就活の面接でコートを脱ぐタイミングと置き場所について解説

 2019年2月15日

寒い冬はコートが必需品ですよね。でも、就活や面接の場でいつ脱げばいいのか知っていますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

タイミングが分からないので、室内に入ってから脱いでます。

なるほど。たしかに「いつ脱げばいいのか」を知らないと、難しいですよね。ですが、室内で脱ぐのは印象が悪くなりやすいのでNGです。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

え!そうなんですか?ぜんぜん知らなかった…。

いつ脱ぐのか、どこに置くのかといった「コートマナー」は一度身につければ、生涯役に立ちますよ。では、コートマナーを解説しましょう!

キャリアプランナー 岡田

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着たまま訪問はNG!就活でコートを脱ぐタイミングとは

コートを着たままはNG!コートを脱ぐタイミングとは

コートを着たまま面接や説明会に参加するのはNGですので、コートを脱いで会場へ向かう必要があります。ではどのタイミングで脱げばいいのか、確認していきましょう。

受付に入る前(ビルに入る前)

コートは受付に入る前、またはビルに入る前に脱ぐのがマナーです。理由は会場についてから脱ぐと先方と待たせてしまうので、スムーズに始めるために準備の一環として事前に脱いでおく必要があるからです。

受付は会社とは別と思いがちですが、会社の敷地内にある以上、れっきとした会社の人です。気を抜かず、必ず受付前にコートを脱ぎましょう。

また面接会場や説明会会場、また会社によっては受付がなくいきなり社内というケースもあるため、ビルへ入る前には脱いでおくと無難です。また、このタイミングでマフラーや手袋も外しましょう。

受付(ビル内)に入った時点で選考は始まっています。恥をかかないために寒くても必ずコートは脱ぐようにしましょう。

最寄り駅に着いたら

コートを脱ぐタイミングを見計らったり、受付の場所や会社の敷地内がどんなになっているかわからない場合は、最寄りの駅に着いた時点でコートを脱ぐのもありです。

少し寒いですが、そうすればコートを脱ぐタイミングを考えなくて済みますし、スマートに会社内へと入ることができます。

脱いだコートは基本的に手で持ちますが、最寄り駅でコートを脱ぐ場合、コートはバッグにしまってもOKです。バッグにしまえば手も空きますし、書類などの受け取りもスムーズになります。

しかし、手袋やマフラーは手に持たずバッグにしまうのがマナーです。忘れずにバッグにしまいましょう。

コートを着るタイミングは?

面接や説明会が終わった後にコートを着るタイミングは、脱いだタイミングと同じく、敷地外に出たらです。基本的にコートは室内で着用しません。

しかし、企業の方が「寒いから来てください」と声をかけてくださる場合があります。その際は「ありがとうございます」とお礼を述べてからコートを着ましょう。

寒い冬、コートに身をくるみ就活や面接に向かうことはよくある光景です。コートをどのタイミングで脱げばいいのか知っていますか?コートを脱ぐタイミングはわかりにくいものです。

キャリチャンが開催する「就活相談サポート」では、コートを脱ぐ最適なタイミングや置き場所などの「コートマナー」が学べます。ぜひ参加しましょう!

就活の際に脱いだコートの扱い方と置き場所

脱いだコートの扱い方と置き場所

先ほどもお話ししましたが、コートは基本的に手に持つことになります。しかし、ただ手に持っていればいいわけではありませんし、たたみ方にも気をつけなければいけません。

そして、コートを置く場所も決まっています。これらをしっかりと行えないと「マナー知らず」と思われてしまうので、しっかりと事前にコートの扱い方を学んでおきましょう。

コートのたたみ方と持ち方

コートのたたみ方は下記の通りになります。

  1. コートの両肩部分に裏から手を入れる
  2. 入れた手を内側に折り込むように裏返す
  3. 前身頃(前の部分)と後ろ身頃(後ろの部分)を重ねるように折る
  4. かばんを持っていない上下二つ折りにして腕に掛ける

コートや上着など、裏地を内側にしまいがちですが、外からのホコリを持ち込まないために裏地を表に出すようにたたむのが正しいたたみ方です。

コートを脱いだら席に座るまでは腕に掛けておきます。大きいビルなどでは受付時にコートを預かることがありますが、就活生はお客様ではないので、預けずに手に持って行動してください。

コートの置き場所はバッグの上

面接時や説明会などで席に座ったらコートを三つ折り、または四つ折りにしてバッグの上に置きます。間違ってもコートを椅子にかけたり、ハンガーにかけしないように気をつけてください。

基本的にコートは地面に置くとだらしなくなってしまうのでNGですが、説明会などで席が通路沿いの場合は、椅子の内側に置くとスマートなので、状況などを見て置き場所を判断しましょう。

ちなみに、クールビズ期間中のジャケットは脱がずに着用したままが基本ですので、脱がないように注意してください。クールビズは働いている人が対象の服装規定です。

就活で最初に採点・評価されるのは「印象」です。マナーや仕草、あいさつなど最初の印象次第で、面接の展開が大きく変わっていきます。企業によい印象を与えるには、コツを知ること。

企業によい印象を与えるコツは、キャリチャンの「就活相談サポート」で教えてもらえるので、積極的に参加しましょう!

就活で着用するコートの選び方とその他のマナー

コートの選び方とその他にコートマナー

コートを脱ぐタイミングやたたみ方、持ち方、さらに置き場所など細かなマナーがありますが、他にもデザインや着方なども気をつけなければならない点はたくさんあります。

では具体的にどんなことに気をつけなければならないのか。コートマナーについて解説します。

基本のコートデザイン

基本的なコートのデザインは下記の通りになります。男女別に色やデザインなどをご紹介しているので、参考にしてください。

    【男性】

  • :黒・紺・ベージュなど
  • 長さ:スーツの上着より長いもの(膝上のショート丈が主流)
  • 種類:ステンカラーコートがベター

  • 【女性】

  • :黒・紺・ベージュ・グレーなど
  • 長さ:スカートよりも少し短い膝上のショート丈
  • 種類:トレンチコートがベター

基本的に上記を守ったコートを選ぶようにしましょう。就活生は清潔感をどう伝えるかが勝負となるため、清潔感を意識した服装を心がけます。

また男性はステンカラーコート、女性はトレンチコートがベターではありますが、他にもコートの種類があるので、いくつがご紹介します。また、就活に不向きなものを合わせてご紹介するので、チェックしてみてください。

  • 【ステンカラーコート】
    「後の襟が高く、前が低く折り返すのが特徴」
    →主に男性が着用しているコート。ジャケットよりも丈が長いものを選びましょう。

  • 【チェスターフィールドコート】
    「ロング丈のテーラードジャケットのようなデザイン」
    →男女ともに人気のコート。オーバーサイズはだらしない印象になるのでサイズ感を意識して選びましょう。

  • 【トレンチコート】
    「肩のエポレット、右肩のあて布、腰回りのベルトなどが特徴」
    →主に女性が着用しているコート。ボタンを閉める際はベルトを締め、少し左側に寄せましょう。ボタンを開ける場合は後ろでベルトを軽く結びます。

  • 【アルスターコート】
    「丈がひざ下まであり、トレンチコートのベルトがないバージョンのようなデザイン」
    →主に男性が着用。最近はステンカラーコートやチェスターコートが主流となり、あまり人気がない。

  • 【ダッフルコート】
    「フード付き。ボタンではなくトグル(留め具)をループにかけるのが特徴」
    →フードがだらしない印象を与えてしまう可能性があるので就活には不向き。

コートには様々な種類がありますが、それぞれに正しい着こなしが必要となり、また就活に適さないものもあることを覚えておきましょう。

ボタンの閉める位置を覚えておこう

男性は一番下以外のボタンを閉めます。基本的に室内に入る際はコートを脱ぎますが、万が一外で会社の人と会っても大丈夫なように、正しい着こなし方をしておきましょう。

ボタンの数が何個でも一番下は開けておくのが基本です。コートのボタンを開けっ放しにせず、正しい着こなし方をマスターしておきましょう。

就活ではコートのマナーにも注意を払おう

コートは基本的に室内では着用せず、会社やビル、受付前には脱いでおくのが基本です。寒いかもしれませんが、就活では身だしなみがとても重要となるため、しっかりとコートマナーを守りましょう。

コートを脱ぐタイミングを間違えたり、正しい着こなし方ができていないと「だらしない」という印象を与えてしまい、合否にも影響が出る場合があります。そうならないためにも、今のうちからしっかりとマナーを身につけておきましょう。

それでも「マナーに自信がない」「身だしなみだけでなく、全般的に就活が不安」という人はぜひ就活のプロである就活エージェントを頼ってください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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