面接前に関する疑問を解消!理想的な到着時間と待ち時間の使い方
2018年6月1日
就活生 Bさん
面接前の待ち時間って、何をしてたらいいんでしょうか?
到着した時間にもよりますけど、どうしてですか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
遅刻が怖いので早めに着くようにしようと思うんですけど、手持無沙汰だと余計に緊張しちゃいそうで…。
なるほど。では今回は、面接前の待ち時間の有効な使い方や、理想的な到着時間について解説します。面接前にしない方がいい行動も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
キャリアアドバイザー 平崎
面接前の待ち時間を有効に使う方法
遅刻を回避するためにも、面接会場には少し早めに到着する必要があります。しかし面接の開始時間は決まっているので、手持無沙汰に感じる就活生もいるでしょう。
面接前の待ち時間は、以下のような方法で有効に使うことをオススメします。
面接のシミュレーション
面接前の待ち時間は、これから受ける面接のシミュレーションをして過ごしましょう。
面接に際しては、どのような質問をされるのか、それに対してどう答えるべきか対策してきたと思います。面接前の待ち時間で、それらの対策をおさらいするわけです。
こう聞かれたらこう答えようという明確なプランがあれば、本番で失敗しにくくなると同時に、緊張感をほぐすことにもつながります。万全の準備が整い、大抵の質問には答えられるという自信が生まれるからです。
自信に満ちた様子は面接官にも「仕事を任せても問題なさそう」という印象を与え、高評価につながるでしょう。
それでも面接前に緊張してしまう人には、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用するのがオススメです。面接が苦手な人でも受かりやすい企業や、面接回数が少ない企業の求人を紹介します。
面接前の対策も、応募先の情報を把握しているキャリアアドバイザーが手伝うので安心です。完全無料のサービスなので、気軽に相談してみてください。
提出書類の確認
面接前の待ち時間には、その企業へ提出した履歴書やESの確認をしておきましょう。
面接官は、事前に提出された書類の記載内容を見て、それを元に質問を考えます。そのため、自分が書いた書類の内容を見直せば、面接で何を聞かれるのかある程度は予測可能です。それを元にして、質疑応答のシミュレーションをしておくとよいでしょう。
また、面接官はその場における回答の良し悪しだけでなく、その回答が事前に提出された書類の内容と合致するかどうかも見ています。それによって回答の信ぴょう性をはかるためです。
もしも面接での回答と履歴書やESの内容が一致しない場合は、信ぴょう性を疑われて、面接官の信用を得られません。そのため面接では、事前に提出した書類と一貫性のある回答をすることが大切です。
就活生は同時に何社も受けているため、どの企業にどんな内容の書類を提出したか混乱してしまうこともあるでしょう。しかし他社と混同し、その企業に当てはまらない回答をしてしまったら悪印象になりかねません。
とくに志望動機は、1社1社異なる内容になるはずなので、間違えるとすぐにバレます。そうした混乱による回答のミスを防ぐためにも、面接前に提出書類の見直しが必要なのです。
ですから履歴書やESは提出前にコピーを取り、面接時に持参することをオススメします。
【就活対策資料】
志望動機作成マニュアル
面接開始の10~15分前に到着するのが理想
面接会場へは、開始時間の10分~15分前には到着するのが理想です。もちろん遅刻は厳禁ですが、間に合ってもギリギリだったり、到着が早すぎたりするのもよくありません。
その理由は、以下のとおりです。
ギリギリの到着はリスクが大きい
面接開始時間ギリギリに到着するのは好ましくありません。時間ギリギリに行動をすると、以下のようなリスクがあります。
- ささいな道迷いや交通機関の乱れでも遅刻する可能性がある
- 面接前にトイレに寄ったり身だしなみを整えたりする時間がない
- 受付係や案内係の人を急かしてしまう
- 慌ただしい気持ちのまま面接が始まってしまう
たとえ面接開始の時間に間に合ったとしても、ギリギリに到着すると身だしなみの乱れや落ち着きのなさから、面接官にもそのことが伝わります。「時間の管理をできない人」「自己管理能力が低い人」といった悪印象につながりかねません。
また、面接中も慌ただしい気持ちが続いていることで、回答がうまく出てこない可能性もあります。
落ち着いて面接を受けるには、気持ちの余裕が必要です。気持ちの余裕は時間的な余裕から生まれるので、余裕を持って行動するように心がけましょう。
早すぎるのも問題がある
いくら時間に余裕をもって行動した方がよいとはいえ、早く着きすぎるのもよくないです。面接会場の準備がまだ整っていないかもしれませんし、企業側も早く来た学生の対応をしなければならず、迷惑になってしまいます。
もしも面接開始の30分以上前に到着した場合、会場入りはしない方がよいです。会場近くの、以下のような場所で時間を潰すようにしましょう。
- 公園
- 喫茶店
- コンビニ
- 駅
ただし、会場の外で時間を潰している際も油断は禁物です。タバコを吸っているところなどを面接予定企業の社員が目撃した場合、印象が悪くなってしまう可能性があります。
面接会場の近くでは、誰に見られても問題ない行動をとるように心がけてください。
面接前の時間にしない方がよい4つのこと
面接前は早めに到着し、待ち時間を有効活用した方がよいですが、その時間にやらない方がよいこともあります。面接前の待ち時間に以下のような行動をとると、悪印象を与える恐れがあるため、避けた方がよいでしょう。
スマホを見る
面接前の待ち時間にスマホや携帯電話を見るのはやめた方がよいです。ゲームアプリなどは論外ですが、着信音や打ち込む音が鳴るメール・ラインのやり取りだけでなく、SNSやスマホに保存した履歴書のデータを見るといった無音の行動も避けた方がよいでしょう。
スマホをいじっている姿は、どれも同じように見えます。ゲームアプリやSNSで暇つぶしをしているのか、重要な情報を確認しているのか、はた目にはわかりません。これから大事な面接が控えているというのに、緊張するどころか退屈しきって遊んでいると誤解され、悪印象になりかねないのです。
そのため、スマホや携帯電話の電源は、面接会場に着いた時点で切っておくことをオススメします。
もしも、面接前の待ち時間すら惜しんで他社の情報を調べたりやり取りしたりする必要を感じるなら、今から面接を受けようとしている企業にさほど魅力を感じていないといえるでしょう。
そういう場合は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を利用してみるのもオススメです。あなたが面接に集中できる、納得の企業を紹介します。
また、紹介企業とのやり取りは専任のキャリアアドバイザーが代行するので、メールやラインに振り回されることもありません。それも含めて完全無料のサービスなので、ぜひ活用してください。
身だしなみを整える
面接前の待ち時間が暇だからといって、控室で身だしなみを整えるのはやめましょう。面接の前に身だしなみを整えることは良いことですが、それは面接会場に着く前に済ませておくべきです。
面接会場で身だしなみを整える行為は、電車の中で化粧をするのと同様のマナー違反です。どうしても面接直前に「身だしなみを整えたい」「確認したい」と感じた場合は、トイレをお借りしましょう。
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ほかの学生との私語
面接前の待ち時間が暇だからといって、控室にいるほかの学生と話すのはやめた方がよいです。まったく言葉を交わしてはいけないわけではないですが、意気投合してついつい話が盛り上がり、騒がしくなってしまうかもしれません。
本人たちは緊張がほぐれて良いかもしれませんが、話に入っていない学生はうるさくて、迷惑に感じることでしょう。また、あまり声が大きいと近くで仕事をしている社員の妨げになったり、非常識だと思われたりする危険性もあります。
もしもほかの学生と交流を持ちたい場合は、面接が終わって、会場を出たあとにするべきです。必要があって面接前にほかの学生と言葉を交わす場合は、最小限の会話に留め、話を広げないようにしましょう。
居眠りをする
面接前の待ち時間が暇だからといって、控室で居眠りをするのはやめた方がよいです。日ごろの就活の疲れや緊張から睡魔が襲ってくることがあるかもしれませんが、会場内で寝てしまうのは失礼に当たります。
それに、いったん眠り込んでしまうと面接の時間になっても起きられず、呼ばれても気づかないなどの事態を招いてしまう恐れがあります。
たとえ企業の人に揺り起こされて飛び起きたとしても印象がよくないですし、寝ぼけた頭でまともな受け答えができるとも思えません。
面接前に眠くなることがないよう、前日は早めに就寝するようにしましょう。
面接前の待ち時間は有効に活用しよう
面接前の待ち時間に暇を持て余している人もいると思いますが、その時間を有効に活用すれば、いっそう評価を高め、内定につながる可能性を上げられます。また、面接前にしてはいけないことを把握しておくことで、マナー違反によるリスクも回避できるはずです。
そのためには、10分~15分前に面接会場に着く、履歴書やESをコピーしておくといったことが不可欠です。必要な行動を押さえて、面接前の待ち時間を有効に活用しましょう。
面接会場にいるだけで緊張してしまう人は、面接が厳しくない企業を選んで受けるのも1つの手です。キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」では、面接が苦手な人でも受かりやすい企業の紹介や、面接対策へのアドバイスを行っています。
利用は無料なので、気軽に相談してみてください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。