「インターンシップに行かないと内定はもらえない」の真相を解説
2022年1月11日
近年の就活において参加必須となりつつあるインターンシップですが、あなたは参加しましたか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
実はインターンシップに参加していないんです…。就活をする上でインターンシップ参加は必須になりつつあるとわかっていますが、忙しさからなかなか参加できませんでした。やはりインターンシップに参加していないと内定はもらえないのでしょうか?
わかりました、今回はそんな悩める就活生のために「インターンシップに参加しないと内定はもらえないのか」の真相について解説していきましょう。インターンシップの重要性を知ることで就活を円滑に進めましょう!
キャリアプランナー 平崎
インターンシップに参加しないと内定はもらえないのか?
就活を行ううえで参加必須となりつつあるインターンシップですが、中には「インターンシップにはいかない」という就活生もいるでしょう。しかしインターンシップの需要の高さから「参加しないと内定がもらえないんじゃないかと不安」という人もいると思います。
では実際、インターンシップに参加しないと内定はもらえないのでしょうか。ここではそんなインターンシップ事情について解説していきます。
そもそもインターンシップとは
インターンシップ事情について学ぶ前に、まずは「インターンシップ」そのものについての理解を深めていきましょう。そんなインターンシップですが、企業が学生に対して就業体験の場と機会を提供する制度のことを指します。
実際に会社で行われている就業体験から企業説明、会社案内やグループワークなど、企業によって行われる内容は異なってきますが、基本的には「学生に対して就業体験を提供する場」という認識で良いでしょう。
また、インターンシップには開催期間による種類分けがされており、それぞれの期間によって行われる内容も異なってきます。具体的な期間と実施内容については下記のとおりです。
- 1dayインターンシップ
→1日のみ開催されるインターンシップ。実施内容は主に会社説明や社内案内などです 。人が多く集まる大手企業や有名企業などが一度に多くの学生と接触することを目的に行うケースが多いです。 - 短期インターンシップ
→3日~1週間程度開催されるインターンシップ。実施内容は主に会社説明や簡単な就業体験、グループワークなどです。中小企業やベンチャー企業などを中心に多くの企業で用いられます。 - 長期インターンシップ
→1か月以上の期間をかけて行われるインターンシップ。実施内容は主に就業体験で、他の社員と同じような仕事を経験し、アルバイトと同じような雇用形態として給料が発生することが多いです。主にベンチャー企業で用いられます。
上記のように、インターンシップ開催期間によって実施内容は異なります。そして最近ではインターンシップに参加することで本選考に進めるケースや、長期インターンシップを通して「うちにこないか」とスカウトを受けるケース、採用を目的とした「採用直結型インターンシップ」などがあります。
参加しなくても内定がもらえる企業はある
前述からもわかるように、インターンシップ参加によって内定に近づくケースもあることから、参加しないと内定がもらえないんじゃないかと不安を感じている就活生も多いと思います。しかし実際のところ、インターンシップに参加しなくても内定がもらえる企業はあるため過剰に心配する必要はありません。
確かにインターンシップを通して内定が出されるケースもありますが、インターンシップの参加有無や参加時の態度によって本選考の全てを決める企業ばかりでないのも確かです。
また中にはインターンシップ自体を開催しない企業も多くありますので、インターンシップの参加がすべての内定に影響するとは言い切れないのです。
しかし、少なからずインターンシップに参加することで内定に繋がったり、本選考において影響を及ぼすケースもありますので、参加しないよりはやはり参加するに越したことはないといるでしょう。
今からでもインターンシップに行くべき理由とメリット
インターンシップに参加しなくても内定がもらえる企業はありますが、内定に繋がるケースがあることを考えると参加するに越したことはないでしょう。実際に今からでもインターンシップに参加すべき理由や参加メリットはたくさんあります。
ではそんな、今からでもインターンシップに参加すべき理由とメリットについて解説してきます。まだ就活も序盤ですので、参加メリットを知ることで積極的にインターンシップへ参加しましょう。
インターンシップに参加することで内定に近づくこともある
これまでのお話しからもわかるように、インターンシップに参加することで内定に近づくことがあるのは確かです。インターンシップに参加すれば選考以外から自分をアピールすることができますし、実務を経験するインターンシップの場合には仕事への適性度が大きなアピールとなります。
またインターンシップ参加や参加態度が本選考へ影響する場合も十分にありますし、中には「インターンシップに参加しないと本選考に進めない」という企業もあります。さらにはインターンシップを通して実績が認められれば「このままうちに入社しない?」とスカウトを受ける場合もあります。
インターンシップは学生にとって説明会では知りえない企業を知ることができる機会ですが、企業側にとっても学生を知りえる機会でもあるため、少なからず“採用”を意識していることがほとんどです。
このように、インターンシップに参加することで内定へと結びつく機会はたくさんありますし、本選考への影響も大きいことから、インターンシップ参加は内定にグッと近づける機会であるため、今からでも参加すべきだといえるでしょう。
インターンシップに参加した方が印象がいい場合がある
インターンシップに参加することで、本選考においてよい印象を残せる場合があるため、参加すべきだといえます。インターンシップは参加が必須なわけでないため、任意での参加となります。
その中でインターンシップに参加すれば企業側は「意欲的」「熱意を感じる」と評価するのです。任意の参加だからこそわざわざ足を運ぶ学生に対して悪い印象を抱く人はいませんから、参加するだけで参加していない学生と印象に差をつけることができます。
さらにインターンシップ参加時に良い印象を残すことができれば、本選考の面接において「インターンシップに参加した子」「インターンシップで優秀だった子だ」と覚えておいてもらうことができ、他の印象のない子と結果に差をつけられるのは明白でしょう。
このように、インターンシップに参加するだけで他の学生と差をつけることができますし、インターンシップで良い印象を残せば結果として内定にも結びつきやすくなりますので、今からでもインターンシップに参加しましょう。
インターンシップ参加によって様々な情報を得られる
インターンシップに参加することによって説明会や本などからでは知りない情報を知ることができます。インターンシップは実務経験などを行うケースも多いため、説明会などよりもより深い情報を得ることができるでしょう。
就活では活動を通して自分に合う企業を見極めていきます。そのためには様々な情報を得ることが重要で、情報が多ければ多いほど就活も円滑に進むとされています。その中でインターンシップは大変重宝されるというわけです。
説明会などでは学生からの応募を集めるために、いい面ばかりをアピールする企業も多くありますが、インターンシップは実際に企業内するわけですから、企業側も包み隠さず企業を紹介していくしかありません。
そのため、良くも悪くも企業についての理解を深めることができるため、自分との相性を図ったり、企業選びの参考になるでしょう。このように、様々な情報が就活に役立つことを考えると今からでもインターンシップに参加した方が良いといえるでしょう。
インターンシップに参加しない学生の就活対策法
インターンシップ参加へのメリットを考えると今からでも参加した方が良いですが、中には「気になる企業がインターンシップを開催していない」「インターンシップ以外のことに時間を割きたい」という人もいるでしょう。
ではそのような“インターンシップに参加しない”場合にはどのように就活をしていけばよいのでしょうか。ここではそんなインターンシップに参加しない学生の就活対策法について解説してきます。
基礎的な就活対策を徹底して行う
インターンシップに参加しない人は、参加した人と印象や情報量に違いが生まれてしまいますので、それらを埋めるために徹底した就活対策が欠かせません。自己分析や企業・業界研究、ES・面接対策など、基本的な就活対策を徹底して行うことで、インターンシップ参加学生との差を縮めていきます。
まずは徹底した自己分析です。自己分析からは自分の強みや能力などを明確にし、自分に合う企業を探すための「就活軸」を定めていきます。就活軸が明確であれば明確であるほど企業選びに成功しやすくなりますし、就活も円滑に進みますのでしっかりと自分についての理解を深めていきましょう。また自分の強みや能力などは面接などにおいて“自分のアピールポイント”となりますので、自分を売り込むためにも自己分析は欠かせない作業となります。
そして次は企業・業界研究です。企業・業界研究は自分との相性を見極め、相性を図るためや、面接において熱意を伝えるために欠かせない作業です。自分が志望する業界はどのような人材を求めているのか、自分が志望する企業はどのような強みが有効なのかを研究から探し出します。
特に企業研究においては自分との相性を図るうえで重要になるのはもちろん、面接を行ううえで自分を売り込むためには企業が求める人物像に自分を近づけることが重要ですので、企業ごとに徹底した研究が重要となります。
またESや面接は直接的に内定へと影響してくるものですので、通過するESを書くための対策や本番でも力を発揮しきれるような面接練習を万全行いましょう。このように、自己分析や企業・業界研究、ESや面接対策などの基礎対策は最終的に内定や就活成功へと結びつけるものとなりますので、インターンシップ参加の実績がない人は基礎対策で差をつけられるようにしましょう。
就活イベントや説明会に積極的に参加する
インターンシップに参加しない人は、インターンシップから得られない情報を得るために就活イベントや説明会へと積極的に参加してください。インターンシップでは説明会などでは得られないより深い情報を得られますが、参加しないということは情報量が他よりも少なくなるため、それを補うために多くの就活イベントや説明会に参加する必要があります。
就活イベントでは企業説明から会社案内、簡単な就業体験など、インターンシップに近い内容のものも多くありますし、「〇〇業界に特化」「内定獲得に特化」など、業界や目的別に特化された内容のものもあるので、自分に必要な情報に合わせたものに参加しましょう。
また合同説明会に参加すれば一度に多くの業界や企業を知ることができますし、個別説明会に参加すればその企業について理解を深めることができます。インターンシップからしか得られない情報も確かにありますが、数こなせばそれなりに情報を集めることができるため、積極的に参加していきましょう。
就活イベントや説明会から得られる情報は企業選びや企業との相性を図るうえで重要な判断材料となりますし、ESや面接で述べる内容においても情報は重要なものとなります。選考対策にもなりますので、インターンシップ参加の実績がない場合には積極的に就活イベントや説明会に参加し、情報を得るようにしましょう。
就活エージェントを頼る
インターンシップに参加しない場合に欠かせない存在なのが「就活エージェント」です。就活エージェントはインターンシップで得られなかった情報分を補えるほど様々な情報を持っていますので、就活エージェントを頼るだけでたくさんの情報を効率的に得ることができます。
就活エージェントは常に就活に関する新しい情報を得るためにアンテナを貼っていますし、これまでの経験から今後の動向などについても予測ができるため、幅広い情報を得ることができます。
またその豊富な情報量からあなたに合った就活のサポートもしてくれます。あなたに合う企業を見つけ出してくれたり、あなたのペースに合わせた就活サポートをしてくれるため、確実に力をつけていくことができます。
必要な情報をピンポイントに提供してくれるため、効率的に就活を進めることができますし、インターンシップに参加できなくてもそれ相当の情報を得られる場合もありますので、インターンシップに参加しない場合には必ず就活エージェントを頼りましょう。
おわりに
インターンシップに参加することで様々なメリットを得られることからできる限り参加することをオススメします。しかしそれでも「志望する企業がインターンシップしない」」「部活や研究が忙しくてインターンシップに参加する余裕がない」「インターシップ以外のことに時間を割きたい」という人もいるでしょう。
そのような人たちはインターンシップに参加した人以上に基礎的な就活対策を行い、説明会や就活イベントに参加することでよりたくさんの情報を得るようにしましょう。また就活エージェントを頼るとインターンシップ同様の情報を得ることができますので、必ず就活エージェントを頼るようにしましょう。
キャリチャンでも様々な情報を得ることができるイベント「再就活サポート」を開催しています。このイベントではインターンシップに参加できない場合に得られない情報を補うことができ、さらに納得のできる内定を獲得するためのサポートを行っています。絶対に就活を成功させたい学生はぜひ気軽に参加してください!
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。