分から見た自分の姿と比較することによって、自他ともに認める資質=「解放の窓」の精度を高められます。自分が強みだと思っている部分を他人も認めていることが分かれば自信を持てますし、主観による認識のズレも改められるわけです。

また、他人から自分がどう見えるのか尋ねると、自分では気づけないものの他人には分かる資質=「盲点の窓」を発見できる可能性があります。自分がどういう人間に見えるかということだけでなく、その理由も聞いておくと、自分でも納得できる答えが返ってくるかもしれません。自分の強みが見つからず、自己分析ツールを使った結果にもピンとこない人にとっては、非常に貴重な意見になるでしょう。

ただし家族や友人は分析のプロではないので、漠然と「どういう人間に見えるか」聞いても、うまく言語化できないことがあります。そういう場合は、さまざまな資質を記載した一覧表のようなものから、自分のイメージに当てはまるものを選んでもらうのも1つの手です。

就活エージェントの活用がおすすめ

他己分析には、就活エージェントなど就活のプロの力を借りるのもおすすめです。就活エージェントは毎年たくさんの就活生を支援しているとともに、企業側から寄せられる意見も聞いています。

そのため単に客観的であるだけでなく、実際に仕事で役立つ強み、企業選考で好まれる強みを見極められます。それこそが、自分と相性のよい企業を見つけるためのヒントであり、就活においてアピールすべき強みです。

また、他己分析を就活エージェントに依頼すれば、その診断をもとに具体的な企業を紹介してもらえるので、企業探しの手間を短縮できます。それに加えて、弱みを克服するための対策や、ES・面接対策も手伝ってもらえるので、効率的に就活力を上げられ、内定を獲得できる可能性が高まるのです。そんな効果的な就活法があるのに、活用しない手はないでしょう。

因みにキャリチャンでも、自己分析・他己分析のサポートのほか、就活のことなら何でも相談できる「就活相談サポート」を開催しています。面談はマンツーマンですから周りの目を気にせず様々な相談が可能です。利用は完全無料なので、気軽に参加してみてください。

自己分析ツールをきっかけに、自分への理解を深めることが大事

自己分析は就活の方向性を決める基盤であり、就活の成否を左右する要でもあります。ですから本来なら時間をかけ、じっくりと取り組むべきですが、「時間がない」「やり方が分からない」という就活生もいるでしょう。

そういう場合は、自己分析ツールを使うと短時間で手軽に自己分析を行うことができます。ただし、あくまで機械的なプログラムですので、自己分析ツールの診断結果は万能ではありません。複数のツールを併用したり、その他の自己分析方法や他己分析を併用したりなど、分析精度を高める工夫をするべきです。

また、自己分析ツールには、自分も他人も知らない「未知の窓」を開いてくれる可能性もあります。診断結果は鵜呑みにするのでも頭から否定するのでもなくて、多角的に行う自己分析のうちの1つとして参考にしてください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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