就活用写真の撮り方|スタジオ選びとスピード写真のコツ教えます
2022年10月27日
そろそろ就活に向けて動き始めたところでしたね。業界研究は進んでいるようですが、履歴書などで企業に提出する、就活用の写真はもう撮りましたか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
まだです。実際にエントリーするのはもう少し先だし、急ぐこともないかな~と。
それに写真の撮り方も悩んでいます。周りにはわざわざスタジオで撮ってもらうという人もいるけど、結構高いらしいし……。そこまで就活用の写真に気合入れる必要あります?スピード写真じゃダメなのかなぁ。
確かに実際エントリーするのはまだ先ですが、それに向けた準備は早めに進めた方がいいですよ。直近になるとスタジオも込み合うので、予約が取りにくくなります。
就活用の写真は、企業側に自分を見てもらう最初のポイントですから、印象が良いに越したことはありません。スピード写真でも構いませんが、どちらかといえば写真館や写真スタジオの方がオススメです。
このコラムではその理由と就活用の写真を撮るために必要な準備、写真スタジオの選び方、スピード写真を利用する際のコツなどについて解説しますので、参考にしてください。
キャリアプランナー 岡田
目次
就活では写真にも気を配ろう
冒頭にも述べたように、就活用の写真は企業側に見てもらう最初の自分の姿なので、印象が良いに越したことはありません。とはいえ就活用の写真は小さいですし、お金がかかることでもありますから、わざわざ写真スタジオで撮ってもらうほど重要なことなのか疑問を感じる就活生もいますよね。
そこでコラムの初めに、就活用の写真に気合を入れるべき理由と、合否への影響について解説します。就活用の写真がどんな風に重要なのかを知り、写真の撮り方を考える上での参考にしてください。
就活用の写真は自分に対する印象を左右する
就活用の写真に気合を入れるべき理由は、就活用の写真が、企業側の自分に対する第一印象を左右するものだからです。多くの企業では面接前に履歴書やESを提出し、書類選考が行われるため、就活用の写真に写っている自分が企業側に与える自分の第一印象となります。
確かに就活用の写真は小さいですし、書類選考における自分を表す情報の一部に過ぎません。しかし面接前の段階においては、企業側に自分の姿をさらしたことがないわけですから、企業側が得られる就活生に関する視覚情報の全ては、就活用の写真だけです。
特に新卒の場合は働いた経験がないことから、仕事の実績などで直接的に能力をアピールできず、候補者間に明らかな差がつきにくい状況にあります。そう考えると、学歴、資格、志望動機などの文字情報が自分に対する企業側の印象を左右するのと同様に、就活用の写真が作り出す視覚情報も、自分に対する企業側の印象を左右する大きな要因の1つだと言えるでしょう。
書類選考を行う人と面接官は必ずしも同じではありませんが、面接官は面接をスムーズに進めるために、あらかじめ候補者の提出書類に目を通しておくのが普通です。その段階で悪いイメージがついてしまうと、すでにネガティブな先入観を持たれた状態から面接が始まるので、それを覆すのはなかなか大変です。ですから就活用の写真は、単純に自分だと判別できればいいのではなくて、少しでも好印象を与えられるよう気を配って撮影する必要があります。
就活用の写真が合否に影響することも
写真の印象だけで合否が決まるケースは稀ですが、写真が与える印象が、大なり小なり合否に影響することは事実です。その他の評価が同程度の候補者が複数いるときには、最終的に写真が与える印象の良い方の就活生が選ばれる可能性が高くなります。なぜなら採用選考に当たっては、候補者が与える見た目の印象も評価対象に入れている企業が多いからです。
従業員の持っている雰囲気は、社外の人が会社や商品に抱くイメージを左右します。見るからに不健康そうな雰囲気の人が健康食品の営業をしても説得力がないように、企業や商品のイメージと、従業員の与えるイメージは切っても切り離せません。そのため企業は、自社のイメージを良くしてくれる、印象の良い雰囲気を持った人材を評価する傾向があります。
また、見た目にはその人物の内面(価値観や性格、日頃の生活態度など)が現れていると考える企業も多いです。見た目の雰囲気が合わない人は、価値観や性格などの面でも隔たりが大きく、相性が悪い可能性が高くなります。既存の社員と馴染めるかどうか考える上でも、自社の雰囲気にフィットする人間の方が良いわけです。
見た目の印象をどの程度考慮するかは企業によりますが、中にはかなり重視する企業もあります。それほど見た目を重視しない企業でも、奇抜な髪形・髪色や奇抜なメイクをしている写真だったり、髪や服装が乱れた写真だったりすると、「企業イメージを下げそう」「就活の場に相応しいTPOをわきまえられない人は自己主張が強くて扱いにくいかも」「中身もだらしないのでは」といった懸念が生じます。場合によっては写真だけで不合格となる場合が稀にあるので、注意が必要です。
自分の中身を見てもらう以前に、写真の印象だけで不合格になるのは大変もったいないことです。少しでも第一印象を良くし、書類選考突破の確率を上げるためにも、企業側から見て印象が良いと思われる写真を撮るようにしましょう。
これまでの就活やインターン選考において、書類選考を通過できない状態が続いている場合、就活用の写真イメージが適切でないことが原因になっている可能性もなくはないです。キャリchでは、就活のことなら何でも相談できる無料イベント「就活相談サポート」を行っていますので、一度プロのキャリアプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。
就活用の写真に求められる雰囲気
先述のように、たとえ書類選考で落とされなくても、事前に見ている写真の印象は面接官に先入観を植え付けます。あらぬ誤解を受け、無意識に面接の評価が下がってしまうのはもったいないですから、自分の価値観に合う写真ではなくて、「企業ウケ」する写真になるよう心がけることが大事です。
とはいえ、具体的にどんなイメージの写真が企業に好まれるのか、分からない就活生も多いですよね。そこでここからは、「企業ウケ」する写真を撮るにはどのようなイメージを目指せばいいのか、就活用の写真に求められる雰囲気について解説します。
多くの企業がチェックするのは「清潔感」と「フレッシュ感」
就活用の写真でチェックする項目として最も多いのは、清潔感があるかどうかです。不潔な印象は会社や商品のイメージを下げると同時に、同じ職場の中でも嫌がられてしまいます。
ただし就活でいう「清潔感」には衛生的であるという以外に、人柄や行いが清らかで、嘘やごまかしがないといったイメージも含まれます。分かりやすくするために少し大袈裟に言うと、品行方正で清廉潔白=真面目できちんとしている人物というイメージが求められているわけです。
とはいえ、いかに真面目そうな人物が好まれると言っても、職場の活気を盛り下げ、職場に馴染めそうにない根暗な雰囲気の人物では困ります。大多数の企業が新卒の就活生に求めることは、清潔感のほか、「活きのいいフレッシュなイメージ」も同様です。新卒は入社しても即戦力になれるわけではありませんから、職場に新鮮な風を吹き込み、活気づけてくれる役割が求められています。
そうした「活きの良さ(フレッシュ感)」をかもしだすのは、心身ともに健康的な印象=明るく元気ではつらつとした印象です。プライベートでは自己表現やオシャレとして自分の雰囲気を演出すると思いますが、学生に好まれる流行の髪型やメイク術は、そうした企業の求める「清潔感」や「フレッシュ感」と相反する雰囲気を作り出す場合が多いです。就活の上では、思わぬ悪印象を与えてしまうことがあるので注意しましょう。
志望先によっては別のイメージ作りが必要なことも
先ほど大多数の企業が求めるのは「清潔感」と「活きの良さ(フレッシュ感)」だと述べましたが、志望先によっては別のイメージ作りが必要になる場合もあります。なぜなら就活生に対する評価基準は、業界や職種、企業の考え方によって多少異なるからです。
たとえばマスコミ・航空・衣料品業界などの企業では、一般的な企業より華やかさや流行感覚が求められる場合があります。逆に医療・医薬品・飲食・金融などの業界には、地味過ぎるくらいの雰囲気が好まれる企業が多いです。また、他人とは違う独自の発想が求められるような企業では、自分の個性を強調する写真の方が好まれるかもしれません。
そのため就活では十分に業界・企業研究を行い、どのような人物像が好まれるのか把握して、志望先に合わせた写真を撮ることをオススメします。もしも志望先が多岐にわたり、求められる人物像も多岐にわたる場合は、就活用の写真もそれぞれの企業に合った複数種類のものを用意する必要があるでしょう。
もしも自分の志望先でどのようなイメージ作りが有効なのか悩んだら、キャリchの「就活相談サポート」に参加するとよいです。企業側の要望をよく知るプロのキャリアプランナーが、適切なアドバイスを行います。費用は一切かかりません。zoomでも対面でも利用できますので、気軽に活用してください。
就活用の写真に関する基礎知識
就活用に写真に求められるイメージが分かったところで、次は就活用の写真に求められる基本的な条件について説明していきます。
当然ながら就活用の写真は、どんな写真を使ってもよいわけではありません。撮影時期やサイズなど、様々な決まりごとがありますので、きちんと把握してから撮影に臨んでください。
就活用の写真は提出日の3カ月以内に撮影されたもの
就活用の写真は、その他の一般的な証明写真と同様、提出日の3カ月以内に撮影されたものを使用するのが原則です。あまり撮影から時間が経ちすぎると、雰囲気が変わってしまう場合があるので、企業側から特に指定されない限りは最近3カ月以内に撮影した写真を提出するようにしましょう。
そういった撮影日の制限があるため、エントリーシーズンが近づくとスタジオの予約が込み合います。かといって就活の途中で写真の期限が切れてしまうと困るので、あまり早めに撮影するのも考え物。そのため、とりあえず就活用の写真をどこで撮影するのか、どんなプランがあるのか下調べし、予約だけは早めに押さえておくのが賢明です。
もしも就活が長引いた場合には、新たなエントリーのために写真の撮り直しが必要になる可能性もあります。就活が本格的に始まっても、撮影した日にちは忘れずにきちんと把握しておき、写真提出のたびに期限切れになっていないか確認してください。
志望先ごとに撮影方法やサイズ、必要枚数などを確認
就活用の写真撮影の前には、撮影期限だけでなく、志望先ごとに撮影方法やサイズ、必要枚数などもきちんと確認しておくべきです。
就活で提出する写真は、一般的には胸から上を映した40mm×30mmサイズですが、企業によっては全身写真や屋外撮影など、異なる撮影スタイル・異なるサイズの写真を求められる場合があります。必ず志望先の指定する撮影スタイル・サイズに合わせた写真を用意してください。
写真の必要枚数は、1社あたり1~3枚程度です。同じスタイルの写真が複数必要になる場合もあれば、複数種類の写真を求められる場合もあります。因みに一般的な就活生の平均エントリー数は、20社~30社です。1枚あたりは少額でも、受ける企業が多いと写真代もばかにならないので、写真にかかる費用も就活の予算として確保しておきましょう。
写真の必要枚数を減らすには、就活エージェントなどに頼んで自分と相性の良い企業を見極めてもらい、もともと自分が受かりやすい企業に絞ってエントリーするのが一番手っ取り早い方法です。キャリchの「就活相談サポート」でも、就活生一人一人の個性を見極めた企業紹介を行っていますので、ぜひ活用してください。
紙媒体で提出する時は裏書が必要
就活用の写真を紙媒体で提出する場合は、写真の裏に氏名や学校名などを記載しておきます。履歴書などに張り付けた写真がはがれて、誰のものなのか分からなくなってしまう事故を防止するためです。
最近は履歴書や就活用の写真もデジタルデータによる提出が増えていますが、紙媒体での提出が求められる企業もまだまだあります。企業によっては膨大な量の履歴書が扱われるため、はがれた写真に裏書が書かれていないと、元の履歴書と照合するのは至難の業なのです。
ですから企業側から特に注意喚起がなくても、写真の裏に氏名や学校名を記載しておくのは、企業側の手間を省くためのマナーだと言えるでしょう。裏書がないからという理由だけで不合格にされることはありませんが、そうした小さな気配りの積み重ねが好印象へとつながっていきます。
せっかく提出した写真を紛失されては、再提出の必要に迫られて面倒でもありますから、就活用の写真を紙媒体で提出する際は必ず氏名や学校名を裏書きしておきましょう。
就活用の写真を撮る手段
就活用の写真を撮るには、いくつかの手段が考えられます。以前は就活用の写真といえば紙媒体での提出が一般的だったので、写真スタジオで撮影するか、スピード写真を利用するかの2択でした。しかし近年はスマートフォン(スマホ)が普及していることから、そちらの利用を考える就活生もいるかもしれません。
そこでここからは、写真スタジオでの撮影、スピード写真の利用、スマホでの自撮りに分け、就活用写真の撮影手段について考察していきます。
スタジオ利用で写真のプロに撮ってもらうのがオススメ
結論から言うと就活用の写真は、写真館や写真スタジオを利用し、写真のプロに撮ってもらうのがベストです。以下にスタジオ写真のメリットとデメリットをまとめておきますので、参考にしてください。
メリット | デメリット |
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ここまでに説明してきたように、就活用の写真を撮影する際には、企業側に好印象を得られるよう写真のイメージを工夫する必要があります。写真スタジオを利用すれば、プロのテクニックとアドバイスで、質の高い就活用写真を撮ることが可能です。また、プロによる撮影の際は一枚きりの一発勝負というケースは少なく、たいていは複数枚撮影した中から選べたり、納得いく写真になるまで撮り直してくれたりします。
スタジオによっては単に証明写真を撮影するだけではなくて、美肌修正やヘアメイク、屋外撮影など様々なオプションが付けられたり、就活生に人気のオプションをセットにした就活用の撮影プランがあったりします。その分1枚当たりの値段は高くなりがちですが、ネガやデータが残るので焼き増しが簡単です。志望先が多く、たくさんの写真が必要な場合には、スピード写真より反って安上りになるかもしれません。
ただしスタジオ撮影の場合は、事前に予約が必須です。時期によっては込み合っていて、予約が取りにくい状況も考えられます。営業時間も限られているため、思いついたらすぐ撮影というわけにはいかないのです。自分のスケジュールとの兼ね合いで、思うように利用できない可能性があります。そうした事態を防ぐには、早め早めにスタジオやプランを決め、早めに予約を入れておくことが大切です。
また、スタジオ写真の場合は修正などが加えられるため、スピード写真のように数分で仕上がるわけではなく、撮影から納品までに少々時間がかかります。最近は当日仕上げのところが多いですが、撮影の時間帯等によっては後日受け取りになるケースもあるので、その分の時間的余裕も必要だということは覚えておきましょう。
急ぎの場合はスピード写真
就活用の写真はプロによる撮影がベストですが、だからといってスピード写真がNGというわけではありません。
以下にスピード写真のメリットとデメリットについてまとめますので、参照してください。
メリット | デメリット |
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スピード写真のメリットは、遅い時間帯でも利用できる場所に設置されていることが多く、予約も不要なので、いつでも思いついた時にすぐ利用できるという点です。前述のようにスタジオの利用には時間的な制約があるので、取り急ぎ写真が必要なのに予約が取れず、提出期限に間に合わないといった事態が発生することは十分考えられます。そういう場合には、いつでも思いついた時にすぐ撮影できる、スピード写真の利用が便利です。
またスピード写真には、仕上がりが早くて、1枚当たりのコストが安いというメリットもあります。そういう意味でも、気軽に利用しやすいのがスピード写真のメリットだと言えるでしょう。最近はスピード写真も機能性が上がっているので、画質自体はそこそこきれいな写真を撮ることが可能です。機種によっては、撮影後に自分で多少の修正を加えることも可能な場合があります。
ただしスピード写真ではプロのテクニックやアドバイスが得られませんから、就活において印象の良い写真を撮るには、自分でそうなるように工夫する必要があります。また、撮り直しできる回数も少ないので、失敗すると反って高くつくかもしれません。
また、最近ではスピード写真もスマホやUSBなどにデータ保存できる機種が増えていますが、そうではない機種もまだまだ存在します。しかしコロナ禍以降、写真を含む履歴書などの書類をデータで提出させる企業が多いですし、新卒の就活では複数企業にエントリーするのが普通ですから、そのたびに撮り直す手間や費用を考えるとデータ保存は必須です。就活用の写真でスピード写真を利用する際は、データ保存ができる機種を探す必要があるでしょう。
万一そうした機種が身近になくデータ保存できない場合、エントリーに際して企業側からデータ提出を求められると困ったことになります。スピード写真をスマホなどで撮影した「写真の写真」データは、写真の質が下がってしまうためオススメできません。
スマホなどでの自撮りは難易度が高すぎる
就活生の中にはスタジオ写真でもスピード写真でもなく、スマホやデジカメなどでの自撮り写真を就活に使おうと考える人もいるかもしれませんが、それは避けた方が賢明です。その理由は、就活用の写真として提出できるレベルの質に仕上げるために、かなりの手間と時間を要することにあります。
確かに最近はスマホやデジカメの機能が上がっているので、高解像度の写真を撮ることは可能です。自撮りなら何度でも撮り直しができますし、もともとデータとして保存されますから、焼き増しも簡単にできます。Photoshopなどの写真加工アプリを使いこなせる就活生であれば、肌色などの修正だって可能と言えば可能でしょう。
しかし自撮り写真の場合、スピード写真と同様にプロのアドバイスがないので、映り方や撮影方法を自分で工夫しなければなりません。しかも自撮り写真の場合はそれだけでなく、背景などを加工して証明写真の体裁を整え、質の高い仕上がりにする必要が出てきます。ボタン1つで簡単にできる程度の加工では、就活に適したクオリティにならないので、自撮り写真の加工にはかなりの時間と手間と技術が必要です。
そんな手間ひまをかけるくらいなら、スタジオやスピード写真を使って時間と労力を節約し、そのぶん他の就活対策に力を注ぐことをオススメします。第一印象で余計な悪印象を抱かせないために写真対策は大事ですが、たとえ写真で好印象を与えることができても、それだけで内定がもらえるわけではありません。
筆記試験対策やES対策、面接対策など、写真以外にも就活でやるべき対策は山ほどあります。そちらの対策の方がよほど大事ですから、優先順位を間違わないようにしましょう。
就活用写真を撮るための準備(身だしなみ)
就活用の写真で好印象を与えるには、「企業ウケ」する雰囲気をかもしだすため、撮影前の準備としてまず、就活に適した身だしなみを整える必要があります。前述のように、多くの企業が就活生に求めるイメージは、清潔感とフレッシュ感です。
ここからは清潔感やフレッシュ感を感じさせる写真を撮るための、身だしなみのポイントについて解説します。中には撮影当日だけでなく、事前に多少時間を要する部分もありますので、写真提出に間に合うよう準備を進めましょう。
髪
【就活用写真における髪のポイント】
- 髪色は地毛に近い黒っぽい色が基本
- 額・眉・耳・フェイスラインを見せる髪型が理想
- 整髪料などを使ってきっちり整える
就活用の写真は、自分がもともと持っている地毛の髪色で撮影するのが基本です。髪色を明るくしたり、奇抜な色に染めていたりすると、企業側に余計な悪印象を与える可能性があります。実際、社員の髪色を社内規定で規制している企業も多いので、そこから逸脱した髪色は、それだけで大きな違和感を感じさせるかもしれません。就活用の写真で好印象を与えるためには、最低でも志望先のドレスコードに適合する髪色にしておく必要があります。
そのため現在髪色を染めている人は、自然な髪色に近づけるよう、黒っぽい色などに染め直すことをオススメします。入社後の髪色の自由度は企業によっても若干異なりますが、一般的な業種の企業ではヘアカラー見本で6レベル以上の暗い色と規定している企業が多いので、それに合わせておけば問題ないでしょう。
また髪型についても、だらしなく見えないよう事前に美容院などに行って、きちんと整えておくべきです。就活用の写真から「清潔感」や「フレッシュ感」を演出するには、顔がハッキリ見えるよう額・眉・耳・フェイスラインを出して、なるべく髪が顔にかからない髪型にするのがポイントになります。
髪が長い人は後ろで1つにまとめ、顔周りをスッキリ見せるようにしましょう。プライベートではまとめ髪でもフェイスラインに毛束を残すことがあると思いますが、就活用の写真では、それらも整髪料やヘアピンなどを使ってきっちりまとめて、顔周りを隠さないようにします。束ねるほどの長さがない人は、サイドの髪を耳にかけるなどして、顔周りをスッキリ見せると良いです。ショートヘアの人も、なるべくなら耳が見える髪型のほうがスッキリと見えます。
前髪が目にかかっていると暗い印象に見えますが、かといって短く切りそろえてしまうと幼い印象に見えがちです。前髪は整髪料やヘアピンを使い、横に流すか、上に持ち上げるかして額と眉が見えるようにすると、社会人らしい清潔感・フレッシュ感を演出できます。
服装
就活用の写真撮影では、特に企業側から指定がない限り、リクルートスーツを着用します。スーツの色は黒や紺などの無難な色、シャツの色は白がオススメです。白いシャツは清潔感を感じさせますし、光の反射で顔色を明るく見せ、色による余計な先入観も生み出しません。
だらしなく見えないよう、シャツは着崩さずに、ボタンは一番上まできちんと留めてください。もし一番上まで留めると苦しいと感じる場合は、首周りのサイズが合っていないと思われます。スーツに合わせるワイシャツにはカジュアルシャツと違って、身長によるサイズ分けだけでなく首周りのサイズが複数ありますので、自分に合ったサイズのシャツを購入しましょう。
ネクタイはカジュアルになり過ぎない、ビジネス向きの色柄を選びます。具体的には、落ち着いた色目の青(紺色)か、赤(えんじ色)がオススメです。青系の色目は爽やかでシャープな印象を与えますし、赤系の色目は肌色を良く見せ、健康的なイメージを演出できます。ネクタイの柄は無地か、レジメント(斜めのストライプ)、細かいチェックやドットといった控えめな柄物が無難です。
顔
就活用の写真を撮る際は、ヒゲをきれいに剃り、眉毛も整えましょう。ヒゲや眉毛が整えられていないと、それだけでずいぶんと清潔感・フレッシュ感が損なわれてしまいます。お手入れの際には顔に傷を作らないよう注意し、その後の肌コンディションにも気を配ってください。
女子などメイクをする就活生においては、もともとの自分の顔立ちをなぞり、血色を良く見せる程度のナチュラルメイクがオススメです。元の顔立ちが分からなくなってしまうほどの派手なメイクや奇抜なメイクは好まない企業が多いのですが、業界によっては逆にノーメイクを禁止している企業も結構あります。どちらのドレスコードにも反せず、大多数の企業において好印象となりやすいのがナチュラルメイクなのです。
具体的にはアイシャドウやチーク、口紅の色を肌色に近い控えめな色に押さえ、マスカラやアイラインのボリュームも控えめにします。また、美白系ファンデーションの中にはストロボの光を反射し、白浮きしてしまうものがあるので、写真撮影には不向きです。自分の肌色に合った色目を選び、首の色との差にも注意しましょう。
ただし、業界や職種によっても好印象になりやすいメイクには微妙な違いがあります。航空やマスコミ、アパレルなどの業界では多少ファッション性や華やかさが求められる企業もありますし、医療や金融業界を目指す場合は真面目な印象を与えることが肝要なので、堅苦しいくらいの地味なメイクが好まれる企業が多いです。一般的な企業で好印象を得やすいのはナチュラルメイクですが、全ての企業に対して同じ対策が通用するとは限りません。就活用の写真で好印象を得るには、自分の受ける企業で好まれる雰囲気を意識して対策することが大切です。
アクセサリー
就活用の写真を撮る際は、基本的にピアスやネックレスなどのアクセサリーは身に付けない方が無難です。前述のように就活では見た目を評価対象の一部と位置付けている企業が多いとはいえ、それはあくまで清潔感や活きの良さ(フレッシュ感)があるかどうかという視点で見ているのであって、美しいかどうかではありません。
就活は本来、自分の中身を評価してもらう場ですから、ファッションセンスや流行感覚が評価対象となる企業を除いて、一般的には身の回りを飾り立てる行為を「TPOにそぐわない」と考える企業が多いです。アクセサリーなどを用いて華美に飾り立てると、反って悪印象となってしまう場合があるので注意しましょう。
ピアスやネックレスだけでなく、ヘアピンやヘアゴムなどのヘアアクセサリーも同様です。髪をまとめるためにヘアピンやヘアゴムといったヘアアクセサリーが必要になる場合がありますが、それも華美なものだと「無駄に身なりを飾り立て、就活の場に相応しいTPOをわきまえていない」と解釈される可能性があります。
そもそも就活において企業に注目してもらいたいのは自分自身ですから、身に付けているもの自体に無用な注目を集めるのは得策ではありません。ヘアピンやヘアゴムなどのヘアアクセサリーを使用する際も、なるべく髪に同化する目立たない色の、飾り気のないものを選ぶのがベターです。
就活写真向けの身だしなみ作りに悩んだら
もしも就活写真向けの身だしなみづくりに悩んだら、就活エージェントなどの就活のプロに相談することをオススメします。就活エージェントは毎年多くの学生の就職を支援しているので、どんな企業でどんな学生が受かりやすいのか知っています。また就活エージェントは企業側のフィードバックも聞いているため、当然、提出した書類上の写真に対するコメントも聞いているわけです。
就活写真の撮影に写真スタジオを利用する場合はプロのカメラマンのアドバイスを聞くことができますが、スピード写真で撮影する場合には、誰のアドバイスも聞くことができません。就活用の写真は学生目線の自分の感覚ではなくて、企業側からどう見えるかが大事ですから、企業目線を持っている社会人からの客観的なアドバイスが不可欠です。
また、スタジオでの撮影にはプロのヘアセットがついているプランが多いですが、それはスタイリングを変えてくれるものであって、髪型を根本的に変えてくれるわけではありません。就活においては、企業に好まれやすい髪型とそうでない髪型があります。現状の髪型次第では、写真を撮る前に髪を伸ばしたり、美容院での施術を受け、大幅に髪型を変更したりする必要があるかもしれません。そういう事前準備のための相談をするには、就活エージェントに頼るのが一番なのです。
キャリchでも、プロのキャリアプランナーが就活のことなら何でも相談に乗るイベント「就活相談サポート」を行っています。完全無料で、プライバシーの守られたマンツーマンの面談ですから、気軽に活用してください。
就活用の写真を撮影するスタジオの選び方
前述のように、就活用の写真を撮る手段として最もオススメなのは、写真館・写真スタジオで写真のプロに撮影を依頼することです。しかし写真スタジオなんて学生の生活の中でそうそう利用するものではありませんから、いざ撮影場所を決めようと思っても、どこに頼めばいいかさっぱり分からないという就活生が多いのではないでしょうか。
そこでここからは、就活用の写真を撮影するスタジオの選び方について解説します。就活用の写真はたいてい何度も何度も撮り直すものではありませんから、後で後悔しないよう、スタジオ選びの際なにに着目すればよいのか把握しましょう。
プランに含まれる内容と追加可能なオプションを確認
スタジオ選びの際はまず、プランに含まれる内容と、追加可能なオプションの確認を行うことが先決です。スタジオでの撮影の基本は、プロによる撮影技術とアドバイスで就活に適した質の高い写真を撮ることですが、同じ「就活プラン」といった名称でも、そこに含まれている内容はスタジオごとに異なります。同じ料金プランでどこまでのサービスが含まれるのか把握した上で、自分の要望に合致するスタジオを選んでください。
また、スタジオによっては追加料金を払えば、プラン内容にプラスアルファのオプションが追加できることがあります。ただし追加可能なオプションの種類もスタジオごとに異なり、場合によっては自分が望むオプションが付けられない(対応していない)スタジオもありますので注意が必要です。
たとえば一部の業界には屋外で撮影された全身写真の提出を求める企業もありますが、そういった特殊な撮影は撮影当日に申し出てすぐに追加できるサービスではありませんし、どのスタジオでも対応してくれるサービスではありません。自分にとって必要なサービスがなければ意味がありませんので、事前に志望先で求められる写真の条件を調べ、それが可能なプラン・スタジオを選んで予約するようにしましょう。
【プランに含まれるか追加できるサービスの例】
- レタッチ…肌をきれいに見えるよう修正してくれるものと、目鼻立ちなどを修正してくれるものがある
- ヘアメイク…プロにやってもらえると安心、自分で苦労する手間や時間を省ける
- 全身撮影や屋外撮影など異なる撮影方法…企業によっては必要になる
- リクルートスーツのレンタル…リクルートスーツの購入が間に合わない、撮影だけのためにスーツを着ていくのが面倒といった場合に便利
就活用のプランの中に含まれることが多いサービスは、レタッチです。肌色を修正して血色良く見せてくれたり、肌荒れや目の下のクマを隠したり、表情を修正したりなど、健康的でフレッシュなイメージの写真に仕上げてくれます。
少し値段が高めのプランに含まれていることが多いのは、プロの美容師などによるヘアメイクです。プラン内に含まれていなくても、オプションで追加できるスタジオが結構あります。就活で好印象を得やすいポイントを心得たうえで、TPOに合わせたスタイリングやメイクを施してくれるので安心です。どんな髪型やメイクにするか悩んだり、自分で工夫したりする手間ひまを省けるのが嬉しいところ。男子就活生向けのメイクを施してくれるスタジオもあります。普段はあまり化粧をしないのでメイク術に自信がない人、ナチュラルメイクの度合いがよく分からない人などにオススメです。
全身撮影や屋外撮影といった特殊な撮影方法は、オプションとして追加できるスタジオが多いです。中にはマスコミ・航空業界向けのプランとして、全身撮影や屋外撮影といった特殊な撮影と、一般的な就活写真より華やかなヘアメイクをセットにしたプランを用意しているスタジオもあります。
リクルートスーツのレンタルも、オプションで用意されていることが多いサービスです。就活用の写真を撮る時期は就活の準備段階なので、リクルートスーツの購入が間に合わない就活生もいると思います。また、写真撮影のためだけに、朝からリクルートスーツを着用して出かけるなんて面倒だと考える就活生もいるでしょう。学校や部活、アルバイトなどの行き帰りに撮影を行いたいという就活生には便利なサービスです。
納品形態と仕上がり時間、プリント枚数なども確認
就活用の写真を撮影するスタジオを選ぶ際は、納品形態や仕上がり時間、プラン内に含まれるプリント枚数、焼き増し料金なども確認しましょう。
前述のように、近年は写真や履歴書もデータによる提出を求められることが多いので、就活用の写真を撮るなら、写真のデジタルデータをもらえることが必須となってきます。現在はおおむねどのスタジオでもデータ納品自体は可能だと思いますが、中にはデータの受け渡しがプランに含まれず、追加料金のオプションサービスとなっているスタジオもあるかもしれません。
データの受け取り方法に関しても、スマホやパソコンへ転送してもらえるのか、自分でUSBなどの保存媒体を用意する必要があるのか、スタジオで何かしらの媒体を用意してくれるのかといった違いがあります。
また、スタジオでの写真はスピード写真と違って、レタッチなどの都合により撮影から納品までに多少はタイムラグが発生します。当日受け取りに対応しているスタジオが多いですが、オプションの種類やプリント枚数が多い場合、撮影した時刻が遅い場合など、後日受け取りとなることもあるかもしれません。仕上がりにどれくらいの時間がかかるのか、データや写真の受け取りに際して再度スタジオに出向く必要があるかどうかも確認しておくべきです。
加えて就活用の写真を撮るスタジオを選ぶ際は、プラン内に含まれるプリント枚数と、焼き増しの料金も確認しておく必要があります。プラン内に含まれるプリント枚数と焼き増しの料金は、スタジオごとに異なるからです。
安い料金設定のプランに見えても、プラン内に含まれるプリント枚数が少なく、焼き増し料金が高ければ、全体としては高額になる場合があります。逆に、一見高額なプランに見えても、含まれるプリント枚数が多くて焼き増し料金も安ければ、結局は安上がりになるわけです。ですから、事前に必要となる写真の枚数をだいたい把握しておき、それをプラン内プリントと焼き増しで用意するには総額でどれくらいかかるのか比較してください。
価格
スタジオ撮影による就活用プランの相場は、だいたい10,000円~20,000円くらいです。ただし、当然のことながら含まれるサービスの種類によって価格は大幅に変動します。また、先ほども述べたように、プラン内に含まれるプリント枚数と焼き増し料金の設定もスタジオごとにまちまちです。
ですからスタジオを選ぶ際は単純に就活用の写真が撮れればよいのではなく、自分がほしい付帯サービスは何か、全体として何枚の写真が必要か考え、総合的に料金を判断する必要があります。それに加えて、もちろん立地条件の面から、利用しやすい場所、利用しにくい場所というのもあるでしょう。
就活用の写真スタジオを選ぶ際はそうした様々な要素を考慮し、バランスを見て決めていくことをオススメします。
就活用にオススメの写真館・スタジオ
就活用の写真を撮影できるスタジオは無数にありますが、ローカル展開のスタジオも多いため、なかなか紹介しきれないのが実情です。そこでここでは、このコラムを読んでいる全国の就活生に向けて、就活用の写真撮影にオススメなスタジオのうち比較的広範囲に店舗を展開している写真スタジオを4つ紹介します。
スタジオインディ
スタジオインディは、関東、関西、中部に、合計で15店舗を展開しています。ゼネラルリサーチ社が行ったインターネット調査において、「人事・採用担当者が選ぶ、一緒に働きたいと感じた就活証明写真」や「東証一部上場企業の内定者・新入社員が選ぶ、証明写真スタジオ口コミ評価」「現役キャビンアテンダント・グランドスタッフが選ぶ、就活におすすめのスタジオ」など4部門で2年連続1位を獲得しているそうです。
スタジオインディは、普通はスタジオにお任せである写真の修整を相談しながらできることや、プラン内にほとんどのサービスが含まれ、追加課金によるオプションの必要性が少ないことが特徴となっています。仕上がりの質に自信を持っており、満足できなければ全額返金保証があるので安心です。
関東 | 新宿・池袋・渋谷・東京駅・町田・八王子・横浜・船橋・大宮 |
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関西 | 大阪梅田・なんば心斎橋筋・天王寺あべの・京都四条烏丸・神戸三宮 |
中部 | 名古屋 |
メイク付きの一般企業向け就活プランは女性:税込9,999円、男性:税込9,210円。その中にプロによるフルメイク、ヘアセット、撮影データ、レタッチ(肌修正)、スーツレンタル、32枚のプリントが含まれます。写真の焼き増しも、24枚までは無料です。その他に、メイク・ヘアセット・焼き増し無料などを除いたリーズナブルなプラン(税込7,670円)があります。
いずれも写真の受け取りは当日(最短5分)で、撮影データはパソコンやスマホへ直接転送されます。追加可能なオプションは、複数サイズプリント(税込2,200円)と、顔立ちを修正するなどの高度なレタッチ(1カット税込3,300円)です。
ヘアメイク付き | ヘアメイクなし |
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女性:税込9,999円 男性:税込9,210円 |
税込7,670円 |
またスタジオインディでは、一般企業向けとは異なる華やかなメイクと撮影方法を含むエアライン向けプランが3種類用意されています(上半身のみ:税込10,980円、一般企業併願:税込18,650円、全身+上半身:税込19,990円)。
スタジオフォプロ
スタジオフォプロは、東北、関東、中部、北陸、関西、中国地方と、広範囲に29店舗を持つ就活写真専門のスタジオです。ゼネラルリサーチ社が行ったインターネット調査において、「理想のヘアメイクを行うスタジオ」「理想の写真が撮れるスタジオ」「人気証明写真スタジオ」など4部門で1位を獲得しています。
東北 | 秋田・福島・山形 |
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関東 | 東京:池袋・板橋・銀座・江戸川・新宿・渋谷 埼玉:川越・浦和・深谷・川口・入間・大宮 神奈川:厚木・都筑 |
中部 | 豊田・名古屋浄心 |
北陸 | 新潟桜木・新潟五十嵐・新潟上越・金沢 |
関西 | 大阪難波・大阪淀屋橋・東大阪・大阪梅田・京都桃山・神戸北野 |
中国 | 広島福山 |
スタジオフォプロの特徴は、プランに含まれる写真のプリント枚数を減らしたり、部分的なメイクに留めたりすることで、基本の価格設定が抑えていることです。それでも24枚ですから、受ける企業数がそれほど多くない就活生にとっては十分な枚数と言えるでしょう。もちろん追加料金を払えば、焼き増しやフルメイクにも対応しています。
また、納得のいくまで何度でも撮り直しが可能で、たくさん撮影した中からベストな一枚を選ぶことができます。ポイントメイクであることから、ヘアメイク付きプランでも価格は性別関係なく税込7,200円です。その他、写真撮影と最低限のサービスだけを基盤に、自分で必要な課金オプションを追加するタイプのスタンダードコース(税込3,400円)があります。
ヘアメイク付き(共通) | スタンダード |
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税込7,200円 | 税込3,400円 |
写真の受け取りは10分~20分。撮影データはWebから直接ダウンロードできます。
写真の焼き増しは1枚400円、4枚1,500円、8枚1,800円、10枚2,000円です。その他のオプションには、以下のような料金が設定されています。
【課金オプション】
- ポイントメイク:税込2,500円
- フルメイク:税込3,500円
- ヘアセット:税込2,500円
- メンズメイク:税込2,000円
- メンズヘアセット:税込1,500円
- ポイントメイク→フルメイクへの変更:差額1,000円プラス
- レタッチ:1カット税込1,000円
また、スタジオフォプロにも全身撮影対応のエアライン・ マスコミコース(税 込8,800円)があります。屋外撮影にも対応しているのが嬉しいところです(コース料金+5,500円)。ただしエアライン・ マスコミコースは全身撮影以外スタンダードと同様のサービス内容なので、メイクやレタッチなども頼みたい場合は、上記と同じ課金オプションを追加する必要があります。
スタジオ728(ナニワ)
スタジオ728は関西を中心とし、関東、東海、九州も含めた4地区に、19店舗を展開する写真スタジオです。ゼネラルリサーチ社が行ったインターネット調査において、「就活証明写真 品質満足度」を含む5部門で1位を獲得しています。
関東 | 新宿・銀座・秋葉原・池袋・横浜・横浜山下公園 |
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関西 | 梅田・なんばマルイ・あべのand・心斎橋・神戸元町・京都・千里中央 |
東海 | 名古屋栄 |
九州 | 博多マルイ・天神・小倉・府内・鹿児島天文館 |
スタジオ728の特徴は、プランの多さです。全ては紹介しきれないので、ここでは主要なパックプランだけ紹介します。
エントリーパック | 就活パック | メイク付きパック |
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税込5,800円 | 税込6,500円 | 税込11,500円 |
プラン内に含まれるプリント枚数は少なめで、データによる写真提出を中心にプランを設定しているようです。就活パックとメイク付きパックでは、2カット分の写真データをもらえます。また、プリント枚数は減ってしまいますが、就活パックとメイク付きパックでは2種類までサイズ違いのプリントを選択可能です。メイク付きパックをポイントメイク→フルメイクに変更する場合は、+3,300円かかります。
このほか、写真データの引き渡しや修正を除いた格安プランや、自己PR動画撮影プランなどもあります。
それに加えて、マスコミ・エアライン対応のプランが4種類あります(税込12,800円~)。写真のサイズなどによって細かく分かれているので、詳細はHPを確認してください。屋外撮影対応のプランもあります。
カメラのキタムラ
全国チェーンのカメラのキタムラでも就活用の写真撮影ができます。店舗は多すぎるのでそれぞれの所在地は記載しませんが、北海道から沖縄まで含め、全国で合計608店舗もあるそうです。これだけあれば、どの地域に住んでいる就活生でも少し足を延ばせば、たいてい利用可能ではないでしょうか。
カメラのキタムラの特徴は、大抵のスタジオで必須となる事前予約が不要なことです。多少の待ち時間が発生する可能性はあるものの、急いでいるけどスピード写真はイヤ、写真のクオリティにはこだわりたいという就活生には便利です。
ただしカメラのキタムラには、ヘアメイクやスーツレンタルなどの付帯サービスがありません。そのぶん料金設定はプリントする枚数次第で単純です。プロのカメラマンから表情などへのアドバイスはありますが、メイクやヘアスタイルなどは事前に自分で整えてから撮影に挑みましょう。写真の撮り直しは何度でもしてくれます。
就活応援パック | ||
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プリント10枚:税込5,980円 | プリント20枚:税込9,480円 | プリント30枚:税込12,980円 |
追加可能なオプションもほとんどありませんが、就活応援パックと同時にレタッチ(顔立ちなどの修正)を申し込むと、通常税込2,200円→税込1,650円になります。
就活用にスピード写真を利用する際のコツ
就活用の写真撮影にスピード写真を利用する際は、プロによる手助けがない分、身だしなみは自分できをつけなければいけません。しかしそれ以外にも、様々な工夫が必要になります。
ここからは就活用にスピード写真を利用する際のコツについて説明しますので、撮影時の参考にしてください。
写真のデータが受け取れる機種を選ぶのがオススメ
就活用にスピード写真を利用する際は、現像された写真だけでなく、データとしても受け取れる機種を選ぶのがコツです。
前述のように最近はオンラインによるエントリーが多く、写真もWebで提出するよう求められる企業が増えているので、撮影データを受け取れるかどうかは非常に重要なポイントになります。現像した写真しか受け取れないと、データ提出を求められた際に困ってしまうのです。
撮影データの受け取りが可能な具体的な機種としては、DNP社の「Ki-Re-i」や、富士フィルムの「証明写真ボックス」などがあります。
撮影前にデータの受け取り方法や機能を確認しよう
スピード写真を利用する際は、事前にデータの受け取り方法や使える機能を確認しておきましょう。写真データの受け取り方法は、機種によって異なります。機種によっては、USBなどの保存媒体を持っていく必要があるかもしれません。写真データの受け取りにアプリを使用する場合は、事前にダウンロードしておくとスムーズです。
また、最近はスピード写真の性能が上がっているので、コントラストや明るさの修正、背景の変更、美肌修正などもできる場合があります。予備知識なしに撮影に挑むと、それらの操作に手間取り、せっかくの機能を使いこなせない可能性が高いです。
撮影してしまってから慌てることのないよう、事前に使用予定の機種を確認し、データ受信の方法や使用できる機能について把握しておいてください。
椅子の高さを調整し、足元にも注意する
就活用の写真撮影にスピード写真を利用する際は、椅子の高さを調整し、足元の影にも注意しましょう。
機種によっても異なりますが、スピード写真にはカメラの位置が調整できず、手動で椅子の高さを調整し、映る範囲を変更するタイプのものが結構あります。そういう機種の場合は上目遣いや見下ろす感じの写真にならないよう、面戦に合わせて椅子の高さを調整する必要があります。
また、機種によっては肌を明るく見せるために、照明が足元に設置されている場合があります。自分の足や荷物で光線を遮ってしまうと、不自然な影ができたり、全体的に暗くなってしまったりしますので、照明をふさがないよう足や荷物の置き場を工夫してください。
好印象が得られるよう映り方を工夫する
スピード写真を利用する場合はプロのカメラマンによるアドバイスを受けられませんから、好印象が得られる写真になるよう自分で映り方を工夫する必要があります。身だしなみの乱れはもちろん、姿勢や表情にも気を付けましょう。
就活用写真の映り方のポイントは、以下の通りです。
- 身だしなみ:服装や髪形に乱れがないよう整える
- 姿勢:背筋を伸ばして軽く顎を引く
- 表情:口角を上げ、軽く微笑む
- 目:眠そうに見えないよう目はパッチリ開く
きれいに撮ろうと意気込んでいると、どうしても表情が固くなりがちです。口は閉じたまま口角を少し上げ、軽く微笑む感じで撮影しましょう。
おわりに
就活では、履歴書などに添付する写真の印象も重要です。企業側の第一印象を決定づけると同時に、場合によっては合否に影響を与えることもあります。ですから就活用の写真を撮影する際は、単純に自分だと分かればいいのではなくて、少しでも良い印象を与えられるよう工夫しましょう。そのためにも、プロに技術とアドバイスが受けられる写真スタジオでの撮影がオススメです。
多くの企業が就活生に求めているイメージは、「清潔感」と「フレッシュ感」です。ただし業界や職種によっても多少異なることがあるので、志望先の求める人物像に合わせた演出が重要になります。現状の自分をどう変えていけばいいか分からない、履歴書の写真にあまりこだわらない企業を受けたいといった場合は、キャリchの無料イベント「就活相談サポート」でご相談ください。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。