「就活に疲れた…。」そんな人が万全な状態で内定獲得を目指すための方法

 2023年3月23日

就活はまだまだ序盤ですよ。もう疲れた顔をされていますね。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

そうなんです。まだ4月なのに何社か選考も受けているし、長期間就活している気分になっちゃって……なんだか疲れちゃいました。

疲れが溜まってコンディションが悪い状態だと、選考にも影響が出てしまうかもしれませんね。下手をすると就活鬱に陥ってしまう可能性もあります。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

それは怖いですね。どうにか対策をしないと…。

では、4月の時点で早くも就活に疲れてしまった就活生のために、就活に疲れを感じる要因と対処法を見てみましょう。気持ちをリフレッシュして、よいコンディションで就活を進めてくださいね。

キャリアプランナー 平崎

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就活で疲れたと感じる瞬間

就活で疲れたと感じる瞬間

「就活に疲れた」と言っても、その疲れの要因はいろいろですよね。卒業研究との両立で忙しく肉体的に疲れている人もいますし、慣れない就活への緊張感で精神的に疲れてしまったという人もいるでしょう。

今感じている「疲れ」に正しく対処するためには、まず自分が何に対して疲れを感じているのか知らなければなりません。そこでコラムの始めに、学生が就活で「疲れた」と感じる瞬間と要因についてまとめましたので、自分に当てはまる状況があるか考えながら参照してください。

肉体的な疲れ

    【例】

  • 1日複数社の面接・説明会(過密スケジュール)
  • 慣れない電車での移動(満員電車)
  • 暑くて疲れる・寒くて辛い

就活に「疲れた」と感じる要因としてまず考えられるのは、肉体的・体力的な疲れです。卒業年度に当たる就活生は卒論を書かなければなりませんし、取得単位数が卒業要件に達していない人は講義にも出席しなければならないなど、忙しい1年となります。

そのため就活に充てられる時間は限られていますが、「疲れた」と感じている人はそこに説明会や面接をたくさん詰め込んでしまって、体に負担がかかっているのです。普段あまり電車に乗らない就活生の場合は慣れない満員電車で一層疲れを感じやすく、春は気温の差も大きいので、思わぬ暑さ・寒さで余計体に負担がかかる時期でもあります。

就活は場数を踏むほど実力につながりますから、たくさんの説明会や面接を受けて頑張ろうとしている姿勢はとても良いことです。

しかしいくら実力があっても疲れはさまざまな判断力を鈍らせますし、疲れた顔をした学生は魅力的にも見えません。4月の今の段階でもう「就活に疲れた」と感じてしまうのは、ややオーバーペースだと考えるべきでしょう。

精神的な疲れ

    【例】

  • ESが通過しない
  • 面接がうまくいかない
  • 周りがどんどん内定をもらっていく
  • 本命企業に落ちる
  • やりたいことがない

就活に疲れを感じるもう一つの要因は、精神的なものです。ただでさえ就活中は面接などの慣れない緊張感が連続し、学生にとって精神的に疲れやすい状況となっていす。

それに加えてちっともESが通過しないなど、上記に上げたような就活がうまくいかないシチュエーションが重なると、落ち込んだり心配したりすることから余計精神的に疲れてしまうのです。

周りの友人が内定をもらっていて自分だけ内定がない場合は、とくに焦りも感じるでしょう。就活は将来を左右する重要な場面であり、プレッシャーもかかっているため、ちょっとした失敗でも大事に捉えてしまって精神的に追い詰められることもあります。

そうした精神的な疲れは、あまり長引かせると悪化して就活鬱になることもあるので注意しなければなりません。

環境変化による疲れ

    【例】

  • 21卒から就活ルールの廃止
  • オリンピック開催からのオリンピック延期
  • 新型コロナウイルス

同じ精神的な疲れでも、23卒の場合は前述のような就活がうまくいかないことに対する気疲れのほかに、就活環境の変化に振り回されて疲れてしまった人も多いでしょう。

もともと23卒は経団連の就活ルールが廃止されたりオリンピックが開催されたりといった都合から、例年より就活が前倒しされる傾向だったので、就活生の多くはそれに向けて準備していました。

それが新型コロナウィルスの流行によって突然説明会や就活イベントが中止され、オリンピックも延期されることになって、23卒に対する採用活動は先行き不透明な状況となっています

対応は企業ごとに違っていますし、「後ろ倒しにします」「やっぱり中断します」などと予定もコロコロ変更されて、それらの変化に付いていくだけでも大変です。23卒の場合は例年と違い、そうした就活環境の変化に振り回されて、就活に疲れてしまう学生が多くなっています。

状況別!疲れたときの対処法

状況別!疲れたときの対処法

どのような学生を必要としているかは企業によって異なりますが、疲れた顔の学生に魅力を感じる企業はありません。就活へのモチベーションを保ち、就活鬱にならないためにも、「就活に疲れたな」と思ったらきちんと対処して早めに解決することが大切です。

ここからは就活に疲れを感じるシチュエーション別の対処法について解説しますので、参考にしてしてください。

過密スケジュール・移動などで肉体的に疲れた時の対処法

予定の詰め過ぎや移動の混雑などで肉体的に疲れを感じたときは、まず就活スケジュールの調整を行って無理のない日程にします。学生は内定の確率を上げようとついつい就活の日程を詰め込んでしまいがちですが、就活で大切なのは1社1社の選考に対してきちんと取り組むことです。

せっかくたくさん受けても、無理なスケジュールで十分な準備ができず、本領を発揮できないのでは意味がありません。とくに1日に何社も面接を受けたりすると、前の面接が長引いて次の面接に遅れるといったトラブルにつながる恐れもあります。

早く内定を取ろうと焦る気持ちも分かりますが、過密スケジュールは就活の失敗を招きかねないので、1つ1つの面接・説明会を丁寧にこなせる数に設定しましょう。忙しすぎて体調を崩してしまえば元も子もなくなりますから、体力的な疲れを感じたときはとにかく身体を休ませてください。

ESや面接がうまく行かなくて疲れた時の対処法

ESや面接がうまくいかなくて精神的に疲れたときは、就活がうまくいかない原因を明確にして、それらを改善する必要があります。そのためにもまずは、これまでの就活軸と企業選びについて根本的に見直してみるべきです。

自己分析をやり直して「自分」についての理解を深め、これまでの就活軸は自分にとって適切か、またその軸に沿った就活ができているか見つめ直します。

それから企業・業界研究を徹底して行い、「企業理解」を深めましょう。自分の志望している企業・業界が、本当に自分に合っているのか見つめ直すのです。

就活軸や企業選びに問題がなければ、ESの書き方が悪い、面接が苦手など、何かしらの弱点があるのかもしれません。就活エージェントや大学のキャリアセンターなど、就活に詳しい信頼できる人を頼って、確実に弱点を改善してください

うまくいかない原因を克服できれば自然と自信がつき、就活もうまくいくようになります。今感じている疲れは就活がうまくいかないことによる精神的なものですから、就活がうまくいくようになれば「疲れた」と感じることもなくなるはずです。

「ESがなかなか通らない」「面接で上手く喋れなかった」など、就活に対してストレスを抱えてしまっているなら、キャリchの「就活相談サポート」で、ぜひプロのキャリアプランナーに吐き出しましょう。

なぜうまくいかないのかを一緒に考え、内定をもらえるまで二人三脚でサポートします。不安や悩みがいっぱいで、就活が嫌になってしまう前にぜひご相談ください。

やりたいことがわからなくなり疲れた時の対処法

「就活に疲れてやりたいことが分からなくなった」「やりたいことがないまま就活を続けることに疲れた」という場合は、就活のプロに頼って客観的にあなたを見てもらいましょう。自分のこととはいえ、一度もやったことがないことを「やりたい」かどうか判断するのは難しいものです。

いくら初めは「やりたい」と思っても、その仕事に向いていなければいずれ働くことに疲れ、嫌になってしまうことは目に見えています。ですから「やりたいこと」がないときは、そこにこだわるよりもまず自分に向いていること、自分の良さを活かせる仕事を探し、それを「やりたい」と思えるかどうか考える方が良いです。

就活エージェントやキャリアセンターのような多くの就活生を見てきた人に相談すれば、自分では気付けないあなたの良さを教えてくれます。自分一人で考えこんでいても堂々巡りで答えは出ず、視野が狭くなりがちです。

他人から客観的に見て選択肢を与えてもらえば、自分では気づけなかった方向にも可能性が広がります。そうやって選択肢を増やしていくことで、自分のやりたいことが見つけやすくなるのです。

就活という雰囲気や空気感に疲れた時の対処法

将来への不安、緊張、プレッシャーなど、就活という独特の雰囲気や空気感に疲れてしまったときは、「就活を忘れる日」を作って気分転換してください。

その日はただ就活しないというだけでなく、目上の人と話すなどの緊張する場を避け、就活している友達との接触も避けます。徹底的に「就活を忘れる」ことで、気持ちをリラックスさせるのです。

就活自体に疲れ、嫌気がさしている状態で続けても良い結果にはつながりません。気持ちが後ろ向きになっているので小さなことをいつまでも悔やんだり、悪い方悪い方へと考えたりして、自然と表情が暗くなってしまうためです。

そんな風に気持ちが疲れたときは、一度就活を忘れて頭の中をリフレッシュしましょう。いったん忘れて客観的に就活と向き合うことで、前向きに取り組めるようになります。

周りの進捗状況と比較してしまい疲れた時の対処法

周りと自分の就活を比較することによる焦りや不安から精神的に疲れてしまった人は、「他人を気にしない」と思う癖をつけることが大切です。自分はまだちっとも就活が進んでいないのに、周りの友人たちが何社も内定をもらっているのを見ると焦ってしまう気持ちは分かります

しかし実際のところ就活において、他人と自分の進捗状況を比較しても全く無意味です。就活の目的は卒業後にあなたが働く会社を決めることであって、いかに多くの内定を獲得するか他人と競い合うゲームではありません。

何十社から内定をもらおうと、その中にあなたが「ここで働きたい」と思える一社がなければ、就活が成功したとは言えないのです。

就活ではたくさん内定を獲得することよりも、あなた自身が入社後に活躍できる企業から内定をもらうことが重要になります。他人が何社の内定を獲得していようとあなたに全く関係ないことですから、焦らず自分に合った企業を探すことに注力してください。

コロナやオリンピックによる環境変化に疲れた時の対処法

新型コロナウィルス感染症やオリンピック延期などの影響による激しい就活環境の変化に付いていけず、疲れたと感じたときは、就活が「今」どうなっているのか常に把握するように心がけます。

緊急事態宣言も出ましたし、これまでの採用活動の方針を変更せざるを得ない企業もあるはずです。また景気の悪化によって今後もまだまだ企業の採用活動は変わっていくと考えられるので、自分の志望する企業が今どう動いているのかを常に把握しておきましょう。

23卒は経団連の就活ルールが廃止されたこともあって就活スケジュールの目安もないため、説明会や就活イベントの中止で不安を感じている人が多いと思います。

しかし就活でやるべきことは、基本的に変わっていません。徹底した自己分析と企業・業界研究をもとに、自分に合った企業を探すことです。

実際に面接ができなくても「今できること」に取り組んでおき、企業が動き出した時に乗り遅れないようにしてください。オンラインでの説明会やWeb面接を実施する企業がさらに増えると考えられますので、その対策も必須です。

就活で疲れないために心がけること

就活で疲れないために心がけること

「疲れた」と感じたまま無理に就活を続けても、目の前の選考に集中できていないため受かりにくくなります。そうなると就活がうまくいかないことでさらに疲れを感じやすくなるという悪循環に陥ってしまい、ダラダラと就活が長引くことになりかねません。

就活に疲れを感じたら、早めに前述のような対処をして疲れを解消しましょう。しかしできれば疲れを感じてから対処をするよりも、あらかじめ疲れないように就活した方がいいですよね。

ここからは就活に疲れないために、具体的にどのようなことを心掛けておけば良いのか解説しますので、参考にしてください。

しっかりと「休む」こと

就活に疲れてしまわないためには、しっかり休息を取ることが大切です。肉体的なことももちろんですが、就活に関する疲れの多くは精神的な要因が大きいので、疲れを感じる前に気持ちの上でも適度に就活から離れる時間を設ける必要があります。

何もしない日を作ったり他のことに没頭したりなど、やり方は人それぞれですが、就活の合間合間に気持ちをリフレッシュできる時間を設けましょう。

    【例】

  • 趣味に没頭する日を作る
  • 旅行する
  • 音楽を聴く
  • 運動する
  • お風呂にゆっくり浸かる
  • アロマセラピー
  • リラックス効果のある飲み物を飲む(カモミールやココア) など

就活は学生にとって慣れないことや緊張感の連続であり、特別なことがなくてもストレスの溜まるものです。時折気分転換してストレスを発散すれば就活に疲れを感じることもなくなりますし、清々しい気持ちで就活に挑むことができます。

リフレッシュするだけでは不安解消にならない人は、キャリchの「就活相談サポート」で、ぜひプロのキャリアプランナーに相談しましょう。

なぜうまくいかないのかを一緒に考え、内定をもらえるまで二人三脚でサポートします。一人で抱え込まずに、お気軽にご参加くださいね。

「比べない」「比較しない」

就活で疲れないようにするためには、自分と他人の就活を比べないように心がけるべきです。「友人は自分より早く内定をもらっている」「集団面接やGW・GDで他の人が気になる」などと考えてしまうと、自分と他人を比べることによって自己嫌悪に陥り、就活に疲れを感じやすくなります。

先ほども述べましたが、就活は内定獲得の速さや数を競うゲームではありません。就活の目的は来年以降の長い社会人生活を送る場所を決めることであり、大事なのは入社後その企業で自分が活躍できるかどうかです。

そもそも他人と比べても全く意味がありませんので、焦らず自分に合った企業を探すことに注力しましょう。分かっていてもついつい周りが気になってしまう人もいると思いますが、「他人なんて関係ない」と思う癖をつけてください。

時には人に頼るのも大切

就活で疲れないためには、一人で頑張り過ぎず、人に頼ることも大切です。就活への不安や悩みを一人で抱え込むと、どんどん悪い方向へと考えが行って「疲れた」と感じやすくなります。

ひどい場合にはそれが原因で就活鬱になったり、死にたいと思うほどに疲れてしまったりすることもあるので、そうなる前に信頼できる人に相談しましょう。

ただ人に聞いてもらって不安や悩みを吐き出すだけでもストレス解消にはなりますが、就活のプロに頼れば的確なアドバイスももらえるので効果的です。キャリchでも、プロのキャリアプランナーが就活生の不安や悩みを聞く「就活相談サポート」というイベントを行っています。

就活のことなら何でも相談できる完全無料のイベントです。激動する就活に、あなたも不安を感じていませんか?私たちキャリchがそんな就活生の味方となり、あなたの就活をお手伝いしますので、ぜひお気軽にご相談ください!

おわりに

疲れたままで就活を続けてもうまくいかないので、疲れを感じたときはすぐに対処しましょう。またそもそも、疲れを感じないための対策が必要です。

過密スケジュールにならないように気を付けながら、気持ちの上でもしっかり休むことを心がけてください。 今年は新型コロナウィルス感染症の流行で企業の動向が定まりませんから、就活生が不安を感じやすい状況となっています。

就活に行き詰って疲れてしまわないためには、一人で抱え込まず人に頼ることも大切です。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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