【就活を諦めた人に捧ぐ】プロが教える“モチベーションの上げ方と成功法”

 2023年3月23日

就活を諦めたいと聞きましたが、具体的な悩みを教えてもらえませんか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

夏までには内定が欲しかったんです。でも、決まりそうにないのでもう諦めました……。

なるほど。ただ新卒の就活を諦めてしまうと、将来苦労する可能性が高くなってしまいます。もうひと踏ん張り頑張ってみませんか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

正直今は諦めムードなので、就活を続けるためのモチベーションの上げ方を教えてほしいです。

わかりました。ここでは「絶対に就活を続けるべき理由」や「モチベーションの上げ方」を紹介します。就活を諦めかけている人は参考にしてください。

キャリアプランナー 平崎

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この時期に「就活を諦めた」人は多い

この時期に「就活を諦めた」人は多い

今年は経団連の就活ルール廃止やオリンピックなどの影響で就活が早期化しましたから、5月の時点でもうすでに「就活を諦めた」と言っている人が結構います。しかし5月といえば、例年ならまだ面接も解禁されていない時期です。

卒業はまだ何カ月も先であるにもかかわらず、いったいなぜ今年は、こんなに早く就活を諦めてしまう学生が多いのでしょうか。現状を把握するためにも、まずはコラムの初めに、具体的にどのような理由から就活を諦めた学生が多いのかお話ししておきます。

内定がもらえない不安から諦めてしまう

今年は就活が早期化していたため、5月の時点ですでに「内定がもらえない」という不安から就活を諦めた学生が多いです。

「早期化に合わせて早くから就活を始めたけれど、なかなか内定がもらえない」
「5月の時点で、早くも本命の志望企業に落ちてしまった」

そんな風に自分が思い描いていた形で「内定」が得られないことで、就活全体に対するモチベーションが下がり、就活を諦めてしまったのです。

また今年は就活が早期化しているからこそ、5月の時点ですでに内定をもらっている人がかなりいますし、中にはもう内定先を決めて就活を終わらせる人もいます。

そのように周りの人がどんどん内定を獲得していく中で、自分だけ内定がもらえないと、焦りや不安がつのるのは当然でしょう。その結果、早々に「もう就活は諦めた」という結論に至ってしまう学生が多くなっています。

慣れないことへのストレスや忙しさから諦める人も多い

例年のことですが、就活という慣れないことへのストレスや、就活と卒業研究を両立する忙しさから、就活を諦めてしまう人も多いです。就活は学生にとって社会人と接触する初めての経験ですから、企業に電話をかけるのも面接を受けるのも慣れておらず、緊張感の連続となります。

しかし慣れないことをしているとはいえ、今後の人生がかかっていると思うと、一瞬たりとも気が抜けません。特に今年は当初オリンピックの影響も懸念されていたので、「早く内定先を決めなければ」という焦りから予定を詰め込み過ぎて、すでに疲れ果ててしまった人もいます。

そうした自分の将来に対するプレッシャーや忙しさが過度なストレスとなり、就活自体を諦めてしまう学生が多いのです。

「もう就活したくないし諦めた」と悩んでいる人は、キャリchで無料開催している「就活相談サポート」を活用してください。キャリアプランナーが1対1で対応するため、周囲を気にせず就活の悩みを相談できます。希望者には求人も紹介しているためぜひ参加してください。

コロナによる環境変化も大きな要因

新型コロナウィルス感染症の影響で就活環境が変化したことも、23卒の学生が就活を諦めてしまう大きな要因となっています。感染拡大を防止するため、人が集まる説明会や就活イベントは軒並み中止となり、23卒の学生は就活のための情報収集さえ難しくなっています。

それでなくてもオリンピックを避けて就活が早まっていたところに、新型コロナウィルス感染症のせいで一転して後ろ倒しにする企業が出てきたりWeb面接が導入されたりなど、とにかく異例なことばかりです。

今年はそういった例年とは違う就活の動きに振り回されて付いていけず、就活を諦めてしまう学生が多くなっています。先行きが不透明なことから採用活動を停止している企業もあるので、受けたい企業が受けられずに、そのまま就活を諦めた人も少なくありません。

諦めるのはまだ早い!就活はまだまだ続けるべき

諦めるのはまだ早い!就活はまだまだ続けるべき

なかなか内定がもらえないとモチベーションが下がってしまうのと同時に、将来に対する不安やストレスから「もう疲れた!諦めた!」と言いたくなる気持ちはよく分かります。もしかしたら「今年はコロナでめちゃくちゃだから、諦めて来年就活しよう」などと考えているかもしれません。

しかし率直に言って、来年は確実に今よりもっと厳しい状況になりますし、今年の就活を諦めてしまうのはまだ早いです。ここからは就活を諦めかけている23卒の学生が、まだまだ就活を続けるべき理由についてお話ししますので、しっかり理解しておいてください。

今の時期に就活を諦めるのは早いしもったいない

いくら早期化が進んでいるとはいえ、今の時期に就活を諦めるのは早過ぎますし、もったいないです。

5月といえば例年なら面接も解禁されていない時期ですから、今内定が出ていなくても、卒業までに就活する時間はまだまだ十分残されています。それにコロナのせいで就活がうまくいかなかったのは、何も学生ばかりではありません。

状況を見極めるために採用活動を後ろ倒しにした企業も多いので、これから始まる夏採用にも良い企業はたくさんありますから、今諦めてしまうのはまだ早過ぎます。

何より「新卒」という肩書が使えるのは今年だけなのに、そのメリットを存分に活かさず諦めてしまうなんてもったいないです。「新卒」は中途採用や第二新卒よりもずっと募集人数が多いですし、実務経験やスキルを問われませんから幅広い分野にチャレンジできます。

ただし「新卒」とはその年度に学校を卒業する者を指すので、一度大学を卒業してしまうと、もう新卒という肩書は使えません。企業によっては卒業後も2~3年の間は新卒と同じ採用枠で受けられるところがありますが、同じく実務経験は問われないものの、その扱いはあくまで「既卒」です。

企業は卒業までに就職先を決められなかった既卒者に対して「本当に就職する気があるのか?」「他社に内定をもらえなかった原因があるのでは?」という厳しい目で審査するので、合格率が低くなります。つまり「新卒」という肩書があるだけで、卒業後に就活するよりも格段に選択肢や可能性が広がっているのです。

このまま就活を諦めると将来苦労する

今年の就活が厳しいからといってこのまま就活を諦めて卒業すると、将来的に苦労することは目に見えています。今年の就活を諦めるということは、卒業して無職になるということです。

「フリーターでも食べていける」と思うかもしれませんが、非正規雇用の従業員は賃金が低くて安定しないうえ、簡単に解雇の対象となるので社会的な信用がありません。

大きな買い物をしようとしたときローンを組むのは難しいですし、クレジットカードの契約や、マンションなどの賃貸契約も難しくなります。いざ正社員になりたいと思っても、「中途」の採用枠で求められるような実務経験がなく「新卒」のような若さもないので、フリーターからの就職は大変困難です。

フリーターにならず卒業後すぐ「既卒」として就活するにしても、前述のように企業は既卒に厳しい目を向けているので、新卒よりずっと合格率が低くなります。来年以降になると、それだけ合格のハードルが上がり、就活の選択肢や可能性が狭くなってしまうのです。

合格のハードルが上がり、就活の選択肢や可能性が狭くなってしまうのです。 たとえ本命ではなかったとしても、諦めずにステップアップを考えて企業を選び、実務経験を積んでおけば、「中途」や「第二新卒」として転職が可能になります。

諦めて既卒となってしまうより、「新卒」として就活できる大学卒業前の今こそ、広い選択肢の中から就職先を決め、今後の人生の基盤を作る絶好のチャンスです。これを逃せば将来確実に苦労することになりますので、今が苦しいからといって絶対に諦めてはいけません。

就活を諦めた人がすべきこととモチベーションの上げ方

就活を諦めた人がすべきこととモチベーションの上げ方

くり返しになりますが、5月の時点で就活を諦めてしまうのはもったいないですから、今はやる気を失って諦めかけている人も、絶対に続けるべきです。しかし、諦めたいと思うほどこれまでの就活がうまくいかなかったのには理由があるはずですし、それを解決しないで就活を続けても同じことの繰り返しになります。

それに就活を諦めたくなった段階で相当モチベーションが下がっているわけですから、そのままでは何をやってもうまくいかないでしょう。そこで、ここからは就活を諦めた人がすべきことと、モチベーションの上げ方をご紹介します。

一旦短期間就活から離れる

就活を諦めたくなってしまった人は、とりあえず一旦就活から離れて、気持ちをリフレッシュしてください。

冒頭にお話ししたように就活を諦めたくなる原因はいろいろありますが、共通しているのは就活に対して、諦めたいと思うほど拒否反応を起こしていることです。「どうせ今度もダメだろう」「もう疲れた」というようなネガティブな気持ちを抱え、就活へのモチベーションが下がったままでは、何をやってもうまくいきません。

ですからまずは、就活を諦めたくなってしまった精神状態をリセットする必要があります。何も考えずにのんびりする、自分の好きなことに没頭するなど、どんなことでも良いので諦めたくなってしまった就活のことを忘れる時間を作りましょう。

ただし無制限に休んでいると就活に戻れなくなり、いつの間にか卒業を迎えてしまいかねませんから、「1週間」「1ヵ月」などと期間を決めて休息を取ることが大事です。そうやってネガティブな感情を忘れ、気分転換したうえで、諦めかけた就活ともう一度改めて向き合うようにします。

自己分析をやり直し、受けている業界・企業を見直す

「就職を諦めたい」という後ろ向きな気持ちをリフレッシュできたら、次は自己分析をやり直し、自分が志望している業界・企業の見直しを行ってください。

これまでの就活で内定がもらえなかった原因として、自分のことを理解できておらず、自分には合わない業界・企業を受けていることも考えられます。または自分の良さを分かっておらず、アピールすべきポイントを間違えているといったことも、内定がもらえない人によくある特徴です。

ですから諦めかけた就活を再開して、これから内定獲得を目指していくに当たり、まずは自己分析によって自分を見つめ直します。「自分」についての見直しを行ったら、次は自分が志望している業界・企業を見直しましょう。そのためには当然、徹底した業界・企業研究が不可欠です。

業界・企業研究も新たな気持ちでもう一度やり直し、自己分析の結果を合わせて、今志望している業界・企業が本当に自分に合っているのか確認します。

もしこれまでの就活の方向性が間違っていても、過去の就活軸や払った努力に固執する必要はありません。「違ったかも」と感じた場合は改めて就活軸を定め、自分に合った業界・企業を探すところから、根本的に就活をやり直しすことが大切です。

自己分析のやり方がわからなくて悩んでいる人は、キャリchで無料開催している「就活相談サポート」を活用してください。キャリアプランナーが1対1で、自己分析のやり方やコツをサポートします。zoomでのオンライン面談も可能なため、つらくて就活を諦めてしまう前に一度利用してください。

面接練習を行いスキルアップに臨む

就活を諦めかけていた人は、繰り返し面接練習を行って、面接スキルの向上をはかってください。面接には慣れが必要とされており、たくさん練習を行って面接スキルをアップさせることで自分の価値をもっと高めることができ、これまでより内定を獲得しやすくなるとされています。

内定が獲得しやすくなれば、それがモチベーションとなり、諦めかけていた就活にも前向きになれるはずです。面接は自分のやってきたことの成果を見せる場ですから、たとえ就活の方向性が変わっても、これまでの努力は無駄ではありません。

これまでの就活ではどのような面接対策を行い、本番の面接ではどんな振舞いや受け答えをしてきたか思い返してみましょう。面接における自分のウィークポイントを探して、重点的に改善をはかります。

何をどう改善すべきか自分では分かりにくいこともありますので、模擬面接などに参加し、プロの視点から客観的なアドバイスを求めると良いです。Web面接にも慣れていない学生が多いと思いますが、今年はコロナの影響でほとんどの企業がWeb面接を取り入れていますから、そちらもしっかり対策しておく必要があります。

今動いている企業を見つけ、積極的に接触を図る

今年は新型コロナウィルス感染症の影響で企業の採用活動が流動的に変化していますから、就活を諦めかけた人は”今”動いている企業を見つけ、積極的に接触をはかってください。

急に就活イベントが中止になったり、受けるつもりだった企業の採用活動が停止していたりして嫌気がさし、就活を諦めかけた気持ちはよく分かります。

しかしコロナのせいで就活しにくい状況であるのは確かですが、全ての就活が完全に停止してしまったわけではありません。今でも開催しているイベントや採用活動を行っている企業はありますし、企業の動きは流動的に変化していますから、一度は採用活動を停止しても再開する企業もあります。

ですから「コロナだから無理でしょ」なんて諦めてしまわずに、最新の就活情報を収集して、今動いているイベントや企業を積極的に見つけて行きましょう。

キャリchでも現在、就活に出遅れを感じている学生のためのイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。

プロのキャリアプランナーが、学生一人一人の状況に合わせた就活の立て直し方をレクチャーする就活イベントです。就活を再スタートするにあたり、”今”採用活動を行っている企業の紹介や、内定獲得のための対策も行います。完全無料のイベントですので、ぜひ気軽に参加してください。

まだまだ優良企業が残っていることを知る

就活に出遅れたことによって「今さら就活を再開しても、もう受ける企業がない」と諦めてしまう人が多いですが、そんなことはないです。

今年はコロナの影響で一時的に採用活動を中断していた企業もありますから、今の時期なら、まだまだ優良企業の求人はたくさん残っています。確かに当初はオリンピックの開催を見越して採用活動を前倒しする企業が多かったので、志望する業界の大手企業や有名企業は、すでに募集を打ち切っているかもしれません。

しかし就活生には、何も誰もが社名を知っているような大手企業や有名企業だけが、優良企業ではないということを知ってもらいたいです。世の中には、事業規模がそれほど大きくなく一般消費者への知名度が低くても、安定した経営と成長を続けている優良企業がたくさんあります。

コロナのせいで世界経済全体が停滞しているのですから、現時点で隆盛を誇っている企業が、来年以降も安泰かどうかは分からないのです。こんな時だからこそ、事業規模や知名度にとらわれず、さまざまな企業に目を向けるべきでしょう。

これから夏採用も始まりますし、こんな状況でも採用活動を行っている企業はまだまだありますから、まずはそこに向けて万全の準備をしておいてください。

【オススメ】就活エージェントに頼る

諦めかけていた就活の再開に当たっては、就活エージェントに頼るのがオススメです。「内定がもらえない」「良い企業が見つからない」「イベントが中止していてどうすればいいか分からない」といった悩みは全て、就活エージェント1つに頼るだけで解決できます。

就活エージェントは、求人を行っている企業と就活している学生をマッチングする、いわば就活のプロです。就活エージェントならあなたの就活の状況を聞いて、それぞれに合った企業を紹介し、選考日程の調整や内定獲得のための選考対策までしてくれます。

特に今は、新型コロナウィルス感染症や経団連の就活ルール廃止の影響で就活全体が例年とは違う動きになっているので、戸惑っている就活生が多いはずです。

学生一人の力では最新の就活情報を入手するのも難しいですし、例年の傾向に基づいたマニュアル本では、異例尽くしの今年の就活に到底太刀打ちできません。

そんな困難な状況に立ち向かうためには、就活エージェントのようなプロの手助けが必須となります。独りで悩んでいても就活は前に進みませんから、そんな時は思い切ってプロに頼るのが一番です。

おわりに

それでなくても就活は不安やストレスを感じるものなのに、今年は就活ルールの廃止とコロナのせいで振り回されているので、就活を諦めたくなる学生の気持ちはよく分かります。

しかし就活はまだまだ序盤であり、良い企業はたくさん残っているのですから、今諦めてしまうのは絶対にもったいないです。無職で卒業してしまって将来苦労することにならないためにも、諦めた就活ともう一度向き合う努力をしましょう。

キャリchでも、どうすれば良いか分からず就活を諦めかけている人のための「就活相談サポート」を開催しています。

プロのキャリアプランナーがマンツーマンで学生の悩みを聞き、就活の相談に乗るイベントです。相談内容は、「就活に対する漠然とした不安を聞いてほしい」でも「諦めかけた就活の挽回方法を教えてほしい」でも、就活に関することなら何でも構いません。完全無料のイベントですので、ぜひ気軽に参加してみてください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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