就活をまだ続ける人必見!内定承諾後の就活事情と成功のためのカギ

 2022年6月2日

多くの人が内定を獲得し、入社する企業の目星を決めたころだと思います。あなたも就活を終える準備はできていますか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

いえ、実はまだ就活を続けようと思っています。内定は承諾したもののほかにもっといい企業があるんじゃないか」「本当にここに入社を決めちゃっていいのか」と悩んでいるため、まだ就活を続ける予定です。でも内定を承諾したあとだし、このまま就活を続けてもいいのでしょうか?

今の状況に不満はないけれど、とりあえずまだ就活は続けたいってことですね。わかりました、今回はそんな悩めるあなたのために、内定承諾後も就活を続けていいのかどうかについて解説していきましょう。

キャリアプランナー 平崎

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内定承諾後でも続けることは可能なのか?

内定承諾後でも続けることは可能なのか?

必死の思いで手に入れたはずの内定も、「他にもっといい企業があるのではないか」「今の内定先で本当に決めちゃっていいのか」と不安を感じる人は多くいます。しかしすでに内定を承諾したこともあり、「このまま就活を続けてもいいのか」と悩んでいることだと思います。

では実際、内定承諾後でも就活を続けることは可能なのでしょうか。ここではそんな、内定承諾後の就活継続事情について解説していきます。

内定承諾後でも就活を続けることは可能

結論から申し上げますと、内定を承諾した後でも就活を続けることは可能です。むしろ就活は今後の人生を左右するほど重大な決断をする場ですので、様々な選択肢から自分の納得できる道を選ぶためにも早々に内定を獲得した場合には就活を続けるべきです。

今ある内定先が本命企業である人もいるでしょうが、中には“滑り止め”という場合もあるでしょうし、その場合には本命企業を受けるまで内定を所持したまま就活を続けなくてはなりません。

また、今ある内定先に満足していない場合や他の選択肢に期待を抱いている場合にも就活を続けないと気が済まないでしょうし、何も行動しないままでは時間がもったいないため、就活を続けるべきだといえます。

そもそも内定を承諾したからといって他の企業を受けてはいけないという決まりはありませんので、内定を承諾していようが就活を続けていくことは可能です。むしろ可能性をつぶしてしまわぬよう、必要に応じて就活をしっかりと続けていきましょう。

就活は入社2週間前まで続けられる

内定承諾後に就活を続けることは可能ですが、続けてよい期間は限られています。具体的には入社2週間前までなら就活を続けることが可能です。

なぜ2週間前なのかというと、民法上、「雇用契約が解除されるのには、解約通知をしてから2週間かかる」からです。つまり、A社に入社する予定でも、B社の解約がまだ確立していなければ(例:解約通知から一週間しか経っていない)状態ではまずいというわけです。

そのため内定先を辞退することを考慮し、どんなに遅くても入社2週間前までを目安に就活を続けていくことが可能です。ただし持っている内定の数や、内定先の受け入れ状況、他社の選考状況などによって対応が異なってきますので、2週間前といわず、入社のための準備期間をしっかりも受けられる時期までに結論を出せるようにしましょう。

また、結論が出たら早急に辞退できるようにしておいてください。一度はあなたを認め、内定を提示してくれた企業ですし、あなたが入社するつもりで準備を進めているわけですから、辞退を決めた企業に対しては誠意も持って早急に辞退の連絡をする必要があります。

就活をまだ続けるべき人の事情と理由

就活をまだ続けるべき人の事情と理由

就活をまだ続ける人に事情はそれぞれでしょうが、どのような理由であれ自分が続けるべきだと判断した場合には就活を続けるべきだといえます。しかし、中には「まだ就活を続けた方がいいのかな?」と悩む人もいるでしょう。

では具体的に就活をまだ続けるべき人とはどのような事情と理由があるのでしょうか。ここではそんな就活をまだ続けるべき理由と該当する人物の事情について解説していきます。

今ある内定先に満足していない

今ある内定先が本命企業ではない、このまま入社を決めるのは気が引けるという場合には就活をまだ続けてください。たとえ目的が滑り止めだとしても、最悪の場合入社しても良いと考えている企業のはずですが、それでも入社に抵抗がある場合にはより良い企業を見つけるためにも就活は続けなくてはなりません。

内定を獲得するために何度も自己分析や業界・企業研究を繰り返し、ESの作成や面接対策をしたうえで厳しい選考を乗り越えたわけですから、内定を獲得できただけで満足してしまう気持ちもわかります。就活を続けるとなれば、またこれらの大変な作業をしなくてはいけないわけですからその厳しさから逃げたくなる気持ちもわかります。

ただ、満足のいく形で入社できないと気持ちは沈んだままとなりますので、仕事に打ち込めないだけでなく、会社に馴染むこともできず、まともな社会人生活を送ることができなくなってしまいます。

また、気持ちの問題からミスマッチを感じてしまい、最悪の場合早期退職へとつながりかねません。そうなればさらにつらくて厳しい就活を行うこととなるでしょう。ですので、少しでも満足いかないと感じた場合には選択肢が多く、巻き返すことができる今の時期に就活を行っていきましょう。

ほかに興味のある企業がまだある

ここは滑り止めで他に本命企業がある、他の企業への可能性に期待したいなどといった場合にも就活は続けるべきです。本命企業の選考がまだで、今ある内定先が滑り止めの場合には続けるという選択肢しかないでしょうが、他にもっといい企業があるかもしれないという程度の場合には就活を続けるかどうか悩むことだと思います。

しかし、少しでも他の企業への可能性に期待したいと思っている場合、その気持ちを無視してしまうとのちに後悔を生む形となりますし、気持ちが切り替えられないままの入社となるため、入社後に早期退職を招きかねません。

ですので、本命企業が残っていたり、他に興味のある企業がある場合はもちろん、少しでも他の企業への可能性に期待したい場合にも就活を続けましょう。

新卒時の就活は選択肢も多いですし、内定が最も獲得しやすい時期でもありますから、少しの後悔もないよう、たとえ内定を承諾してたとしても就活を続けていきましょう。我慢や妥協はのちに後悔を生みます。

 内定がない場合ももちろん就活は続ける

いうまでもありませんが、内定がない場合にも就活を続けなくてはなりません。在学中に内定を獲得できないと卒業後に入社する企業がないため、路頭に迷うこととなります。

たしかに選択肢として「既卒」を選ぶこともできますが、就活は新卒時に行うのが最も内定獲得率が高まるため、在学中の内定獲得を目指すべきだといえます。多くの企業は新卒採用に合わせて採用活動を行いますし、転職活動のように求人同士のスキルの差がありませんから、選択肢の多さや就活をのしやすさを考えると、現段階では既卒という選択肢は選ばない方が賢明です。

ただ、現時点で内定がないということは“出遅れている状態”となりますので、それらを覚悟したうえで出遅れならではの対策が必要となってくるため、覚悟しておきましょう。

就活をまだ続けるうえで覚悟すること

就活をまだ続けるうえで覚悟すること

今ある内定先に満足していない人、他の企業への可能性に期待したい人など様々な理由から就活を続けていこうと決心したことだと思いますが、これからも就活を続けていくうえでは覚悟すべきことや意識すべきことがいくつかあります。

では具体的に就活をまだ続けるうえで覚悟すべきこととは何なのでしょうか。ここではそんな覚悟と意識すべきことについてご紹介していきます。

企業数が限られているため、厳しい就活になる

内定を獲得した状態から就活を続けるということで、時期を考えると採用活動を行う企業数が春よりもグッと減ってしまうため、より厳しい就活になることを覚悟しておかなくてはなりません。

企業数が減るとその分選択肢が少なくなるわけですし、その中で自分が求める企業に出会えるとも言い切れません。日本にはたくさんの企業がありますし、企業を探す手段も充実していることから、「企業がない」といったことはありませんが、その中に満足できる企業があるかどうかは運次第になります。

また時間も経っていますので、限られた時間の中で就活を行う必要があることから、これまで以上にハードな就活となるため、肉体的にも精神的にも大きな負担となります。

このように、まだ就活を続けるうえではこれまでとは異なった環境となることを覚悟しておかないとまともに就活を行うことができず、せっかく続けても良い結果を招くことができませんので注意しておきましょう。

スケジュールや辞退できる時期を考えて行動すること

まだ就活を続けるうえで意識すべきは“スケジュール管理”です。内定を所持した状態での就活続行ということですので、今ある内定先を辞退するかもしれないことを見据えたうえでの行動が求められます。

辞退の連絡は入社2週間前までにすればよいとされていますが、あまりギリギリだと入社を前提に準備がどんどん進められてしまい、辞退しにくい場合があります。それに並行して進めている選考の内定承諾などの期間もあるでしょうし、どちらをどのように優先して動いていくのかを考えながら行動する必要があります。

せっかく満足のいく内定が獲得できても今ある内定先との辞退に揉めてしまい、うまく辞退ができなかったり、内定先の承諾が間に合わなかったりとトラブルが続けばどちらの内定先も失いかねません。そうなれば就活を続けた意味がなくなります。

ですから、スケジュールや辞退できる時期などを考えながら行動してください。内定所持後の就活ということで卒業式まで時間が限られていますので、しっかりとスケジュールの管理をしておきましょう。

内定辞退するときは誠意をもって連絡すること

就活を続けることで無事に納得のいく内定を獲得できたら、今ある内定先を辞退しなくてはなりません。その際は、誠意をもって辞退の連絡をするように心がけてください。

あなたを認め内定を提示してくれた企業に対して誠意をもって連絡をすることは大人としてのマナーです。それに内定を承諾した時点で企業はあなたが入社することを前提に準備を進めていますので、辞退の連絡をすれば大きな迷惑をかけることになります。

一度はあなたを認めてくれた企業に対して迷惑をかけてしまうわけですから、たとえ今後関りを持たないとしても誠意をもって連絡しないとこれから社会人になるうえで不安要素が残ります。

それに世間は狭いですから、たとえ業界が異なっても仕事上で関りを持つこともありますので、しっかりと辞退するようにしましょう。

就活をまだ続ける人の成功法

就活をまだ続ける人の成功法

就活を続けるうえでは覚悟すべきことや意識すべきことがたくさんあります。そしてそれらを意識したうえで厳しい就活を乗り越えるためにも、限られた時間の中での適切な対策をしていきましょう。

ここではそんな就活をまだ続ける人のための成功法についてご紹介していきます。就活を続けるからこそ満足のいく結果が出せるよう、しっかりと対策をしていきましょう。

「内定がある」という甘えに屈せず就活に挑む

内定がある中、就活を続けるうえで「内定がある」という甘えを持たないようにしてください。「他にいい企業がないかを知りたい」「今ある内定先と比べたい」という理由から就活を続ける人がいると思いますが、そのような理由だとつい今ある内定先に安心感を覚えてしまいます。

そんな「もし落ちても入社できる企業はあるからいいや」という考えがあると甘えが生じ、就活に身が入らなくなり、選考に受かることができなくなります。実際、面接官は人を見極めるプロですので、「真剣に面接に取り組んでいない」とすぐに見抜かれます。

また企業側に見抜かれるだけでなく、自分自身も就活に対して真剣に取り組めなくなってしまい、正しい選択や判断ができなくなる恐れがあるため、つらい就活となってしまいます。

確かに内定があるという安心感は余裕を生むことができ、リラックスした状態で面接に挑むことができます。しかし、その安心感から手を抜いてしまうようなことがあれば悪い結果を招きかねませんので、自分の中で気持ちを切り替えて就活に挑むように心がけましょう。

どんな企業なら納得するのかを明確にする

就活をまだ続けるうえでどんな企業なら納得できるのか、どんな企業から内定をもらえれば就活を終えることができるのか、その企業に求める条件を明確にしてください。

内定があるものの就活を終えることなく続けるということは、今ある内定先では即決できない理由があるはずです。その理由が明確になればどんな企業から内定をもらうことで満足いく形で就活を終えられるかが見えてきますので、まずは今ある内定先に対する不満点を洗い出してみましょう。

次に納得できる内定先の条件を明確にし、その条件と就活軸とを照らし合わせます。そしてその条件や就活軸に当てはまる企業を探していきましょう。実際に軸に当てはまる企業を見つけることで、納得のいく選択ができたり、今ある内定先の良さに気づけるようになります。

また合わせて“なぜ就活を続けるのか”も明確にすると、より企業へ求める条件がハッキリします。他にいい企業がないかを知りたい、今の内定先に満足していないなど、理由によって内定先に求める条件は異なるでしょうし、動き方も変わってきます。

それに面接でも「なぜまだ就活を続けているのですか?」と聞かれることも多いですので、条件を明確にしていくことも含め、しっかりと自分の中で理由をハッキリさせておきましょう。

就活エージェントに企業を紹介してもらう

就活をまだ続けるうえで欠かせない存在が就活エージェントです。内定獲得後の就活ということで企業数は減っていますし、卒業式までの時間も限られていますから、厳しい就活となります。

その中で今ある内定先よりも良い企業、もしくは今ある内定先と向き合い、良い決断を下す必要があります。そんな厳しい就活を一人で行うのは正直厳しいですが、就活のプロである就活エージェントを頼れば就活がグッと楽になるのです。

具体的に就活エージェントは限られた時間・企業数の中であなたが求める条件に当てはまる企業を紹介してくれるため、企業選びの手間を省くことができるのです。もともと自分の条件に合った企業を探し出すことは難しいので、それらを他人に任せることができれば他の作業に集中できるため、就活がやりやすくなるというわけです。

また企業の紹介のほかにもESや面接といった基本的な対策からスケジュール管理なども行ってくれるため、限られた時間の中で効率的に就活を行うことができ、そして良い結果を招くことができます。

ですので就活をまだ続けるうえではぜひとも就活エージェントを頼りましょう。キャリchでも就活をまだ続ける人のためのサポートを行うイベント「就活相談サポート」を開催しています。このイベントでは内定がある状態から就活を続け、最終的に万全な結果を招くためのサポートや企業紹介などを行っています。

また内定がない場合でも出遅れ状態から挽回するためのサポートも行っていますので、どのような状況の人でも安心してご参加ください!

おわりに

新型コロナウイルスの影響もあり、早々に内定を獲得している人も多くいます。しかし内定を獲得しても「就活をまだ続ける」という人は多く、その理由は様々です。どのような理由にしろ、就活を続ける以上は最終的に満足のいく結果を招くことができるよう、対策していきましょう。

そのためにも就活を続ける理由を明確にすることや、就活を続けるうえで覚悟すべきことなどを把握したうえで、就活エージェントなどを頼りながら万全な体制で就活を行っていきましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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